最終更新日 2023-01-19
記事の目次
小田原ってどんな場所?


新横浜から新幹線で約14分、品川から東海道線でも13分で行ける小田原。人気の観光地・箱根に行く通過駅というイメージも強いのですが、実は最近とても駅周辺が発展していて1泊2日の旅行としても楽しめる街になりました。


小田原駅はJR・新幹線そして小田急線もある大きな駅です。新幹線乗り場は西口、JR中央口からは小田急線や駅ビルへアクセス便利、東口からは箱根へ向かうバスも出ています。
旅の1日目は<ミナカ小田原>を楽しむ


ミナカ小田原は2020年12月4日に小田原東口駅前に開業した商業施設です。東口を出て右に行くとすぐに見えてくるのは、宿場町をイメージした建物!


2021年度グッドデザイン賞受賞したこちらの建物は、手前に宿場町、その後ろには近代的な高層ビルという不思議な風景です。




建物1~2階には飲食店やお土産やが並び、3階には小田原・西湘エリアの地元人気飲食店が利用できる「西湘フードスタジアム」(フードコート)があります。


フードコートには小さいですが、キッズスペースもありました。




屋外の「金次郎広場」はお店が並ぶ間にテーブルがあり、お店で購入したものを食べることもできるようです。ペットも連れて利用ができます。


小田原といえば何かな~と見ていて気になった<鯵の唐揚げ>の看板。


「小田原吉匠」に入ると、ショーケースにはいろいろなテイストの唐揚げがずらり。


悩んだ結果、看板にもあった期間限定のバター醤油味にしました。お昼を食べてなかったので、ちぎり天枝豆もオーダー。ちぎり天は温めてくれる嬉しいサービス!




せっかくなので、金次郎広場でいただきます。ビールセットがあったので、旅の楽しみ昼ビールです。ビールセットは通常で買うより50円お得!


「小田原吉匠」の鯵は、神奈川県産のものを使っているとのこと。しっかりした骨格ですが、カラッと揚がっているのでサクサクいただけました。バター醤油と鯵の唐揚げの相性もよく、ビールがすすみます。美味しい!


広場には映画「二宮金次郎」の夫婦像があり、写真を撮れるスポットとして撮影している観光客も多かったです。


さて、お次は広場からエレベーターで14階に向かいます。14階には無料で使える足湯があり、海や小田原城を望む風景も楽しめるので行ってみます。


14階へ着くと、小田原の山々や海、住宅が一望。今まで小田原に高い建物がなかったので、この眺望を無料で体験できるのは貴重ですね。


すでに利用している人がたくさんいましたが、すぐに入れ替えがあり、待たずに利用できました。




手ぬぐいを忘れても安心。100円でタオルが購入できる自販機が。お金をいれると箱がでてきて、開けるとミニタオルが入っていました。


足湯には荷物を置く棚もあり、これが無料とはすごいサービス。海を眺めながら、足湯につかりしばしのんびり。たくさん歩いたあとに利用するのも良さそう。


タワー棟14階 展望足湯庭園の利用時間は、利用時間 10:00~18:00(2022年2月4日現在)です。


1階へ戻ります。蛇口からみかんジュースが出るお店があるというので行ってみました。「ちぼりスイーツファクトリー」。主に柑橘類を中心とした焼き菓子やお土産が買えるお店です。


蛇口を探すとありました!しかも<湯河原みかん100%ジュース>!横のレジでお金を払って、コップをもらいます。コップなみなみ注いでOKとのこと。蛇口をゆっくりひねると、ジュースがでてきました!おお~!1滴もこぼさないよう、慌てて蛇口をしめていただきます。


オレンジではなく、みかんの酸味と甘みがまるでたべているよう。絞りたてのみかん果汁を堪能してビタミン補給。


まだまだミナカ小田原を楽しみます。「魚商 小田原六左衛門」、塩辛などお酒がすすむ珍味など盛りだくさん。


ここでは神奈川県の地酒を立ち飲みできるので、さっそく注文。




地酒三種飲み比べは、好きなお酒を選ぶことができます。お酒に詳しくなくても、それぞれのお酒の特徴がわかる一覧表があるので、お好みのお酒を選択。


選んだお酒はこちら、白笹鼓・松みどり・はるみです。3種でも量は少ないので、試飲にちょうどいいですね。


おつまみの塩辛は、こちらのお店で大人気の「王様塩辛」。なぜ王様なのか、それは別名いかの王様といわれているアオリイカを使っている特別な塩辛だそうです。食べてみるとイカのしっかりした歯ごたえを感じられて、お造りを食べているような甘みと旨味が最高でした。生臭さも一切ないので、お酒にもごはんにも合いそうです。


人気NO.1商品とあって、店頭にずらり瓶詰めが並んでいました!


