最終更新日 2021-10-29
アルプスや南アルプス、八ヶ岳といった雄大な山々に囲まれた長野県は、県内全域に絶景スポットが点在している絶景の宝庫です。
地方移住希望者の移住希望地域ランキングでも常にトップ3に入る長野県は、自然環境への取り組みにも積極的で空気や水の綺麗さも全国的に見てトップクラスに入ります。
絶景あり、絶品グルメあり、温泉ありの長野県を旅する上で訪れておきたいおすすめの観光スポットを、エリア別に詳しくご紹介していきます!
長野ってどんなところ?


長野県は、本州のほぼ中央あたりに位置する県です。
海はありませんが、その代わりに美しい山々に囲まれた自然景観と、お寺や城など日本の伝統的な歴史的建造物、軽井沢を代表とするおしゃれなエリア、古き良き時代の香りがする温泉街などなど、どのエリアを訪れても見どころがいっぱい詰まった県なのです。
首都圏からのアクセスも良く、年間を通して日本人だけではなく海外からの観光客も多く訪れる長野県には、日本百名山のうちのおよそ3分の1もの山があり、JRの鉄道最高地点もあります。
また、訪れるエリアによって雰囲気がガラリと変わるのも長野県の魅力の一つです。
何度でも旅したくなる長野県、どのエリアに行くべきかか迷ってしまいますね。
長野の観光スポットをエリア別に紹介
それでは、長野県を東西南北にエリア分けして観光スポットをご紹介していきます。
まずは軽井沢のある東部エリアから見て行きましょう。
東部エリア
軽井沢は言わずと知れた有名観光地ですが、東部エリアには他にも上田城のある上田市や毎年5月に開催される「バルーンフェスティバル」が人気の佐久市などがあります。
上田城跡公園


真田幸村の父・真田昌幸によって築城された上田城は、日本百名城や日本夜景遺産に認定されている、歴史好きにはたまらないスポットです。
春には上田城を取り囲むようにソメイヨシノが咲き誇り、お城と桜の絶景を楽しめます。
そして秋に開催される上田城公園の紅葉のライトアップは、毎年多くの観光客が訪れる人気のイベントです。
上田城の周辺には上田地方の歴史を学べる「上田市立博物館」や、城下町の雰囲気を楽しめる「上田城下町・北国街道柳町」があり、信州蕎麦はもちろんのこと、信州のリンゴを使ったスイーツや名物の焼き鳥など、食べ歩きグルメも堪能できますよ。
佐久バルーンフェスティバル


上田市のお隣の佐久市では、毎年ゴールデンウィーク時期に「佐久バルーンフェスティバル」が開催されます。
色とりどりの数十機もの熱気球が一斉に空に浮かぶ景観はまさに「圧巻」の一言!
写真映え必至のイベントです。
佐久バルーンフェスティバルは毎年全国からたくさんの観光客が訪れるため、大変混雑します。
会場周辺に駐車場が数ヵ所ありますが、早い時間から満車となるので、訪れる際は時間に余裕を持ってお出かけくださいね。
旧軽井沢銀座通り


そして東部エリア最大の目玉である軽井沢は、女子旅でもデートでも家族旅行でも、どんなシチュエーションでも楽しめる最強の観光スポットです。
群馬県との県境にある軽井沢は、歩いているだけでウキウキしてくるような街並みで、いたるところに素敵なレストランやカフェや雑貨屋さんが点在しています。
少し検索してみただけで「行ってみたい!」と思うお店がわんさか出てくる軽井沢は、一日でまわりきるのは難しいかもしれません。
初めて訪れる方におすすめの場所は、軽井沢観光の王道「旧軽銀座通り」です。
旧軽銀座通りを歩けば、軽井沢で人気のパン屋さんから腸詰め(ソーセージ)のお店、素敵な雑貨に出会える「チャーチストリート」など、軽井沢の雰囲気を一気に楽しめます。
また、軽井沢では美しい教会や自然景観も堪能できます。
旅行パンフレットやテレビなどでよく見かける「軽井沢高原教会」は、夏の時期とクリスマス時期のキャンドルナイトが有名ですが、教会の外観自体がフォトジェニックなので、それ以外の時期に訪れても充分素敵です。
新緑の時期が特におすすめで、木洩れ日の中に佇む高原教会はとっても綺麗ですよ。
白糸の滝


