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近畿

お寺×ホテル×美術館?!寺院共存型ホテルで過ごすここだけの京都の楽しみ方『三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺』

最終更新日 2022-04-15

京都でも一番にぎやかな四条河原町界隈。観光客や買い物客など多くの人が行き交う通りのほど近くに三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺はあります。こちらは京都でもめずらしい寺院とホテルが一体となっている寺院共存型ホテルです。寺院とホテルの両方を楽しめてしまう三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺の魅力をたっぷりとお伝えします。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺とは

三井ガーデンホテルズ

客室

Photo by 若林佐恵里

三井ガーデンホテルズは、三井不動産ホテルマネジメントが運営するホテルブランドです。 国内と台湾に宿泊主体型ホテル 33 箇所を展開し、京都には 5つの同ブランドのホテルがあります。三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺もそのひとつです。

浄教寺

浄教寺の門

Photo by 若林佐恵里

浄教寺は正式名称を「多聞山鐙籠堂浄教寺(たもんざんとうろうどうじょうきょうじ)」といい、法然上人によって開かれ総本山を東山の知恩院におく浄土宗のお寺です。平安時代末期に平清盛の長男である平重盛によって開基されました。
その後、1449年に後花園天皇により浄教寺の名を賜り、1591年に豊臣秀吉の洛中寺社整理によって寺町通沿いの現在の場所に移転したということです。
近年、老朽化が進んで耐震などの心配もあった浄教寺の伽藍を建て替えるにあたり、ホテルと一体化すれば浄教寺を次世代につないでいけると考え、現在のような形になり2020年9月28日にオープン。寺院とホテルが一体となった施設の建設は新しい試みで全国にもまだ例がないのだそう。
寺院の入り口とホテルの入り口は別々になっていますが、ほんの目と鼻の先です。また、ホテルのロビーのガラス窓から本堂の様子が見られるようになっています。(法要などでご覧いただけない日もあります)

木鼻

写真提供:三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

こちらは木鼻と呼ばれるもので、以前の浄教寺のはりにあったそうなのですが、現在はホテルロビーに展示されています。

鬼瓦

Photo by 若林佐恵里

こちらに、三体の鬼瓦があります。これは浄教寺本堂内にあるものです。ホテルになる前に この場所にあった以前の浄教寺の場所を更地にした際の京都市による遺跡発掘調査で発掘されたものなのだとか。左にあるのは、創建当時のもので室町時代のものだそうです。

鬼瓦(安土桃山)

Photo by 若林佐恵里

これは真ん中にある安土桃山時代のもので、右にあるのは、江戸時代中期のものだそうです。三つ比べてみると形はもちろん、顔の表情なども違っていて興味深いですね。
このように歴史のあるものを間近で見られるのは貴重なことですね。

 

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺のおすすめポイントと魅力

便利な立地と落ち着いたロビー

浄教寺の入り口

Photo by 若林佐恵里

四条通から寺町通を南に入ってしばらく歩くと、三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺があります。しかし、大きな看板があるわけでもなく、その場に溶け込んでいるかのようで、静かな存在感がある佇まいはお寺そのものです。

外観

Photo by 若林佐恵里

また、寺町通からホテルの玄関までは長い距離があります。これは参道でもあるのだとか。

香炉

Photo by 若林佐恵里

玄関を入ると、まず感じるのが心地よいお香の香りです。ここがホテルでもありながら、お寺でもあるのだというのがわかります。

ロビー

Photo by 若林佐恵里

ロビーは黒と白が基調となっていて、ホテルにしてはかなり暗めで驚かれるかもしれません。でも、そのおかげで窓から差し込むかすかな光の存在を感じられます。
黒と白は陰と陽をあらわしているそうで、どこも落ち着いた黒と白のシンプルなデザインで統一されています。

チェックイン機

Photo by 若林佐恵里

チェックインはこちらの自動チェックイン機でも可能です。こちらからカードキーや朝食券が出てくるので受け取って客室へ。

アメニティバイキング

Photo by 若林佐恵里

アメニティバーもお忘れなく。環境に配慮して客室には最低限のアメニティだけが置かれているので、もし必要なものがあればこちらでもらって行きましょう。


さりげない美術品の数々

フロント

写真提供:三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

ロビーから客室に向かう間にさりげなく飾られた絵や美術品があります。実はこれも浄教寺に伝わる美術品です。
こちらは、浄教寺で使用されていた、魔除けの意味がある留蓋瓦(とめぶたがわら)です。ロビーに阿吽の「吽」である雄獅子、2階のエレベーターホールに「阿」である雌獅子が設置されています。ともに浄教寺で代々受け継がれてきたものです。

