最終更新日 2022-02-14
大台町は、三重県の中南勢地域の南西部に位置する、東西に細長く広がる町です。町内には何度も日本一の美しい川に選ばれた一級河川「宮川」が流れ、日本三大峡谷の一つである大杉谷がそびえています。
町土の90パーセント以上を森林が占め、町域全体がユネスコが実施する生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)に指定されいる大台町は、町を挙げて自然と人間のサステナブル(持続可能)な社会の実現に向けて取り組んでいる町です。日常を離れて、本物の自然がある場所へ旅行に行きたいなら、大台町はぴったりな旅先と言えるでしょう。
この記事では、そんな清流と森林の町・大台町の魅力、おすすめスポットとアクティビティ、おすすめホテルなどを紹介します。
記事の目次
三重県大台町の基本情報とアクセス


大台町は三重県中部の「奥伊勢」と呼ばれるエリアに位置する、面積362.9平方キロメートル、人口1万人弱の小さな町です。決して知名度のある町ではありませんが、町内全域が、ユネスコの定める生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)に指定されており、世界が認めた貴重な自然資源の宝庫と言えます。
夏場には町内を流れる日本一の清流「宮川」での川遊びや鮎釣り、SUP(スタンドアップ・パドルボード)やカヌー、カヤックなどの水上アクティビティを目的に訪れる人がたくさん。また、大杉谷登山道や総門山などの周辺の山々や、七ツ釜滝や六十尋滝などの多くの滝などへ登山やトレッキングをしに来る人も多いです。


大台町に電車で行く場合は、JR「三瀬谷(みせだに)」駅を利用します。JR名古屋からJR三瀬谷駅までは、特急「ワイドビュー南紀」(乗り換えなし)で1時間42分ほど。JR大阪駅からは三瀬谷駅までは、近鉄大阪線とJR紀勢本線を乗り継いで2時間26分ほどです。電車の本数は少ないので、事前に時刻表をしっかり確認することをおすすめします。
大台町に車で行く場合は、名古屋方面からは東名阪自動車道、大阪方面からは名神高速道路に乗り、伊勢自動車道に入って、勢和多気JCTにて紀勢自動車道を進み、「大宮大台IC」で降りましょう。そのあとは国道42号線を走れば、町の中心部に到着します。
大台町には町営バスがありますが、便数は多くないので、可能であれば車で行くほうがそのあとの行動がしやすいです。
大台町の魅力は川・山・森などの大自然


前述の通り、大台町の魅力はなんといっても川・山・森・峡谷などの大自然です。四季折々の景観はすばらしく、春のお花見やハイキング、夏の川遊びやキャンプ、秋は紅葉を眺めながらの登山やトレッキング、冬は温泉や星空観測など、どの季節に訪れても楽しめます。
自然あふれるロケーションで何もせずのんびりと過ごすのも良いですが、せっかく大台町に行くのなら、SUPやカヤック、サイクリング、ガイド登山、滝巡りツアーなどの自然体験もおすすめです。アウトドアプログラムを提供している会社もあるので、初心者や子ども連れでも心配ありません。おすすめのアクティビティについては、後ほど詳しく紹介します。


大台町は山・森・川からの恵みも豊か。地元でとれる食材としては、大台茶、鮎、奥伊勢ゆずなどが有名です。6~9月には宮川上流漁業協同組合が経営する鮎料理専門店「清流茶屋」にて、鮎のつかみ取りができ、桟敷席で川風を感じながら焼いた鮎を食べられます。また、冬から春先にかけては、近隣の山で獲れる鹿や猪などのジビエも見逃せません。
大台町のおすすめスポット
大台町を訪れたらまず足を運んでほしいのが、三瀬谷駅からも近く、町の中心部にある「道の駅 奥伊勢おおだい」と、その隣にある「奥伊勢テラス」です。
道の駅 奥伊勢おおだい


道の駅 奥伊勢おおだいは、紀勢自動車道「大宮大台IC」から車で約5分、国道42号線沿いにある道の駅です。JR三瀬谷駅からは車で約3分、徒歩なら約7~8分ほどで到着します。
町営バス・登山バス・南紀特急バスの乗り場もここにあるので、電車で三瀬谷駅に到着したらここまで歩いてきて、情報収集をしつつ、バスを待つと良いでしょう。


