最終更新日 2021-12-24
「青の洞窟」と呼ばれる海中洞窟は日本各地にありますが、その中でも特に有名なのが沖縄県恩納村の真栄田岬の近くにあるものです。「青の洞窟」と聞くとイタリアにある美しい洞窟をイメージしがちですが、沖縄にある青の洞窟とはどのようなスポットなのでしょうか。青の洞窟の魅力や楽しみ方をご紹介します。
記事の目次
沖縄青の洞窟とは?


きれいな海が広がっていることで有名な沖縄ですが、その中でも特に有名な青の洞窟は、どのような場所なのでしょうか。まずは沖縄青の洞窟について簡単にご紹介します。
沖縄青の洞窟の基本情報


沖縄青の洞窟は沖縄本島の中部、恩納(おんな)村が誇る景勝地・真栄田(まえだ)岬にある海中の洞窟です。真栄田岬の崖の下に洞窟への入口があり、泳いで中に入れます。奥行きは30m程度で、内部は非常に穏やかで波も立たないほどです。海中に差し込む太陽光が海底の砂に反射するおかげで、青く神秘的な光景が広がる点が最大の魅力になっています。ちなみに、「青の洞窟」と呼ばれるスポットは全国各地にありますが、沖縄にあるものが最も有名です。ほかのスポットと区別する意味で、「沖縄青の洞窟」と呼ばれています。
沖縄青の洞窟は海底のサンゴ礁が地震で隆起し、隙間から浸入した雨水や海水の浸食作用で形成されたと考えられています。以前は「クマヤーガマ」と呼ばれ、漁師が悪天候時の避難場所として活用したり、地元の子供たちの遊び場になってしました。
もともとダイビングや探検スポットとして知られており、「青の洞窟」の名前も、あるダイバーによる命名です。それから、内部で見られる神秘的な光景が有名になり、観光客が増え始めました。今日では沖縄を代表するダイビングスポットになっています。
■住所:沖縄県国頭郡恩納村真栄田字ナカリ浜470-1
■営業時間:ツアー運営会社・海の状況による
■アクセス:那覇空港から車で約1時間~1時間半/バスで約2時間、「久良波」バス停下車徒歩約20分(詳細は後程説明)
■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください
知っていればより楽しめる!沖縄青の洞窟の魅力3つ


沖縄青の洞窟に行く前に、洞窟にはどのような魅力があるのか気になりますよね。洞窟が持つ3つの魅力についてご紹介します。
洞窟内に広がる青く神秘的な光景


沖縄青の洞窟最大の魅力といえるのが、洞窟内に広がる青く神秘的な光景です。シュノーケリングやダイビングで内部に入ると、洞窟に差し込む太陽光と海底の砂によって青く輝く光景に魅了されます。
海底の砂は、沖縄のビーチでおなじみのサンゴ礁が分解してできた白砂です。砂は石灰質になっているため、太陽光が海底で反射することで海面が青くライトアップされます。そのおかげで、沖縄青の洞窟を象徴する美しい光景が見られるという仕組みです。
なお、青い光景は光が差し込みやすい入口側ほど見やすくなっています。光が届きにくい奥側に行くほど暗さが増してくるものの、暗さを帯びてくるからこそかえって冒険の雰囲気を盛り上げるでしょう。
時間帯や時期によって見え方が異なる


沖縄青の洞窟の景色は、時間帯や時期によって見え方が異なります。時間帯や季節によって太陽の角度や明るさに差が出る分、海水の透明度が変化するためです。
早朝であれば透明度が高い分、エメラルドグリーンなど緑っぽさが混じっています。日が昇っていくにつれて青みが増し、お昼頃にはクリスタルブルーやマリンブルーになりやすいです。日が西に傾いた後は暗みが増し、色もディープブルーになっていきます。
一方、季節ごとの透明度については時間帯によるほど差はありません。ただ、夏場よりも冬場の方が透明度が高い傾向にあります。曇りの日や小雨の日などは濃い影ができることはあるものの、淡さのある景色を見るうえでおすすめです。なお、夏場は晴れる日が多い分、濃い影ができる心配はほとんどありません。訪れるタイミングによって様々な色合いを楽しめる点も沖縄青の洞窟の持つ魅力です。
洞窟の内外で様々な熱帯魚と出会える


