最終更新日 2023-01-30
名古屋をディープに堪能したい!そんなあなたにぜひおすすめしたいのが、地元民馴染みのおでかけスポット「大須商店街」。この商店街にはグルメ・ファッション・サブカルまで多岐にわたるお店が集結しています。今回ははじめて行くなら絶対押さえておきたい大須の定番スポットと、地元民おすすめの食べ歩きグルメをご紹介します。古くからある商店街で、老若男女1日楽しめるので、デートにも、お友達・ご家族とのお出かけにもぴったりです!
記事の目次
- 1 「大須商店街」って?
- 2 観光も食べ歩きも楽しみたい!「大須商店街」巡りのモデルコース
- 2.1 11:20 「大須のまねき猫」で待ち合わせ
- 2.2 11:30 令和らしい進化したパワースポット、「万松寺」でお参り
- 2.3 12:00 古民家カフェ「珈琲ぶりこ」でからだにやさしい和食ランチ
- 2.4 13:00 大須といえばここ!「李さんの台湾名物屋台 本店」の名物唐揚げはかかせない
- 2.5 13:30 パッケージが可愛い!「レモネード専門店 LEMOTTO」でさっぱりドリンク
- 2.6 14:00 モンブラン×〇〇 ?! 異色メニューが豊富な 「和栗モンブラン専門店 栗りん(くりん)」の和スイーツ
- 2.7 15:00 美味しいコーヒーとお菓子が充実、街のコーヒースタンド「KANNON COFFEE」でほっと一息
- 2.8 16:00 旅の締めくくりに、大須観音でお参り
- 2.9 17:00 地下鉄「大須観音駅」で解散
- 3 大河ドラマで盛り上がる今こそ!「大須商店街」に行ってみよう!
「大須商店街」って?
名古屋駅から電車で20分、ショッピング街・栄の中心地からは徒歩10分の位置にある、活気に溢れた商店街です。西の大須観音と東の万松寺を結ぶおよそ1kmの道のりにいくつもの商店街が連なり、お店の数はなんと1,200もあります。アジアからイタリアンまで異国情緒あふれるグルメ街、おしゃれ古着が集まるファッション街、オタクグッズの聖地としても有名です。駅近かつ各通りには屋根がかかっているので、雨の日でも気にせず楽しむことができます。


観光も食べ歩きも楽しみたい!「大須商店街」巡りのモデルコース
大須商店街を1日練り歩き!おすすめのコースをご紹介します。
11:20 「大須のまねき猫」で待ち合わせ
高さ2.2mの巨大招き猫が目印。地下鉄上前津駅すぐ、東仁王門通の突きあたりにある「ふれあい広場」は、地元民にとって定番の待ち合わせスポットです。週末には大道芸やライブが行われ、賑わいを見せています。
■住所:愛知県名古屋市中区大須3-43 新天地通
■アクセス:地下鉄名城線・鶴舞線 上前津駅8番出口より徒歩約1分
11:30 令和らしい進化したパワースポット、「万松寺」でお参り
万松寺、またの名を「亀嶽林(きがくりん)」と言うこちらのお寺。煌びやかな装飾に一見目を疑いますが、480年の伝統を持つ立派な寺院です。今年の大河ドラマの主人公である徳川家康や織田信長といった名だたる戦国武将ともご縁が深く、織田信長の父によって建てられ、人質だった家康が幼少期を過ごした寺院だとか。2017年に改装され、現在は鉄筋コンクリート5階建ての建物となり、1Fに本尊・十一面観世音菩薩様が祀られています。


お寺の正面には巨大なLEDモニター。豪華絢爛な映像は寺院を彩り、ときには万松寺の歴史がつづられるなどデジタルと融合した令和らしいお寺です。


守り神である「白龍」。一定の時刻になると、水と光を使った演出を見ることができます。(11時、13時、15時、17時、19時、20時上演)


入ってすぐ目の前には「稲荷堂」「不動堂」2つのお堂が並びます。
「稲荷堂」は白雪稲荷(はくせついなり)と呼ばれるお稲荷様が祀られ、かつて財政難だった万松寺を再建したという言い伝えから、商売繁盛・金運招福のご利益があると言われています。
「不動堂」は宗派を超えて広く信仰される不動明王像が祀られている場所です。その昔、織田信長が鉄砲で狙撃に会った際、万松寺の和尚からもらった干し餅にあたって難を免れたという逸話から、万松寺の不動明王は「身代不動明王」と言われています。


天井にはたくさんの提灯が並び、とても華やか。
たくさんの仏様が祀られている万松寺は、御朱印の種類も豊富。期間限定品もあるので、御朱印集めが好きな方は事前に万松寺HPを要チェックです。


左:「限定御朱印」(¥1,000)、右「身代不動明王」(¥500)
2023年1月の限定御朱印は、「良縁成就」をテーマに、末永く付き合うという意味を持ったあわじ結びと今年の干支であるうさぎを描いたもの。典具帖紙というとても薄い和紙と二重になっていて、とても凝ったデザインです。