道の駅 奥伊勢おおだいでは、奥伊勢でとれた新鮮な農産物(野菜や果物など)や、清流宮川で育てられた鮎の加工品、地元食材を使った特産品を販売しています。奥伊勢柚子を使った「柚子ぽん酢」「柚子ドレッシング」などの調味料は、大台町のお土産にぴったり。そのほか、特産の大台茶(伊勢茶)も、煎茶、深蒸し煎茶、かりがね茶などさまざまな種類がそろっています。


「ぽっちゃり餅」「ないしょもち」「朴の木だんご」など、昔ながらの手作りのお餅は、道の駅奥伊勢おおだいの人気商品です。毎朝作りたてが並びますが、夕方にほとんど売り切れてしまうので、確実に買いたければ早めの時間に行くのがおすすめ。初めて食べるのにどこか懐かしい、ふるさとの味わいです。


道の駅 奥伊勢おおだいとの中にある「まごころ食堂」では、モーニングセット(420円)、本日の駅弁(740円)ビーフカレー(660円)、伊勢うどん(440円)などが食べられます。特に人気があるのは、大台茶を練り込んだバンズで鹿肉のパテ・レタス・トマト・チーズを挟んだおいしかバーガー(単品540円・セット750円)や、大内山乳業のソフトクリームです。
奥伊勢テラス


奥伊勢テラスは、道の駅 奥伊勢おおだいの隣にある、大台町観光協会の運営する観光案内所兼お土産物の販売所です。観光情報を聞いたり、パンフレットを入手したり、ここでしか買えないメイド・イン・大台町のお土産物を購入したりできます。登録有形文化財トレーディングカードももらえるスポットです。


陳列棚には、ハゼ(黄)、クワ、カイヅカイブキ、イチイ、ケヤキなどの木を使った「sukui」のアクセサリーや、「ウッドクラフト廣田」の木製品、宮川森林組合のアロマ商品など、センスの良いアイテムがずらり。大台町へ来た記念に自分用のおみやげを買うならおすすめの場所です。
大台町観光協会のスタッフも常駐しているので、大台町の最新おすすめ情報を聞いてみてもよいかもしれません。
■住所:三重県多気郡大台町佐原663-1
■営業時間:8:00~18:00
■駐車台数:50台
■アクセス:紀勢自動車道 大宮大台ICから車で3分
■新型コロナウイルス対策情報:http://www.okuise-odai.jp/topics/tpc_view.php?seq=190
自然の中で楽しめるアクティビティ
大台町に行ったら、川・山・森・峡谷などの大自然をフィールドにアウトドアアクティビティを楽しみましょう。ここでは、SUP、北総門山ハイキング、大杉谷登山を紹介します。
SUP(サップ)


SUP(サップ)とは、スタンドアップ・パドルボードの略で、浮力が強く安定感のあるボードの上に立ち、パドルで漕ぎ出す水上アクティビティのこと。清流宮川・奥伊勢湖(三瀬谷ダム湖)は水の流れが穏やかなので、初めてSUPをする人や子どもでも安心して楽しめます。
山に囲まれたロケーションで、四季折々の景観を楽しめ、浅瀬の支流での水遊びからロングツーリングまで、レベルに応じた幅広い遊び方ができるのも奥伊勢湖の魅力です。


立ち姿勢でぐんぐんパドルを漕いで進むのも爽快感がありますが、座り姿勢でゆっくり水上さんぽを楽しんだり、ボードに寝転がって山や空を眺めたりするのもまた楽しいもの。


SUPは「自分自身でパドルを漕いで進んでいく」のが醍醐味です。地面を歩いているだけでは絶対に見られないアングルから流れる水を間近で眺めたり、川底を泳ぐ魚を見下ろせたり、流木の上でひなたぼっこしている亀を発見したり……。どれもSUPならではのお楽しみと言えます。
SUPが初めての人も、プロのガイド付きツアーに参加すれば、道具のレンタルやレクチャー付きで手軽&安心です。その季節や天候によってベストなスポットに案内してもらえます。ソーシャルディスタンスもしっかり取れるアクティビティなので、混雑を避けて楽しみたい人にぴったりです。(ツアー提供元は後述)
北総門山ハイキング