軽井沢の街中から少し足を伸ばしたところには、マイナスイオンいっぱいの「白糸の滝」があります。
軽井沢の白糸の滝は、高低差が約3メートル、幅が約70メートルもあります。
無数に流れ落ちる滝は本当に「白糸」という名がぴったりな景観で、軽井沢イチの癒しの空間と言われるのも納得の美しさです。
全国に「白糸の滝」という名の付いた滝は10ヵ所以上ありますが、個人的にはこの軽井沢の白糸の滝が一番美しいのではないかな、と感じております。
石の教会


この他、軽井沢にはおしゃれな店舗が軒を連ねる「ハルニレテラス」や独特な外観が魅力的な「石の教会」、今は廃線となった古いレンガ造りの「薄井第三橋梁(めがね橋)」など、数えきれないほどの見どころがあります。
公共交通機関で訪れた場合は、お帰りの際にアウトレットに寄り道するのもお忘れなく。
西部エリア
長野の自然を思い切り満喫するなら西部エリアがおすすめです。
西部エリアはジブリ映画の「もののけ姫」の世界観を彷彿とさせる上高地や、綺麗な湧き水が育むワサビ農場のテーマパークがある安曇野など、のどかな風景が広がる魅力的なエリアです。
広大な田園地帯が続く景観は日本の原風景という言葉がぴったりの、移住者にも人気の地域なんです。
そして長野県にある有名なお城「松本城」があるのもこのエリアです。
それでは西部エリアの魅力を詳しく見て行きましょう。
松本城


長野県の中心部にある松本市には、日本百名城にも登録されている「松本城」があります。
長野を観光する上で外せない松本城は、白と黒の外観から「烏城」とも呼ばれる人気の城で、国宝にも指定されています。
松本城を中心に、松本市には城下町の雰囲気を楽しめるスポットが点在し、近年は海外からの観光客の数も増えているとのこと。
松本城のバックには北アルプスの雄大な山々がそびえ、お城と北アルプスのコラボ写真はメディアでもよく見かける有名な景観です。
松本城とその周辺の観光情報については別記事にて詳しくご紹介しているので、そちらも是非ご覧になってみてくださいね。
大王わさび農場


松本市のお隣の安曇野市には、こちらも有名な「大王わさび農場」があります。
大王わさび農場には北アルプスの雪解け水を引いた広いわさび田の他、のんびりと散策のできる小道や展望台、お食事処などがあります。
大王わさび農場で是非食していただきたいのが、わさびソフトクリームです。
ほんのり黄緑色をしたわさびソフトクリームは確かにわさびの風味なのですが、不思議とあとひく美味しさ。
ここでしか味わえない逸品なのでわさびを好きでない方もぜひ勇気を出して試してみてください。
そして大王わさび農場の敷地内には、1990年に公開された黒澤明監督作品の「夢」という映画のロケ地となった水車小屋があります。
澄んだ川の水の中をゆっくりとまわる水車はとても風情があり、フォトジェニックな一枚が撮れるおすすめのポイントです。
安曇野ちひろ美術館


安曇野には素敵な美術館も多く、ゆっくりと静かなデートを楽しむのにも最適なエリアです。
特におすすめなのが「安曇野ちひろ美術館」です。
こちらは絵本作家のいわさきちひろさんの作品をはじめ、世界の絵本作家さんの作品を観賞できる美術館です。
いわさきちひろさんの故郷でもある信州安曇野にあるちひろ美術館は、館内の作品はもちろんですが、建物のあるロケーションも抜群なんです。
北アルプスを望む広さ53,500㎡の安曇野ちひろ公園は素晴らしく気持ちの良い公園で、一日中のんびりと過ごしてしまいたくなります。
いわさきちひろさんの優しい画風に癒され、信州の素敵な景色を堪能できるおすすめの美術館なので、安曇野を訪れた際には是非足を運んでみてください。
■住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24
■アクセス:JR大糸線「信濃松川駅」からタクシーで5分
■営業時間:3月1日~12月15日、9:00~17:00(GW・お盆は18:00まで)
上高地