「はくび絵馬」
万松寺でお祀りしている白雪稲荷をモチーフとしたオリジナルキャラクター「はくび」の絵馬。たくさん並ぶ姿がとっても可愛い!
12:00 古民家カフェ「珈琲ぶりこ」でからだにやさしい和食ランチ
ランチには、築70年以上の町屋を改装してつくられた古民家カフェ「珈琲ぶりこ」へ。「日々食すものがこれからのカラダとココロをつくる」をコンセプトとし、蒸し料理や麹、旬の食材使ったメニューを展開。からだにやさしい和食をいただけるお店です。




ほっと落ち着く店内にはこだわりのインテリアが並び、お味噌汁を中心としたヘルシーな和食を楽しめます。1F・2Fにお席があり、細い階段を登った先にはちょっとした個室もあります。4人席が少ないので、少人数でいくのがおすすめ。


「一汁三菜膳」(¥1,280〜)
たっぷり大椀のお味噌汁と発酵惣菜をいただけるセット。選べる赤・白のお味噌は素材や製法の異なる2種類をブレンドし絶妙な塩梅を目指すこだわりっぷり。主菜も3種類の具材から選択できます。ごはんの有無や味つけを選べるので、ダイエット中の方にもおすすめ!


お味噌汁はこーんなに具沢山!副菜もオリジナリティある味付けで工夫が凝らされています。


「豚角煮のせいろ飯」(¥1,430〜)
じっくり煮込むことなんと3日間、自家製豚角煮が美味しい蒸し料理のセットです。ほくほく温野菜とお肉の下には、タレの染み込んだご飯が詰まっています。手間ひまかけてつくられた豚角煮はとっても柔らかくて、ほろほろ。お野菜はお塩をつけてガツンと楽しむもよし、オリジナルのトマト麹だれはまろやかな塩味にさっぱり感があってこれもまた美味しいです。こちらも名古屋ならではの赤だし味噌汁つき。


お抹茶を生かしたカフェメニューも充実しているので、おやつの時間にもおすすめです。
■住所:愛知県名古屋市中区大須3-35-22
■営業時間:11:00~18:00 (土日祝は〜19:00)
■定休日:無休
■アクセス:地下鉄名城線・鶴舞線 上前津駅8番出口より徒歩約5分
13:00 大須といえばここ!「李さんの台湾名物屋台 本店」の名物唐揚げはかかせない
先ほどのカフェを出てすぐ隣、言わずと知れた大須の名物「李さんの唐揚げ」。オレンジの看板が特徴の行列店です。


道中の食べ歩きにおすすめしたいのがこちらのワンカップ唐揚げ。大きな唐揚げが5個程度入っていて、味付けは4種類から選ぶことができます。


「ラージャン唐揚げ(甘辛)」(¥650)


甘辛ダレに染み込んだ唐揚げは、しっとりお肉ぷりぷり。こちらの味付けは、舌にピリッと残る「ちょい辛」といったイメージ。


店名にもある「李さん」は台湾で活躍された元タレントさん。いつしか日本の文化に興味を持ち、留学そして永住を決意。若い頃の屋台経験をもとに現在のお店を始められたそうです。はるばる台湾からやってきたこの唐揚げは20年の時が経った今では定番の大須名物となっています。
李さんの台湾名物屋台 本店
■住所:愛知県名古屋市中区大須3-35-10
■営業時間:12:00~18:00
■定休日:無休
■アクセス:地下鉄名城線・鶴舞線 上前津駅8番出口より徒歩約2分
13:30 パッケージが可愛い!「レモネード専門店 LEMOTTO」でさっぱりドリンク
上前津駅近く、万松寺目の前にお店を構えるレモネード専門店。揚げ物のあとにさっぱりお口直しはいかがでしょうか?




「生搾りレモネード」(Rサイズ:¥550)
購入後は横のフォトブースでパシャリ!


果汁はたっぷりレモン半分!目の前で絞ってくれます。これだけ入っているということはかなり酸っぱいのか…?と思いきや、はちみつのようなやさしい甘さがあってとても飲みやすい!皮の向き方から抽出方法までこだわった自家製レモネードシロップが入っているそうです。
アイスドリンクはこちらのビニールパックに入って出てきます。ハートのストローは色を選ばせてもらえるのでお友達とペアでいかがでしょう?取手付きで持ち運べるので食べ歩きにちょうどいいドリンクです。
■住所:愛知県名古屋市中区大須3-30-40 万松寺ビル1F
■営業時間:11:00~19:00
■定休日:無休
■アクセス:地下鉄名城線・鶴舞線 上前津駅8番出口より徒歩約2分
14:00 モンブラン×〇〇 ?! 異色メニューが豊富な 「和栗モンブラン専門店 栗りん(くりん)」の和スイーツ
東仁王門通りでショッピングを楽しみながら、少し歩いて門前町通りへ。甘いものが欲しくなってきたところで、鉄の暖簾がかっこいいこちらの和カフェへ。全国に6店舗展開する「栗りん(くりん)」の本店になります。




「五感で楽しむモンブラン」をコンセプトとするこのお店は、イートインの際モンブランに集中するための環境音も備わっているのだとか…!空間体験も楽しい和カフェです。そちらもとても気になるのですが、今回ご紹介するのはテイクアウトメニュー。イートインとは異なる、変わり種モンブランがあるんです!