神秘的な光景以外に、様々な熱帯魚と出会えるという魅力もあります。人気の高いクマノミのほか、リュウキュウハタンポやルリスズメダイ、アカマツカサなど、種類も豊富です。人に慣れている魚もいるため、一緒に泳いだり近くで群れを眺めたりするとより楽しいです。
特にアカマツカサは基本的に夜行性であるため、薄暗い洞窟内だからこそ見られる種類です。外見も真っ赤で、ぜひ沖縄青の洞窟に来た記念にじっくり見ておくと良いでしょう。なお、海底にはサンゴも見られるため、魚と一緒に見ておくとより南国らしさを感じられます。
沖縄青の洞窟でのアクティビティの楽しみ方5つ


沖縄青の洞窟ではシュノーケリングやダイビングを中心に様々なアクティビティを楽しめます。現地で満喫できるアクティビティを事前に知っておくと、実際に行った時にスムーズに過ごせるでしょう。沖縄青の洞窟で楽しめるアクティビティを5種類ご紹介します。
青の洞窟内でのシュノーケリング


青の洞窟で比較的手軽にできるアクティビティがシュノーケリングです。ゴーグルやフィン、シュノーケルといった軽めの道具を装備して泳ぐため、初心者でも簡単にできます。ツアープランの中には小さなお子様が参加できるものもあります。負担になる機材がないため、体力に自信がない人や高齢者でも楽しみやすいでしょう。
参加費用が安く済むうえ、水面で写真撮影もできます。気軽に参加できるため、あまり泳ぎ慣れていなかったり家族連れで青の洞窟を堪能したかったりする人におすすめです。
青の洞窟内でのダイビング


シュノーケリングだけで物足りない場合は、ダイビングをしてみませんか。洞窟内の水深は数m程度あるため、思う存分泳いで海中の風景や魚の群れを楽しむことができます。深い場所では暗闇も増すため、なおさら冒険気分を味わえます。ただ、シュノーケリングに比べると機材は重くなります。
ツアーでもダイビング体験プランが用意されており、ダイビング経験を十分積んでいるスタッフが同行してくれます。基本的に洞窟の入口までボートで移動するため、あまり負担を感じることなく洞窟内を満喫できるでしょう。海底を泳ぐ魚やサンゴを間近でじっくり眺められる点もポイントです。なお、初心者でもスタッフが泳ぎ方を教えてくれるため、心配はありません。
洞窟内での写真撮影もおすすめ


せっかく沖縄青の洞窟へ行くのであれば、洞窟内で写真撮影してみるのも良いでしょう。沖縄青の洞窟は写真映えスポットとして非常に人気です。洞窟の探検ツアーでは写真撮影サービスが付いています。同行するスタッフが水中カメラで写真を撮って、後からメールやLINEなどで送ってくれるため非常に便利です。
洞窟内での写真撮影の定番がシルエット写真です。青く光る海中の風景と人間のシルエットの組み合わせが非常に映え、思い出になります。カップルや夫婦でお互いの指でハートを作ってもいいでしょう。美しい海中でお互いの愛を確かめ合えば、印象的な思い出を作れます。ほかにも、熱帯魚とのツーショットで南国らしさを強調したり、人気の高いクマノミやサンゴ礁と撮影すれば、良い思い出が作れるはずです。
なお、水中カメラをレンタルして自分で撮影できるプランもあります。撮影の方法もスタッフに教えてもらえるため、コツを掴めば自分で一生ものの思い出を残せるでしょう。
熱帯魚への餌付け体験


沖縄青の洞窟でのアクティビティとして、熱帯魚への餌付け体験もあります。熱帯魚と一緒に遊ぶ経験は、沖縄以外ではなかなか経験できません。すぐ近くを泳ぐ熱帯魚に餌をあげる体験をすれば、忘れられない思い出になります。同行するスタッフにお願いして魚との写真をとってもらえるので、餌付けをする際は是非お願いしてみましょう。
シーカヤックでの周遊


シーカヤックに乗って洞窟周辺を周遊するアクティビティもあります。特に小さなお子さんを連れていたり、ご自身があまり泳ぎが苦手だったりする場合におすすめです。
青の洞窟がある真栄田岬一帯は、様々な奇岩があることで知られます。青の洞窟自体も切り立つ岩の下に入口があるため、外から見るだけでも迫力満点です。ほかにも、キノコの形をしたキノコ岩や熱帯魚が多く泳ぐ場所もあります。冬になればザトウクジラが見られる点も魅力です。
シーカヤック体験には青の洞窟の内部に入らなくても楽しめる要素が詰まっています。泳ぎにあまり気が進まない場合にぜひ体験してみると良いでしょう。
知っておくと役立つ!沖縄青の洞窟を楽しむ際のポイント・注意点5つ


沖縄青の洞窟には楽しい魅力が満載です。一方で、事前に知っておくと役立つポイントや注意点もいくつかあります。楽しむポイントや注意点を5つご紹介しましょう。
おすすめの時期・時間帯はいつ?


