最終更新日 2023-01-19
本州の中心に位置し、首都・東京に次いで大都市と呼ばれている大阪。都心には高層ビルや大型商業施設が立ち並んでいます。大阪城公園や万博記念公園、通天閣など多くの観光スポットが点在しています。今回はそんな大阪の1日5食のグルメ旅プランをご紹介します。
記事の目次
食いだおれの町・大阪ってどんなところ?


大阪は、日本三大都市(東京、大阪、名古屋)の1つで、国内・海外ともに大人気の観光地です。江戸時代以降は「天下の台所」と呼ばれるように、日本の物流・商業の中心地として栄えてきました。また、農業や漁業も盛んな大阪では、包丁などの刃物や錫器など、伝統工芸品も有名です。「お笑い」文化の中心としても有名で、上方落語や漫才を楽しめる劇場が充実しています。
そして、大阪は「食いだおれの町」とも言われるほど、様々な食が発達しています。たこ焼きに餃子、お好み焼き、串カツなど、美味しいご当地グルメが豊富に揃っているため、グルメ旅にうってつけの場所です!
食いだおれの町・大阪の見どころ!
「大阪にはうまいもんがいっぱいあるんやで〜♪」(『大阪うまいもんのうた』)という曲があるほど、大阪の1番の魅力と言えば、美味しいグルメに尽きます。
特にたこ焼きは、日本で1番たこ焼きの店舗数が多い都道府県が大阪なので、あちらこちらでたこ焼きの食べ比べができます。また、551蓬莱の豚まんは大阪でしか味わえない名物グルメであり、人気の土産商品です。さらに、「二度漬け禁止」で有名な新世界の串カツ店や、大阪湾で採れた海の幸を味わえるお店など、大阪を象徴する飲食店がたくさん立ち並んでいます。
美味しいものを食べたい!ご当地グルメを堪能したい!とお考えの食通の方々にとって、食いだおれの町・大阪は夢のような場所でしょう。
1日5食のグルメ旅プラン


今回、ご紹介するグルメ旅プランの拠点は、なんば・心斎橋・道頓堀エリアです。後ほどご紹介する5つの店舗はすべて、徒歩で移動できます。長くて徒歩17分の移動がありますが、なんといっても1日5食のグルメ旅ですので、ぜひ、お腹を空かせるために歩いて移動してみてくださいね。
それでは、1日グルメ旅プランのご紹介を始めます!
大阪名物を味わうならまずここ!たこ焼道楽「わなか」


大阪人のソウルフードといえば、たこ焼き。大阪では、必ず一家に一台たこ焼き器を持っていると言われるほど、たこ焼きは大阪人にとってとても身近な食べ物です。あちらこちらにたこ焼き屋さんがある大阪の街。中でも、道頓堀界隈はたこ焼き激戦区で、10店舗以上のたこ焼き屋さんが立ち並んでいます。休日は、どのお店も行列ができていますが、お客さんの回転が早いので待ち時間は意外と短いです。


今回ご紹介するたこ焼道楽「わなか」は千日前に本店を構え、地元の人々に愛されて半世紀が経つ歴史のあるお店です。全13店舗、目の前で焼き師が串1本で焼き上げる技を見ることができ、アツアツの焼き立てたこ焼きを味わえます。
数あるたこ焼き屋さんの中でも、わなかのたこ焼きは外はカリッと中はとろりととろける食感が特徴的です。程よいダシと塩で味付けされた生地にねぎ、塩生姜、天かす、たこが入っていて、わなか特製のソースで味付けされています。味付けは、ソース以外にも釜炊き塩、だし醤油、ピリ辛ソースにポン酢など、数種類の中から選べます。


基本メニューは、たこ焼(8個入り、12個入り、15個入り)、たこポン、わんこだこなど。おすすめは、人気の味付け3種類と期間限定の味が楽しめる「おおいり」と、特製えび煎餅にソースマヨネーズ味のたこ焼き3個をはさんだ、大阪名物のおやつ「たこせん」。(写真下)


購入したたこ焼きは、3階建ての店内でゆったり味わうのもよし。道頓堀エリアで立ちながら食べるのもよし。冷めても美味しいわなかのたこ焼きは、大阪グルメ旅にはかかせない一品です。
自宅でもわなかのたこ焼きを堪能したい方は、わなか直営オンラインショップをチェックしてみてくださいね。たこ焼き器からたこ焼き粉、たこ、ソースまで購入することができますよ。
■住所:大阪府大阪市中央区道頓堀 1丁目6-7
■アクセス:大阪市営地下鉄御堂筋線「なんば駅」から徒歩6分
■新型コロナウイルス対策情報:http://takoyaki-wanaka.com/back-number.html
「とんぼりリバーウォーク」でゆっくりお散歩