「モンブランしるこ」(冬季限定メニュー:¥800)
なんとモンブラン×おしるこ!冬の寒さと未知なる世界への興味で思わず注文してしまいました。


細めに紡ぎ出されるマロンクリームは、最高級の和栗のなかでも味が良い球磨の栗と香り豊かな四万十栗、2種類の栗をブレンドしたもの。ひとつひとつ目の前で仕上げてくれる盛り付けは圧巻です。


モナカの上にマロンクリームが乗っていて、これを割り入れながらいただきます。カップの中には白あんベースのおしるこに、白玉や栗もたくさん。とても満足感のあるおしるこです。


テイクアウトメニューには他にも「モンブランソフト」(¥800)、「モンブランだんご」(¥550)があります。
■住所:愛知県名古屋市中区大須3-37−40 カノン大須 1階
■営業時間:11:00~19:00
■定休日:不定休
■アクセス:地下鉄名城線・鶴舞線 上前津駅8番出口より徒歩約5分
15:00 美味しいコーヒーとお菓子が充実、街のコーヒースタンド「KANNON COFFEE」でほっと一息
大須観音の「KANNON」を名前に持つコーヒーショップ。愛知、関東に6店舗を展開しています。街に溶け込む外観と、おしゃれなインテリアがとっても魅力的なカフェです。






お店の自慢はこだわりのコーヒー。熟練した焙煎士がコーヒー豆をセレクトし、飲みやすいようブレンド。常時5種類以上の味わいが用意されています。


レジへつづくカウンターにはフードメニューやお土産が充実。


季節のイベントに合わせた期間限定ドリンクも楽しみのひとつ。
(この日はお正月だったので、うさぎビスケットがのった苺おしるこラテでした。)


「KANNON COFFEE オリジナルスカーフ」(¥2,500)
オリジナルグッズが本当に可愛くてつい欲しくなる。


「かぼちゃのプディング 」(¥650)
お店で一番人気のスイーツ。プリンには珍しい濃厚もったり食感が特徴的です。北海道産かぼちゃをたっぷり使用し、お野菜の自然な甘みと舌触りを引き出しています。カラメルソースがほろ苦なので、全体的に甘すぎず、甘いドリンクとの相性も抜群。これはぜひ試していただきたい一品!大須本店限定の「しゃちほこビスケット」(1枚 ¥150)もトッピングしました。シナモン風味の香りがこれまたプリンと合う!


「ほうじ茶黒蜜ラテ」(¥630)
カンノンコーヒーのほうじ茶ラテは甘さ控えめでとっても飲みやすく、ほうじ茶本来の旨味が感じられます。カップのイラストがとっても可愛い!


内装のいたるところまで心くすぐられるとってもかわいいお店でした。
KANNON COFFEE 大須店
■住所:愛知県名古屋市中区大須2-17-25
■営業時間:11:00~19:00
■定休日:無休
■アクセス:地下鉄鶴舞線 大須観音駅2番出口より徒歩約4分
16:00 旅の締めくくりに、大須観音でお参り
「浅草観音」「津観音」と並び日本三大観音と言われる「大須観音」。正式名称を「北野山真福寺宝生院」といいます。1600年関ヶ原の戦い以降、徳川家康が進めた名古屋城の築城に伴い、岐阜県羽島市桑原町大須にあった真言宗の寺院「真福寺」が名古屋へと移り、現在の「大須観音」となったと言われています。


大須観音の中心地、本堂の「大悲殿」。「大悲」とは観音菩薩様のことで、本尊・聖観音様が祀られる場所になります。ここに並び、お参りをします。


大須観音 仁王門。左右には仁王像がいて悪いものが入ってこないよう本堂を守っています。


鐘楼堂。毎朝6時にずっしりとした鐘の音が響きます。


本堂お隣の「普門殿」では、十二支それぞれの本尊様が祀られていて、自分の干支の観音様にご挨拶ができます。
北野山真福寺寶生院(大須観音)
■住所:愛知県名古屋市中区大須2-21−47
■アクセス:地下鉄鶴舞線 大須観音駅2番出入口を出てすぐ
17:00 地下鉄「大須観音駅」で解散


1日食べて遊んで堪能!大満足の旅でした。
大河ドラマで盛り上がる今こそ!「大須商店街」に行ってみよう!


いかがでしたでしょうか?今回は名古屋の観光地、大須商店街をご紹介しました。ごった煮商店街とも言われる大須は、他にもまだまだディープなスポットやお店がたくさん!大河ドラマの聖地巡礼と合わせてぜひ訪れてみてくださいね!