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近畿

築100年を超える京町家で寛げるカンデオホテルズ京都烏丸六角はコスパ良好の非日常空間だった!

最終更新日 2022-02-25

古都京都の中心地、烏丸御池からほど近くの烏丸六角に2021年6月にオープンしたのはカンデオホテルズ京都烏丸六角。明治時代からある築130年の京町家と近代的なホテルを融合した新しいかたちの宿泊施設です。今回はこのカンデオホテルズ京都烏丸六角の魅力をたっぷりお伝えします。

 

カンデオホテルズ京都烏丸六角の紹介

カンデオホテルズとは

部屋の様子

『Photo by 若林佐恵里』

ホテルの名前にもなっているcandeo(カンデオ)。美しい響きですね。これはラテン語で「光り輝く」という意味があって、お客様が光り輝けるための場所という思いが込められているのだとか。

そんなカンデオホテルズは近年続々と開業し、現在全国で23のホテルを有するホテルチェーンで、京都ではこちらが唯一のホテルです。

 

ホンモノの京都にふれられるカンデオホテルズ京都烏丸六角

外観

『Photo by 若林佐恵里』

紺色の暖簾をくぐると漂うお香の香り。京都の真ん中とは思えない静けさ。そして目の前に広がる空間は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。

玄関から見た座敷

『Photo by 若林佐恵里』

それもそのはず、こちらの町家は京都市登録有形文化財で、もともとは近江八幡出身の呉服商伴家の住宅という歴史と由緒のある建物なのです。

それだけでなく、長年保存されてきた池大雅という有名な画家の襖絵や、受け継がれてきた装飾品もそのまま展示されています。本来であれば、美術館にあっても不思議ではないような美術品に囲まれて過ごせるというのは、やはり古都京都ならではですね。

ライブラリー

『Photo by 若林佐恵里』

そんな京町家が町家ラウンジとしてライブラリーやバーになっているのが、このホテルの特筆すべき点です。宿泊客はこの歴史ある町家ラウンジに朝な夕なに訪れ、読書をしたり、お酒をいただいたりできます。ホンモノの京都をホテルに滞在しながらにして、楽しめるようになっていています。

 

カンデオホテルズ京都烏丸六角のおすすめポイントと魅力

フロントは玄関の奥にあるので、ワクワクしながら進みます。京町家は「うなぎの寝床」と呼ばれていて、入り口は狭いけれど、奥行きがあるのが特徴です。これは昔、家の間口の長さで税金が決まっていたからなのだとか。

ロビーの照明

『Photo by 若林佐恵里』

歴史を感じながら奥に進むと、上からきらきらと旅行者を照らすいくつもの照明に気づくでしょう。カンデオホテルズという名前にふさわしい演出で、まるで旅行者を歓迎しているかのようですね。現代的なものと歴史ある京町家が見事に融合しています。

さて、フロントチェックインを済ませます。スタッフの方が丁寧にホテルについて説明してくれました。

宿泊棟への通路

『Photo by 若林佐恵里』

町家を出るとそこには近代的な建物があり、こちらが宿泊棟になっています。町家ラウンジと宿泊棟の間にある灯篭も歴史を感じさせる佇まいです。

 

①客室

ドアを開けたところ

『Photo by 若林佐恵里』

今回のお部屋は9階にあるキングルームです。広すぎず狭すぎず、ちょうどいい広さです。また、ブラウンとゴールドとベージュのカラーコンビネーションを基調とした色づかいもおしゃれでお部屋に入ったとたん、ため息がもれてしまいます。

ベッド

『Photo by 若林佐恵里』

ベッドはもちろん寝心地の良さに定評のあるシモンズ製で、一人でもキングサイズ。ちなみに、こちらで使われているベッドは一番小さいベッドでもクイーンサイズだそうで、お客様に大きなベッドでゆっくり休んでいただきたいという思いがあるそう。

洗面台

『Photo by 若林佐恵里』

また、できるだけ広く感じられるように、クローゼットではなくハンガーラックがあったり、アメニティが箱に入っていたりとお部屋の見た目がスッキリしているのも、落ち着きを感じられる理由なのかもしれません。

