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岐阜

【岐阜】築100年の古民家ホテル「NIPPONIA 美濃商家町」で伝統に触れるサステナブルな滞在を

最終更新日 2022-01-12

近年注目を集めている「サステナブル旅」をご存じでしょうか。サステナブル旅、すなわちサステナブル・トラベル(サステナブル・ツーリズム)とは、環境に配慮した持続可能な旅行や観光のこと。

Sustainable(持続可能な)という言葉の意味から、ゴミの量を減らす、エネルギー消費量を減らす、より環境に優しい移動手段を選択する…などの「エコ」を連想しますが、サステナブル旅はエコだけに限りません。

その土地の伝統文化やコミュニティを尊重する、その土地ならではの自然体験や歴史体験をする、文化的価値のある宿泊施設に泊まる…など、観光地が本来の姿をこの先も保てるよう配慮した旅行もサステナブル・ツーリズムの一つの形です。

今回は、岐阜県美濃市の”うだつの上がる町並み”に佇むサステナブルな宿泊施設「NIPPONIA 美濃商家町」を紹介します。

 

NIPPONIA 美濃商家町ってどんなホテル?

岐阜県美濃市 うだつの上がる町並み

Photo by ayan

岐阜県美濃市は、1300年以上の歴史を誇る美濃和紙を全国に流通させ、江戸時代から和紙の産業で栄えた町です。伝統的建造物群保存地区の美濃町の中心にある“目の字通り”には、紙商人たちが自身の繁栄を示すために競って高さを上げた「うだつ」と呼ばれる漆喰の防火壁が多数残っています。

NIPPONIA美濃商家町

Photo by ayan

NIPPONIA美濃商家町は、そんな”うだつの上がる町並み”に佇む、築100年近い邸宅を改築した古民家ホテルです。YAMAJOU棟(松久邸)とYAMASITI棟(須田邸)の2棟あわせて、全部で10の客室があります。

YAMAJOU棟は、美濃で繁栄を遂げた紙商・松久才治郎の邸宅を改修した宿泊施設です。築100年近いこの邸宅は、和紙の原料の楮(こうぞ)問屋を営んでいた松久才治郎が賓客をもてなす別邸として建築されたもの。平面的にも立体的にも複雑な構造の主屋と、主屋を囲むように点在する金庫蔵や原料蔵だった建物から構成されています。

YAMASITI棟(須田邸)

Photo by ayan

YAMASITI棟は、少し離れた場所にある、紙問屋で大地主となった須田万右衛門邸を改修した建物です。地域に開かれたエントランスカフェを併設しており、ペットと宿泊できるドッグラン付きの蔵もあります。

いずれも紙商の賓客として招かれたような滞在ができる、美濃の歴史や暮らしが凝縮された古民家ホテルです。

美濃の文化をつなぐサステナブルポイント

築100年近い古民家をリノベートして作られたNIPPONIA美濃商家町は、美濃の伝統文化に根付いたサステナブルな宿泊施設です。サステナブルポイントを一つずつ詳しく見ていきましょう。

築100年の古民家をリノベしている

NIPPONIA 美濃商家町

Photo by ayan

NIPPONIA美濃商家町は築100年近い2棟の古民家をリノベートして作られた宿泊施設です。防火や耐震など現代の建築基準に合わせて改修はしているものの、建物に残された傷みや痕跡を「重ねた歴史」として残し、当時を感じられるように配慮されています。

紙商・松久才治郎が客人をもてなすためにこだわりぬいて作られた主屋は、和の趣を感じる心地よい空間です。かつて茶事が行われていた庭園や茶室、総柾目の天井なども当時のまま残されています。

NIPPONIA美濃商家町

Photo by ayan

涼をとるために設けられた開閉式の「無双窓」は、今日ではなかなか見ることができません。建築当時には想像もされていなかったでしょうが、共有スペースは屋外通路のみで、換気もしっかりできるプライベートな宿泊施設は、ウィズコロナの新しい旅行洋式にも合っていると言えそうです。

NIPPONIA 美濃商家町の蔵

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一軒家ほどもある金庫蔵や原料蔵、道具蔵は、重厚な雰囲気はそのままにモダンで落ち着いた空間へとリノベートされています。宿泊施設として生まれ変わり、人の手が入り、風が通されることで、過去から現在、未来へと引き継がれていく……。NIPPONIA 美濃商家町は、泊まることでそんな”引き継ぎ”に関われる、サステナブルな宿泊施設です。

