最終更新日 2023-01-30
関西と世界を繋ぐ『関西国際空港』。現在、関西万博などのイベントに向けて大規模なリノベーションを行っており、今後さらなる盛り上がりが期待されている空港です。今回はリノベーション工事中でも飛行機見学が楽しめる、『関空展望ホール スカイビュー』や現在の関西国際空港の様子をご紹介します。
記事の目次
関西国際空港について


1994年に大阪湾内の埋立地に開港した『関西国際空港』。関西で唯一、国際線の定期便が就航する空港です。現在、第1ターミナルを中心に大規模なリノベーション工事を行っておりますが、スカイデッキがある『関空展望ホール スカイビュー』は毎日営業中。関西国際空港を出発する国際線の飛行機を見ることができます。また、2022年10月には一足先にリノベーションを終えた新国内線エリアがオープン!2025年春にはグランドオープンが予定されており、さらなる盛り上がりが期待されます。
『関空展望ホール スカイビュー』で世界の飛行機を見学


関西国際空港から世界各国へと飛び立つ飛行機を見学できる『関空展望ホール スカイビュー』。2つの建物から成り、メインホールの4階と5階、エントランスホールの5階にスカイデッキがあります。


スカイデッキの前にまっすぐ延びるように広がる滑走路。ここから離陸する飛行機はスカイデッキの方向に向かって飛ぶため、迫力のある光景を見られます。


特にメインホール5階のスカイデッキは、離陸した飛行機を一番近くで見られる絶好のスポット。関西国際空港連絡橋側に立って、飛行機が飛び立つ迫力をぜひ間近で感じてみてください。




同じくメインホール5階のスカイデッキには、子どもたちが楽しめる滑り台などの遊具を設置した『プレイエリア』があります。その隣はお弁当などを広げて食事ができる『レストエリア』となっており、飛行機を見ながらピクニック気分が楽しめます。


メインホール4階のスカイデッキには、鐘がついたモニュメントが設置されています。上には飛行機か鳥をイメージした翼のようなものがあり、青空を背に撮影をすれば写真映えする1枚に!離陸した飛行機が近くを通るときに撮影するのもおすすめです。




エントランスホール4階には、航空関連の商品を販売する『スカイショップタウン』があります。店内にはエアラインのロゴが入ったキーホルダーやタオル、文房具などが並び、飛行機好きな方のコレクションにぴったり。マグカップやトートバッグなどはギフトにもおすすめです。


他にも、気圧の低い機内食用として開発されたJALのカップ麺シリーズやあぐー豚のメンチかつサンドなどを販売。飛行機に乗らなくても、食で旅気分を味わえる商品です。




エントランスホール5階では、『模型で見る世界の旅客機』を展示。初めて目にするエアラインも多く、色や形が少しずつ異なる飛行機を見ていると夢中に!いつか全ての世界の飛行機が模型ではなく、実際の大きさで関西国際空港で見られる日が楽しみです。


関空展望ホール スカイビューは空港ターミナルビルとは繋がっておらず、車または第1ターミナルの前より出ている無料バスに乗って移動が必要です。現在も国際線の運行便数に限りはありますが、今後少しずつ増えていくと思うので、ぜひ立ち寄ってみてください。
関西国際空港のレストラン


冒頭にもお伝えしましたが、現在関西空港第1ターミナルビルは大規模なリノベーション工事を行っております。そのため、保安検査場通過前にある飲食店もわずかです。


第1ターミナル2階にある『Tasty Street』には、うどんやカレーなど手軽に食べられるお店が並びます。訪問時(2023年1月下旬)は、海外からのお客様も増え、お昼を過ぎた時間帯でも混雑している様子でした。


大阪らしいお店と言えば、大阪道頓堀に本店を構える『たこ焼割烹 たこ昌』。「大阪出るとき連れてって〜」のCMでお馴染みのお店です。銅板の焼器で焼き上げたたこ焼きの中はとろとろ。明石焼きの販売もあります。
現在は、大阪らしいものや個性的なお店よりも”みんなが利用しやすいお店”が多い印象。リノベーションされた後はどのようなお店が増えるのか、今から楽しみです!
2022年10月オープン!生まれ変わった新国内線エリア