オーガニックシャンプー

『Photo by 若林佐恵里』

その他にも、バスルームにとりつけられているシャンプーやコンディショナー、スパにある化粧水などは全て、イタリア製のオーガニックのもので、カンデオホテルズだけの特注品だとか。お客様から「どこで手に入りますか?」という問い合わせもあるほどだそうです。

 

②ライブラリー

町家ラウンジ見取り図

『Photo by 若林佐恵里』

町家ラウンジにあるライブラリーとバーについて紹介します。

ライブラリーから外を見る

『Photo by 若林佐恵里』

京町家というのは、通りに面した商いスペースと、奥にある住居スペースに分かれています。通りから中が丸見えにならないように格子が建てられています。

実はこの格子の柄は各家の職業によって違っていて、一目見て、その家の商売が何かわかるようになっています。酒屋格子、米屋格子、呉服屋格子などというように呼ばれます。この商いスペースの2階にあるのが厨子(つし)です。ライブラリーはこの厨子(つし)2階にあります。

もともとは物置や使用人の寝泊まりに使用される小さなスペースで、中2階とも呼ばれていました。厨子(つし)には虫籠窓(むしこまど)があるのも特徴です。虫籠窓(むしこまど)とは塗り壁の窓のことで、虫かごのように見えることから、そう呼ばれていて、風を通したり、光を入れるために作られています。

ライブラリーひき

『Photo by 若林佐恵里』

ライブラリーには大きなソファーが置かれています。この座り心地が最高で、ゆったりと読書を楽しむことができます。ワーケーションならここで仕事をするのもおすすめです。とても静かなので、仕事が捗ること間違いなしです。

本棚

『Photo by 若林佐恵里』

本棚には京都や庭園、京町家などに関する本が置かれていますので、ぜひ手にとってページをめくってみてください。

また、コーヒーと紅茶のサーバーもあって至れり尽くせりです。しかも人気陶芸家のイイホシユミコさんのカップが置いてあり、そのカップで飲むことも可能。お気に入りのカップを選んでみてくださいね。

苔の庭

『Photo by 若林佐恵里』

ライブラリーは24時間オープンです。好きな時間に行って、読書をしたり、日記を書いたり。普段ではできないことをやってみるのもいいかもしれません。筆者もここで少し仕事をしましたが、居心地が良すぎて、あっという間に時間が過ぎていました。

メイン町家1階のソファ

『Photo by 若林佐恵里』

厨子(つし)から降りた1階の母屋にはソファーが置いてあり、ここでも宿泊者がゆったりと過ごせるスペースになっています。

③バー

カンデオセレクション

『Photo by 若林佐恵里』

フロントの隣には、「candeo selection」なるものが。ここではワインやクラフトビール、そしておつまみ類を販売しています。ここで飲み物を買って、母屋の2階のバーで飲むことができます。

バーカウンター

『Photo by 若林佐恵里』

ここがバーカウンターです。おすすめはワインのセルフバー。まず、フロントでコインを購入します(700円)。

ワインのセルフバー

『Photo by 若林佐恵里』

それから、2階のバーカウンターへ行き、セルフバーから自分で1杯分のワインを注ぐだけです。

ビールとおつまみ

『Photo by 若林佐恵里』

筆者は「candeoselection」でクラフトビール「京都クラシック」をチョイスしました。おつまみはこちら。「三種のナチュラルチーズ&京鴨ナッツ」です。更け行く京都の夜をまったりと過ごしました。ちなみにこのお皿もイイホシユミコさんのものだそうです。

④スカイスパ

スカイスパ露天女性

『写真提供:カンデオホテルズ京都烏丸六角』

candeohotelsはどこのホテルでもスカイスパ(大浴場)があるのが特徴。こちらでも女性用は2階に、男性用は4階にスパがあります。

壺湯

『写真提供:カンデオホテルズ京都烏丸六角』

白を基調としたシンプルな作りはまるでローマの浴場のよう。スパでは町家とはまた違った雰囲気で疲れを癒すことができます。内湯と外湯があり、女性用の外湯には壺湯が2つあり、そこにゆったり体を沈めると隅々までじんわりと温まり、日頃の疲れをじっくり癒すことができます。