ほかにも珍味が盛りだくさん。自分用にもお土産にもできる商品ばかりで、見ているだけでも楽しいお店です。
■住所:神奈川県小田原市栄町1-1-15
■アクセス:JR・小田急線 小田原駅から徒歩1分
■新型コロナウイルス対策情報:館内でのマスク着用、手指消毒、混雑時の入館制限、ソーシャルディスタンスの確保
夕食はホテルから徒歩ですぐ。串揚げとお寿司のお店「すしや 万采」


小田原に来たらおいしいお魚が食べたい!ミナカ小田原にも海鮮丼などを食べられるお店がありますが、今回は地元のお寿司屋さんへ。入り口はちょっと入りにくい雰囲気ですが、店頭にメニューや料金が出ているので安心です。ホームページを見ると板前である店主自ら魚市場の競りに参加し、朝獲れの鮮魚を仕入れているとのこと。これは美味しいお魚を食べられそうです。店内は、カウンター席と2人席が2つ、奥に4人テーブルが2つ。小さなお店ですが、落ち着きます。


奥の席に行くと壁にずらりと日本酒の銘柄!お寿司ネタと料金が表示されています。


さっそく日本酒とお造りを頼みました。ディナーではお寿司だけでなく、串揚げも食べられます。新鮮なお造り盛り合わせるが1,100円~というのは驚き。


まずは、お造りと日本酒をオーダー。きれいな旬のお造りに、日本酒、最高の夜です。なによりホテルからお店まで徒歩ですぐ!たくさん飲んでも歩いて帰れるのは旅の醍醐味です。


続いて串揚げ、1本から頼めます。本日の魚は、鯵でした。身がふっくらして美味しい!カマンベールチーズやしいたけなどお好みを少しずつ食べられるのは嬉しい。


締めにお寿司も握ってもらいました。(写真は3人前)帰る頃はカウンターに常連さんらしきお客様がちらほら。初めてでも緊張せず利用できるお寿司屋さんでした。ランチもあるので、夜はハードルが高いという方はぜひランチで利用してみてください。
■住所:神奈川県小田原市栄町1-4-2 すし喜代ビル1F
■アクセス:JR・小田急線 小田原駅からお城通り徒歩2分
■新型コロナウイルス対策情報:アルコール消毒と検温。マスク着用の実施保
駅近便利な「東横INN小田原駅東口」へチェックイン


今回宿泊に選んだのは、駅にも小田原城にも近くて便利な「東横INN小田原駅東口」。東横インといえば、観光地駅前にあるビジネスホテルというイメージがありますね。
コンセプトに<駅前旅館の鉄筋版><女性の感性を重視したホテル運営>とあり、おもてなしが好評です。日本だけでなく世界にもあるホテル店舗は330軒(2022年01月31日現在)、ビジネスだけでなく、観光ひとり旅でも需要が増えています。


買い物やお食事を楽しんだあと、徒歩2分で到着。向かっていく道ではホテルの看板と小田原城が一緒に見られてちょっとテンションあがります!


入り口でアルコール消毒をして、フロントでは検温があります。


フロント横には、パソコンやプリンターコーナーがあり、ビジネスにありがたいサービス。新聞もありました。






アメニティは、くし・かみそり・スキンケアセットをエレベーター前で必要なものだけ選びます。ガウンは殺菌棚から、サイズはフリーでした。




フロントの右横はレストランがあり、ウォーターサーバー、製氷機、電子レンジを利用できます。さらに奥に進むとコインランドリーがありました。


今回予約したお部屋は禁煙ダブル(15平米/バス・トイレ付)、9階でした。エレベーターを降りると、壁に貸出用ズボンプレッサーがありました。


カードキーで部屋にイン。客室はシンプルですっきりした印象、清潔感があります。ベッドサイドのきれいな壁色に癒やされますね。




パソコン作業ができる机は大きく、机の下に冷蔵庫やポットなど機能的に収まっているので、15平米以上ある印象です。冷蔵庫は空でした。テレビの上に大きな時計があり、すぐに時間を確認できるのは助かります。他のホテルにはない気遣い!


