最終更新日 2021-10-29
大阪のシンボル的な存在である通天閣は観光スポットとしても人気になっています。
そんな通天閣ですが、実際はどのような建物なのでしょうか?
通天閣の基本情報や歴史などに触れながらご紹介していきたいと思います。
記事の目次
そもそも「通天閣」とは?


そもそも通天閣は大阪府大阪市浪速区にある「新世界」と呼ばれる地域の中心部に立つ高さ103mの展望塔です。
2007年5月に国の登録有形文化財に指定され、大阪の代表的建造物として大阪府民に愛されています。
商売の神として有名な「ビリケン」を公式キャラクターに指定しており、塔内の至る所にビリケン像が設置されています。
大阪市内を見渡せる展望台が有名ですが、そのほかにもキャラクターショップや地下劇場が併設されており、様々な楽しみ方ができるのです。
通天閣の歴史


実は現在の通天閣は再建されたものだということはご存知でしたでしょうか?
初代通天閣が建てられたのは1912年のことで、パリにあるエッフェル塔をモデルにして設計されました。
しかしそれから30年後の1943年に初代通天閣は付近にある映画館からの火災の影響を受けて焼失。
解体され、一度大阪の町から姿を消したのです。
1956年、地元新世界住民の有志により「通天閣再建計画」の話が持ち上がります。
当時この計画は笑い話にされていましたが、徐々に現実味を帯びていき、現在の二代目通天閣が建設されました。
再建された通天閣はネオンを用いた広告塔としても使用され、大阪万博の際に大活躍したそうです。
現在でも大阪のシンボル的な存在である通天閣は新世界の開発とともに来場者数を伸ばし続け、2012年の年間来場者数132万人にも登りました。
メディアに取り上げられることも多くなり、人気の観光スポットとして多くの人に愛されています。
通天閣の魅力は?
通天閣は観光地として人気を博していますが、通天閣の魅力はどのようなところにあるのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
観光地として人気の通天閣


通天閣は観光地として連日多くの人で賑わっています。
そんな通天閣の魅力としてはその存在感でしょう。
遠くからでも一目でわかる通天閣は、眺めても登っても楽しい観光名所として多くの人たちから愛されています。
中に入ると展望台が整備されており、そこからは大阪市内を一望できます。
また塔内にはショップや特別展望台、ビリケン像などがありますので大人から子供まで幅広い年齢層の人が楽しめることでしょう。
他の観光地にもアクセスしやすいので、大阪に訪れた際はぜひ登ってみることをオススメします。
通天閣といえば!たくさんの絶品グルメが有名


大阪には「食い倒れの地」という別名があるほど、多種多様なグルメがそろっています。
特に通天閣がある新世界には串カツやたこ焼き、どて焼きなどの絶品B級グルメの名店が勢揃いしているのです。
一つ一つの価格は大変お手頃で、食べ歩きもできるので通天閣を観光したあとは、新世界で食い倒れてみてはいかがでしょうか?
通天閣内を詳しく見てみよう!
通天閣は外から見ても見応えがありますが、中に入るとさらに楽しめます。
この章では通天閣の中にあるスポットを詳しく見ていきます。
大阪の景色を一望できる展望台


通天閣には光の展望台、黄金の展望台、天望パラダイスと言った3種類の展望台が整備されています。
4階に位置する光の展望台は、夜になると展望台一面がミラーボールや照明でギラギラとしたクラブのような雰囲気に変わります。


5階の黄金の展望台には、展望台が全面金色に塗装されており、その階には黄金に輝くビリケン像が鎮座しているのです。
そして最上階にある一番人気の展望台・天望パラダイスは、なんと屋外に出ます。
風を直に感じながら足元と目の前に広がる大迫力の風景を眺めることが可能です。
デートスポットとしても人気で、ここでプロポーズする人もいるそうです。
天望パラダイスに登るには別途で500円かかりますが、通天閣に来た際はぜひ全ての展望台を制覇してみてください!
アンテナショップ「わくわくランド」
わくわくランドは通天閣の地下一階にあるアンテナショップ街です。
森永製菓やグリコ、チキンラーメンなど大阪に縁のある食品メーカーのアンテナショップが立ち並んでおり、観光客にも人気となっています。
各店舗の前には一緒に写真を撮ることができるフォトオブジェが立っているので、大阪観光の思い出として記念撮影をすると良いでしょう。
ここでしか買えない限定グッズも多数ありますので、ぜひ一度行ってみてください!
名物「通天閣パフェ」
通天閣の3階にはCafé de Luna Parkというカフェがあります。
そこの通天閣パフェが通天閣の名物的な存在となっているのです。
通天閣をモチーフに作られた通天閣パフェは、なんと高さは21cmというボリューム満点のパフェとなっています。
パフェの中心には濃厚なソフトクリームが添えられており、中のフルーツやソースと最高にマッチする一品です。
Café de Luna Parkではほかにも通天閣限定のミックスジュースやモンブランパフェといったメニューもありますので併せて注文してみてはいかがでしょうか?
通天閣の至るところにいるビリケンさん


通天閣はビリケンさんを公式のマスコットキャラクターにしています。
ビリケンさんとは尖った頭と目が特徴的な神様で、大阪では古くから親しまれてきた存在です。
足を掻いてあげるとご利益があると言われており、通天閣の5階には実際に触ることのできるビリケン像が設置されています。
この他にも通天閣には至る所にビリケンさんがいますので、通天閣を訪れた際には是非探してみてください。
通天閣と合わせてここを観光しよう!
通天閣の周辺には大阪でも有名な観光スポットがたくさんあります。
通天閣と併せて行きたい観光スポットをいくつかご紹介していきます。
日本一高いビル「あべのハルカス」


