最終更新日 2022-10-06
地方から東京を訪れる際、東京駅を経由する人も多いですよね。
東京駅は赤レンガの駅舎があるとともに、周辺を含めてショッピングや散策などが楽しめるエリアです。
東京駅界隈の見どころなどを知っていれば、東京を訪れる際に乗り換えと合わせて良い思い出作りができるでしょう。
今回は東京駅で本当におすすめの観光スポットを解説していきます。
記事の目次
- 1 東京駅の基本情報
- 2 東京駅界隈の魅力
- 3 東京駅の楽しみ方について
- 4 東京駅界隈でおすすめのスポット・お店紹介など14選
- 4.1 東京駅赤レンガ駅舎(丸の内口):大都会東京の玄関口となる赤いレンガが特徴的な駅舎
- 4.2 東京ステーションギャラリー:個性的な企画展が頻繁に開催される美術館
- 4.3 銀の鈴:東京駅構内の代表的な待ち合わせスポット
- 4.4 東京駅一番街:八重洲口に展開されるグルメやお土産探しにおすすめのエリア
- 4.5 KITTE丸の内:夜景やかつての中央郵便局の内装などが楽しめるスポット
- 4.6 三菱一号館美術館:銀行だった建物で美術鑑賞やお茶の時間を持てる
- 4.7 丸ビル(丸の内ビルディング):赤レンガ駅舎の目の前にあるショッピングスポット
- 4.8 和田倉噴水公園:ダイナミックな噴水や滝が見られる
- 4.9 日本橋:五街道の起点にもなった石造アーチが印象的な橋
- 4.10 日本銀行本店:日本の経済や金融の心臓部で見学もできる
- 4.11 バビーズヤエチカ:八重洲の地下街にあるアメリカの食文化を堪能できるカフェ
- 4.12 マンゴツリーキッチン「パッタイ」:非常に珍しいタイ風焼きそばの名店
- 4.13 立喰寿司函太郎(かんたろう):北海道の新鮮な海の幸の寿司を気軽な立ち食いを堪能できる
- 4.14 みはし東京駅店:上野で有名な老舗のあんみつ店
- 5 東京駅周辺(駅内)でおすすめのホテル4選
- 6 おわりに
東京駅の基本情報


東京観光の際、多くの人が東京駅を経由することになりますよね。
東京駅と言えば、赤レンガの駅舎や全国のほとんどの新幹線がやってくる駅など、様々なイメージを持つでしょう。
ただ中には東京駅について詳しく分からない人もいますよね。
まずは東京駅がどのような場所なのかについてご紹介します。
東京だけではなく日本を代表する駅


東京駅は東京都千代田区と中央区の境目に位置する駅です。
新幹線や山手線、東海道線、中央線、地下鉄など12本もの路線が乗り入れています。
中でも新幹線は乗る列車によって、関西や九州、北海道など日本各地にも足を伸ばせるため、東京から全国に旅立つには非常に便利な駅です。
加えて東京駅は全部で30本ものホームがあり、日本で最もホームの多い駅として知られています。
新幹線や東海道線、山手線などが発着する地上ホームのほか、駅の直下には総武線や横須賀線が発着する総武地下ホームが、少し南側に京葉線の地下ホームまであるほどです。
東京駅の出口は、大きく分けて西側の丸の内口と、東の八重洲口が設けられています。
丸の内側は赤レンガでできたモダンな駅舎が有名で、丸の内のオフィス街や皇居にアクセスしやすいです。
一方の八重洲側も、古くからの金融や経済の中心地である日本橋や銀座に近いこともあり、大手企業の本社が立ち並ぶビジネス街が広がっています。
加えて八重洲口界隈には広大な地下街も広がっており、ビジネスパーソンを中心に食事やショッピングなどで使う人が多いです。
激動の歴史を歩んできた東京駅


