最終更新日 2022-04-04
春の京都観光といえば、桜の名所めぐりを楽しみにされている方も多いはず。
そこで今回は「クロスホテル京都」に宿泊し、超定番の京都観光コースを辿りながら、桜めぐりを満喫できる1日モデルコースをご紹介します。
「クロスホテル京都」は京都市の繁華街である三条河原町エリアにあり、「祇園」や「清水寺」などの超有名スポットも徒歩圏内。八坂神社に隣接する「円山公園」で夜桜を見学した帰りも、大通りを歩いて安心してホテルに戻れます。
記事の目次
- 1 クロスホテル京都について
- 2 春爛漫!クロスホテル京都の目の前では桜と雪柳が咲き乱れ
- 3 清水寺から桜めぐりスタート
- 4 産寧坂と二寧坂をそぞろ歩き
- 5 高台寺公園で花見をしながら「京だんご 藤菜美」の甘味で小休憩
- 6 見頃を迎えた高台寺のしだれ桜
- 7 「祇園下河原 ひさご」で遅めの昼食を
- 8 圧巻のしだれ桜!園内中に桜が咲き誇る円山公園
- 9 クロスホテル京都にチェックイン
- 10 期間限定!春の「KIHARU de パフェ」
- 11 祇園・花見小路にある「十二段家」で早めの夕食を
- 12 祇園の夜桜!ライトアップされた夜の円山公園でお花見
- 13 「GION GOZU」でスイーツをテイクアウト
- 14 4種類から選べるクロスホテル京都の朝食
- 15 クロスホテル京都に実際に宿泊した感想
- 16 クロスホテル京都を基点に桜の名所めぐりを満喫しよう♪
クロスホテル京都について


「クロスホテル京都」は、河原町三条から1本南に下った龍馬通に沿って位置しています。河原町三条は、夏には祇園祭の鉾が巡り、秋には時代祭の行列が練り歩くエリア。
ホテルの東側には、高瀬川が流れる「木屋町通」、昔ながらのお店がひしめく「先斗町」、そして鴨川にかかる「三条大橋」が広がり、それぞれ徒歩1分ほど。京都ならではの風情漂う「祇園」にも徒歩9分ほどで辿り着くので、観光アクセスは抜群です。
「クロスホテル京都」に早めに到着して荷物をひとまず預け、古都の春の旅に出かけましょう!
■住所:京都市中京区河原町通三条下る大黒町71-1
■アクセス:京阪本線「三条」6番出口より徒歩4分 / 地下鉄東西線「三条京阪」6番出口より徒歩4分 / 地下鉄東西線「京都市役所前駅」ゼスト御池2番出口より徒歩4分 / 市バス「河原町三条」下車より徒歩2分
■新型コロナウィルス対策情報:https://www.crosshotel.com/kyoto/archives/2804
春爛漫!クロスホテル京都の目の前では桜と雪柳が咲き乱れ


出発は、ホテル西側のショッピングビルが並ぶ「河原町通」ではなく、ホテル東側の高瀬川が流れる「木屋町通」を通って行くのがおすすめ。




なぜなら、これでもかと白く輝く桜と雪柳の共演を楽しめるからです。これぞ、まさに「春爛漫」。幻想的な空間が広がっています。


ホテルの目の前から数メートルに渡り続く木屋町通の桜並木を楽しみながら「四条大橋」まで向かい、そこから京都観光の超定番である「清水寺」まで一気に向かいます。
クロスホテル京都から清水寺までは歩いて約30分なので、春のポカポカ陽気に誘われてお散歩するには、ほどよい距離感です。ただし清水寺が観光のスタートであり、まだまだ歩くので、バスで一気に向かうのも一つです。クロスホテル京都から清水寺までは、バスで約12分です。
清水寺から桜めぐりスタート


ソメイヨシノと山桜が合わせて約1,500本咲き誇る、世界遺産「清水寺」。


この日は「清水の舞台」から見下ろせる桜はまばらでしたが、日当たりの良い場所を中心に、早咲きの桜を楽しむことができました。
産寧坂と二寧坂をそぞろ歩き


清水寺の参拝を終えたら、「産寧坂(さんねいざか)」〜「二寧坂(にねいざか)」を下りながら、高台寺方面へ向かいます。
俗に「三年坂」「二年坂」とも呼ばれるこの坂道は、伝統的な建物が並ぶ風情あるエリアであると同時に、たくさんのカフェや土産店が立ち並んでいる場所でもあります。定番の京都スイーツから、話題の最新スイーツまで、食べ歩きを楽しむのもいいですね。