古い木

写真提供:三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

こちらの古い木は、先代の浄教寺の床に使われていたものなのだとか。ホテルと一体になることで装飾品として、新しい命を吹き込まれたようですね。後ろに見えるのはフロントのカウンターです。

古い地図

写真提供:三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

こちらは、見てお分かりの通り京都の地図です。こちらも室町時代のものなのだとか。
実は横にあるQRコードにスマホをかざすと、美術品の説明が読めるそう。ここは寺院共存型ホテル+美術館といっても過言ではなさそうです。
エレベーターを待っている間に「浄教寺はどこかな?」と地図に見入ってしまって、待っていたはずのエレベーターを乗り損ねてしまう方もいるのだとか。

水墨画

Photo by 若林佐恵里

また、エレベータで8階に上がるとそこにもこのような墨絵の掛軸がありました。スタッフの方の話によると、こちらも浄教寺で長い間、伝わってきたものだそうです。もちろん、各階にあり、それぞれ違うそうです。
まるで美術館のようでもあるホテルなので、じっくりと滞在を楽しんでください。

ゆったりとした客室

客室番号

Photo by 若林佐恵里

客室番号をあらわしているのは燈籠です。浄教寺にはなんと48の燈籠があり、鐙籠堂とも呼ばれていることから、このようなデザインになっているのだとか。とても素敵ですね。
ではなかに入ってみます。

部屋

Photo by 若林佐恵里

今回、宿泊したのはモデレートクイーン(和)のお部屋です。畳敷きで座椅子もある京都らしさがあふれています。まず目に入ってくるのはこの洗面台。この丸い形がオシャレですよね。実はこれはお寺の手水鉢をイメージしているそうです。

ベッド

Photo by 若林佐恵里

ベッドはサータ社製で寝心地も最高です。ちょうど寝転んでちょうど目線がいく場所にテレビもあり、大浴場の混み具合などがわかります。

ベッド周り

Photo by 若林佐恵里

何よりベッド周りにUSBジャックやコンセント、室内の照明のスイッチなどが揃っていてとても便利でした。引き出しには、充電器も備え付けられていて充電器を忘れても安心です。

トリプル

Photo by 若林佐恵里

こちらは、トリプルのお部屋。

モデレートクイーン

Photo by 若林佐恵里

こちらはモデレートクイーンのお部屋。

モデレートツイン

Photo by 若林佐恵里

こちらはモデレートツインのお部屋です。
どのお部屋も二人から泊まれる形になっており、モノトーンカラーの落ち着いたデザインです。一人で宿泊するならモデレートクイーンがいいですね。

くつろげる大浴場

2階にある大浴場について紹介します。

男湯

写真提供: 三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

三井ガーデンホテルズは大浴場があるホテルが多く、こちらのホテルにも2階に大浴場があります。15:00-翌朝の10:00まで終夜入浴が可能です。朝も夜も楽しめるのはいいですね。

女湯

写真提供: 三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

大浴場もホテル内の内装と同じく黒と白を基調としていて、真ん中には光に照らされた手水鉢のようなオブジェがあります。随所にお寺×ホテルのこだわりが見られますね。
正面にはアート作品があり、男湯では力強さを、女湯ではやわらかさを表現した作品になっているのだとか。お寺のホテルならではのデザインの大浴場で日頃の疲れをゆっくりと癒してください。

清々しい朝のおつとめ

浄教寺玄関

Photo by 若林佐恵里

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺の特筆すべき点は朝のおつとめがあることです。今回、参加してきましたのでレポートしたいと思います。

冊子

Photo by 若林佐恵里

そもそも、朝のおつとめというのは何かといえば、お寺で毎朝行われるものです。その内容は、まず、ご本尊に手を合わせ、開祖に感謝を述べ、歴代のご住職のご先祖のご供養のために祈りを捧げます。また、戦争や災害で亡くなった方の鎮魂、または様々なご祈願を行うという時間です。それに参加できるのはとても貴重な機会ですね。
まず、参加者は朝の6時40分に申し込みの際に渡されるしおりを持ってロビーに集合します。集合したらホテルの方が、お寺に案内してくださいます。