男性用サウナ

『Photo by 若林佐恵里』

また、女性用にはミストサウナ、男性用にはサウナと水風呂があります。サウナでじっくり汗をかいて、疲れやストレスを洗い流してしまいましょう。

男性用大浴場

『Photo by 若林佐恵里』

スパは15:00から翌11:00までで、深夜の時間の制限がなく真夜中でも入ることができます。ですから、外出していて遅く帰ってしまっても大丈夫です。また混雑を避けることができるのもメリット。お部屋のテレビで混雑状況を確認できますので、チェックしてから行ってください。

⑤朝食

朝食会場

『Photo by 若林佐恵里』

ホテルの楽しみといえば朝食。candeohotelsチェーンでは朝食は全てブッフェなのだそうですが、京都だけは特別にお弁当です。

朝食会場は、町家ラウンジの2階で、夜はバーとして使われているところ。「おはようございます」と笑顔で挨拶してくれるスタッフに案内してもらい行ってみると、朝はさらにしんとしていて、窓から朝の光が差し込んでいます。町家にいると一日でこんなに表情が変わるんだなと感心してしまいます。

ドリンクバー

『Photo by 若林佐恵里』

お吸い物とドリンクはセルフサービスです。カウンターで飲み物を選びます。牛乳、りんごジュース、オレンジジュース、コーヒー、お茶などがありました。

開ける前の朝食

『Photo by 若林佐恵里』

席につくと、こんなお弁当が。思わずテンションが上がります。ワクワクしながら開けてみると,折箱は2段重ね。

開けた後の朝食

『Photo by 若林佐恵里』

上の段には、ローストポークや海老の炊いたん(炊いたもの)など朝食にしては贅沢?と思うようなものまで、入っています。ご飯はかにちらしで、これもまた冬の贅沢。下の段にぎっしりとおばんざいが詰まっています。

「おばんざい」とは京都の家庭料理のこと。京都の冬を代表するかぶの漬物、千枚漬けや、湯葉の炊いたんなど、京都ならではの食材がずらり。季節の野菜をたっぷり使って、体も心もうれしい朝食です。

食後のコーヒー

『Photo by 若林佐恵里』

食後はコーヒーを。窓の外の景色を眺めながら、いただく朝のコーヒーは格別です。旅の計画をたてるもよし、何も考えずただのんびりと過ごすもよし、京都の贅沢な朝を心ゆくまで味わってみてください。

⑥立地

六角通り

『Photo by 若林佐恵里』

candeohotels京都烏丸六角は立地が抜群にいいのもその魅力の一つ。京都駅からは地下鉄で3駅、烏丸御池駅下車で徒歩3分です。このあたりは京都の中心地でビジネス街でもあります。おしゃれなショップやカフェなども多く、いつもたくさんの人が行き交う場所。ホテルに滞在しながら、街歩きを楽しめるエリアです。

そのなかでも特に行っておきたいスポットをご紹介します。

六角堂

『Photo by 若林佐恵里』

一つは、六角堂。こちらはいけばな発祥の地とも言われています。本堂が六角形をしていることから六角堂と呼ばれていますが、正式名称は紫雲山頂法寺といいます。587年に聖徳太子により創建された歴史の長い寺院です。

ホテルからは歩いてすぐの距離で、かつ拝観無料なので散歩がてらにふらっと訪れるのがおすすめ。すぐ隣にスターバックスもあります。行くなら朝です。お寺独特の静けさの中で、京都の歴史に思いをはせてみてはどうでしょうか。

マンガミュージアム

『Photo by 若林佐恵里』

もう一つは、京都マンガミュージアムです。こちらは烏丸御池駅からすぐのところにあって、館内には数え切れないほどのマンガがあります。漫画好きの外国人は必ず訪れるといわれているほどです。マンガを読めるスペースもあり、長時間漫画を読みふける人もちらほら。ここでマンガを読んでいると時間のたつのも忘れてしまいます。また建物は廃校になった小学校をそのまま使っているのがおもしろいところ。階段や廊下がとてもノスタルジックです。

 

こんな人におすすめ

足元の電灯

『Photo by 若林佐恵里』

 