東京駅は今から1世紀以上昔の1914(大正3)年に開業しました。
建築家・辰野金吾氏の設計で完成した東京駅は、北側と南側の入口に八角形のドームを載せた、3階建ての赤レンガ駅舎として姿を現しました。
1929年には東側に八重洲口ができ、丸の内口とともに東京駅の玄関として機能するようになります。
しかし第二次大戦末期の1945年5月、アメリカ軍の空襲によって屋根の部分を中心に駅が焼失しました。
戦後になって建て直されたものの、3階建てから2階建ての建物になった上、屋根も角屋根になっての再出発でした。
1964年に東海道新幹線が開業した後は、東京駅に乗り入れる路線が飛躍的に増えました。
現在では国内を走る新幹線路線の多くや、首都圏を走る様々な在来線が発着する主要なターミナルとなっています。
一方で2012年には赤レンガ駅舎も開業当時の姿に復元され、往時のドーム屋根を備えた3階建て駅舎が復活しました。
八重洲側も戦後に大丸デパート(大丸東京店)の入った鉄道会館ビルが建てられました。
平成になってから老朽化した鉄道会館ビルをリニューアルするための再開発が行われます。
再開発の結果、北と南の高層ビル・グランタワーに挟まれ、ペデストリアンデッキも備えたガラス張りの駅ビル・グランルーフとして生まれ変わりました。
東京駅の地下にも、様々な飲食店や土産物ショップなどが軒を連ねる東京駅一番街やグランスタが開業しました。
東京駅はただの巨大ターミナルというだけではなく、オフィスや商業施設などまで備えた大型複合施設・東京ステーションシティとしても機能しています。
東京駅界隈の魅力


東京駅を中心とするエリアには、実に多くの見どころがあります。
東京駅界隈は大きく分けて東京駅構内と丸の内側、八重洲側に分けられ、いずれのエリアも独特な魅力があるのが特徴です。
東京駅構内の魅力


東京駅は全国各地に伸びる新幹線網や首都圏の在来線が発着する巨大ターミナルであるため、様々な地域や観光スポットへのアクセスに利用しやすいです。
新幹線から在来線への乗り換えもしやすいため、遠方から新幹線を使って東京駅に着いた後、在来線を使って新宿などの副都心や東京ディズニーリゾート®、東京スカイツリーなどにも簡単に行けます。
他にも成田空港や羽田空港からもアクセスしやすい位置にあるため、海外からも観光客が集いやすいです。
また駅の地下には、グランスタ丸の内や東京駅一番街などの商業施設が整備されている点も大きな魅力になっています。
全国や世界各地からアクセスできる東京駅らしく、各地域の郷土料理やお土産物を扱ったお店が非常に多いため、丸1日ショッピングなどをしても飽きることがありません。
加えて地下にある分、天候についても心配する必要はないでしょう。
丸の内側の魅力


東京駅でも丸の内側はオフィス街が広がっており、近代的な高層ビル群が多く建ち並んでいます。
同時に丸ビル(丸の内ビルディング)や丸の内中通り沿いには、高級店やおしゃれなカフェが出店しているため、ショッピングやランチでも楽しめます。
また東京駅赤レンガ駅舎の復元に合わせた再開発の結果、高層ビルの合間に三菱一号館美術館などのレンガを使ったおしゃれな建物も姿を現しました。
明治時代以降に建てられたレトロな建物の復元で、ガラス張りのビル群との調和が魅力的です。
ほかにも皇居が近いこともあって、和田堀噴水公園を含めた皇居外苑のような憩いの場もあります。
緑が豊かである上に休憩所も点在しているため、散策の途中で癒しのひと時を過ごせるでしょう。
八重洲側の魅力


東京駅の八重洲側も、有名企業の本社などが多く並ぶオフィス街です。
丸の内側と同じようにオフィスビルが立ち並んでいると同時に、周辺では再開発も進んでおり今後さらに名所が増えることが期待されています。
加えて駅周辺には、ビジネスパーソン向けの居酒屋やB級グルメのお店が多く並んでいるため、夜の食事などにもおすすめです。
また地下には、日本最大級のショッピングモールでもある八重洲地下街が広がっています。
駅構内に劣らず多くのジャンルの飲食店・カフェやファッションショップ、生活用具店も揃っているため、様々な用途に利用しやすいです。
少し離れた日本橋界隈には、日銀本店をはじめとする近代の建造物も残されているため、丸の内側と同じくレトロな気分の中で散策できます。
東京駅界隈で過去と現在、未来を同時に味わえるのも、八重洲エリアの魅力です。
東京駅の楽しみ方について