沖縄青の洞窟をじっくり楽しむには、おすすめの時期や時間帯を知っておくことが欠かせません。時期では海水が暖かく行楽シーズンでもある5〜10月が最適です。風や波が穏やかであるため、余程のことがなければ洞窟の中に入れます。
ただし、真夏の時期は最も混雑しやすく、待っている間にツアーが終了する場合さえある点に注意すべきです。もし混雑を気にせずに内部を満喫したいのであれば、真夏以外の時期が良いでしょう。特に冬は悪天候で中に入れない場合はあるものの、人も多くないためにじっくりと洞窟探検できます。
時間帯については早朝や朝一番がおすすめです。繁忙期の真夏でも人が比較的少ない分、混雑の心配がありません。太陽の光が差しやすいうえに混雑の影響を受けにくい分、透明度も高い海中の様子をゆったりと眺められます。なお、5~10月の昼間(12~14時)は激しく混雑するため、なるべく避けたほうが良いでしょう。
初心者にはツアー参加がおすすめ


沖縄青の洞窟を楽しみたいものの、シュノーケリングやダイビングの経験がない方もいますよね。もし、初心者として参加するならば、ツアーで参加するのがおすすめです。実は真栄田岬のある海域は潮の流れが速かったり、水深が急に深くなっていたりする場所もあります。
しかし、ツアーであれば経験豊富なスタッフが同行や監督に当たるため、初心者でも比較的安心して楽しめます。シュノーケリングやダイビングについてあまりよくわからなくても、丁寧かつ上手に教えてもらえます。自信がなくてもツアーで泳ぐうちに慣れて、海中の景色をたっぷりと楽しめるでしょう。
ちなみに、個人で泳ぐ場合は真栄田岬から海側に続く階段を下り、泳いで洞窟に入ることになります。ただ、海の状況がいつ変化するかわからないため、一定以上のシュノーケリングやダイビングの経験があった方がおすすめです。また、ライフジャケットやウェットスーツの着用が義務付けられている点にも注意しましょう。
真栄田岬にある施設も活用しよう


青の洞窟の真上にある真栄田岬には、駐車場をはじめ便利な施設が揃っています。岬にある施設について知っておくと、事前準備の際に活用しやすいです。なお、駐車場については後ほどアクセス手段とともにご紹介します。
岬には駐車場のほか、コインロッカー・シャワー室・トイレ・多目的スペースがあります。コインロッカーは1回100円で利用できます。駐車場では車上荒らしなどのトラブルが発生する場合もあるため、貴重品などはなるべくコインロッカーに入れておくと良いでしょう。なお、コインロッカーは更衣室も兼ねており、男女別になっているので、人目を気にせず着替えられます。
シャワー室については男女各3室ずつ設置されています。利用できる時間は7時〜18時半、料金は1回200円です。1回100円で利用できるドライヤーも備え付けられているため、シャワー後には髪を乾かせます。多目的スペースは休憩所やダイビングのレクチャー室として活用されます。ほかにも、レジャーアイテムや軽食を扱うお店が複数あります。軽食や水分補給、水着などを買ったりする際に便利です。無料Wi-Fiもあるため、情報収集や撮影した写真をアップする際に使えるでしょう。
洞窟内は右側通行で
沖縄青の洞窟の内部を楽しむ際、右側通行で泳ぐというルールがあります。特に夏場は洞窟の入口で大勢の人が待つほど混雑するため、ツアー会社も右側通行で中に入るように指示するのが一般的です。崖に沿って立ち泳ぎしていくことになります。
混雑時はルールをきちんと守らないとトラブルや思わぬ事故の原因にもなります。個人参加の場合もツアー参加の場合もきちんとルールを守って楽しむことが大切です。
海の状況によって入れない場合もある