京都で暮らすように旅したい

スケジュールを詰め込んで観光三昧の旅よりも、ゆったりと京都に馴染むように滞在したいという人にはオススメのホテルです。京都の中心部にありながら、ホテルが面している六角通りには昔ながらの町家を利用したカフェや居酒屋もたくさんあって京都の雰囲気を十分に味わえる場所だからです。また遠出をするにも交通の便もいいので、効率的に動けます。

もちろんホテルは京都の雰囲気たっぷりなので、ホテルにいるだけで京都を感じられます。暮らすように旅したい人にはぴったりのホテルです。

 

おこもりステイでリフレッシュしたい

最近、流行りのおこもりステイ。疲れた体と心を癒すのには「外こもり」がいいという話も聞きます。カンデオホテルズ京都烏丸六角は、おこもりステイするには最高の場所です。

筆者もチェックインからチェックアウトまでどこにも行かずにホテルだけで過ごし、文字通りの「おこもりステイ」を堪能しました。

座り心地が最高のソファ

『Photo by 若林佐恵里』

まず、部屋の居心地がいいです。ソファの座り心地もベッドの寝心地も最高でした。ゴロゴロしているだけで幸せな気分になれます。「ゴロゴロするのはちょっと……」という方はライブラリーで読書をしたり、バーでお酒を楽しんだりと部屋で過ごす以外の選択肢もありますので、思い思いのおこもりステイをすることができます。

もちろんおこもりステイにはスパも欠かせないポイント。チェックインした後に1回、寝る前に1回、朝に1回となんどもスパに入っているうちに体が元気になっていくのを感じるはず。

部屋着

『Photo by 若林佐恵里』

寝心地抜群のベッドで眠って、朝には体に優しいおばんざい御膳が待っています。チェックアウトの時間までゆっくり過ごしたら、きっとエネルギーも満タンにチャージされるはずです。きっと「帰りたくない」と感じるでしょう。それほどに居心地の良いホテルです。

「おこもりステイ」したい皆さんにはカンデオホテルズ京都烏丸六角を全力でおすすめします。

 

感想

ライブラリー天井

『Photo by 若林佐恵里』

このcandeohotels京都烏丸六角に泊まった感想はやはりコスパがいいということでした。今回の宿泊料は京都市の宿泊税200円を入れて、税込9800円でした。平日とはいえ、オープン間もないホテルでスパも楽しめて朝食もついていて1万円以下というのは驚きのお値段です。

それだけでなく、とても新しいホテルなのもあるけれど、手入れが行き届いていてどこもかしこもピカピカでした。そして、スタッフさんはみんな丁寧で親切。それでいてどこか親しみがあり、一人で宿泊している筆者に色々と話しかけてくださいました。

いつも「ごゆっくりお過ごしください」と声をかけてくれて、帰るときも、出口で笑顔で見送ってくださって名残惜しい気持ちでいっぱいに。ここで働く人が誠実に仕事に向き合っておられるということがひしひしと伝わってきました。居心地がよかった一番の理由はここにあると思います。

外観ひき

『Photo by 若林佐恵里』

ホテルのホームページにも「唯一無二の四つ星ホテル」とありますが、ビジネスホテルよりは非日常感があって、ラグジュアリーホテルほど贅沢しすぎではないという路線が過ごしやすいと感じました。帰るときには「絶対もう一度来たい!」という気持ちにもなり、今もそう思っています。今回は一人での宿泊でしたが、次回は家族を連れてきたいとも思うし、また友達が京都に来るときにはここをすすめようと思います。誰かを連れてきたくなるホテルとも言えるかもしれません。

 

さいごに

バーからライブラリーを臨む

『Photo by 若林佐恵里』

このようにカンデオホテルズ京都烏丸六角は古いものと新しいものが見事に融合され、「古きをたずねて新しきを知る」ホテル。また、長くゆったり滞在して、ホンモノの京都をじっくり味わえるホテルです。新しい京都の楽しみ方を知りたいという方はぜひ宿泊してみてください。

candeohotels京都烏丸六角
■住所:〒604-8164 京都市中京区六角通烏丸西入骨屋町149(室町通下がる六角東入る南側)

■アクセス:京都市営地下鉄烏丸線 烏丸御池駅 徒歩3分

■新型コロナウイルス対策情報:三密回避宣言として新型コロナウイルス感染予防対策に取り組んでいます。

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