特に初めて東京を観光する際、東京駅界隈の楽しみ方を事前に知っておきたいですよね。
東京駅周辺ではショッピングや食事に加えて、夜景まで楽しめるのも大きな特徴です。
ショッピング


東京駅界隈はショッピングを楽しめるスポットが非常に多くあります。
駅構内だけでも東京駅一番街やグランスタ丸の内などの施設があり、東京限定のお土産やグッズを扱っているショップに事欠かないのも特徴です。
駅の周辺にもKITTEや八重洲地下街、丸ビルなどがあり、高級雑貨から普段の生活用品まで幅広く揃えられます。
高級ブランド品からリーズナブルなものまで手に入る分、お店を周って色々と手に取ってみるだけでも充実した時間を過ごしやすいです。
ランチやカフェ


東京駅界隈には様々なランチやカフェを楽しめるスポットも豊富にあります。
特に駅構内の地下街にあるものは、東京駅が全国や世界各地から様々な人が集いやすい場所でもある分、飲食店のジャンルも多様です。
全国のご当地グルメや海外のエスニック料理を扱うお店も色々とある分、地下街にあるお店をいくつかはしごするだけでも楽しみ甲斐があります。
カフェについても駅構内や周辺エリアに多く出店しています。
特に丸の内エリアには歴史的な建造物やホテルなどに併設されているカフェもある分、優雅で格調高い雰囲気の中でゆったりとドリンクを飲めるのが特徴です。
アート鑑賞


さらに東京駅界隈ではアート鑑賞も大きな楽しみの1つです。
東京駅の赤レンガ駅舎自体が国の重要文化財とみなされている上、外から見ると1・2階部分と3階部分ではレンガの色遣いが微妙に異なって見えます。
また内装も欧米と日本の建築様式を融合させた豪華でレトロな造りになっているのが特徴です。
天井部分も細かく見ていくと、干支などのレリーフが数多く施されているためじっくり観察してみると良いでしょう。
アートについては丸の内側を中心に美術館も多くあります。
東京ステーションギャラリーや三菱一号館美術館などでは、年中個性的な企画展が開催されているため、訪れるたびに様々なアートに触れることができます。
加えて出光美術館やアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)など有名企業の創業者の美術品コレクションが見られる美術館も近くにあるため、合わせておすすめです。
ほかにも丸の内仲通りや馬場先通り沿いには丸の内ストリートギャラリーもあり、歩きながら鑑賞できるアートが展示されています。
現代アーティストや近代彫刻の巨匠の作品を間近で見られる上、夜間はライトアップも行われる点がとても魅力的です。
夜景スポット


東京駅界隈を訪れるのであれば、日が沈んだ後の夜景がおすすめです。
東京駅の赤レンガ駅舎は、毎日夜になるとライトアップで照らし出されます。
使われるライトの色は数種類あるため、日によって違うライトアップの姿が見られる点も魅力的です。
また周りに立つ高層ビルから発せられる光やネオンとの組み合わせはとても幻想的で、つい写真に残しておきたくなるでしょう。
東京駅を中心に夜景を見るのであれば、駅周辺にいくつかおすすめのスポットがあります。
最大のスポットが丸の内口のすぐ南にあるKITTEで、最上階のガーデンからはライトアップされた駅舎の全体と、左側に立つ丸ビル・新丸ビルを一緒に眺められる点がポイントです。
また丸ビルの5階にある展望テラスからは、なんとライトアップされる駅舎の姿をほぼ正面から楽しめます。
背後にそびえる八重洲の高層ビル群と駅舎の組み合わせは、東京らしい夜景を堪能する上でおすすめです。
東京駅界隈でおすすめのスポット・お店紹介など14選


東京駅を中心に観光を楽しむ際、ぜひ人気の高いスポットやお店を巡ってみたいですよね。
駅一帯でおすすめの名所10ヶ所と、特に推薦したいお店4ヶ所の合計14ヶ所をご紹介いたします。
東京駅赤レンガ駅舎(丸の内口):大都会東京の玄関口となる赤いレンガが特徴的な駅舎