西部エリアで最後にご紹介するのは「上高地」です。
上高地は、自家用車ではアクセスすることができません。
環境保護のため、指定の駐車場より低公害のシャトルバスやタクシーに乗り換えてアクセスする必要があります。
それだけ環境に配慮された上高地には、手つかずの自然が残り、別世界が広がっています。
上高地には散策路や遊歩道が完備されていて、気軽にハイキングを楽しむことができます。
上高地のシンボル「河童橋」近くにある上高地ビジターセンターでは、上高地の景勝地を巡るハイキングツアーなども紹介してもらえるので、活用してみてください。
上高地を代表する絶景「大正池」までは河童橋から1時間ほどのハイキングとなります。
焼岳の噴火によって出来た大正池の中には神秘的な「立ち枯れ木」が佇み、水面に映る穂高山も美しく、季節や天気によって表情を変える湖はいつの時期に訪れても素晴らしい景観となります。
大正池まではバスやタクシーでもアクセスできるので、体力に自信のない方でも安心です。
神秘的な雰囲気の漂う上高地を散策していると、どこからともなく「もののけ姫」に出てくるコダマが出現しそうな気がしてきてしまいます。
清らかな水と手つかずの大自然が広がる上高地は、パワースポットとしても人気が高い観光地なんです。
そして上高地には、帝国ホテルをはじめとする素敵なホテルがたくさんあります。
上高地は空気の澄み切った早朝にお散歩をするのも気持ちが良いので、是非泊りで訪れたいところですね。
南部エリア
続いてご紹介するのは南部エリアです。
南部エリアには長野県内最大の湖「諏訪湖」や、日本百名山・花の百名山にも選定されている「木曽駒ケ岳」があります。
こちらのエリアでも長野県の大自然を楽しめそうですね。
早速見て行きましょう!
立石公園


諏訪湖は、日本列島のちょうど中心あたりにあり、本州のオヘソとも呼ばれています。
諏訪湖は毎年夏に開催される湖上花火大会が有名ですが、花火大会の他にも豪華な夜景や、見ることができたらラッキーな冬の風物詩「御神渡り(おみわたり)」など、数々の絶景が見られます。
そして諏訪湖は、新海誠監督の大ヒット映画「君の名は」の聖地としても知られています。
湖畔の立石公園からの眺めがヒロインの暮らす「糸守町」の光景とすごく似ているということで、聖地巡りをされた方も多いのではないでしょうか。
特に日没前のマジックアワーの時間帯は映画の雰囲気とリンクする光景が見られるのでおすすめです。
絶景のほか、諏訪湖では毎年秋から春先にかけて「ワカサギ釣り」を体験できたり、湖畔の公園で無料の足湯を楽しめたり、冬には湖畔の並木道がロマンチックなイルミネーションで彩られたりと、アクティビティやイベントも盛りだくさんです。
湖畔の風光明媚な景色を眺めながら一日のんびりと遊ぶのもおすすめですよ。
木曽駒ケ岳