沖縄青の洞窟を楽しむ際、入れないケースについても知っておくと良いでしょう。主に海が荒れだしたり混雑がひどかったりする場合は入れなくなります。特に冬場は北風が吹きやすく、北向きにせり出している真栄田岬付近の海は荒れやすいです。冬場に中に入れる確率は3割程度と低くなっています。ツアーに参加する場合は、当日洞窟に入れるかどうかを業者に確認すると良いでしょう。
真栄田岬では常に4種類の旗を使って遊泳可能状況をお知らせしています。青・黄色・赤・オレンジの4種類の旗が使われ、青であれば問題なく遊泳可能です。黄色は「注意」で、ツアー業者やインストラクターが引率する場合に限り遊泳できます。赤やオレンジ色は遊泳禁止で、特にオレンジ色は気象関係の警報が出ている場合です。
ちなみに、出ている旗については真栄田岬の公式サイトでも最新情報を提供しています。参加するツアーの業者への確認と合わせて現地での観光に役立てると良いでしょう。
ツアーの選び方


沖縄青の洞窟に入る際は、ツアーを選ぶ人も多いです。ツアーを利用する場合、どの会社にするか悩みますよね。現地で便利に楽しめるツアーの選び方をご紹介します。合わせて、おすすめの会社についても簡単に解説いたしましょう。
洞窟まで行く方法はボート便とビーチ便の2種類


ツアー選びの際に非常に重要なポイントが、洞窟まで行く手段です。ツアーによってボート便を利用するものと、ビーチ便を利用するものとがあります。両方ともメリット・デメリットがあるため、選ぶ際の参考にしてみて下さい。
ボート便の場合


真栄田岬の下にある漁港から、ボートを使って洞窟の入口に向かう方法です。ボートの代わりにカヤックを使う場合もあります。崖下まで続く階段の上り下りや入口までの泳ぎが不要である分、体力面での負担がほとんどありません。特に様々な器材が必要なダイビングの場合は、より楽に洞窟を目指せるでしょう。また、ある程度海が荒れていてもボートであれば近付ける場合がある分、洞窟に行ける確率も上がります。
一方で、ビーチ便に比べて料金が若干高い点がデメリットです。ビーチ便よりも1,000円程度料金が上乗せになっています。
ビーチ便の場合


ビーチ便の場合は、岬の階段を下りたうえで洞窟の入口まで泳いでいく方法です。集合場所も洞窟の入口になります。ボート便に比べると料金が安い点や、泳いで入口まで行くので体を慣らした状態でツアーに参加できる点がメリットです。
一方で、海の状況次第で崖下に続く階段が閉鎖になるため、ボート便に比べるとツアー開催の確率は下がります。また、ダイビングの場合は重量のある機材を背負って階段を下りなければいけないため、人によってきつく感じることもあるでしょう。ほかにも、真夏には崖下で遊泳待ちの行列ができやすいです。長く炎天下の中で待たされることもあるため、体力面の負担をある程度覚悟する必要があります。
スタッフ選びも重要な要素


洞窟までの行き方とともに、同行するスタッフの選び方もツアー選びの重要な要素です。シュノーケリングもダイビングもやり方さえマスターできれば、ライセンスなしで楽しめます。
ただ、海では何が起きるかわからないため、同行するスタッフもなるべく泳ぎのプロである方が安心です。インストラクターとしての資格を持った人が同行するものであれば心配はありません。なお、資格を持っているかどうかなどは申し込み書に明記してあるケースが多いです。もし何も書かれていない場合は、業者側に問い合わせると良いでしょう。
インストラクター1人当たりの案内人数も確認しておくべきです。少ないほど対応が丁寧になりやすい分、満足できる洞窟探検ができるでしょう。
ツアー会社によって集合場所が異なる


沖縄青の洞窟に向かうツアーは、会社によって集合場所が異なります。ショップ集合・駐車場集合・港集合の3通りです。
ショップに集合する場合
各会社のショップに集合してツアーに向かいます。トイレ・シャワー・ロッカーなどの施設を無料で使える点で便利です。また、車は各ショップの駐車場に停めるだけなので、渋滞を気にすることなく利用できます。一方で、原則として事前予約した人だけがショップ集合になる仕組みです。事前に空いている日程を見つけてで予約することになります。
駐車場に集合する場合
真栄田岬にある駐車場に集合するプランです。早く着いて駐車できれば、準備後は出発時間までのんびりできます。ただ、繁忙期は駐車場が非常に混雑するうえ、シャワーやロッカーも基本有料になる点がデメリットです。ほかにも、ビーチ便で洞窟に向かう分、体力面の負担やツアーの中止が発生する場合もあります。
港に集合する場合
港に集合する場合も早く着いていれば、準備後はのんびりした時間を過ごせるでしょう。また、港から直接ボートで洞窟を目指す分、ビーチ便の場合以上に内部を楽しめるチャンスが増えます。施設面でもトイレが利用できるほか、ツアー終了時にホースなどで塩分を落とせます。
一方で、ロッカーやドライヤーがない点がデメリットです。特にロッカーがない点については、自分で貴重品を管理したり着替え場所について考えたりする必要が出てきます。
ツアーに含まれる無料特典の内容