美濃の伝統文化に根付いている

美濃和紙

Photo by ayan

NIPPONIA 美濃商家町の内装や照明に使われているのは、清流・長良川の澄んだ水で作られる伝統的な美濃の手漉き和紙です。江戸時代から和紙の産業で栄えた”和紙とうだつの町・美濃”らしく、和紙が暮らしに宿った、紙商のおもてなしを感じられます。

美濃和紙の障子

Photo by ayan

襖に貼られた手漉きの美濃和紙から透ける朝日を感じ、美濃の歴史と美濃和紙のある生活の一部を体験できます。

美濃和紙

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こちらは、リノベーションの際に発見された、紙商の取引先名の木彫りの判を和紙に押したもの。美濃和紙を贅沢に使った景色を楽しめ、美濃の伝統文化を感じられるのもNIPPONIA 美濃商家町ならではの魅力です。

金庫蔵を含む4つの蔵は、最高の美濃和紙でしつらえた一棟貸しの客室と、和紙原紙ショップ、アートギャラリーとなっています。

美濃や岐阜産の地元食材を使っている

朝食

Photo by ayan

NIPPONIA美濃商家町に朝食付きプランで泊まると、翌朝は地元食材の滋味あふれる朝食をいただけます。主屋の台所でこしらえた朝餉を客室まで届けてもらえるので、まるで紙商に招かれたお客様のような気分です。

朝食

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松久才治郎は紙の相場を揺るがすほどの豪快な商いをしていた紙商ですが、日々の暮らしはつつましく、食事も華美にせず、季節の食材を生かしたシンプルな料理を食べていたといわれています。

NIPPONIA 美濃商家町ではその食事をできる限り継承し、地元の米や農家から届く野菜を使った素朴な朝餉を提供。料理は和え物や煮物を中心に、土鍋で炊き上げるご飯や漬物などを取り合わせた体にやさしい献立です。

地元食材を使った朝食

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スタッフの家族が長良川で釣ったという鮎は、干ものではなく、塩水に浸す伝統的な方法で保存されたものだとか。その土地でとれるものを昔ながらの方法で保存・調理して出してくれるのも、サステナブルな宿泊施設らしいです。

土鍋ご飯

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提供時間に合わせて土鍋で炊き上げられた熱々のご飯は、岐阜県産あきたこまち。紙商が賓客をもてなしたときも、こんなふうにご飯を運んだのでしょうか。古い建物でその土地の食材をいただくと、そんな想像が広がります。

なお、NIPPONIA美濃商家町では夕食を提供していません。江戸時代から残る「うだつの町並み」をぶらりと散策し、美濃に根付いた美濃のお店で夕食を楽しむことを提案しています。訪れた人がその土地を知ることで、その土地をもっと好きになる……、NIPPONIA 美濃商家町のおもてなしに、そんなメッセージを感じました。

NIPPONIA 美濃商家町の主屋と蔵の10の客室

NIPPONIA 美濃商家町の客室は、YAMAJOU棟(松久邸)とYAMASITI棟(須田邸)の2棟あわせて全10室。それぞれ間取りも趣も異なる客室なので、一つずつ紹介します。

残月-YAMAJOU棟(松久邸)主屋

残月

Photo by ayan

YAMAJOU棟 主屋の「残月」は、2つの庭と茶室を備えたお部屋です。茶道に傾倒した主人の作った茶室で抹茶を嗜み、四季の移り変わりを感じる庭に面したお風呂に入る・・・そんな風流を感じる紙商のおもてなしを堪能できます。

ひのき風呂

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NIPPONIA 美濃商家町では、全10室の客室のうち9室(YAMASITI棟の可祝以外)にヒノキの浴槽が設置されており、お庭を眺めながらゆったりと入浴を楽しめます。

(1F:53.89㎡、2F:35.57㎡/和室 4・5帖+4帖 洋室2間/定員4名)

満月-YAMAJOU棟(松久邸)主屋

満月-YAMAJOU棟(松久邸)主屋

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YAMAJOU棟 主屋の「満月」は、施設内で最も大きな庭園を有し、紙商自慢の日本庭園を眺められるお部屋です。庭に面した雅な和室は、重厚な畳床や波打つ無双窓など主人がこだわり抜いた建屋を堪能できます。

前室

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本茶室からは、お茶をこよなく愛した文化人でもある松久才治郎の人となりが伝わってくるようです。