とんぼりリバーウォークは、道頓堀川の水辺にある遊歩道。ここでは、大阪の繁華街をゆっくり散策することができます。南海、地下鉄、JR、近鉄、阪神電車の各駅から徒歩5分から10分程度で、アクセスできます。すぐ近くには有名な商店街も点在していて、旅の小休憩にはぴったりのスポットです。とんぼりリバーウォークでは、ライブやフェスティバル、様々なイベントが開催されています。不定期で開催されるため、気になる方は公式サイトを事前にチェックしてみてください。また、夜には川面に建物やライトアップが反射して映し出されるため、昼とは全く違う景色を眺めることができます。
体力を温存したい方には、船で道頓堀川を観光できる「とんぼりリバークルーズ」がおすすめです。ご乗船料金は、おとな1,000円、こども400円とリーズナブルな価格。また、20分に1便、出航しているので気軽にクルーズを楽しめます。気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。


せっかく大阪を象徴する街でグルメ旅をするなら、街を散策してみてはいかがでしょうか。また、昼と夜で雰囲気がガラッと変わるので、2度訪れてみるのも良いでしょう。
とんぼりリバーウォーク
■住所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀
■アクセス:地下鉄御堂筋線なんば駅から徒歩5分
「グリコサイン」と記念撮影


大阪の観光名所「グリコサイン」は、旅行者などに人気の撮影スポット。グリコサインは、道頓堀川に架かる戎橋(えびすばし)の川沿いに江崎グリコが設置している看板です。看板と同じような、両手と片足を上に挙げたポーズで撮影する方が多いです。
戎橋からだけでなく、先ほどご紹介したとんぼりリバーウォークの遊歩道からもグリコサインと記念撮影が可能です。日没30分後から24時まではLEDライトで点灯され、昼と夜では雰囲気ががらりと変わるため、2度訪れてみるのも良いでしょう。
ランチに大阪名物の豚まんを♪「551蓬莱」


大阪のご当地グルメの1つである豚まん(肉まん)は、神戸元町の豚饅頭を大阪人好みに合わせて、味や見た目、名前をアレンジした食べ物です。大阪の豚まんを味わえる場所は数多くありますが、特にミナミエリア(難波・天王寺)は豚まん激戦区で、約20店舗以上のお店が立ち並んでいます。今回ご紹介する551蓬莱は、最も有名かつ人気なお店。1945年から続く老舗で、現在は関西に60店舗のお店を展開しています。創業当時から変わらず、ひとつひとつ手作りしている豚まんは看板商品となっています。


そんな551蓬莱の本店は、地下鉄「なんば」駅より徒歩1分のところに店を構えています。1階はテイクアウト店で、出来立ての豚まんや焼売、アイスキャンデーや本店限定のあんまんやチャーシューまんが販売されています。2、3階はレストランで、海鮮焼きそばや各種中華料理、定食を味わうことができます。店内は、中華料理屋の雰囲気が漂っていますが、とても清潔感があり、1人でもカップル、家族、団体でも楽しめるレストランです。


定食・セットメニューは全3種類。「酢豚定食(1,500円)」と「甘酢団子定食(1,200円)」、人気メニューの「551点心セット(1,500円)」です。551点心セットは、担仔麺と551自慢の点心(豚まんや焼売、春巻きなど)をいろいろ楽しめるセットです。いろんな味を楽しみたい方、こちらのセットがおすすめです。豚まんや各種点心は、単品でもご注文いただけます。


1階の売店で豚まんや焼売を買って帰るのも良いと思いますが、電車などの密室空間は、豚まんの匂いが充満してしまいますので、お気をつけください。また、オンラインでも冷凍の商品を購入することができるため、気になる方は公式サイトを確認してみてくださいね。
■住所:〒542-0076大阪府大阪市中央区難波3-6-3
■アクセス:地下鉄「なんば」駅11番出口より徒歩1分
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.551horai.co.jp/
大阪でしか食べられない映えタルト「マルサンカクシカク」


1カットずつ専用の三角箱に入っているのが特徴的なタルト専門店「マルサンカクシカク」。北堀江に本店を構えていて、エキスポシティ店、新大阪ソトエ店、大阪梅田LUCUA店、なんばパークス店の計5店舗を大阪で展開しています。


可愛くて、ちょうど良いサイズのマルサンカクシカクのタルト。メニューには、友達と家族と楽しめるお得なホールタルト(8ピースセット)とハーフタルト(4ピースセット)や、気軽に買って味わえる1ピースタルトがあります。タルトの種類は約10種類ほど。定番の商品から、季節ごとや店舗ごとの限定商品を楽しめます。1ピースの料金は一律460円(税込496円)で、パッケージやテイクアウト用の紙袋は無料です。
あえて高さを出していないマルサンカクシカクのタルトは、小さなお口の方でもパクリと食べられるサイズが魅力的。また、お皿やフォークを使わず、ワンハンドで食べられる専用の台紙を使用していることが特徴的です。


こちらの写真(下)は、季節限定の「ショコラオランジュ」。濃厚なチョコムースと爽やかなオレンジムースの2層から成り、時々クランチチョコの食感を楽しめます。土台の生地は、程よい甘さでムースとの相性が抜群。最後まで美味しくタルトを味わえます。