ツアーのプランの中には、写真撮影サービスなどの無料特典が含まれているケースも多いです。ただ無料特典として含まれる内容は、ツアー会社によって異なってきます。もし含まれていない場合は、別途料金が発生するため注意が必要です。
無料特典として含まれているか確認するべきものとして、写真撮影サービス・餌付け体験サービス・ボート乗船料・設備使用料があります。いずれも洞窟内で楽しい思い出を作るには欠かせない要素です。申し込みの際にサービス内容をしっかり確認し、わからないことがあれば納得するまで質問した方が良いでしょう。
宿泊中のホテルとの送迎があるツアーもおすすめ


ツアーによっては宿泊しているホテルとの送迎サービスが付いているものもあります。特に那覇市内のホテルを利用している場合は、那覇市と真栄田岬の往復だけでも大変です。もし洞窟ツアーの前後に那覇市内での観光を考えている場合は、ホテルとの送迎サービス付きのツアーを申し込むと良いでしょう。なお、送迎サービスの有無についてもツアーのサービス案内に明記されているため、事前にしっかり確認しておきましょう。
おすすめのツアー会社4選


沖縄青の洞窟のツアーを開催している会社は大小約100種類もあるため、選ぶだけでも大変です。特におすすめのツアー会社を4社ご紹介いたします。ツアー選びの参考にしていただければ幸いです。
ピンクマーメイド
シュノーケリングで最大6名、ダイビングで最大2名、インストラクター1人と引率する人数をかなり限定しています。おかげで初心者にも懇切丁寧教えてくれて遊泳に慣れやすいです。洞窟まで行く場合もボートエントリーを選べる分、高い確率で洞窟ツアーを楽しめます。
必要な器材の準備や写真撮影、餌やり体験もすべてプランの特典として付いてきます。特に写真撮影ではプロ用カメラを使って撮影してもらえるうえ、記念日にスペシャルな撮影してもらえるなど評判です。1歳から参加できる点も魅力になっています。
■住所:沖縄県国頭郡恩納村真栄田2705-1
■営業時間:8:00~18:00
■定休日:なし
■アクセス:那覇空港から車で約1時間~1時間20分
■集合場所:真栄田岬駐車場
■新型コロナウイルス対策情報:https://blue-okinawa.com/guideline.html
ナチュラルブルー
ビーチ便・ボート便の両方に対応しているため、ご自身の好みに応じて申し込めます。インストラクターは全員有資格者であるうえ、2名以上で付いてくる仕組みです。小さいお子さんも2歳以上であれば参加でき、使っている浮き輪も引っ張ってもらえるため安心できます。読谷店と真栄田店(岬付近)が集合場所になっており、読谷店であれば温水シャワーなどが無料です。
現地での無料特典として水中写真と餌やり体験があります。写真については無制限で撮影してもらえるうえ、50枚以上であればLINEアルバムで当日中に送ってくれます。なお、真栄田店で参加する場合、シュノーケル・ダイビングセットを有料でレンタルできます。
■住所:沖縄県国頭郡恩納村真栄田469-1・読谷村喜名193-2
■営業時間:11~2月 9:00~17:00/3~10月 8:00~18:00
■定休日:不定休
■アクセス:那覇空港から車で約1時間~1時間20分
■集合場所:ショップ(読谷店)
■新型コロナウイルス対策情報:http://www.natural-blue.net/pdf/covid19-jp.pdf
ブルーオーシャン
ショップ集合で、無料の専用ボートを使って洞窟に行くため、ツアー開催率が非常に高い点がポイントです。また、ショップから洞窟までの移動時間が5分程度になっている分、洞窟での滞在時間も長くなっています。ショップでは温水シャワーやトイレ、パウダールームなどを無料で利用できる点もメリットです。
加えて、ダイビングやキッズシュノーケルはインストラクター1人をグループで完全貸し切りできます。2名から貸し切り対応してもらえるため、ダイビングなどのコツをつかみやすいでしょう。スイミング器材や水中カメラ、写真データも無料レンタルできるため、お財布にも優しいです。自分で写真を存分に撮れるため、お気に入りの写真を多く残せます。
■住所:沖縄県国頭郡恩納村前兼久159-4
■営業時間:7:00~21:00
■定休日:なし
■アクセス:那覇空港から車で約50分~1時間20分
■集合場所:ショップ
■新型コロナウイルス対策情報:https://blue-cave.com/(更新情報・お知らせ欄に記載)
沖縄ダイビングショップなごみ
完全貸し切り制になっており、ツアーのプランニングも朝6時からであれば希望の時間や都合に合わせて行ってくれます。洞窟に行きたい時間帯を決めて相談すると良いでしょう。また、最小2名からインストラクターが付くため、内容の濃い指導をしてもらえます。必ず有資格者のインストラクターが引率する点でも安心しやすいです。
コースも一般向け以外にファミリー向けのものや夜間遊泳ができるものなども揃っています。夜間遊泳できるコースは、海中の夜光虫や星空をじっくり眺められるため、昼間とは異なる独特な思い出が作れるでしょう。なお、写真撮影はSDカードなど記録媒体を持参する必要はあるものの、スタッフが無制限かつ無料で写真や映像を撮ってくれます。
■住所:沖縄県国頭郡恩納村字仲泊858−4
■営業時間:9:00~18:00
■定休日:なし
■アクセス:那覇空港から車で約1時間~1時間20分
■集合場所:真栄田岬駐車場
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.nagomi.okinawa/_files/ugd/b31bcc_65992bbf49db464eb100388dfd7bc3f4.pdf
沖縄青の洞窟(真栄田岬)までのアクセス