大台町のシンボルマウンテンである総門山(そうもんざん)の北東にある北総門山(きたそうもんざん)は、標高704mの山です。初心者向きの木道が整備されたハイキングコースがあり、手軽に山歩きを楽しめます。北総門山の第三駐車場まで車で行き、そこからバリアフリーの「車椅子歩道」(車椅子歩道 /傾度0~4度)を通って「健康の森」を抜け、散策道または尾根道を歩けば展望台に到着です。


北総門山は姫沙羅(ヒメシャラ)などが密集した広葉樹林で、11月下旬ころには美しく黄金色に染まる絶景が見られます。黄金色の葉っぱが全部落ちると、地面は落葉でフカフカになるそうです。


ハイキングの途中で「海老フライ」を見つけられるかもしれません。これは、リスなどの小動物が食べた後の松ぼっくりの残骸なのですが、まるで海老フライのように見えませんか。個人でハイキングをするのも良いですが、ガイド付きツアーに参加すると、山の見どころや歴史を聞くことができて、また違った楽しさがあります。


第四駐車場横の展望台は、遠くの山々と宮川の流れを一望でき、お天気が良ければ伊勢湾の景色を楽しむこともできる絶景スポットです。ここに立つと、大台町が清流と森林の町であるということがよく分かります。お弁当やポットにいれたコーヒーを持参して、雄大な景色を眺めながらアウトドアランチを楽しむのも良いでしょう。
大杉谷登山


日本三大峡谷の一つであり、水と緑の美しい大杉谷は、清流宮川の最上流部にある登山道です。日本有数の多雨地帯であり、その豊かな雨が高低差のある滝や急峻な谷を作り上げています。
大杉谷登山口(標高280m)から奈良県の日出ヶ岳(標高1695m)まで全長14.1km、高低差1415mとアップダウンのある登山ルートです。ゴールまで行くには山小屋での宿泊が必須なので、日帰り登山を楽しむなら、千尋滝(せんぴろだき)、あるいはシシ淵などで折り返すルートが良いでしょう。千尋滝で折り返すルートの場合、約6.6kmです。


なお、大杉谷登山道は中級登山道のため、無謀な登山計画は控え、十分な装備を整えて登山してください。くれぐれも普通のスニーカーや運動靴ではなく、しっかりとした登山靴を履いていくことを忘れずに。行程はそこまでハードではないものの、難易度が高く危険な箇所がいくつもあるので、初心者は必ず登山ガイド付きツアーを利用するようにしましょう。


大杉谷登山道には7つの滝と11本の吊り橋があります(大杉谷登山~日出ヶ岳まで歩いた場合)。紅葉した木々に囲まれた吊り橋は、息をのむほどの美しさ。絶好のフォトスポットです。


苔むした岩や木々など、手つかずの自然が残る大杉谷登山道。大杉谷は屋久島と比肩される多雨地帯で、その豊富な水が深いV字峡谷や個性豊かな滝、巨大な岩壁、美しい原生林や苔を生み出していると言われています。


宮川に沿って上がったり下がったりしながら進む登山道。「宮川ブルー」と称される美しい宮川の水色は、川底の白い岩と砂、水の透明度、峡谷に差し込む日差しの加減によって生まれるのだとか。


紅葉の向こうに見える千尋滝。流れ落ちる水の音が近くに聞こえます。


清流宮川の河原に降りることができる京良谷(きょうらだに)は、休憩や食事にぴったりの場所。滝の落ちる音や水のせせらぎに耳を澄ませ、豊かな緑ときれいな空気の中で持参したお弁当をいただくのは最高に贅沢です。山の日暮れは早いので時間配分に気をつける必要はありますが、たくさん歩いた後はご飯が本当においしく感じられますよ。