(1F:97.33㎡、2F なし/和室 11・5帖+4帖+2帖 洋室1間/定員6名)

綾錦-YAMAJOU棟(松久邸)主屋

綾錦

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YAMAJOU棟 主屋の「綾錦(あやにしき)」は、主人の書斎に見立てた部屋で古書を楽しみ、歴史に思いを馳せる…そんな紙商の暮らしを肌で感じることのできるお部屋です。

綾錦

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1階にはラウンジとダイニングがあり、部屋数が多いので、ご家族やグループでの滞在にもぴったりです(定員7名)。見晴らしの良い2階からは、町屋ならではの瓦屋根の入り組んだ景色が見られます。

(1F:93.2㎡、2F:38.44㎡/和室 8帖+6帖 洋室3間/定員7名)

陽明殿-YAMAJOU棟(松久邸)蔵

陽明殿-YAMAJOU棟(松久邸)蔵

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YAMAJOU棟 の「陽明殿」は、倉庫蔵を改装した、家族で楽しめるお部屋です。吹き抜けのリビングは開放感があり、蔵という言葉から連想される暗い雰囲気はまったくありません。

露天風呂

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庭には、蔵の横に残されていた井戸を再利用した、NIPPONIA美濃商家町で唯一の露天風呂があります。古いものを壊して捨てるのではなく、こんなふうに再利用しているのもお宿のコンセプトにぴったりですね。

陽明殿-YAMAJOU棟(松久邸)蔵

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2階は天井が低めに設計されていて、秘密基地のような雰囲気になっています。

(1F:46.10㎡、2F:19.87㎡/洋室2間/定員3名)

大極殿-YAMAJOU棟(松久邸)蔵

大極殿-YAMAJOU棟(松久邸)蔵

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YAMAJOU棟の「大極殿」は、和紙の原料である楮を収蔵していた蔵を改装したお部屋です。土間の床に高い天井が開放的な空間でありながら、蔵であるがゆえプライベート性も確保されています。NIPPONIA 美濃商家町で唯一キッチンを備えた客室となっており、おつまみを作りながら地酒をいただく、などの楽しみ方も。

取材時は、現代美術作家・田中千智の作品を展示したコンセプトルームとして、作品と泊まれる特別な宿泊プランを提供中でした。和紙と絵具、過去と現在、異質なものがコラージュする空間に泊まる特別な体験ができます(期間限定)。

大極殿-YAMAJOU棟(松久邸)蔵

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2階はこぢんまりとした寝室になっています。

(1F:74.38㎡、2F:19.35㎡/洋室2間/定員3名)

金剛-YAMAJOU棟(松久邸)蔵

金剛-YAMAJOU棟(松久邸)蔵

Photo by ayan

YAMAJOU棟の「金剛」は、蔵ごと金庫というスケールの大きな空間をそのまま使ったお部屋です。重厚感のある扉の向こうには当時のままヒノキの収納棚が残されています。

金剛

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この一軒家ほどもある金庫蔵には、かつて銀行員が常駐していたこともあるのだとか。松久才治郎の豪商ぶりが伝わってくるエピソードですね。

金剛

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2階の窓からは城跡がある小倉山を望めます。紙商の財宝になったような気分で休める、2つとないお部屋です。

(1F:77.94㎡、2F:29.82㎡/和室8帖 洋室1間/定員5名)

可祝-YAMASITI棟(須田邸)主屋

YAMASITI棟(須田邸)主屋

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ここからは、YAMAJOU棟から少し離れた街道沿いに佇む、須田万右衛門邸を改築したYAMASITI棟のお部屋を紹介します。

可祝

Photo by ayan

YAMASITI棟 主屋の「可祝(かしく)」は、階段を上った先に広がる隠し部屋のようなお部屋です。メインの和室は見晴らしの良い開放的な空間なのに対し、水回り付近の廊下は少し暗めのモダンな雰囲気。吹き抜けのある洗面室や控えの和室にはダイナミックな和紙アートが飾られています。

可祝-YAMASITI棟(須田邸)主屋

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設計士もお気に入りというおもしろい客室、ぜひ実際に自分の目で確かめてみてくださいね。なお、構造上の都合により、可祝のお風呂はNIPPONIA 美濃商家町で唯一システムバスとなっています。

(1F:4.12㎡、2F:90.89㎡/和室 10帖+10帖 洋室1間)