「三寧坂」には「八坂の塔」が綺麗に見えるポイントもあります。結婚式の前撮りもよく行われ、日中は人を避けながらの撮影はなかなか難しいですが、八坂の塔と桜の共演を楽しめます。
高台寺公園で花見をしながら「京だんご 藤菜美」の甘味で小休憩


坂道を下りきると「高台寺公園」に到着します。「ねねの道」に沿うように、公園の桜も見事に咲き誇り、花見弁当を楽しむ人々も。遠くには「大雲院 祇園閣」が望めます。


そんな高台寺公園の目の前にある「京だんご 藤菜美」では、みたらし団子やわらび餅、抹茶を楽しむことができます。


ちょうど喉が乾いていたので、冷たい抹茶「洛水(加糖タイプ)」で喉を潤し、花見を楽しみながら小休憩。加糖タイプとはいえ甘さは控えめなので、歩き続けた体に「ほっ」と一息つかせてくれつつも、飲み終わった後に甘ったるさが口に残ることなくスッキリ。
見頃を迎えた高台寺のしだれ桜


一息ついた後は、豊富秀吉と北政所ねねのお寺「高台寺」へ。方丈の前に広がる波心庭に咲き誇る「しだれ桜」がちょうど見頃を迎えており、ため息が出るほどの美しさです。
「春の夜間特別拝観」も行われているので、ライトアップされた雰囲気が異なる姿も眺めるのもおすすめです。
「祇園下河原 ひさご」で遅めの昼食を


高台寺から徒歩2分ほどのところにある「祇園下河原 ひさご」は、丼物や麺類をいただけるお店です。
いつも行列ができている人気店なのですが、人力車に以前乗った際に「もともと舞妓さんが贔屓にしていて、そのクチコミから有名になったんですよ」と車夫さんが教えてくれました。なお、お店の前ではなく、お店の横のスペースに並べられている椅子に順番に座って並びます。


今回は一番人気の「親子丼」を注文しましたが、温かいにしんそばや冷たいせいろそばも自慢の一品とのこと。


店内にお出汁のいい香りが漂う中、とろっとろの親子丼が配膳されます。お出汁や鶏肉の旨味も堪能しながら、後半は用意されている山椒をふって食すと、また違った美味しさを楽しめます。
圧巻のしだれ桜!園内中に桜が咲き誇る円山公園


昼食を終え、「祇園下河原 ひさご」の目の前を通る「下河原通」を下れば、国宝「八坂神社」に到着します。


参拝を終えたら、八坂神社に隣接する名勝「円山公園」へ。広大な園内に約650本もの桜が咲き乱れていますが、やはり園内中央の「祇園しだれ桜」、別名「祇園の夜桜」は別格の美しさです。


現在は2代目で、正式名は「一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)」といい、樹高12mを超える巨木は他を圧倒する美しさを誇っています。
丸山公園
■住所:京都市東山区円山町
クロスホテル京都にチェックイン
ロビーラウンジのフリードリンクコーナー


超定番スポットだけれど、やはり圧倒的な美しさを誇る桜の名所めぐりを終え、「クロスホテル京都」にチェックイン。
円山公園からホテルまでは歩いて15分ほど。河原町通や先斗町を散策しながら戻るもヨシ、春爛漫な高瀬川沿いを再び通りながら戻るもヨシです。
ロビーラウンジは、天井こそ高くはないけれど、大きな窓に囲まれていて開放的です。


そしてロビーラウンジの一角には、宿泊客のためのフリードリンクコーナーが用意されており、6:00〜24:00までコーヒーと煎茶を自由にいただけます。
どの部屋でもバスルーム・洗面ルーム・トイレはそれぞれ独立


今回宿泊したお部屋は「スタンダードクイーン」。ふかふかのクイーンサイズのベッドに、ちょっとしたソファーとテーブル、椅子が用意されています。また乾燥するホテルでは嬉しい、ダイソンの加湿器が設置されています。


スタンダードルームではありますが、クイーンだと客室の広さは27㎡あるので、スーツケースも余裕で広げられます。


そして「クロスホテル京都」の客室の特徴としては、ルームタイプ問わず、どの部屋でもバスルーム、洗面ルーム、トイレがそれぞれ独立して配されているので、快適に滞在しやすいというのが挙げられます。