なお、大杉谷登山センター窓口、あるいは登山道にある自動販売機で、国立公園、ユネスコエコパークとして登録されている大杉谷の美しい峡谷、稀少な動植物を後世まで残していくための保全活動や、登山者の安全確保を目的した入山協力金を呼びかけています(原則1人あたり1シーズン1,000円)。サステナブルな旅を多くの人が楽しめるように、無理のない範囲で協力しましょう。
ここまでで紹介したSUP、北総門山ハイキング、大杉谷登山は、大台町でアウトドアプログラムを提供している「ベルデ大台ツーリズム」にて申し込めます。ただし、季節により申し込み可能なプログラムは異なるので、詳細はベルデ大台ツーリズム公式サイトにてご確認ください。
■住所:三重県多気郡大台町下真手308
■TEL:080-4840-7315
■提供プログラム:SUP、カヌー&カヤック、大杉谷登山、サイクリングなど
■新型コロナウイルス対策情報:Verde大台ツーリズムにおける新型コロナウイルス対応ガイドライン
大台町のおすすめホテル
大台町には見どころや魅力的なアクティビティがたくさんあるので、せっかく行くのであれば、日帰りよりも泊まりがおすすめです。ここでは、大台町で泊まりたい2つのホテルを紹介します。家族やグループなら「奥伊勢フォレストピア宮川山荘」が、1人~2人なら「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重おおだい」がぴったりです。
奥伊勢フォレストピア


奥伊勢フォレストピアは、清流宮川と緑の山々に囲まれた森の中のホテルです。ホテルタイプの宮川山荘(全11室)、一棟貸しのコテージ(全5棟)、キャンプサイトがあり、予算や好みに応じて宿泊施設を選べます。また、館内には天然温泉「奥伊勢宮川温泉」があり、宿泊者は何度でも無料で利用可能です。
宮川山荘(ホテルタイプ)


ホテルタイプの宮川山荘は、11室すべて間取りが異なる、ゆったりとしたつくり。上写真のお部屋はツインベッドの和洋室です。一番広いお部屋は7名まで宿泊できるので、家族やグループなど大人数の旅行でもみんないっしょに泊まれます。


こちらは和洋室+ロフト付きのお部屋。大人数で泊まっても、これだけ広ければ窮屈感はありません。奥伊勢フォレストピアは決して新しいホテルではありませんが、よく手入れされていて清潔感があり、落ち着いて過ごせるホテルです。
コテージ


フォレストピアには、ホテルタイプの宮川山荘とは別に、1棟貸しのコテージもあります。ホテルよりも森を近くに感じられ、耳を澄ませば敷地内を流れる宮川の支流である薗川(そのがわ)のせせらぎが聞こえてくる、癒しのロケーションです。


奥伊勢フォレストピアのコテージはしっかりと清掃も行われており、ホテルと遜色ない快適さで過ごせます。キッチン付きなので自炊もでき、家庭用サイズの浴室・トイレ・洗面化粧台も完備。1棟の料金は宿泊人数にかかわらず一律なので、複数人で泊まると割安です。


キッチンの横にはテラスもあるので、お天気が良ければここで食事をするのもいいでしょう。
奥伊勢宮川温泉


奥伊勢フォレストピア宮川山荘には、奥伊勢には珍しい天然温泉「奥伊勢宮川温泉」があります。ホテル・コテージ・キャンプサイトの宿泊者は無料で何度でも温泉に入れます。広々とした大浴場のほか、露天風呂や月替わりの薬草風呂、打たせ湯もあり、アウトドアアクティビティのあとに嬉しい施設です。
奥伊勢宮川温瀬の入湯時間はチェックイン~23時までと、翌朝6時~9時まで。11時~21時は日帰り入浴施設としての営業もしているため、近隣の方も温泉利用に訪れます。早朝と深夜に利用できるのは宿泊者の特権です。
レストラン アンジュ


館内のレストラン「アンジュ」では、奥伊勢や熊野灘産の旬の食材を使ったフランス料理のディナーをいただけます。上写真のメニューは、イワシと豆のサラダ、里芋のポタージュ、大台アマゴとノルウェーサーモンのポワレ、イベリコ豚のロティ、松坂牛チマキの煮込み。新鮮な素材を丁寧に調理したものばかりで、とてもおいしいです。