なんばパークス店は、南海電鉄なんば駅から徒歩3分のなんばパークス内2階にあり、外装から内装までどこを切り取ってもとてもオシャレな店舗です。店内のイートインスペースでは、写真映えする鏡や壁が装飾されているので、食べる前にパシャリと1枚映え写真を撮ってみてはいかがでしょうか。また、なんばパークス店限定商品として、数種類のタルトパフェを楽しめます。


こちらの写真(下)は、季節限定の「ほうじ茶と小豆」のタルトパフェです。ほうじ茶アイスクリームにきな粉、くるみ餅、タルト生地、餡子などが1カップに敷き詰められています。タルトパフェもお腹と心を満たしてくれるちょうど良いサイズです♪


公式インスタグラム(@maru_sankaku_shikaku_)では、新作メニューや店舗情報が投稿されているので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。


炙りみたらし団子は別腹で!「カフェつぎね」


なんばパークスから徒歩約10分。1858年創業の老舗和菓子屋さん「浪芳庵(なみよしあん)」の本店に隣接している「カフェつぎね」では、できたての美味しい和菓子を味わえます。


店内は、和と洋、両方を一度に味わえる空間となっていて、一つひとつの家具や雑貨がとてもオシャレです。使用している器は全て骨董屋さんから仕入れているらしく、どれもお店の雰囲気に合うデザイン。味だけでなく見た目でも楽しめるのが「カフェつぎね」です。どら焼きやフルーツ大福、わらび餅に揚げドーナツなど、販売している商品はすべて名前や見た目、味に特徴があります。公式インスタグラム(@wagashi_namiyoshian)では、定番商品や新作を紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。


数ある和菓子の中でも看板商品となっているのが今回ご紹介する「炙りみたらし」です。お餅を紀州備長炭で炙り、特製のタレで仕上げた逸品。注文を受けてから職人がその場でお餅を焼き上げてくれるので、出来立てを味わえます。


香ばしさと甘さ、そしてお餅のモチモチ感がたまらなく美味しいです。天下の台所・大阪でしか味わえない「炙りみたらし」を食べにカフェつぎねへ足を運んでみてください。


現在、カフェつぎねは完全予約制で営業しているので、足を運ぶ場合は公式サイトからの事前ご予約をお忘れなく。人気店ですので、早めのご予約をお勧めします。
大阪といえばお好み焼き!「お好み焼き おかる」


大阪3大名物の1つ、お好み焼き。その特徴は、ドロりとした生地にキャベツとトッピングを混ぜて焼き、ソースとマヨネーズを使って仕上げる点です。数あるお好み焼き屋さんの中で、地下鉄御堂筋線「なんば」駅より徒歩4分のところにある「お好み焼き おかる」では、特別なお好み焼きを楽しめます。


昭和21年創業のおかるは、大阪では名の知れるお好み焼きの老舗店です。店内は、半個室になっている鉄板テーブルが並んでいて、壁にはメニューと昭和のポスターが装飾されています。


お好み焼きの定番メニューには、豚玉やいか玉、えび玉、かき玉など全6種類あります。特上は、これら6種類の中から2種類の具材を選べて、スペシャルは全種類入りプラス玉子が2個入っているミックス焼きを堪能できます。お好み焼きはすべて、目の前の鉄板で焼いてくれるので、完成するまでは目で楽しめます。仕上げは、おかる名物「マヨネーズアート」で写真映えするお好み焼きのできあがり。写真(上)では、大阪のトレンドマークの1つ「通天閣」がマヨネーズで描かれています。


お好み焼きだけでなく、焼きそばや焼きうどん、一品料理にはイカ塩焼きに焼き鳥、明石焼き、のり茶漬けなどがあります。中でも、道頓堀焼きそばは、お好み焼きの次に名物商品となっています。普通の焼きそばと比べて、麺が太めで、だしが効いた甘めの味付けの焼きそばです。


ぜひ、ここでしか味わえないお好み焼きと焼きそばを堪能してみてはいかがでしょうか。予約不可のため、混み合うことが多く、時間に余裕をもって訪れることをお勧めします。また、営業時間・定休日は変更となる場合がありますので、ご来店前に店舗へ直接ご確認ください。
おわりに
1日5食のグルメ旅プランは、いかがでしたでしょうか?ご紹介した飲食店やスポット以外にも、食いだおれの町・大阪には美味しい飲食店や観光スポットが数えきれないほど存在しています。今回は、老舗のお店から最近流行りのスイーツ店まで幅広くご紹介させていただきました。ぜひ、実際に大阪へ足を運んで、美味しいものを目と舌で味わってみてくださいね。目的がはっきりしているグルメ旅は、1人でも家族やご友人、恋人とでもお勧めです!食いだおれの町・大阪グルメ旅でお腹も心も満たされましょう!