1914年の東京駅開業時に完成した、東京駅の顔とも言える駅舎です。
西側の丸の内口として機能しており、全長335mで北側と南側に八角形のドーム屋根を備えた3階建てとなっています。
オランダのアムステルダム中央駅をモデルに辰野金吾氏が設計、建設の際は渋沢栄一氏が設立した日本煉瓦製造製の赤レンガ約767万個が使われました。
第二次大戦時の空襲で焼失し、再建時には被害が甚大だった3階部分やドーム屋根が解体され、角屋根のついた2階建てとなりました。
2014年の開業100周年に合わせて、2007年から2012年にかけて開業時の姿に戻す工事が行われました。
国の重要文化財にも指定されており、赤いレンガがふんだんに使われたレトロでおしゃれな姿を一目見ようと訪れる観光客は多いです。
夜間は毎日ライトアップされるほか、冬場は周辺でミチテラスと呼ばれるイルミネーションイベントも開催されます。
最高の夜景を楽しめるため、デートや夜間散策の際にもおすすめですよ。
■住所:東京駅千代田区丸の内 1-9-1
■営業時間:東京駅初電から終電までの時間
■アクセス:東京駅丸の内口直結
■新型コロナウイルス対策情報:店内換気や消毒・除菌の実施、非接触への取り組みを行なっている。
東京ステーションギャラリー:個性的な企画展が頻繁に開催される美術館


東京駅丸の内北口からアクセスできる駅舎内美術館です。
赤レンガ駅舎の工事が完了した2012年にリニューアルオープンしました。
内部は赤レンガ駅舎にある美術館らしくクラシックな造りになっており、赤レンガの壁を活かした空間もあります特に2階の展示室には東京駅創建時の赤レンガが見られるため、一見の価値ありです。
ほかにも館内にある窓からは、リニューアルが成った赤レンガ駅舎の内装をより綿密に楽しめます。
展示自体もユニークな企画展が年に何度も行われているため、訪れるたびに様々なアートを鑑賞できる点が魅力的です。
併設されているミュージアムショップ「トレニアート」では、東京駅や電車をモチーフにした個性的なグッズが販売されているため、良いお土産になるでしょう。
■住所:東京駅千代田区丸の内 1-9-1
■営業時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで・入館は閉館30分前まで)
■休館日:月曜(ただし祝日の場合は翌平日、会期最終週・GW・お盆期間中は開館)
■料金:展覧会により異なる
■アクセス:東京駅丸の内北口直結
■新型コロナウイルス対策情報:店内換気や消毒・除菌の実施、非接触への取り組みを行なっている。
銀の鈴:東京駅構内の代表的な待ち合わせスポット
東京駅に数ある待ち合わせスポットの中で最も代表的な場所です。
八重洲地下中央改札から構内に入って少し進んだ場所に、ガラスに入った大きな銀のオブジェがあります。
最初の東京オリンピックを記念する意味で1968年に設置されたもので、現在見られるものは4代目です。
毎時ちょうどに銀の鈴をテーマにしたイメージ曲が流れるため、待ち合わせの時間まで余裕がある時に聞いてみると良いでしょう。
周りにはスイーツやパン、雑貨を扱ったショップも多く出店しています。
香炉庵の「東京鈴もなか」をはじめ、銀の鈴をモチーフにした限定のお土産なども多いため、東京らしいお土産を探したい人にもおすすめです。
銀の鈴
■住所:東京駅千代田区丸の内 1-9-1 八重洲地下改札口構内
■営業時間:東京駅の初電から終電の時間まで
■アクセス:東京駅八重洲地下中央改札より構内へ徒歩1分
東京駅一番街:八重洲口に展開されるグルメやお土産探しにおすすめのエリア
東京駅八重洲口を代表する商業施設で、1953年に開業した東京駅名店街がルーツです。
地下1階から2階に跨っており、様々なラーメンが食べられる「東京ラーメンストリート」や、NHKや大手テレビ局のキャラクターグッズのお店が集う「東京キャラクターストリート」など6つのエリアがあります。
また全国各地の食材を活かした飲食店や、東京のお土産を扱うショップなども数多くあるため、駅界隈でのショッピングや食事でおすすめの場所です。
なおショップ以外にも手荷物預かり所やATMコーナーもあるため、観光に必要なお金を用意したり余計な荷物を預けたりできる点でも便利です。
■住所:東京駅千代田区丸の内 1-9-1
■営業時間:
ショップ:11:00~21:00(日曜・祝日は20:00まで)
レストラン:11:00~23:00(日曜・祝日は22:00まで)
■アクセス:東京駅八重洲口よりすぐ(直結)
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/news/detail/?cd=000017
KITTE丸の内:夜景やかつての中央郵便局の内装などが楽しめるスポット