阿弥陀さま

写真提供: 三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

まずはお香の香りに包まれた本堂と阿弥陀如来さまの荘厳さに驚きます。
しおりを読みながら、しばらく待つとご住職が入ってこられて、静かな本堂の中に読経の声が響きます。目を閉じてじっくりと耳を傾けると不思議なことに心が落ち着いてくるのがわかります。

住職

写真提供: 三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

読経の途中で焼香が始まりますので、説明を受けた順番で焼香をします。焼香のやり方がわからなくても大丈夫です。詳しいことはしおりに書いてあります。

浄教寺に伝わる品々

Photo by 若林佐恵里

読経が終わると、ご住職が浄教寺の歴史や仏像や展示されている美術品などについて説明してくださいます。江戸時代のものなら新しいと感じるほど、鎌倉時代や室町時代のものもたくさんあり、それを間近で見られることは京都ならではといえるでしょう。

お地蔵さん

Photo by 若林佐恵里

こちらは、鎌倉時代のお地蔵様です。保存状態がとてもよく、まだ少し鎌倉時代の絵の具が残っているのだとか。ぜひ、おつとめに参加してよく見てみてください。

灯篭

写真提供: 三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

浄教寺は鐙籠堂とも呼ばれていますが、それは、このように48の燈籠が阿弥陀様を照らしているからです。こちらの燈籠も歴史あるものだそうです。
このように、浄教寺に代々伝わる歴史あるものを見せていただけるので、宿泊の際はぜひおつとめに参加することをおすすめします。
お寺の行事などのため、開催されないこともありますので気をつけてくださいね。
参加希望の場合、専用プランで予約するかチェックイン時に申し込みます(先着順)。参加費は500円です。おつとめは椅子席で靴のまま本堂に入ります。おつとめ中の写真撮影は禁止ですが、終了後は可能となります。

御朱印

Photo by 若林佐恵里

おつとめの参加者の方は御朱印もいただけます。希望の方は、フロントにご朱印帳を預けておくと描いてもらえます。(300円)

寺院共存型ホテルらしい朝食

おつとめが終わったら、お待ちかねの朝食です。

レストラン

Photo by 若林佐恵里

朝食会場は2階の僧伽小野(さんがおの) 京都浄教寺です。福岡の僧伽小野一秀庵の2号店で県外初出店なのだそうです。お寺の落ち着いた雰囲気をそのまま感じつつ食事ができる、和食のレストランです。

レストラン内装

Photo by 若林佐恵里

大きな窓からは朝の光がたっぷりと入ってくる明るい空間です。
朝食は和定食で、どれもお寺らしい精進料理のような朝食です。

メニュー

Photo by 若林佐恵里

「光明」(こうみょう)「紫雲」(しうん)「青蓮」(しょうれん)の三種類の中から選べます。三種類の違いはメインです。
「光明」(こうみょう)は鯛の出汁茶漬けと天ぷら、「紫雲」(しうん)はちらし寿司とそば「青蓮」(しょうれん)はうなぎの蕪蒸し、またはうなぎの玉子とじの2種類です。どれも美味しそうで、どれにしようか悩みましたが、
今回は「光明」(こうみょう)をいただくことにしました。「光明」というのは智慧や慈悲を表す言葉なのだそうです。

朝のお茶

Photo by 若林佐恵里

煎茶とほうじ茶が出てきます。こちらの煎茶は掛川茶とのことで、濃いめに淹れてあり、いただくと体が目覚めていくようでした。ほうじ茶もほっこりとしてやさしいお味でした。しかも、煎茶は季節によって種類が異なるのだそうです。

朝食

Photo by 若林佐恵里

しばらくすると、料理が運ばれてきました。お皿がところ狭しと並んでいて、少しずつ色々なものを楽しめるようになっていて、思わず笑顔になります。
だし巻き卵や焼き魚など朝食には欠かせない料理もありますし、胡麻豆腐などお寺ならでは一品も並んでいます。ひとつひとつ口に運ぶといつもとは違う非日常の朝を感じることができます。
メインはご飯の上に天ぷらと鯛を乗せて、お出汁をかけていただきます。もちろん、出汁茶漬けにしてもいいししなくてもいいと思います。ひつまぶしのように半分まで別々で、半分から出汁茶漬けにするのもおすすめです。天ぷらはサクサクで、鯛にはしっかりと味がついていて、ご飯に合います。朝からこんな贅沢ができるなんて最高ですね。

コーヒー

Photo by 若林佐恵里

最後はデザートを。食後のコーヒーまでじっくりと堪能してくださいね。

 