美やこ-YAMASITI棟(須田邸)主屋

美やこ-YAMASITI棟(須田邸)主屋

Photo by ayan

YAMASITI棟 主屋の「美やこ」は、明るい光がたっぷりと入る書院に、豪華な造りの畳床が印象的なお部屋です。YAMAJYOU棟の「満月」同様、上客をもてなすのに使われていたと言われています。

美やこ-YAMASITI棟(須田邸)主屋

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和室と寝室の間にある欄間は、まるで絵巻物のようです。過去の須田家の人たちもここから広い日本庭園を眺めて過ごしたのかもしれませんね。

(1F:102.09㎡、2F:なし/和室 12帖 洋室1間)

明がら須-YAMASITI棟(須田邸)主屋

明がら須 YAMASITI棟(須田邸)主屋

Photo by ayan

YAMASITI棟 主屋の「明がら須」は、1階に和室と浴室、2階に寝室を備えたお部屋です。専用のお庭があり、晴れた日は明るい日差しが差し込みます。1階に布団が用意されているので、グループ利用にも向く客室です。

隠し部屋

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実は、この明がら須にはちょっとした秘密のお部屋があります。どこにあるかは、実際に泊まって探してみてくださいね。

(1F:58.23㎡、2F:46.53㎡/和室 8帖+3帖 洋室2間)

小町-YAMASITI棟(須田邸)蔵

小町-YAMASITI棟(須田邸)主屋

Photo by ayan

YAMASITI棟の蔵を改修した客室「小町」は、ワンちゃんと一緒に泊まれる唯一のお部屋です。もともとは、家財や祭事の道具を長年守ってきた歴史ある蔵だったとのこと。蔵の目の前には広々とした天然芝のドッグランが用意されています。

小町-YAMASITI棟(須田邸)主屋

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土間のリビングや広々としたダイニング、客室インテリアはハンモックやアウトドアチェアなど、ほかの客室とはまったく異なる雰囲気です。ワンちゃんだけではなく家族みんなで楽しく滞在できるようにイメージして作っているのだとか。

小町-YAMASITI棟(須田邸)

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なお、ワンちゃんといっしょの宿泊にはいくつかルールがあるので、必ず事前にご確認ください。ワンちゃん用の設備として、足洗い用外水道、転落防止柵、中型犬用ケージ1台、トイレトレー、専用ゴミ箱、専用食器2つ、専用簡易バスタブ、無添加消臭剤などが用意されています。

(1F:41.18㎡、2F:31.7㎡)

蔵を改装した「陽明殿」に実際に宿泊した感想

陽明殿

Photo by ayan

筆者はYAMAJOU棟 の蔵を改築した「陽明殿」に宿泊してきました。主屋の西側に位置するこの蔵は、もともとは道具を収納していた倉庫で、改修にあたり蔵全体を柿渋を塗った板塀で囲み、部屋の前に露天風呂や縁側を新設しています。

美濃和紙

Photo by ayan

内部は蔵とは思えないほど明るく気持ちの良い空間が広がっており、美濃和紙の壁や照明が温もりを生んでいます。この和紙は、美濃手漉き和紙職人 千田崇統(せんだたかのり)氏が漉き、貼り合わせるところまで施行したとのこと。

美濃和紙

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和紙のおかげで蔵の重く暗いイメージが取り払われ、モダンで心地よい空間に仕上がっています。1枚1枚の和紙に表情があり、昼と夜、光の角度によって雰囲気が変わるのが美しいです。

陽明殿

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木目が美しい吹き抜けの居間に大きなダイニングテーブルがしっくりとなじみ、高い天井には和紙の照明が揺らめき、そのまま暮らしたくなるような居心地の良さがありました。

露天風呂

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庭には蔵の床の下に敷いてあった割栗石が敷き詰められており、蔵に残されていた井戸を使った露天風呂が設置されています。

露天風呂

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温泉ではありませんが、町中とは思えない開放感を楽しめる贅沢なお風呂です。夜空を見上げながら、朝日を浴びながら、誰にも邪魔されず、ゆったりとした時間を過ごせました。

ヒノキの浴槽

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露天風呂のほか、建物の中にもヒノキの浴槽のお風呂があります。古い建物ですが、リノベーションで洗面台やトイレは新しくきれいなものになっているので、不便は感じません。

陽明殿

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居間は吹き抜けになっていますが、階段で2階に上がれます。

2階の寝室

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2階は斜めになった天井をそのまま生かし、梁に触れることができるくらい低く設計された寝室です。なんだか秘密基地のような雰囲気がありました。蔵だからかエアコンの効きも良く、寒い時期でも快適に過ごせます。

