最終更新日 2022-07-06
2021年に世界自然遺産に登録され、人気上昇中の南国の離島・奄美大島。今回は、「美しい自然を誇る奄美大島に訪れてみたい」「旅をしてみたい」という思いを持っている方、奄美大島の旅行が初めての方におすすめの宿を紹介したいと思います。
訪れたのは、鹿児島県の離島・奄美大島の「ホテルウエストコート奄美」。このホテルの一番の特長は、「立地の良さ」です。島の中心地である名瀬というエリアにあり、島の北側にも南側にもアクセスしやすい好立地で、観光客をはじめとしてビジネスマンやノマドワーカーにも人気のお宿。コスパも良く、シンプルでスタイリッシュな客室には女性だけの旅でも安心です。
今回は、ホテルの立地の良さを活かしたホテルステイ&自然スポット満喫旅を紹介していきます。
記事の目次
ホテルウエストコート奄美 とは



「ホテルウエストコート奄美」は、鹿児島県・奄美大島のホテルです。
ホテルウエストコート奄美には、本館である「ホテルウエストコート奄美」(2006年オープン)と、別館の「ウエストコート奄美Ⅱ」(2018年オープン)があり、それぞれの建物は隣接しています。
今回宿泊したのは、本館「ホテルウエストコート奄美」です。本館、別館どちらに泊まっても客室やサービス、立地のクオリティは変わらずに、ホテルステイを楽しむことができます。
■住所:奄美市名瀬入舟町9-1
■アクセス:奄美空港から車で約50分 / バスで約60分
■チェックイン 14:00 / チェックアウト 10:00
■客室:地上11F 全127室
■駐車場:120台 / 有料の宿泊者専用の駐車場があります
おすすめポイント①好立地


ホテルウエストコート奄美のおすすめしたいポイントは3つあります。1つは、「立地の良さ」です。
奄美大島の中心地である名瀬(なぜ)というエリアにあるこの宿は、周辺に様々な機能が充実しているのがポイント。ホテルから徒歩1分圏内に奄美空港経由のバス停やレンタカー店があるので、交通機関や移動手段に困ることはありません。また、鹿児島で二番目に大きい飲食店街「屋仁川」が隣接しているので、飲食店の選択肢も多く、奄美大島の郷土料理も間違いなく押さえることができます。
そして、ちょうど島の中間地点に名瀬エリアはあるので、島の北側にも南側にもアクセスしやすく、奄美大島を万遍なく楽しみたい方にとってこのホテルは観光の拠点にぴったりです。
おすすめポイント②コスパ


次におすすめしたいポイントは、「圧倒的なコストパフォーマンスの良さ」です。
宿泊料金は日によって変わるそうですが、実際に私が宿泊したダブルルームは1人で宿泊する際は、素泊まりで約8,400円〜宿泊できます。また、2人で宿泊する際は1人約3,900円〜で宿泊できちゃうという、コスパの良さには驚愕です。
ちなみに、別館の「ウエストコート奄美Ⅱ」は、素泊まり・1人の場合、約7,200円〜で宿泊できます。
宿泊料金を抑えたい旅や、女子旅、学生旅にもってこいではないでしょうか。
おすすめポイント③シンプル&モダンなデザインの客室


3つ目におすすめしたいポイントは、「シンプル&モダンなデザインの客室」です。
ホテルウエストコート奄美には、127室の客室が用意されています。全ての客室がシンプルかつモダンなデザインで、一人旅や女子旅、カップル旅など性別や年齢、シーン、用途を選ばず、ホテルステイを楽しむことができます。
ホテルウエストコート奄美へのアクセス
ホテルウエストコート奄美には、レンタカーもしくは空港間連絡バスでアクセスできます。
レンタカーを借りる場合は、奄美空港前にレンタカー店が複数あるので、空港到着後スムーズに手続きして移動ができます。ホテルには宿泊者専用の駐車場があるので、駐車場所に困ることはありません。ちなみに、駐車料金は有料で、チェックイン時に精算をします。
免許を持っていない、運転に自信がないという方は、奄美空港から名瀬までの連絡バス「しまバス」があるので、ご安心を。ホテルの目の前にあるバス停「ウエストコート前」で降車・乗車できます。バス利用の場合は観光地の選択肢も狭まりますが、スケジュールを工夫すれば問題なく奄美観光を満喫することができます。
ホテルウエストコート奄美を拠点に、奄美大島の観光を楽しもう
ここからは、ホテルウエストコート奄美の客室や館内の紹介、実際に泊まってみた感想、そしてホテルを拠点に観光した奄美大島の自然スポットを紹介していきます。
ホテルウエストコート奄美での滞在~客室・館内紹介とおすすめの滞在方法~
まずは、ホテルウエストコート奄美の客室や館内の紹介をしていきます。
ロビーラウンジ