あべのハルカスは大阪府大阪市に位置する巨大な高層ビルです。
その高さは通天閣を大きく越える300mで、日本で一番高いビルとして知っている人も多いでしょう。
あべのハルカスの内部には大型ショッピングモールや美術館、劇場まで整備されており、ショッピングから芸術鑑賞と幅広い楽しみ方ができる観光地として有名です。
あべのハルカスにも通天閣同様展望台がありますが、300mの高さから大阪市内を見渡すことができるのでかなり人気です。
外のテラスに出て風を感じながら食事をすることも可能なので、是非行ってみてください!
長い歴史を持つ由緒正しき寺院「四天王寺」


大阪府内には数多くの寺院があり、どれも歴史が深く造詣の深いものばかりですが、四天王寺はその中でも群を抜いて古い歴史を持っています。
四天王寺は日本最古の書物である「日本書紀」にも名前が登場しており、あの有名な歴史的人物・聖徳太子とも深い関係があると言われています。
境内には本堂や五重塔などたくさんの建造物があり、中には国の重要文化財に指定されたものも存在します。
その建物の美しさや荘厳さから毎年多くの観光客が参拝に訪れるのです。
四天王寺を訪れたその深い歴史の一角に触れてみてはいかがでしょうか?
大阪を代表する動物園「天王寺動物園」


天王寺動物園は大阪を代表する動物園として大阪内外から連日多くの人々が訪れています。
アフリカのサバンナを再現した園内では、ライオンやキリンと言った大型動物から、コアラやホッキョクグマなど日本ではなかなか見ることのできない動物たちを鑑賞することが可能です。
またふれあいコーナーではヤギや羊、テンジクネズミなどの大人しい動物に実際に触れたり、餌をあげることができます。
大人から子供まで楽しめるので家族旅行でもおススメです!
通天閣の周りには美味しいものがたくさん!
観光でたくさん歩くとどうしてもお腹が空いてしまいますね。
通天閣には大阪名物の名店が数多くそろっています。
今回は数ある大阪名物の中から「串カツ」「たこ焼き」の名店をいくつかご紹介したいと思います。
串カツ「八重勝」


八重勝は動物園前駅から徒歩2分ほどのところにある串カツの名店です。
オープンと同時に行列ができるほどの人気店ですが、カウンター席のみなので回転率が早く、比較的すぐにお店に入ることができます。
串カツやエビ、卵などの定番メニューの他に、ブロッコリーやささみ生姜といった珍しい串カツも人気です。
串カツにつけるソースもおいしいと評判で、串カツの旨味を引き立てるのだそうです。
くれぐれも2度漬けは禁止ですよ!
串カツ「だるま」
串カツ「だるま」は新世界に本店を持つ、串カツの名店です。
大阪市内のみならず様々なところに展開しており、東京の銀座にも店舗が存在します。
そんなだるまの串カツにはソース、衣、油と言った串カツの味を左右する食材へのたくさんのこだわりが詰まっています。
きめ細かい衣をつけてだるまオリジナルの油であげることにより、いくら食べても胃もたれしない絶品串カツが完成するのだそうです。
ソースをたっぷりつけて揚げたてにかぶりついてください!
たこ焼き「かんかん」


かんかんは新世界に店舗を構えており、その味とリーズナブルさから観光客のみならず地元民からも愛されているたこ焼き専門店です。
メニューはたこ焼き一種類のみ。
8個入りで350円というお手頃価格で、本場のたこ焼きを味わうことができます。
出汁がよく聞いた生地に、歯応えのあるタコがマッチして、ソースとマヨネーズをかければ言うことなしです!
たこ焼きを何店舗か食べ歩きしたいという方は1パック買って、お友達とシェアしてもいいかもしれませんね。
たこ焼き「たこ天」
観光客にも人気となっているのが通天閣付近に店を構えるたこ焼き専門店・たこ天です。
ふわふわの生地は出汁がしっかりと聞いており、外はふんわり中はとろとろの絶品たこ焼きを味わうことができます。
本場大阪の味を堪能したい人にはオススメの名店です。
通天閣までのアクセス
通天閣へのアクセスは以下のようになっています。
観光の際は参考にしてみてください。
電車で行く場合
・大阪市営地下鉄堺筋線「恵美須町駅」から徒歩4分
・阪堺電車阪堺線「恵美須町駅」から徒歩3分
・大阪市営地下鉄御堂筋線「動物園前駅」から徒歩7分
・JR環状線「新今宮駅」から徒歩7分
・南海電車南海本線「新今宮駅」から徒歩10分
新幹線で行く場合
新大阪駅まで新幹線で移動。
その後、前述の最寄り駅まで電車で移動。
車で行く場合
・下り線:阪神高速1号環状線「夕陽丘出口」から5分
・上り線:阪神高速1号環状線「なんば出口」から7分
まとめ


ここまで大阪を代表する観光名所の通天閣について解説してきました。
通天閣は展望台やアンテナショップが併設されており、連日多くの観光客や地元民で賑わっています。
また他の観光名所へのアクセスも良いため、効率的に大阪観光を楽しむことが可能です。
大阪観光の際は是非この記事を参考に、通天閣を最大限楽しんでみてはいかがでしょうか?
■住所:大阪府大阪市浪速区恵美須東一丁目18番6号
■営業時間:8:30~21:30(21:00最終入場)
■料金:一般展望台 大人800円、小•中学生•幼児 400円 (天望パラダイス入場の場合は+500円、+300円)
■アクセス:阪堺線「恵美須町駅」から徒歩3分