沖縄青の洞窟へ行く前に、アクセスは要チェックです。那覇空港から真栄田岬までのアクセスをご紹介します。
車を利用してアクセスする方法


車を利用する場合は、高速道路を経由する方法と一般道のみを使ってアクセスする方法があります。高速道路を使う場合は、まず国道331号線を糸満市方面に向かった後、豊見城名嘉地インターから沖縄自動車道に入ります。石川インターまで走った後は、沖縄県道73号線や国道58号線を那覇市方面に走り、「山田」交差点で右折です。右折後はおんなサンセット街道(沖縄県道6号線)を海沿いに走り、途中で再び右折すれば真栄田岬に着きます。所要時間は約1時間です。
一般道のみでアクセスする場合は、国道58号線を名護市方面に向かいます。しばらく北上した後、「親志(おやし)」交差点の手前で左側の道に入ります。道なりに進んで右手に「マナ・エンジョイダイビング恩納店」が見えてきたら、すぐ先の交差点で左折です。左折後はまっすぐ海側に進めば真栄田岬に到着します。一般道のみを利用する場合の所要時間は約1時間半です。
真栄田岬近辺にある駐車場は、スペースが180台分です。利用可能時間は7時から19時までで、料金は1時間100円となっています。ただし、混雑で駐車できない場合もあるため、内陸側にあるツアー利用客用の駐車場も利用すると良いでしょう。
バスを利用してアクセスする方法


バスを利用してアクセスする場合は、「那覇空港国内線旅客ターミナル前」バス停から120番系統「名護西空港線」の路線バスを利用します。1時間半から2時間程度の乗車時間で「久良波」バス停に到着です。運賃は1,200円となります。バス停からは徒歩約20分で真栄田岬に到着です。
おわりに


今回は沖縄青の洞窟をご紹介しました。真栄田岬の近くにある沖縄青の洞窟は、サンゴが変化した海底に太陽光が反射することで神秘的な風景を作り出しています。内部ではクマノミやアカマツカサなどの熱帯魚も泳いでいるため、南国らしい光景を見られるでしょう。
洞窟内部ではシュノーケリングやダイビングを楽しめるうえ、熱帯魚と一緒に泳げます。ツアーに参加するなどして洞窟の中を探検すれば、忘れられない思い出を作れるでしょう。非日常的な体験がたくさんできるため、沖縄旅行の際はツアー会社の力を借りてでもぜひ行ってみると良いでしょう。
ちなみに青の洞窟は新潟県の佐渡地域などにもあります。あた、沖縄県内には他にも魅力的な観光地があるため、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。