周辺を楽しむ

デパ地下で食べ物を調達してお部屋で食べる

河原町

Photo by 若林佐恵里

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺は京都の繁華街四条河原町から歩いて数分のところに位置しています。四条通と河原町通が交わる交差点です。だから夕食を食べるなら、付近には迷ってしまうほどのレストランの選択肢があります。
そこで提案したいのが、デパ地下です。四条河原町には高島屋京都店があるので、そこで京都で食べられるおいしいものを買い込んでホテルで食べるというのもひとつの方法です。
今回は3つの商品を買い込んでお部屋でいただきました。

ふくさ焼

Photo by 若林佐恵里


まず一つ目は三木鶏卵さんの「ふくさ焼」です。これは、出汁を入れた卵に玉ねぎ、ミックス野菜、三つ葉を入れてオーブンで焼いたものです。口当たりはふんわりと柔らかく、お出汁の優しい味が特徴です。お酒のおつまみにも最適です。

はつだ

Photo by 若林佐恵里

次に二つ目は和牛はつださんの「特選和牛弁当」です。ごはんの上にキャベツ、その上に和牛がのっている人気のお弁当です。弁当コーナーで購入しました。お肉もごはんもぎっしりと詰まっていてきっと満足感を得られること間違いなしです。

Photo by 若林佐恵里

最後はスイーツです。仙太郎さんの「桜餅」と「花とだんご」です。ホテルに備え付けのお茶を入れていただきます。
「桜餅」は関西風の道明寺をなんと2枚の桜葉で挟んであり、口に入れると桜の香りが口いっぱいに広がります。「花とだんご」はいわゆる三色だんご。もちもちとした食感が三つのそれぞれの味を引き立てていました。

寺町通を歩いてみよう

寺町通

Photo by 若林佐恵里

ホテルの前の通りは寺町通(てらまちどおり)です。この通りは昔、お寺が立ち並ぶ通りでした。昔ながらのお店の中に、おしゃれなアクセサリーの店やカフェなどが並ぶ個性豊かな通りです。ホテルには地図もありましたのでぜひそれを持って寺町通を歩いてみてください。

鴨川は散歩におすすめ

鴨川

Photo by 若林佐恵里

四条河原町を東に進むと鴨川があります。河原に降りて散歩することもできます。朝などは人が少なくておすすめです。川辺をゆったりと散歩する鷺などが見られるかもしれません。

 

こんな人におすすめ

京都を肌で感じたい

天井

Photo by 若林佐恵里

京都を旅行すると、きっと清水寺や金閣寺など様々なお寺を巡ると思います。ですから、そこで京都を感じることができます。ただ、寺院と一体となったホテルでは、寺院の美術品に囲まれながら過ごすことができます。朝のお勤めはもちろん、炊かれているお香の香りや、さりげなく飾られている美術品、お部屋の障子にも京都らしさを感じるでしょう。そんな宿泊体験をしたい方におすすめです。

「おこもり」したいけど、違った体験もしてみたい

モデレートクイーン

Photo by 若林佐恵里

京都に座禅体験をしている寺院はたくさんあるけれど、朝の早いうちから、移動しなければならないのは、大変ですね。地下鉄も動いていないし、タクシー代もかかるし……。ここなら、ホテルのなかで朝の清々しい空気を味わえます。お寺で体験をしたいけど、移動するのは億劫だという欲張りさんにもおすすめです。

実際に宿泊した感想

書のアート

Photo by 若林佐恵里

今回の宿泊を終えて、今まで寺院の中でひっそりと保管されてきた美術品の数々がホテルにさりげなく展示されていることに一番驚きました。そんな大事なものを人目に晒していいのだろうかと心配になりました。でも、よく考えてみれば、誰の目にもふれないで、このままよりも、誰かと共存していくほうが、次世代に繋げられるのだということが伝わってきました。これが新しい保存の形かもしれません。また、ホテル内にあるもののことで興味が沸いて、ホテルのスタッフさんに質問したら、とても親切に教えてくださいました。まだ日本、いや世界にもないであろう新しい形のホテルなので、受け取る印象はきっと人それぞれ。ぜひ行ってみてください。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

■住所:〒600-8031 京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620番

■電話番号:(075)354-1131

■アクセス:阪急電鉄京都線 京都河原町駅 10番出口 徒歩1分

京都市営地下鉄烏丸線 四条駅 10番出口  徒歩1分

京阪本線 祇園四条駅 徒歩7分

 

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