スリッパや靴磨きはデスク脇にありました。


ベッドヘッド側の壁には、ベッドサイドライト、コンセントがついています。


加湿器は机の右下にあるので、お水をいれて使います。


バスルームはユニットバスでしたが、バスタブはゆったりお湯に入れるサイズ。




シャンプー・リンス・ボディシャンプーは壁についています。ダブルルームの定員は2名までなので、タオル類は2枚ずつありました。




洗面台にあるアメニティは歯ブラシだけですが、フロントでもらったスキンケアセットはDHC。クレンジング・洗顔・化粧水・乳液がセットです。


東横インのベッドは日本を代表するマットレスメーカー、フランスベッド社のマットレスを使っているのを知ってますか?寝心地の良い硬めのベッドで熟睡しました。
朝食はボリューム満点のテイクアウト式


翌朝、窓からの景色は、山々に囲まれた小田原の街と走る電車が見えました。お部屋の位置によっては、小田原城が見えるところもあるようです。


東横インの朝食は無料です。時間は、6:30~9:00まで。1階フロント横のレストランに向かいます。


以前はブッフェスタイルでしたが、コロナ渦で蜜を避けるためテーブル席を減らし、お弁当・ドリンク・お味噌汁などお部屋に持ち帰り食べられるように工夫しているとのこと。とはいえ、無料とは思えないほど種類があり、どれにしようかかなり迷っているお客様もいました。ごはんの入ったお弁当は3種類、サイドメニューとしてカレーライス焼きそば、ナポリタンにサラダ。


お米の産地は「魚沼産コシヒカリ」と表示があり、電子レンジも使えます。


パンは、クロワッサンとバターロールがセットになっていて、マーガリン・アヲハタジャムもありました。




お弁当を選んだら、スープやお味噌汁、ソフトドリンク、ヨーグルトにゼリーなどもお好みでお部屋にテイクアウトできます。お弁当をいれるビニール袋の用意もありますが、トレーに載せたままエレベーターに乗ってお部屋まで持ち帰る方もいました。お味噌汁やドリンクがあるならトレーが便利ですね。


いつもなら絶対に食べられない量をなぜか旅先にブッフェ朝食では食べてしまう。ということで選んできたのはこちら。
・白米のお弁当
・パンセット(マーガリン)
・ナポリタン
・サラダ
・ホットコーヒー
・ヨーグルト
テーブルはないですが、デスクが広いので全部載せて食べられます。まずはお弁当の中身、お子様でも食べられるおかずですね。ハンバーグ、卵焼き、ポテトサラダ、カニカマの磯辺揚。にんじんナムルが美味しい。コーヒーとパンもやっぱり最高の組み合わせです。トースターなしでも美味しいバターロールとクロワッサンにも満足。カレーは次回試してみたいと思います。


朝食会場が混む前にと8時過ぎに行きましたが、コーンスープは品切れ、人気ですね。待っていたらでてきたと思います。私はトレーではなく袋にいれてきたので飲み物はコーヒーだけもらいました。インスタントスープや味噌汁を持参して部屋で飲むのもありかな。食後にヨーグルトも完食。レストランのテーブルで食べることもできるようで、数人利用していました。お部屋でテレビを見ながら、のんびり食べられるのはありがたいサービス。


10時にチェックアウトをして、小田原をまだまだ楽しみます。
※宿泊施設に関する情報については、2022年2月の情報となります。
内容は時期により変更することがあります。
■住所:神奈川県小田原市栄町1-6-7
■アクセス:JR・小田急線 小田原駅から徒歩3分
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.toyoko-inn.com/news/notice/311.html
神社で参拝、開運カプチーノセットで地元スイーツを堪能




ホテルを出て徒歩10分、小田原城址公園にある「報徳二宮神社」で参拝します。神社に参拝するのは午前中がいいとされています。少しですが咲いている梅を眺めながら、参拝して御朱印もいただきました。


神社には、二宮金次郎像がありました。全国の小学校などに向けて同じ像がなんと一千体制作された中で、この一体だけが戦後に残ったのだそうです。




神社内に気になるカフェがあったので、入店。「きんじろうカフェ」、開放的な空間で美味しいコーヒーやお食事ができるようです。


地産地消応援宣言と書いてあるメニュー、どれも美味しそう。お酒もありますね。「開運」という文字に惹かれ「開運カプチーノセット」に決定。


店内はおしゃれな雰囲気。テーブル席は屋外ですが、冬はストーブがついていました。新緑の時期は気持ちがよさそう。


ステーショナリーや雑貨も販売しています。カウンターで注文して支払いを済ませて待つセルフオーダーシステム。開運カプチーノセットのお菓子は豆大福かプリンが選べるのですが、「伊勢屋」の豆大福は土日限定と聞いて即決!


