最終更新日 2022-10-06
大阪市内でもなんばエリアは、道頓堀やなんば駅などに数多くの観光スポットがあるために周り甲斐があります。そしてなんばエリアにある観光スポットの中でも、周辺と比べて少し雰囲気が異なるのが法善寺横丁です。閑静な雰囲気ではあるものの、法善寺や様々な飲食店がある点で魅力的な一帯になっています。今回は法善寺横丁について色々とご紹介します。
法善寺横丁の基本情報


大阪市のなんばエリアは、心斎橋や梅田などとともに大阪を代表する繁華街の1つです。グリコの看板や戎橋で知られる道頓堀にも近く、観光客で賑わっています。そしてなんばのターミナルから5分ほど歩いたところにあるのが法善寺横丁です。
繁華街の裏手にあるため目立ちにくいものの、なんばエリアを観光する上ではぜひおすすめでしょう。
まず法善寺横丁の基本的な情報をご紹介します。
法善寺横丁とは


法善寺横丁は、大阪市の有数のターミナル・繁華街であるなんばと道頓堀の間にある静かな一帯です。江戸時代から続く浄土宗寺院・法善寺(水掛不動)を中心とするエリアで、古くから地元の人々や芸能人に愛されてきた穴場のお店が多く並んでいます。
横丁自体は東西80m・幅3m程度の通りではあるものの、周囲にある50前後のお店では、串カツやお好み焼きなどの地元グルメや、小料理などを提供しています。価格帯でも1,000円以内で食べられるところから高級料理店まであるため、旅行中に安く食べたい場合や盛大にお祝いしたい場合まで色々な用途に使いやすいです。
心のよりどころである法善寺と歩んできた横丁


法善寺横丁の歴史は、中心にある法善寺とともに歩んできたものです。法善寺自体は江戸時代前期の1637年に建立されました。建立して数年後の1644年からは、仏道修行の一環として千日念仏を行う道場として知られていました。
ちなみに当時から法善寺のあった一帯は「千日前」と呼ばれ、なんば界隈を東西に走る大通りや地下鉄の路線名でも見られます。そして法善寺横丁も、もともと境内を訪れる参拝客相手に飲食物を提供していた露店が起源です。露店が本格的な横丁に発展し、昭和時代に織田作之助が発表した小説『夫婦善哉(めおとぜんざい)』がきっかけで全国に知られるようになりました。また横丁で商売に勤しむ人々も、古くから法善寺に参詣して商売の成功を祈ってきました。
しかし法善寺一帯は、太平洋戦争末期の1945年にアメリカ軍の空襲によって焼失してしまいます。戦後は法善寺とともに復興し、現在に至っています。
なお法善寺横丁の周辺はなんば駅や道頓堀がある分、宿泊施設も多いです。ホテルやホステルなどからもアクセスしやすい分、気軽に足を運べます。
法善寺横丁へのアクセス


法善寺横丁にアクセスするには、地下鉄や近鉄、南海線のなんば駅が便利です。なんば駅から地下商店街のなんばウォークを通り、B16・B18・B20番出口から地上に出ます。地上に出た後は道頓堀方面に歩けば、ほどなく到着です。
法善寺横丁
■住所:大阪府大阪市中央区難波1丁目界隈
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線・千日前線・近鉄・南海なんば駅より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
法善寺横丁の魅力


法善寺横丁を実際に訪れる際、魅力について知っておくと散策も楽しみになるでしょう。まず法善寺横丁は、大阪でも有数の観光地である道頓堀と、同じく大阪でも大規模な繁華街であるなんば駅界隈に挟まれた場所にあります。アクセスもなんば駅から地下街を経由して数分程度で来られるため、訪れる際に不便を感じにくいです。
また法善寺横丁は非常に賑やかななんば駅界隈や道頓堀に挟まれた位置にあるにもかかわらず、非常に静かな環境になっています。大阪市の都心部でも閑静な区域として知られているため、石畳の上を散策する際も喧騒を忘れてゆったりと周れるでしょう。
加えて法善寺も含めて24時間開放されているため、近くのホテルやホステルに滞在している間に1人で静かに散歩できる点も魅力的です。
同時に法善寺横丁では静かな環境の中に、様々な飲食店もあります。ジャンルもお好み焼きをはじめとする大阪グルメから、高級な懐石料理を食べられるお店まで様々です。軽く食事を済ませたい場合から盛大に料理を堪能したい場合まで色々な場面で利用できる上、周囲の静けさもあって落ち着いて料理を堪能できるでしょう。
法善寺横丁の楽しみ方