南部エリアには木曽山脈(中央アルプス)の最高峰「木曽駒ケ岳」もあります。
木曽駒ケ岳の山頂からは北アルプスや八ヶ岳、更に晴れた日には富士山も望むことができます。
標高2,956mの木曽駒ケ岳ですが、ロープウェイを使って山頂付近までアクセスできるので、登山の苦手な方でもご安心ください。
標高2,612mの位置にあるロープウェイの「千畳敷駅」は、日本国内で最っも標高が高いところにある駅です。
駅に降り立ったら、すぐそこに絶景「千畳敷カール」があります。
カールとは、約2万年前に氷河期の氷で大地がおわん型に削られた地形のことを言い、木曽駒ケ岳にある千畳敷カールは日本を代表するカールなのです。
春夏秋冬、いつの時期に訪れても絶景を見られる千畳敷カールですが、一番のおすすめは紅葉の季節です。
山肌一面が輝くような黄金色の紅葉に包まれた光景は目を奪われるほどの絶景です。
標高の高い千畳敷カールの紅葉の見頃は、例年9月下旬から10月上旬となります。
この時期に長野県南部エリアを訪れる予定のある方はお見逃しなく!
■住所:長野県駒ヶ根市赤穂1
■アクセス:ロープウェイ「千畳敷駅」すぐ
■営業時間:ロープウェイ運行時間
・4月中旬~11月上旬:8:00~17:00(30分間隔)
・11月上旬~11月末:9:00~16:00(30分間隔)
北部エリア
さて、最後にご紹介するエリアは善光寺や戸隠神社といった古き良き日本の伝統を体感できる北エリアです。
江戸時代から「一生に一度は善光寺参り」という言葉があるほど古くから人々に親しまれてきた善光寺は、日本人ならやっぱり一度はゆっくりと観光してみたい場所の一つですよね。
善光寺


建立されてから現在で約1,400年もの歴史のある善光寺は、宗派を問わず誰でも受け入れてくれる器の大きなお寺として、年間およそ600万人もの観光客が訪れる、長野県を代表する観光地の一つです。
善光寺は日本最古の仏像「一光三尊阿弥陀如来」をご本尊とし、そのご本尊の身代わり「前立本尊」を唯一見学できる7年に一度の「善光寺前立本尊御開帳」の際には全国から多くの観光客が訪れ、いつもに増して賑わいます。
そんな善光寺で是非体験していただきたいのが、本堂の暗闇の中を手探りで進む「お戒壇巡り」です。
ご本尊様の真下の真っ暗な階段を降りて行って、一寸先も見えない暗闇の中を手探りで進む「お戒壇巡り」は、ほんの短い道のりが永遠のように長く感じるほどの真の暗闇を体験できます。
暗闇の中にある「極楽の錠前」に触れることができれば極楽浄土へ行けると言われている「お戒壇巡り」、是非とも体験してみてください。
なお、善光寺の本堂内は写真撮影禁止となっていますのでご注意ください。
本堂の他、善光寺には国の重要文化財の山門(三門)や、巨大な仁王像がいる仁王門など、見どころ満載です。
また、善光寺の周囲には素敵な宿坊が39件もあります。
それぞれ永い伝統と趣深いお宿ばかり、そのうえ宿泊料金も決して高くはないので、善光寺参りの思い出に宿坊に宿泊してみるのも素敵ですよ。
戸隠神社


北エリアには他にも、パワースポットとして有名な戸隠神社があります。
創建2000年の歴史を持つ神話の時代からつづく神社で、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・
火之御子社の5つの社をからなるという点が特徴です。
奥社入口の鳥居をくぐり、奥社までつづく2kmの参道を歩くと、途中に神社の魔除けの役割を果たしている隋神門があります。
迫力満点のこの赤い門の屋根にはなんと植物が生えており、戸隠神社の長い歴史をこの門に感じることができます。
隋神門を抜けると樹齢400年を超える杉並木があり、門を境にとても神聖な雰囲気へと様変わりします。
天気の良い日であれば木々の間からの木漏れ日でよりいっそう神聖さが増すことでしょう。
また、参道開運、心願成就、スポーツ必勝をはじめ、それぞれの社によってご利益が異なるので、時間に余裕があれば5つ全てを回ってみてはいかがでしょうか。
戸倉上山田温泉