窓からの景色

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採光のために作った小窓からの景色も気持ちよく、重なり合う屋根が見えました。

朝食

Photo by ayan

翌朝はお部屋まで温かい朝食を運んでもらえ、紙商の賓客になったような気分でゆったりといただけたのが印象に残っています。蔵を改修したお部屋、美濃和紙の壁紙や照明、そして地元食材を使った朝食、すべてに「美濃らしさ」を感じ、特別な体験ができました。

NIPPONIA美濃商家町

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NIPPONIA 美濃商家町に泊まって、美濃の伝統文化や建造物を残そうとするサステナブルな取り組みに少し関われたような気がしました。新しくておしゃれなホテルも素敵だけれど、物語のある、唯一無二の建物に泊まれるのは、とても貴重な体験です。この建物がこの先も旅人を迎えていけると良いな、と思いました。

まとめ ~紙商の邸宅で美濃の文化を感じた旅~

美濃 馴染み符

Photo by ayan

NIPPONIA 美濃商家町の施設内のことではないのですが、印象に残っているのはチェックインの際に渡された「美濃 馴染み符」です。この鞄(ポシェット)はもちろん、首からかける用の紐も、柔らかくて丈夫な美濃和紙で作られています。

美濃 馴染み符

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屋号紋があしらわれたこの鞄は、ゲストが滞在中、美濃のまちの一員になった証なのだそうです。鞄を提げて、下記のNIPPONIA 美濃商家町の馴染みの店を訪れると素敵なことが待っています。

  1. 松久永助紙店
  2. らんたんや
  3. 美濃町家 Mam’s
  4. LUOGO COFFEE&CRAFT
  5. 喜楽精肉店
  6. AC CRAFT
  7. 和紙専門店 Washi-nary

※チェックイン日とチェックアウト日のみ有効。特早割など一部のディスカウントプランでは付かない場合あり。

松久永助紙店

Photo by ayan

筆者も実際にこの鞄を提げてうだつの上がる町並みを散策したところ、和紙の素材から雑貨まで取り扱う老舗の和紙問屋店「松久永助紙店」では、美濃和紙マステ「岐阜のええもん 」をおみやげにいただきました。

らんたんや

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また、美濃和紙の提灯と和照明のお店「らんたんや」では、提灯の技法で作られたシェードをいただきました(※中に入れるLEDは別売)。製作風景まで見せてもらえ、美濃ならではの体験ができました。

美濃町家 Mam's

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地元の人に愛されるアットホームなパン屋さん「美濃町家 Mam’s」では、鞄を提げたお客さんにちょっとしたサービスを提供しているとのこと。内容はそのとき次第ですが、筆者が訪れた際はちょうどクリームチーズの入ったパンが焼き上がったところだったようで、ホカホカのパンを一つサービスしてくれました。

オーガニックコーヒーなどのドリンクに自家製パンのあんトーストとサラダがついたモーニングは、一日中いつでも注文できますよ。パンの種類も多いので、お土産にパンのテイクアウトも良さそうです。

うだつの上がる町並み

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初めて訪れる土地では、旅人は「外の人間」になりがちですが、「美濃 馴染み符」のおかげで美濃のまちの人との会話のきっかけが生まれ、美濃の暮らしやモノに触れることができました。NIPPONIA 美濃商家町のスタッフ(美濃に住む人たち)が、自分たちの施設に留まらず、この町の歩き方を提案してくれているのに感動しました。

NIPPONIA 美濃商家町

Photo by ayan

紙商の邸宅に泊まり、美濃の文化を感じられる旅ができるのは、NIPPONIA 美濃商家町だけです。いつもとちょっと違うサステナブル旅がしてみたい、ありきたりの観光ではない旅がしたい……、そう思っているなら、NIPPONIA 美濃商家町にぜひ泊まってみてください。

NIPPONIA 美濃商家町

■住所:岐阜県美濃市本住町1912-1

■客室数:10室(全室禁煙)

■駐車場:あり(無料/予約不要)

■アクセス:長良川鉄道「美濃市」駅から徒歩で約13分

■チェックイン:15:00(最終 18:00)

■チェックアウト:10:00

■新型コロナウイルス対策情報:https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/176776/176776_std.html

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ayan

愛知県在住フリーランス。ブログ歴18年目のブロガー&旅ライターとして活動中。各国政府観光局及び航空会社とのタイアップ企画参加経験も複数あり。

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