法善寺横丁は法善寺へのお参りからグルメの堪能まで色々と経験できるエリアです。なんばエリアを巡るのであれば、具体的に法善寺横丁を楽しむ方法も知っておきたいですよね。
主に以下の3つの楽しみ方があります。
まず法善寺へのお参りから


法善寺横丁を周る際、法善寺へのお参りは最初に済ませておくと良いでしょう。法善寺横丁随一のランドマークであるとともに、あらゆるお願い事が成就するご利益があるためです。法善寺横丁に来た機会に、心の中で叶ってほしいお願い事や悩み事などを仏様に念じながらお参りすると、散策を前に気持ちもすっきりするでしょう。
お参りの際は、線香をあげてから瓶に入っている水を柄杓に注ぎ、仏様に掛けるのが作法です。水を掛けた後にお願い事などを念じつつ手を合わせます。なお瓶の水がなくなったら、ポンプを使って補充する決まりです。
ほかにも体の調子が悪い部位に水を掛けると、症状が改善するご利益があるとも言われています。持病があるなど不調がある場合は、合わせて試してみると良いでしょう。
浮世小路(うきよこみち)でタイムスリップ気分も味わえる


法善寺でお参りを済ませたら、すぐ隣に伸びる浮世小路(うきよこみち)の散策もお楽しみなポイントです。浮世小路は全長20m・幅も1.2mの、大人1人が通れるような道になっています。全体的に薄暗さがあり、壁にも大正から昭和にかけての道頓堀が再現されているため、まるでタイムスリップしたような気分になれるでしょう。
壁に描かれているのは、往時のレトロなカフェの風景や吉本興業の前身「花月亭」での興行風景などで、一昔前の大阪の雰囲気を体感できる点がポイントです。
夜になると静けさの中で提灯が灯っている分、よりレトロさや不思議さに溢れた雰囲気に包まれます。夜間に1人で散策したり、デートの時に2人きりで歩いたりするとよりムードを感じやすいです。
グルメから食後のスイーツまで色々と味わえる


法善寺横丁観光の大きな楽しみが、エリア内にある飲食店街巡りです。約60店もの飲食店が立ち並んでいる上、料理のジャンルも串カツなどの地元グルメや、てっちりや懐石料理などの高級料理まで色々とあります。地元グルメのお店でも、常に国内外からの観光客で賑わうほど高い人気を誇っているため、観光の機に立ち寄ってみると良いでしょう。
また普通のランチやディナー以外にも、食後のデザートを楽しめるお店も多いです。小説でもおなじみのぜんざいの名店「夫婦善哉(めおとぜんざい)」や、老舗喫茶店のアラビヤコーヒーなどがあります。飲食店で存分に料理を味わった後は、休憩の意味も兼ねてスイーツのお店に行くのもおすすめです。
法善寺横丁でおすすめのスポット・お店紹介など13選


法善寺横丁を散策するのであれば、おすすめのスポットやお店などにも立ち寄ってみたいですよね。特にお店については、お好み焼きや串カツなどの地元グルメや、高級食材を扱うお店も多いです。
法善寺横丁を訪れる上で欠かせないスポットを13ヶ所ご紹介します。
法善寺(水掛不動)


法善寺横丁のほぼ中心にある浄土宗の寺院で、法善寺横丁散策では欠かせない場所となっています。江戸時代初期の1620年代に現在の京都府宇治市に開かれ、1637年に現在地に移転していました。1945年の大阪大空襲で建物がほぼ全て焼けてしまったものの、1960年までに全て再建されて現在に至っています。
境内最大の見どころが、「水掛不動」の愛称で親しまれている西向不動尊です。境内にあるものの中で唯一江戸時代の頃から残っている不動明王の像で、文字通り西を向いています。加えて全体が緑色の苔に覆われているため、長い歴史を感じられるでしょう。
あらゆるお願い事が成就するご利益があるため、古くから法善寺横丁でお店を営む人々や観光客が訪れては水を掛けて参拝してきました。かつて水をお供えするだけであったものの、ある女性がぜひ叶えてほしいお願いが実現するようにと水を掛けたことがきっかけで、現在の参拝方法が定着するようになったと言われています。
また水掛不動の横には金比羅堂もあり、交通安全や商売繁盛のご利益でも有名です。今後の旅の安全を願って一緒にお参りすると良いでしょう。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-2-16
■参拝時間:24時間(授与所:8:00~23:00)
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線・千日前線・近鉄・南海なんば駅より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
法善寺横丁やき然(お好み焼き)