朝食はお粥つきの和定食(普通の白米も選べます)。いろいろなトッピングが用意されていますが、特におすすめは昔ながらの伝統製法で炊き上げた「きゃらぶき」の佃煮です。気に入ったら、ホテルロビー奥の売店で購入できます。
レンタサイクル


フォレストピアには最長7.5kmの緑の森の中を走るサイクリングコースもあるので、レンタサイクル(有料)をしてサイクリングをするのも良いでしょう。少し遠出をしたい場合は、スポーツタイプの電動自転車E-bike(イーバイク)を借りるのもおすすめです。
E-bike(イーバイク)はスポーツタイプの電動アシスト自転車で、速く、軽快な乗り心地が楽しめます。自動車やオートバイで走るのに比べて二酸化炭素(温室効果ガス)の排出量を削減できるため、低炭素化社会へ転換できる移動手段として、サステナブルツーリズムにおいて注目されているツールです。
■住所:三重県多気郡大台町薗993番地
■駐車場:あり(無料)
■アクセス:JR三瀬谷駅より送迎車・町営バス等で約15分、勢和多気 JCT より車で約30分
■新型コロナウイルス対策情報:新型コロナウイルス感染症対策について
フェアフィールド・バイ・マリオット・三重おおだい


フェアフィールド・バイ・マリオット・三重おおだいは、世界最大のホテルチェーン米マリオット・インターナショナルの宿泊特化型ホテルブランド「フェアフィールド・バイ・マリオット」のホテルです。道の駅 奥伊勢おおだいのすぐ近くに、2021年3月9日に開業しました。
マリオット系列ですが、都市部にあるマリオットホテルとはだいぶ趣が異なり、全72室のシンプルな客室で構成される小規模なホテルです。


館内に飲食サービスを提供するティーラウンジやレストランはありませんが、ロビー奥のラウンジスペースを24時間自由に利用できます。セルフサービスのコーヒーマシンや電子レンジも用意されているので、買ってきたものをこちらで食べることも可能です。買い物はすぐ近くの道の駅奥伊勢おおだいか、マックスバリュ大台店(営業時間は7時〜23時)が便利です。


フェアフィールド・バイ・マリオット・三重おおだいの客室タイプは、スタンダードツインルームとスタンダードキングルームの2つ(全室禁煙)。客室の広さはツイン・キングともに25㎡で、客室内に間仕切りのように洗面化粧台が配置されたレイアウトです。浴室とトイレは別になっていますが、バスルームはバスタブがなく、シャワーのみとなっています。
フェアフィールド・バイ・マリオット・三重おおだいは1室の定員が2名なので、家族やグループで泊まるよりも、シングルユース、あるいはカップルでの宿泊に向きます。昼間はアクティブに楽しみ、夜は新しくてきれいなホテルでぐっすり眠りたい、という人におすすめです。
■住所:三重県多気郡大台町佐原654番地41
■客室数:3フロア 72客室(全室禁煙)
■駐車場:ホテル内無料駐車場
■アクセス:JR紀勢本線「三瀬谷」駅から徒歩で約5分
■新型コロナウイルス対策情報:https://whattoexpect.marriott.com/jp/ngofi
おわりに


川・山・森・峡谷などの大自然が魅力の三重県大台町は、日常を離れてリラックス・リフレッシュしたい人におすすめの旅先です。美しいブルーの宮川はもちろん、木々や花々、空の色と、四季折々の景観が楽しめ、森の中や峡谷に分け入ると、五感の感度が高まるのを感じられるかもしれません。
大台町の豊かな自然資源は、そこに暮らす人々にとっては「いつも身近にある当たり前のもの」だそうですが、外から訪れる旅行者にとっては驚きの連続です。人混みを避けて、サステナブルな旅を楽しみたい人は、ぜひ三重県大台町を旅してみてください。「日本にまだこんな場所があったのか」と感激できることでしょう。
(取材協力:大台町観光協会)