丸の内南口を出てすぐの場所にある大型複合施設です。
もともと東京中央郵便局として使われていた建物を外観は残す形で改装し、JPタワーを除く6階建ての建物が「KITTE丸の内」として2013年に開業しました。
内部には全国各地のご当地グルメの飲食店やブランドショップなどが入居しており、デートや観光、家族サービスなどで楽しめます。
KITTEはショッピングや食事などに加え、独特な施設があるのも魅力です。
2階部分には東京大学の研究所蔵品や古典などを展示するインターメディアテクが、
4階には中央郵便局時代の郵便局室が公開されています。
いずれも郵便局時代の内装を残った状態になっているため、レトロな雰囲気に浸りながら内部観覧することができます。
屋上にはKITTEガーデンがあり、芝生などによって緑豊かで癒される気分になります。
夜になれば東京駅のライトアップを高層ビルの光とともに楽しめるため、写真撮影にもおすすめです。
■住所:東京駅千代田区丸の内 2-7-2
■営業時間:ショップ:11:00~21:00(日曜・祝日は20:00まで)/ レストラン:11:00~23:00(日曜・祝日は22:00まで)
■アクセス:東京駅丸の内南口より徒歩1分(地下道直結)
■新型コロナウイルス対策情報:
https://marunouchi.jp-kitte.jp/guide/openinghours_2021.jsp?ref=shoppage
https://marunouchi.jp-kitte.jp/event/item_eventnews.jsp?id=249
三菱一号館美術館:銀行だった建物で美術鑑賞やお茶の時間を持てる


丸の内南口から徒歩約5分、丸の内口の前を南北に走る大通りを有楽町方面に進むと、馬場先通りと交差する場所の手前右側にあります。
三菱が1894年に建てた三菱一号館を東京駅周辺の再開発に合わせて復元し、美術館として開業したものです。
建物が建設された19世紀末の近代美術作品を所蔵しており、展示についても所蔵品をはじめ様々なテーマで企画展を年に3度行っています。
館内にはカフェ「Café1894」も併設されており、旧百十九銀行(現在の三菱UFJ銀行の前身)の営業室だった吹き抜け付きの空間でゆったりとティータイムを過ごせるのが特徴的です。
もともとガス燈として使われていた照明器具や、銀行窓口の仕切りガラスも復元されているため、レトロな雰囲気にも浸れます。
■住所:東京駅千代田区丸の内 2-6-2
■営業時間:10:00~18:00(金曜・第2水曜・展覧会会期中の最終週平日は21:00まで)・最終入館は閉館30分前
■休館日:月曜(祝日・振替休日・展覧会会期中の最終週は開館)・年末・元旦・展示替え期間
■料金:開催される展示会による
■アクセス:東京駅丸の内南口より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:https://mimt.jp/blog/museum/7051/
丸ビル(丸の内ビルディング):赤レンガ駅舎の目の前にあるショッピングスポット


赤レンガ駅舎を出て目の前にそびえる地上37階、地下4階構造の高層ビルです。
オフィスと商業施設を兼ねた複合施設で、うち商業施設は地下1階から4階が割り当てられています。
様々なジャンルの雑貨やファッション、レストランが入っており、丸の内界隈でショッピングなどを楽しむ上でおすすめのスポットです。
上層部の35・36階では高級レストランが多く出店している上、日没後は目の前の東京駅などの夜景を眺めながらディナーのひと時を持てます。
ぜひデートや記念日などで利用してみてくださいね。
■住所:東京駅千代田区丸の内2-4-1
■営業時間:
<ショップ>
平日・土曜:11:00~21:00
日曜・祝日:11:00~20:00
<レストラン>
平日・土曜:11:00~23:00
日曜・祝日:11:00~22:00
■アクセス:東京駅丸の内南口より徒歩2分
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.marunouchi.com/
和田倉噴水公園:ダイナミックな噴水や滝が見られる