2022年10月26日、一足先にリノベーションを終えた新国内線エリアがオープン!新しくなったのは、保安検査を通過した後の搭乗待合エリアです。今回は飛行機に搭乗しなかったので中に入ることはできませんでしたが、リノベーションにあたり、新たに6店舗の飲食店やコンビニエンスストアが出店。
京都に本店を置く天ぷら専門店『天ぷら八坂 圓堂』やお好み焼き専門店『ぼてじゅう』などの関西グルメをはじめ、お酒も提供する『サンマルクカフェ+R』など、搭乗待ちの時間も食を楽しめる空間になっています。関西国際空港の国内線を利用する際はいつもより少し早めに保安検査場を通過し、生まれ変わった新国内線エリアを楽しんでみてはいかがでしょうか。
関西国際空港のお土産


現在の関西国際空港第1ターミナルは、お土産を購入できるお店も限られています。訪れた観光スポット周辺でお土産探しをすることをおすすめしますが、空港で購入する場合は保安検査場を通過した後のエリアにある『関西旅日記』へ。関西の定番土産や厳選した和洋菓子を取り揃えるお店です。


公式ホームページによると関西国際空港第1ターミナルの人気お土産洋菓子ランキング1位は『バトンドール』の『ミルクシュガー』。デパートなどでよく目にするバトンドールですが、ミルクシュガーは関西3空港限定商品。関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港のみで購入できます。関西限定の東京バナ奈ミニオンも4位にランクイン!


和菓子では、大阪阿部野『嶋屋』の名物『あべのポテト』や三重県『赤福』の『赤福餅』が人気。『大阪みたらし団子』や『かきたね 大阪限定たこ焼きソース味』もランクインしています。関西国際空港でお土産を購入する際は、生まれ変わった新国内線エリアでのお買い物をお楽しみください。
便利なお土産事前予約サービス
関西国際空港では、お土産を事前に予約できるサービスがあります。専用WEBサイトから購入するお土産をチョイスし、予約。当日は、空港の店舗にある専用レジで支払いをし、商品を受け取るだけというサービスです。「買うお土産が決まっている」や「空港でゆっくりお土産を選ぶ時間がない」という場合に便利。事前にいくつかのお土産を予約購入し、あとは当日選ぶというのもひとつの手段です。お土産事前予約サービスは関西国際空港だけでなく、大阪国際空港や神戸空港でも利用できます。
関西国際空港第2ターミナル


関西国際空港の第2ターミナルはPeach航空専用のターミナルです。第1ターミナルと第2ターミナルは徒歩での移動はできず、車または連絡バス(無料)を利用して移動が必要です。
関西国際空港のアクセス


関西国際空港へのアクセスはリムジンバスが便利。大阪、神戸三宮、京都などの中心地から乗車することができ、乗り換えの必要もありません。大阪駅周辺からは約80分で行くことができ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどの観光名所までもバスが運行しています。


電車でも移動は可能ですが、乗車地によっては乗り換えが必要なことも多く、大きな荷物を持っての移動を考えるとリムジンバスの方が便利。しかし、リムジンバスは道路の交通状況によって到着時間が若干前後するため、時間に余裕を持って移動することをおすすめします。


神戸方面から関西国際空港に行く場合は、『神戸-関空ベイ・シャトル』もおすすめです。高速船に乗船すると約30分で関西国際空港に到着できます。また、ベイシャトルに乗車した場合、神戸空港の駐車場料金は何泊でも無料!関西国際空港の駐車場料金も安くはないので、神戸より西方面にお住まいの方はベイシャトルを利用するのもひとつの手段です。
関西国際空港周辺のホテル


関西国際空港周辺には、『ホテル日航関西空港』があります。関西空港駅と通路で繋がっているので、早朝便などを利用する際の前泊にぴったり。少し離れた場所であれば、関西国際空港連絡橋を渡ったりんくうタウンにいくつかホテルがあります。りんくうタウンにあるホテルの中には、空港までホテルのバスで送迎をしてくれたり、旅行中は車を無料で置いておくことができるところもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
今後に期待が高まる関西国際空港


現在、大規模リノベーション工事中の関西国際空港。今年(2023年)の冬には国際線出発エリア中央がオープン、そして2025年春にはグランドオープンを予定しており、今からとても楽しみです。国際線の運行も少しずつ増えてきたので、関西国際空港に行かれた際はスカイデッキから見る世界各国の飛行機も楽しんでみてください。