ホテルに入ると、シンプルなロビーラウンジと和やかなフロントスタッフの方が出迎えてくれます。チェックインの手続きは10分程で終わるので、疲れていても待ち時間少なく、客室に向かうことができます。


ちなみに、ロビーラウンジには、隠れた奄美大島らしさが所々に散りばめられています。奄美大島の伝統建築「高倉」をモチーフにしたオブジェや、世界自然遺産登録を記念したポスター、奄美大島の花屋さんが飾る生花、大島紬の展示、田中一村の絵、おすすめの観光地や周辺の飲食店を紹介する案内所など、奄美大島の魅力がそこら中に詰まっています。


スタッフの方に伺ったところ、「このホテルが奄美大島の観光のスタート地点、拠点になり、ここから色々な場所に訪れて奄美大島を楽しんでいただきたい」という思いを持ちながら、ホテルの運営を行っているそうです。
シンプルながらも、奄美大島の魅力やホテルの思いが込められたロビーラウンジを見ると、奄美大島への熱い思いがこみ上げてきます。
客室



ホテルウエストコート奄美には、127室の客室が用意されていて、客室は3階から10階にあります。
今回宿泊したお部屋はダブルルームで、最上階の10階に宿泊させていただきました。ダブルルームは15㎡とコンパクトなつくりですが、窓が大きく、天井が高いので、窮屈さを感じさせずのびのびと過ごすことができます。窓からは、名瀬の町と海が見え、時間帯によって刻々と変わる景色を楽しめました。


ベッドサイドにはテレビとデスク、窓際にはローテーブルとチェアがあります。チェアに腰かけて外の景色を見ながら一息ついたり、ベッドに寝転がりながらテレビを見たり、思いのままにリラックスして旅の疲れを癒すことができます。


部屋には、お風呂、シャワー、トイレが付いています。ちなみに、別館「ウエストコート奄美Ⅱ」にはサウナ付き大浴場があり、ホテルウエストコート奄美に宿泊していても利用することができます。もっと旅の疲れを癒したいという方は、大浴場&サウナの利用はおすすめです。
アメニティ


洗面台には、歯ブラシやシェーバー、ヘアブラシ、タオルセットなど、バスルームには、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーが備え付けてあり、基本的なアメニティは一通りそろっています。手荷物が重くなる・カバンがパンパンになって閉まらないなんて心配はいりません。



また、ベッドルームには湯沸ポットやカップ、インスタントティーもあるので、窓からの景色を見ながらほっと一息つくこともできます。


ナイトウェアはワンピースタイプで、ワッフル地が肌に馴染んで着心地が良かったです。ちなみに、ナイトウェアには下のズボンがありません。お腹の冷えやはだけが気になる方は、下に履くズボン等を持ってくることをおすすめします。もし何か忘れてしまっても、周辺に百円ショップやドラッグストアがあるので、安心です。
サウナ付き大浴場


大浴場は、別館「ウエストコート奄美Ⅱ」の2階にあります。徒歩1分もかからない距離にあるので、最大限にリラックスしたいという方は利用をおすすめします。
大浴場&サウナの利用時間は17時~23時(最終入場 22時30分)までで、男性用には大浴場と遠赤外線サウナが、女性用には大浴場とミストサウナがあります。大浴場やミストサウナの温度は熱すぎずぬるすぎずな温度で、ゆったりと旅の疲れを癒せました。