赤レンガ駅舎から皇居方面にまっすぐ伸びる道を5分程度進んで、右手にある公園です。
皇居外苑の敷地内にあります。
1959年に現在の上皇・上皇后両陛下(当時は皇太子・皇太子妃)のご成婚を記念して1961年に噴水を設置したのが始まりです。
1994年に現在の天皇・皇后両陛下が御成婚されたことを記念し、1995年に公園化されました。
1961年に設置された大噴水は、水が高さ約8.5mまで吹き上がるため、見ていてダイナミックさを感じられるでしょう。
ほかにも高さ5.5m・幅30mもの巨大な滝やせせらぎの流水施設が設置されている上、緑も多いために丸の内界隈のビジネスパーソンや訪れる家族連れの憩いの場となっています。
夜間も噴水の周辺がライトアップされるため、幻想的な雰囲気に浸れる分、デートにもおすすめでしょう。
園内のレストランはパレスホテルが直営しており、噴水を眺めながら本格的なランチビュッフェなどをいただける点で評判です。
■住所:東京都千代田区皇居外苑1-1
■見学可能時間:自由
■見学料金:無料
■アクセス:東京駅丸の内中央口より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/topics/712712.html
日本橋:五街道の起点にもなった石造アーチが印象的な橋


東京駅の日本橋口(八重洲口の北にある出口)から歩いて10分、国道1号線と4号線が交わるところに架かっている石造のアーチ橋です。
1603年に徳川家康が江戸幕府を開いた直後、江戸から伸びる五街道の起点と定めて最初の木造橋を設置しました。
長い年月の間に火事で何度も焼けたことがあるため、現在架かっている橋は1911年に完成した20代目です。
現在の橋は2つのアーチが特徴的な石造橋である上、国道1号線など7本の国道の出発点になっている点でも重要さがあります。
橋の周りには獅子と麒麟の像が立っていて、迫力を感じられるでしょう。
また将来的には真上を走る高速道路が地下化される予定のため、今とは違った風景を見られるようになる見込みです。
ほかにも日本橋クルーズを利用すれば、水上から橋を眺めることもできます。
日本銀行本店:日本の経済や金融の心臓部で見学もできる


東京駅日本橋口から歩いて約10分、外堀通りを上野方面に進んで右側にあります。
日本の中央銀行として1882(明治15)年に設立されました。
本店の建物は1896(明治29)年に建てられたネオ・バロック様式の洋館で、エメラルドグリーンの屋根とともに格調の高さを感じさせてくれます。
日本銀行の本店を見学する場合、見学ツアーに参加する方法が一般的です。
1日4回各1時間行われる予約見学と、1日1回30分の当日見学があり、ツアーではレトロ感たっぷりな内装や巨大金庫を存分に見られます。
合わせて日本銀行や金融システムの仕組みも勉強できるため、なかなか味わえない体験ができるでしょう。
なお日本銀行本店には、付属の金融研究所が運営する貨幣博物館も併設されています。
各時代の貨幣が展示してあったり、1億円を持つ経験ができたりするなど、見学ツアーと同じく珍しい体験ができる場です。
■住所:東京都中央区日本橋本石町2-1-1
■見学可能時間:
予約見学:平日9:30~10:30・11:00~12:00・13:45~14:45・15:15~16:15(定員各22名)
当日見学(予約不要):平日12:45~13:15(定員20名)
貨幣博物館:9:30~16:30(最終入館16:00)
■休館日:
見学ツアー:祝日・年末年始(12/29~1/4)
貨幣博物館:月曜・祝日・年末年始(12/29~1/4)
■見学料金:無料
■アクセス:東京駅八重洲地下中央口より徒歩10分
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.boj.or.jp/about/services/kengaku.htm/
バビーズヤエチカ:八重洲の地下街にあるアメリカの食文化を堪能できるカフェ
アメリカのニューヨークが発祥の、世界中のセレブなどから愛されているアメリカンカフェです。
「昔ながらの手作りの味」で伝統的なアメリカの家庭料理を提供しています。
メインのメニューがハンバーガーやポテトで、ハンバーガーはパティやハンバーグ(ビーフパテ)が大きい上、ポテトもボリュームたっぷりです。
中でもハンバーグは重さが200gもあり、噛んでみると肉汁があふれ出すさまがクセになります。
ハンバーガー以外にはイチゴとバナナを載せたパンケーキも美味しく、ドリンクメニューもソフトドリンクのものがあるため、比較的誰でも利用しやすいです。
■住所:東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街 中3号
■営業時間:平日:7:30~22:30(L.O.21:30) / 土日祝日:9:00~22:00(L.O.21:00)
■アクセス:東京駅八重洲口より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:https://bubbys.jp/bubbys_sanitation/
マンゴツリーキッチン「パッタイ」:非常に珍しいタイ風焼きそばの名店