洗面ルームに用意されている「イラ」のハンドソープはとても良い香り。せっかくホテルに泊まるなら、ちょっとした瞬間でも、豊かな香りに包まれると嬉しいですよね。
その他、洗面ルームにはヘアブラシやバスソルト、コットンなどのバスアメニティが用意されていますが、化粧水などのスキンケアアイテムはないので、持参するのを忘れずに(なお2022年4月1日より、サスティナブルな取り組みの一環として、アメニティの提供方法が変わります。詳しくはこちらをご覧ください)。


バスルームもゆったりとした広さがあり、ラベンダーの香りのシャンプー、コンディショナー、シャワージェルが用意されています。


パジャマはふわふわのワッフル地で、体型に合わせてサイズを選べます。


チェックインを終え、客室でほっこり。繁華街にあるホテルということもあり、6階の客室からはビルしか見えませんが、眩しいほどに光が差し込みます(デラックスルームからは景観を楽しめます)。




客室にはペットボトルのお水、コーヒー、辻利の煎茶パックがドリンクセットとして用意されています。


チェックインの際にホテルの案内と周辺の観光情報が手渡されたので、早速お茶を飲みながらインフォメーションをチェック。ホテル周辺のテイクアウト可能なレストランもまとめられているので、時節柄、客室で夕食をとりたい方にも嬉しい心遣いです。
オオサンショウウオやクラゲに囲まれるコンセプトルームも
クロスホテル京都には
- スイートルーム
- デラックスルーム
- スーペリアルーム
- スタンダードルーム
と主に4タイプの客室が用意されています。
これらに加え、京都水族館との共同企画で、オオサンショウウオやクラゲに囲まれる、かなりインパクトがあるコンセプトルームも用意されています。




まずご紹介するのが、京都水族館で見られる「重なる」オオサンショウウオをイメージした、オオサンショウウオに囲まれながら過ごす「オーシャンビュー」ならぬ、「OH! san View Room(オオサンビュールーム)」。
2021年に販売されSNSなどで話題になった第1弾。この度、第2弾の販売が開始されたのですが、細部にわたってリアルに描かれたオオサンショウウオが40頭以上から90頭以上に、お部屋も2室まで増量と、パワーアップして登場です。
新たに加わった3種類のオオサンショウウオたちと合わせ、「客室にいるオオサンショウウオはいったい何頭いるのか」探して数え、フロントスタッフへ伝えると、正解した場合は記念に小さなプレゼントをもらえます。




続いてご紹介するのが、京都水族館の人気エリア「クラゲワンダー」の誕生1周年を記念した「見上げる! MANTEN くらげルーム」です。
1室限定で、「夜空に浮かぶクラゲ」をテーマに、京都の海にも多数生息するミズクラゲが、天井をはじめバスルームやトイレなど部屋の至るところにゆらゆらふわふわと漂います。
これらコンセプトルームの宿泊プランには、京都水族館の入場券に加え、ぬいぐるみやオリジナルミニトートバッグなどが含まれます。クロスホテル京都×京都水族館だからこそ楽しめるプランとなっているので、海の生き物が好きなお子さんやご家族と楽しまれてみてはいかがでしょうか。
期間限定!春の「KIHARU de パフェ」


ホテル併設のレストラン&バー「KIHARU Brasserie(キハル ブラッセリー)」では、2022年5月5日まで、春スイーツとして2種類の「KIHARU de パフェ」を楽しめます。


客室から手持ちのスマートフォンを使ってレストランの混雑状況を確認し、パフェをいただきにレストランへ。


苺パフェ「レディ・ベリー」と、チョコレートパフェ「レディ・ショコラ」の2種類があり、今回は苺パフェを選択。注文時には「おつくりに約15分ほどお時間をいただきます」と丁寧にお声がけをしてくださいました。
楽しみに待っていると、実物は写真から想像していたよりも大きさがあり、その美しい見た目と相まって、テーブルに運ばれてきたときは「うわ〜」と驚きの声が漏れ出ました。


トップのバニラアイスの下には、たっぷりの国産の苺と濃厚な苺のソルベが。その下にも、ヨーグルトクリームやカシスムース、ダクワーズやジェノワーズなどが組み合わされており、かなり食べ応えがあります。
■ランチ&カフェ:11:30〜16:30
■KIHARU de パフェ:各1,980円(税・サービス料込み)/ 2022年5月5日まで / 事前予約ならワンドリンク付き2,130円のお得なセットもあります
祇園・花見小路にある「十二段家」で早めの夕食を