利用料金は宿泊料金に含まれていて、ホテルウエストコート奄美に宿泊する際も利用できるため、追加で支払う必要はありません。また、お部屋から着替えやタオルセットを持っていく必要があるので、事前に持ち運びできるミニバックや風呂敷等を準備しておくと良いかもしれません。
利用する際は、別館「ウエストコート奄美II」1階の受付でルームキーの提示が必要です。こちらもあらかじめ準備しておきましょう。
朝食


朝食は、バイキング形式で、朝の6時30分~9時30分まで利用できます。
会場では、パーテーションやビニール手袋を着用して配膳を行うなど新型コロナウイルス対策も徹底して行われています。


このホテルの朝食で一番おすすめのメニューは「鶏飯」(けいはん)です。鶏飯は奄美大島の郷土料理で、鶏肉、錦糸卵、椎茸、柑皮、パパイヤの漬物などをご飯の上に乗せて、温かい鶏のお出しをかけて食べる、鶏の出汁茶漬けのような料理のこと。かつて薩摩藩に統治されていた時代に薩摩藩をもてなすために作られた高級料理だったと言われています。


温かいお出汁は、前日の疲れをほぐしてくれるような、優しい味わいでした。お出汁をかけて食べるので、ご飯は少なめに器によそうのがおすすめです。ご飯や具材なしでお出汁だけ飲むのも、また味の感じ方が変わって面白いですよ。
通信環境や電波事情


旅の目的が観光でもビジネスでも、やはり気になる通信環境や電波事情。離島だから電波や速度が心配・・・という方もいるかもしれません。ホテルウエストコート奄美がある名瀬のエリアは、奄美大島の中心地のため、どのエリアよりも通信環境が整っています。どのキャリアであっても、通信速度は本土と大差がありません。
また、ホテルウエストコート奄美は、全フロア・全客室においてWi-Fiが完備されています。ワーケーションプランで予約した場合は、専用の個別Wi-Fiを使用できるので、出張やビジネス、ワーケーション目的の方も安心してWi-Fiを使用できます。
ただ、名瀬エリアを出て他のエリアを訪れる場合、電波が繋がりにくい場所もあります。そんな時はスマートフォンから目を離して、目の前に広がる自然や奄美大島らしさを目いっぱい楽しんでみてほしいです。日常では得られない、豊かな気づきが得られるかも。
北から南まで!今回の旅で訪れた奄美大島の自然スポット
ここからは、ホテルウエストコート奄美を拠点に、奄美大島の北から南まで実際に訪れた自然スポットを紹介していきます。奄美大島に来たら行ってほしいおすすめの観光名所を詰め込みました。
大浜海浜公園(名瀬)~夕日と海のコントラストが美しいサンセットスポット~


大浜海浜公園は、奄美大島のサンセットスポットとして有名で、多くの地元の方、観光客が訪れる場所です。ホテルウエストコート奄美から10分ほど車を走らせると、大浜海浜公園に到着します。


ふかふかした砂浜は足に心地よく、波の音を聴きながら深呼吸すると、身体の深い部分までリラックスしているような穏やかな感覚になることができます。


波打ち際に立ち、水平線の向こうに沈んでいく夕日を眺める瞬間は至福そのもの。この場所で、大自然を目の前に友人や家族、恋人と一日の終わりを一緒に迎える時間は、旅一番の思い出になること間違いありません。
ハートロック(龍郷町)~自然の力でできたハート型のパワースポット~


ハートロックは、干潮の時だけ姿を見せる自然の力でできたハート型の潮だまりです。恋愛のパワースポットとして人気の場所で、訪れた時は多くのカップルの方がいました。
ハートがキレイに見れるタイミングは、潮位80cm以下の干潮時、干潮の前後1時間で波が穏やかな時です。必ず行く前に干潮の時間を確認するようにしましょう。ハートロック周辺は波が荒いことがよくあるので、ケガには十分注意してください。