グランスタ丸の内にある人気店で、米を麺にした上で焼きそばに仕上げる、タイ風焼きそばのお店として知られています。
本物の味わいや食感にこだわり、米麺も粘りの少ない「越のかおり」を使ってオリジナルのものをわざわざ用意しているほどです。
パッタイ自体はとてももっちりとした食感で、具材や甘しょっぱいソースとともに炒めてある分、絶妙な味わいに仕上がっています。
各テーブルにはナンプラーやドライチリなどの調味料も置いてあるため、味の調整もしやすいです。
日本でもパッタイを提供しているお店はなかなかありません。
東京駅に来たらぜひ味わってみてくださいね。
■住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅構内B1F改札外グランスタ丸の内
■営業時間:平日:7:00~21:30(L.O.21:30) / 土日祝日:9:00~22:00(L.O.21:00)
■アクセス:東京駅八重洲口より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13212452/
立喰寿司函太郎(かんたろう):北海道の新鮮な海の幸の寿司を気軽な立ち食いを堪能できる
北海道の函館から直送した海の幸を使った寿司を、立ち食いでいただけるお店です。
ネタは新鮮かつバリエーションも豊富であるため、色々と選べる点も魅力といえます。
しかも最も安いもので1貫80円から食べられるため、ランチなどでリーズナブルさを求める上でもおすすめです。
握られる寿司もネタが大きい代わりにシャリは小さめに仕上げられます。
シャリが大きいとすぐお腹いっぱいになってしまうため、たくさんのネタを味わいたい人には嬉しい心遣いです。
加えて立ち食いスタイルである分、回転率の良さで空席待ちをあまりせずに済むところもポイントになっています。
■住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅構内B1F改札外A-7
■営業時間:11:00~23:00(L.O.21:00)
■アクセス:東京駅八重洲地下中央口すぐ
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.hk-r.jp/pdf/infection_control.pdf
みはし東京駅店:上野で有名な老舗のあんみつ店
せっかく東京駅でランチなどを食べるのであれば、食後のデザートでおすすめのお店も知っておきたいですよね。
「みはし東京駅店」は、戦後間もない1948(昭和23)年から上野であんみつを提供している老舗の支店です。
あんこの材料として、北海道の十勝地方で獲れる良質な小豆にこだわっています。
あんこ以外にトッピング用の蜜や寒天、求肥、みかんなどの食材についても丁寧にこだわり抜いている点が、特に女性の間で大人気の味になっている秘密です。
おすすめのメニューが「白玉クリームあんみつ」(780円)で、あんみつの上にソフトクリームを贅沢に載せています。
一緒にトッピングされているあんこや黒蜜と混ぜて食べると、優しい甘みが広がるのが特徴です。
なお旬のフルーツを使った季節限定のメニューもあるため、まめに顔を出してみると普段味わえないメニューに出会えるかもしれませんね。
■住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F
■営業時間:平日:10:00~21:00(L.O.20:30)
■アクセス:東京駅八重洲地下中央口より徒歩1分
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.mihashi.co.jp/news/entry-613.html
東京駅周辺(駅内)でおすすめのホテル4選