法善寺から見て1つ北側の小路沿いにあるお好み焼きのお店です。地元の人々だけではなく、国内外の観光客で賑わうほど高い人気を誇っています。特に休みの日は長蛇の列ができるため、早めに出かけた方が良いほどです。店内も和モダンの落ち着いたたたずまいになっているため、お好み焼きが出されるまでの時間や食事中もしばらくゆったりくつろげるでしょう。
当店で提供されるお好み焼きは、注文を受けてから1枚ずつ丁寧に焼かれるため、出された際にはできたてアツアツのお好み焼きをいただけます。特にカウンター席に座っているときは、目の前でお好み焼きができる様を楽しめる点も魅力です。
おすすめのメニューが、お好み焼きに焼きそばが重なった「モダン焼き」(1,330円)です。中にイカや豚肉、焼きそばなど様々な具が入っており、ボリュームの麺でも文句の付け所がありません。
法善寺横丁界隈でお好み焼きを食べたい時は、ぜひ寄ってみると良いでしょう。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-1-18
■営業時間:
・平日:11:30~15:00(L.O.14:15)・17:00~22:30(L.O.21:45)
・土日祝日:11:30~22:30(L.O.21:45)
■定休日:水曜(祝日の場合は営業)
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線・千日前線・近鉄・南海なんば駅より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
法善寺三平(鉄板焼き)
「法善寺横丁やき然」と同じ路地にある鉄板焼きのお店です。お店自体は40年以上にわたって営業されている老舗で、お好み焼きや焼きそばなど様々なメニューを鉄板で焼いた直後の味で楽しめます。先ほどご紹介した「法善寺横丁やき然」と同じく横丁の人気店の1つで、いつ訪れても多くの来店客で賑わっている状態です。
数あるメニューの中でも、特に「すじ・ねぎ・こんにゃく」のお好み焼き(1,320円)がおすすめになっています。牛すじ肉やねぎに加えてこんにゃくが入っているため、普段のお好み焼きとは別の味わいを楽しめるでしょう。加えて甘口の特製ソースが掛かっている分、甘く優しい味わいも堪能できます。
■住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-10
■営業時間:
・平日(月曜・水曜~金曜):17:00~23:00(L.O.22:30・最終入店22:15)
・土日祝日:ランチ 11:30~15:30(L.O.15:00・最終入店14:50)/ ディナー 17:00~23:00(L.O.22:30・最終入店22:15)
■定休日:火曜
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線なんば駅14・15番出口より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
大たこ法善寺店(お好み焼きやたこ焼きなど粉もの料理)


法善寺の水掛不動像からさらに奥へ進んだところにあるお好み焼きのお店です。ただ店名に「大たこ」と入っているように、お好み焼き以外にもたこ焼きや焼きそばなど様々な粉もの料理も味わえます。
特にお好み焼きやたこ焼きに掛かっているソースは、独自の調合によって作られた自家製のものです。お好み焼きなどと絶妙に合う味付けになっているため、当店の人気が高い秘密になっています。アルコール類も提供されているため、粉もの料理を肴に味わうとより美味しく飲めるでしょう。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-1-6
■営業時間:11:30~23:00(L.O.15:00・最終入店14:50)
■定休日:なし
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線なんば駅14番出口より徒歩3分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
法善寺横丁wasabi(串カツ)