位置的には奄美空港とホテルウエストコート奄美のちょうど中間にあるので、奄美空港に到着後ホテルのチェックイン前に訪れるか、もしくは、ホテルチェックアウト後奄美空港に向かう前に立ち寄るか、どちらかをおすすめします。バスでは行けないこともありませんが、干潮の時間やバスの時刻に合わせるのは難しいと思います。専用の駐車場もあるので、レンタカーを借りて行くことを強くおすすめします。
マングローブ(住用町)~世界自然遺産に登録された、国内で2番目に大きい原生林~


奄美大島の自然を堪能できるスポットとして代表的な名所が、マングローブです。手つかずのマングローブの原生林は西表島に次ぐ国内で2番目の大きさを誇り、その圧倒的なスケールには思わず言葉を失ってしまうほど。


今回は、マングローブをより楽しむために、カヌー体験を楽しみました。ツアータイプ、フリータイプなど、カヌーの体験元によって楽しみ方を変えられるので、お好みの楽しみ方でマングローブカヌー体験をしてみてください。ちなみに、私はフリータイプで、自分で自由にマングローブを探索できる体験方法を選びました。
マングローブは潮の干満によって表情を変え、満潮時には潮がマングローブの水路に満ち、マングローブのトンネルの中へカヌーで入ることができます。また、干潮時は大きく潮が引き、いろんな形のマングローブの根やカニなどの生き物を見ることができます。干潮・満潮どちらの時間もおすすめですが、マングローブでしか見られない生物をぜひ見てほしいと思うので、干潮時に行くことをおすすめします。


ちなみに、奄美大島のマングローブは、1974年に奄美群島国定公園特別保護区に指定を、そして2021年に世界自然遺産に登録されました。奄美大島独特の生物多様性や、昔から変わらぬ原生林の生態系が評価されたという背景があります。マングローブで遊ぶことはもちろん、世界自然遺産やマングローブの生態系について知ると、より深く旅を楽しむことができるでしょう。
ホテルウエストコート奄美に宿泊して観光を満喫してみた感想


ホテルウエストコート奄美に1泊2日で宿泊して、自然スポットを中心に奄美大島の観光を満喫しました。名瀬という中心地にホテルがあるので、島の北側・南側にアクセスがしやすかったです。地図を見ながらあらかじめスケジュールを立てておけば、観光名所は大体回れるのではないかと思います。
奄美大島は縦に長い島で、「思ったよりも移動に時間がかかった」という観光客の声も多いと聞きます。行きたい場所が複数ある、島のあちこちに散らばっているという場合は、大まかでも良いのでスケジュールを立てて、ホテルウエストコート奄美を拠点に観光されることをおすすめします。
また、今回の奄美大島旅は1泊2日の滞在でしたが、飛行機の時間が昼に到着・昼に出発のような便も多いので、1泊2日は短く物足りないと感じました。奄美大島を観光するなら、2泊3日以上の滞在がおすすめです。ホテルウエストコート奄美なら宿泊のコストパフォーマンスも良いので、2泊3日以上の滞在でもお財布に優しく旅を満喫することができるでしょう。
■住所:奄美市名瀬入舟町9-1
■アクセス:奄美空港から車で約50分 / バスで約60分
■チェックイン 14:00 / チェックアウト 10:00
■客室:地上11F 全127室
■駐車場:120台 / 有料の宿泊者専用の駐車場があります
ホテルウエストコート奄美で、奄美大島旅を満喫しよう



今回はホテルウエストコート奄美を拠点に、ホテルステイと数々の自然スポットを満喫しました。
「このホテルが奄美大島の観光のスタート地点、拠点になり、ここから色々な場所に訪れて奄美大島を楽しんでいただきたい」という、まさにホテルのコンセプト通りに、観光の拠点として北から南まで観光名所を満喫することができました。
奄美大島旅が初めての方、観光名所に色々と足を運んでみたい方には、このホテルはぴったりです。ぜひ一度ご自身で足を運び、奄美大島の観光スポットと合わせて楽しんでみてくださいね!