「伊勢屋」は小田原駅ビルにも入っている老舗の和菓子屋で、地元ファンも多い有名店なのです。厳選したもち米、北海道産の小豆・えんどう豆に沖縄の塩<ぬちまーす>を使って手作りしている優しい甘さに塩味が加わった絶品の豆大福。マスク入れも昔の薬入れみたいで、可愛い。


カプチーノ、神社で飲む開運という文字がなんだかご利益ありそうで嬉しい。コーヒー豆にもこだわっているので、しっかり深みのある味わいでした。


伊勢屋の大福があまりの美味しいので、ラスカ小田原店でお土産のいちご大福を購入。お昼前の気持ちのいい空気の中、神社とカフェで癒やされました。
■住所:神奈川県小田原市城内8-10(小田原城址公園 報徳二宮神社内)
■アクセス:JR・小田急線 小田原駅から徒歩15分(小田原城を通り経由)
■新型コロナウイルス対策情報:入店時、アルコール消毒とマスク着用
小田原駅でみかんや干物をお土産に購入!


徒歩圏内で小田原グルメや観光を楽しんだら、お土産は小田原駅にある「ハルネ小田原店」にてショッピングを楽しみましょう。この時期買いたいのは、小田原のみかん!東口からエスカレーターで地下に降りると新鮮な野菜がたくさん並んでいる「朝ドレファ~ミ♪」。みかんの種類の多さに驚きます。


地元で採れた野菜も多く、道の駅に来たみたい。野菜についての説明や料理レシピが手書きで書かれたPOPもなんだかほっこりします。


小田原といえば梅干し、こんなにたくさんありました。梅を使ったドリンクやお菓子もあり、車だったらたくさん買い込んでしまいそう。なんとか持ち帰る分のみかんと野菜を購入し、お次は干物!




「朝ドレファ~ミ♪」のすぐ横にある「山安」では、安くて美味しい干物が買えます。地元小田原産の鯵はもちろん、小田原以外の産地でも加工は小田原でしているので美味しい魚が安く購入できるのです。一人暮らしに嬉しい1つずつ包装された冷凍加工商品や、鯛の炊き込みご飯の素など、あって困らない商品が目白押し。駅地下にあるので帰る直前で買えるのがいいですね。


ちなみに自分のもの以外にも、お土産としていろいろ買ってしまって荷物が重くなっても、同じフロアにヤマト宅急便があるので配送もできます。このフロアで購入したものを送る場合、割引もあるようです。
見た目も美しいジェラートやちょっと足を延ばしてお茶やさんでカレー


時間があれば立ち寄りたいジェラートのお店「LABORATORIO(ラボラトーリオ)」。新幹線口のある西口から徒歩3分で行ける2021年5月にオープンしたばかりのおしゃれなお店です。ジェラートは地元産の果物など季節ごとに登場するので、何度も行きたくなりますね。ジェラートとともにワッフルや焼き菓子などもあり、ドライフラワーが飾ってある店内でこだわりのコーヒーとともに楽しめます。
■住所:神奈川県小田原市城山1-6-33
■アクセス:JR・小田急線 小田原駅西口より徒歩3分
■新型コロナウイルス対策情報:入店時、アルコール消毒とマスク着用




小田原駅から少し足をのばして、箱根登山鉄道で隣の板橋駅でランチはいかがでしょう。有機と無施肥栽培で緑茶とこゆるぎ紅茶を生産しているお店「TEA FACTORY 如春園」があります。築90年の建物を受け継ぎ、2020年3月に紅茶工房を兼ねた古民家喫茶店。ランチは南インドのスパイスカレーを提供しています。写真のお料理はスペシャルミールス。彩りきれいな日替わりおかずとカレーをま混ぜて。食後はゆったりお茶をいただき、静かに時間が過ぎていきます。
まとめ


アクセス便利な小田原でのプチ旅、いかがだったでしょうか。足湯や城下町を楽しめるスポットのあるミナカ小田原、老舗のお寿司屋などグルメも満載。人気のエリア箱根旅行の前後に1泊するのもおすすめです、。小田原駅改札を出たフロアで箱根のお土産も買えますよ。
ぜひ一度足を運んで、グルメを満喫してみてくださいね。