東京駅の周辺にはホテルが多く、中には駅に直結しているところもあります。
駅界隈のホテルを利用すれば、周辺だけではなく首都圏を旅行する際にも便利です。
東京駅でおすすめのホテル4ヶ所をご紹介しましょう。
東京ステーションホテル:文豪たちにも愛された格式ある駅ナカホテル
東京ステーションホテルは赤レンガ駅舎に設けられた駅ナカのホテルです。
東京駅が開業した翌年にオープンしており、1世紀以上の歴史を誇る由緒正しいホテルとなっています。
川端康成氏や松本清張氏、江戸川乱歩氏といった文豪も、執筆活動に専念するために滞在していました。
また赤レンガ駅舎自体が国の重要文化財に指定されているため、貴重な文化財で宿泊するという非常に珍しい体験ができる点でも人気が高いです。
各部屋の内装はヨーロピアンクラシカルが導入されている上、静けさも保たれているため、落ち着いたひと時で滞在できます。
最上階4階は朝食用ラウンジとなっており、和食や中華、フレンチなど110種類もの料理が出てくる点も魅力的です。
ラウンジからは駅開業時に積まれた赤レンガも見える点も楽しみの1つになっています。
■住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
■チェックイン/チェックアウト:15:00/12:00
■アクセス:東京駅丸の内南口直結
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.tokyostationhotel.jp/event/engagement202006-2/
フォーシーズンズホテル丸の内東京:サービスのきめ細かさなどで評判が高い
東京駅八重洲口に直結している上、サービスが非常に充実している点でも評判があります。
多言語のコンシェルジュサービスやお出迎えサービス、フィットネスサービスなど豊富であるため、かなり快適に滞在できます。
部屋の中には仕事に打ち込めるようなものもあるため、観光だけでなくビジネス目的での滞在にもおすすめでしょう。
レストランもフレンチやビュッフェスタイルなど複数入居しているため、食事のたびに別々のものを選んで楽しめます。
■住所:東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内
■チェックイン/チェックアウト:15:00/12:00
■アクセス:東京駅八重洲南口(八重洲地下街に直結)
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.fourseasons.com/jp/leadwithcare/
ホテルメトロポリタン丸の内:高層ビルの上層からの眺めが最高
八重洲口の北にある日本橋口に直結するサピアタワーに入っているホテルです。
タワーの27~34階とかなり上層にあることから、「天空ホテル」とも呼ばれています。
部屋の眼下には大手町や丸の内、八重洲などの景色が最高です。
特に夜景では高層ビルが放つ光で、ロマンチックな雰囲気に浸れます。
各部屋にはシモンズベッドと空気清浄機が設置されているため、夜間はぐっすり眠れること間違いありません。
最上階にはレストランもあり、フロアの中で最も高い場所に位置する分、眼下の絶景を楽しみながら食事する贅沢なひと時を満喫できます。
■住所:東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー27F
■チェックイン/チェックアウト:18:00/10:00
■アクセス:東京駅日本橋口直結
■新型コロナウイルス対策情報:https://marunouchi.metropolitan.jp/topics/safety_information.html
シャングリ・ラホテル東京:東京駅からのアクセス至便な「世界一ラグジュアリーなホテル」
東京駅日本橋口から1分とアクセスが良い上、ホテル自体も「世界一ラグジュアリーなホテル」として知られ、5つ星も貰っているほど評判が高いです。
ホテルが高層階にあるため、東京駅や丸の内、銀座方面などを眼下に収められます。
同時に部屋の中は静寂に包まれているため、景色を楽しみつつじっくりと体を休められるでしょう。
レストランには和風とイタリアンの2種類があります。
特に和風レストランは19世紀から営業している懐石料理店として有名であるため、味わってみる価値は十分にあるでしょう。
ほかにもスパやフィットネスセンターもあり、大都会の風景を見下ろしながらマッサージを受けたり身体を鍛えたりできる点でも贅沢です。
■住所:東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館
■チェックイン/チェックアウト:15:00/12:00
■アクセス:東京駅日本橋口直結
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.shangri-la.com/group/shangrila-cares-jp
おわりに


今回は東京駅界隈のおすすめスポットを色々と見てきました。
東京駅自体が国内外各地からアクセスしやすく、ショッピングや食事を楽しめるスポットが多い分、1日中歩き回っても飽きることがありません。
加えて周囲には魅力的なスポットやホテルなどもあるため、滞在込みで過ごすと印象深い思い出が作れるでしょう。
東京駅界隈は乗り継ぎだけで済ませるにはもったいないほど、魅力にあふれたエリアです。
東京観光の際はじっくり回ってみてくださいね。