たこ焼きやお好み焼きと並ぶ大阪のグルメとして有名な串カツも、法善寺横丁で味わえます。串カツを提供するお店でも特に人気が高いのが、「法善寺横丁wasabi」です。「法善寺横丁やき然」や「法善寺横丁三平」と同じく、水掛不動の1つ北側の小路沿いに出店しています。
お店の外観が黒塗りであるため、全体の雰囲気も非常に落ち着いているのが特徴です。店内も10席のカウンター席だけとなっている分、静かな中でじっくりと串カツを味わえるでしょう。特に女性に人気が高く、法善寺横丁にあるお店の中ではデートにおすすめのお店にも数えられます。
串カツに使われている食材も肉や魚介類、野菜など様々です。加えて薄めの衣をつけて1つずつ丁寧に仕上げている上、サクサクとした食感がたまりません。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-1-17
■営業時間:17:30~22:00(L.O.21:00)
■定休日:月曜
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線なんば駅14番出口より徒歩3分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
串カツだるま法善寺横丁(串カツ)
水掛不動から奥に行って左側にある串カツのお店です。70年以上にわたって営業している老舗で、昔ながらの串カツの味を存分に味わえます。細かいパン粉を付けて揚げたり、お腹に優しい油を使っていたりするほどこだわりつくした仕上げ方をしているため、胃袋とうまく相談しつつ様々な味を堪能できるでしょう。
中でもパン粉についてはソースを1度つけるだけで絶妙に絡むようになっているため、食材の味を全体的に引き立てる効果もあります。
おすすめメニューが、12本もの串カツがセットになった「法善寺セット」(1,980円)です。使われている食材もカツやウインナー、うずら卵、さつまいもなど色々とあるため、量と種類の両方で存分に串カツの味を楽しめます。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-1-4
■営業時間:11:30~22:30(L.O.22:00・年末年始は11:00開店)
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線なんば駅14番出口より徒歩3分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
炉ばた焼水かけ茶屋(居酒屋)
法善寺横丁にあるお店でも、特に人気のある炉端焼きのお店として知られています。食材も様々な種類の魚介類や野菜、肉類が使われており、素材本来の風味をじっくり味わえるのが特徴です。また炉端焼き以外にも、ご飯ものや一品料理などお酒の肴として合うメニューが多いため、美味しくお酒をいただけるひと時になるでしょう。
中でも「活ホタテのバター焼き」は当店で最も人気のあるメニューで、獲れたての新鮮なホタテを丸ごと使っていて300円というリーズナブルさです。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-1-20 仁志むらビル
■営業時間:17:00~23:00(土日祝日は16:30開店)
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線なんば駅14番出口より徒歩3分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
法善寺浅草(ふぐ・すっぽん料理)


水掛不動のすぐ向かいにあるふぐやすっぽんの料理をいただけるお店です。ふぐもすっぽんも産地として有名な九州から取り寄せているため、格別な味わいで地元グルメのてっちりを味わえます。ちなみにふぐは冬が旬であるため、11月から2月にかけては開店時間が早くなっている点も特徴です。
てっちり料理に付いてくるポン酢も、徳島県産のゆこうと呼ばれる柑橘類が使われているため、より深みのある味を堪能できるでしょう。店内の座席も掘りごたつや座敷などのある和室になっているため、優雅な気分を味わえるのも魅力です。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-1-12
■営業時間:17:00~22:00(L.O.21:30:11~2月は16:30開店)
■定休日:第三月曜(年末年始除く)
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線なんば駅14番出口より徒歩2分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中(公式サイトにも記載)
本湖月(懐石料理)


法善寺の水掛不動像から左に進んだ突き当たりにある懐石料理のお店です。法善寺横丁で営業している同じ業界の料理人からも高く評価されており、訪れるたびに季節ごとの旬の食材を使った絶品料理を味わえます。素材はいずれも国産のもので、持っている風味を最大限にまで引き出しているため、非常においしくいただけるでしょう。
中でも最後に出される「鮎ご飯」は、当店で最高の人気を誇っています。釜を使って炊き上げており、鮎の風味が染み込んだご飯と鮎の香りはクセになるでしょう。ほかにも盛り付けに使われる器も魯山人などの名器ばかりであるため、見た目を楽しめたり、より美味しさを感じられたりします。
■住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-11
■営業時間:17:00~21:00(L.O.21:30:11~2月は16:30開店)
■定休日:日曜
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線なんば駅14番出口より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
法善寺横丁誠太郎(寿司)


「本湖月」と同じ場所にある寿司のお店です。法善寺横丁にある寿司のお店では、最も高い人気を誇っています。寿司のネタは、すぐ近くにある黒門市場で仕入れた新鮮な旬のものを使っているのが特徴です。握り方もネタとなる素材の持ち味を最大限に引き出せるように工夫を凝らしています。
加えてネタによって皿の種類も変えているため、なおさら美味しさを感じやすいでしょう。ほかにも寿司を提供するタイミングでも、お客さんが食べるペースに合わせてくれる気遣いも嬉しいです。普段から食べるペースが遅い人にとっても、安心してこだわりの寿司の味を堪能できるでしょう。
■住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-11
■営業時間:16:00~22:30
■定休日:不定休
■アクセス:各線なんば駅直結なんばウォークB16・B18番出口より徒歩2分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中(詳細は公式サイト右側)
夫婦善哉(ぜんざい)