苺パフェを楽しんだ後は、再び街散策へ。夕方になり、店先の赤い提灯が風情を醸し出す祇園をぶらぶら。ホテルから徒歩圏内なので、何度でも足を運びたくなります。
そして混み合う前に早めの夕食をと、今回は花見小路にある「十二段家」へ。店内には、民藝品や舞妓さんの名入りのうちわが飾られています。


十二段家といえば牛肉の水炊き(しゃぶしゃぶ)発祥の店ですが、今回は「黒毛和牛のステーキ重」をいただきました。


早速一口いただくと、噛むほどに旨味が増します。ステーキの下には刻み海苔が散らされており、海苔の風味もいいアクセントに。また黒毛和牛の旨味で口の中が少し脂っぽくなってきたら、カリカリのジャコが散らされたサラダがいい箸休めになります。
祇園の夜桜!ライトアップされた夜の円山公園でお花見


昼間に花見を楽しんだ丸山公園ですが、ライトアップがはじまったので、腹ごなしがてら夜桜見物のために再訪。「十二段家」からも歩いて4分ほどなので、気軽に立ち寄ることができます。


昼と同様、夜の風景も圧倒的な美しさで多くの人々を魅了します。ちょうど満開の時期に居合わせることができ、あちこちから感嘆のため息とカメラのシャッターを切る音が聞こえてきます。ライトアップに合わせて、園内には篝火も設置され、さらに風情を誘います。
■開催日時:2022年3月25日~4月10日 / 日没~22:00 (篝火は4月7日まで)
「GION GOZU」でスイーツをテイクアウト


夜桜を満喫し、ホテルまで戻る15分ほどの道のりで、新しそうな洋菓子店「GION GOZU」を発見。昨年(2021年)の8月に開店したばかりとのことで、夜遅くまで開いているので、目を引きます。


店内のショーケースには、まるで宝石のようにプリン、エクレア、コルネ、タルトが並べられており、どれにしようか迷ってしまうほど。


スイーツは別腹ということで、ホテルに帰ってからいただこうとテイクアウトしました(プリンには専用のスプーンをつけてもらえます)。


クロスホテル京都に戻り、用意されているサンダルウッド(白檀)のバスソルトを湯船に。上品な香りに包まれながら、観光で疲れた足をゆっくり癒します。


そしてお風呂上がりにはワッフル地のホテルのパジャマに着替えて、ゆっくり夜の寛ぎタイムを。
4種類から選べるクロスホテル京都の朝食


ホテルの朝食は、苺パフェをいただいたレストランにて。4種類ある「ブレックファストプレート」から好きなものをひとつ選べます。


今回は「ピザパン・ブレックファスト」を選んだのですが、どのアイテムでもお代わりは自由とのことで、スープだけ、フルーツだけなどの一品追加オーダーもできます。
手軽にホテルで朝食を済ませるのもいいですし、ホテル周辺にはモーニングを提供しているカフェも点在しているので、お好みに合わせてどうぞ。


朝食後はロビーラウンジでお茶をいただきながら、お庭とその先に垣間見える木屋町通の桜を眺めて、ほっこりとした朝の時間を。今日はどこへ出かけようかな。
クロスホテル京都に実際に宿泊した感想


黒を基調にシックで洗練された「クロスホテル京都」の館内。しかし客室は木のぬくもりがあふれ、落ち着いて快適に過ごすことができました。
また桜の名所めぐりをテーマとした今回の旅では、何と言ってもホテルの立地の良さが際立っていました。ホテル目の前の桜並木だけでも感動しましたが、有名観光地もホテルから徒歩圏内にあるので、夜の観光でも安心して出かけることができました。
クロスホテル京都を基点に桜の名所めぐりを満喫しよう♪
「クロスホテル京都」を基点にした京都の桜の名所めぐりをご紹介しましたが、今回ご紹介した超定番の観光コース以外にも桜の名所はあちこちに。また今回は桜に焦点を当てましたが、ホテル周辺には四季折々楽しめる観光スポットが集まっているので、ホテルから手渡される観光案内を参考にしたり、コンシェルジュデスクで相談したりしながら、京都観光を楽しんでください。