法善寺横丁を代表するお店で、明治時代から続く横丁でもかなり歴史の長い老舗です。戦前の作家・織田作之助が書いた同名の小説は、当店だけではなく法善寺横丁の名を全国に広める役割も果たしました。地下鉄御堂筋線なんば駅の14番出口を出て左へまっすぐ進むと、法善寺の手前右手に見えてきます。
お店自体は小ぢんまりとした落ち着いた雰囲気です。また清潔感にあふれているため、じっくりとぜんざいを味わえるでしょう。ただ全国から多くの観光客が来て賑わっている分、時間帯によっては混雑する場合があることは理解しておくと良いでしょう。
おすすめのメニューが、店名や小説の名前でおなじみの「夫婦善哉」です。1人前のぜんざいが2つのお椀に分けて出されるという、カップルや夫婦が喜ばれそうな出され方をします。同時に「夫婦善哉」をいただいた人は、恋愛や夫婦生活が円満になるとも言われており、大変な人気ぶりです。デートや新婚旅行に合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-2-10 法善寺MEOUTOビル
■営業時間:10:00~22:00
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線なんば駅14番出口より徒歩2分
■新型コロナウイルス対策情報:https://sato-res.com/covid-19/assets/files/200228.pdf
サロン・ド・テ・アルション法善寺本店(スイーツ)


なんば界隈で有名なフランス菓子のお店です。
地下鉄御堂筋線なんば駅の14番出口から御堂筋を道頓堀方面に進み、最初の角で右折してしばらく行くと右手に見えてきます。地元の人々だけではなく、有名人からも支持されているほどの人気の高さです。お店自体は赤いドアが特徴の外見で、2階のサロンがイートインスペースになっています。上品さと落ち着きを伴った空間になっているため、優雅な気分に浸りながら1階で買ったスイーツや紅茶をいただけるでしょう。
当店でおすすめのメニューが名物の「モンブラン」です。フランスから直接仕入れた栗が使われており、甘さも控えめになっていて人気があります。加えて金のカップに入っているため、なおさらおしゃれさを感じながらいただけるでしょう。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-6-20
■営業時間:
・平日:11:30~22:00(L.O.21:30)
・土曜:11:00~22:30(L.O.22:00)
・日曜・祝日:11:00~21:30(L.O.21:00)
■定休日:不定休
■アクセス:各線なんば駅直結なんばウォーク12・14番出口より徒歩2分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
アラビヤコーヒー(喫茶店)


法善寺横丁界隈にある有名な喫茶店で、1951年の開店と70年前後にわたって営業しています。地下鉄御堂筋線なんば駅の14番出口から左へまっすぐ進むと、左手に見えてきます。なんばで活躍する役者さんなどの著名人からの支持も根強いため、法善寺横丁を回ったら食後にぜひ立ち寄ってみたいお店です。
店内には木製のメニューボードが掛かっており、座席なども昭和のレトロな雰囲気を感じさせてくれます。定番メニューの「ブレンドコーヒー」(550円)は、苦みと酸味がうまく調和しているため、一息つくために飲む上で癒しになるでしょう。
当店に立ち寄る際にお腹に余裕があれば、ぜひフードメニューも試してみるのがおすすめです。「フレンチトースト」(750円)や「アラビヤサンド」(850円)、「自家製コーヒーゼリー」(700円)など色々な名品があります。中でも「アラビヤサンド」は厚焼き玉子を挟んである分、とてもボリュームを感じやすいです。味もコクがあってクセになるため、ぜひ試してみると良いでしょう。
■住所:大阪府大阪市中央区難波1-6-7
■営業時間:10:00~22:00
■アクセス:大阪メトロ地下鉄御堂筋線なんば駅14番出口より徒歩2分
■新型コロナウイルス対策情報:従業員の感染対策や三密対策、店内設備消毒などを実施中
おわりに


今回はなんばエリアにある法善寺横丁について色々と見てきました。水掛不動がある法善寺を中心に落ち着いた雰囲気のある区域が広がっている分、散策するだけでも落ち着いた気持ちになれるでしょう。
加えて大阪グルメから高級料理に至るまで様々なジャンルの飲食店があるため、色々な味を堪能できます。食後のデザートとしてぜんざいやモンブラン、コーヒーなどを楽しめる点も魅力的です。
繁華街や観光スポットの多い大阪・なんばエリアでも、法善寺横丁は独特の雰囲気を体感できます。実際に訪れる際は、今回触れた内容を参考にしていただければ幸いです。