北エリアで宿泊するなら先ほどご紹介した宿坊も素敵ですが、千曲川沿いにある温泉街「戸倉上山田温泉」もおすすめです。
戸倉上山田温泉はひなびた雰囲気が魅力の懐かしいかんじがする温泉街です。
温泉に浸かったあとに川沿いをお散歩するのもとても気持ちが良いですよ。
長野観光のモデルコース
長野県観光のモデルコースを日帰り、一泊、二泊の3パターンに分けてご紹介していきます。
日帰りモデルコース・・・「軽井沢でグルメ・お買い物を満喫の旅」
12:00 ハルニレテラスにあるイタリアンレストラン「イル・ソーニョ」にて、地元で採れたお野菜をたっぷりいただけるバーニャカウダや絶品のピザを堪能。
15:00 白糸の滝でマイナスイオンに癒されましょう。
17:00 軽井沢駅前へ戻り、アウトレット「軽井沢プリンスショッピングプラザ」にてお買い物を満喫。
19:30 おしゃれな一軒家レストラン「オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ」にてディナーを。
旧軽銀座商店街には軽井沢ならではのお店が目白押しです。
特に軽井沢には美味しいパン屋さんがたくさんあります。
「フランスベーカリー」さんや「ブランジェ浅野屋 軽井沢旧道本店」さんなど、人気のパン屋さんは時間が遅くなると売り切れてしまう場合も。
早めにお土産をゲットしておきましょう。
通りを歩いているだけでもウキウキしてくる旧軽銀座商店街を満喫したあとは、軽井沢星野エリア・ハルニレテラスへ移動してランチを楽しみましょう。


お天気の良い日にはテラス席でランチをいただくのもとても気持ちが良いですよ。
ランチをいただいたあとはハルニレテラス内のショップや川沿いの遊歩道を散策して、軽井沢らしい景色や自然を満喫するのもおすすめです。
軽井沢星野エリアでは「軽井沢高原教会」や「石の教会」などの素敵な教会を巡るのもお忘れなく。
星野エリアを観光した後は少し足を伸ばして絶景「白糸の滝」へ。


白糸の滝は軽井沢を代表する絶景スポットです。
マイナスイオンたっぷりの空気で身も心もリフレッシュできること請け合いです。
絶景・白糸の滝のあとは軽井沢駅付近へ戻りショッピングを。


広い敷地内に約200店ものショップが並ぶ軽井沢プリンスショッピングプラザは、お買い物天国です。
お洋服から雑貨、お土産まで、きっと欲しいものが見つかるはず!
そして旅の締めくくりは森の中に佇む素敵な一軒家レストランで思い出に残るディナーをいただきましょう。
オーベルジュ・ド・プリマヴェーラは軽井沢駅からも近いフレンチのお店です。
内装も素敵な店内でいただく絶品フレンチは最高の旅の思い出になるのではないでしょうか。
ご紹介したモデルコースは車移動を前提としていますが、軽井沢はレンタサイクルで巡るのもおすすめです。
過ごしやすい季節にはレンタサイクルで軽井沢の空気を満喫してみるのも素敵ですね。
軽井沢・プリンスショッピングプラザ
■住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
■アクセス:軽井沢駅から徒歩すぐ
■営業時間:公式HPにてご確認ください
一泊二日モデルコース:「上高地、安曇野で長野県の自然を満喫する旅」
<一日目>
10:00 沢渡(さわんど)バスターミナルから低公害バスに乗り上高地へ。
10:30 「上高地バスターミナル」着後、河童橋付近を散策。
12:00 「カフェ小梨」で綺麗な景色を眺めつつランチを。
13:00 上高地をハイキング。
16:00 絶景の宿「上高地ホテル白樺荘」へチェックイン。
<二日目>
7:00 ちょっと早起きして早朝の上高地の空気を満喫。
10:00 ホテルをチェックアウトし、安曇野へ。
12:00 「安曇野翁」で絶品手打ちそばのランチを。
13:30 大王わさび農場へ。
15:00 パワースポット「穂高神社」へ。
18:00 「ハンジロー安曇野店」でこだわりのスープカレーディナーを。
上高地や安曇野は長野ならではの綺麗な川や自然を堪能できるエリアです。
低公害バスに乗って上高地に到着したなら、まずは上高地のシンボル「河童橋」の付近を散策してみましょう。
さわんどバスターミナル
■住所:長野県松本市安曇4466-52
■アクセス:長野自動車道「松本IC」から約1時間
■営業時間:5:00~18:00


河童橋付近は穂高連峰や焼岳といった長野を代表する山々や、美しい梓川などの景色を楽しめる他、お土産屋さんやカフェ、ビジターセンターなどが集まっています。
河童橋のある風景は上高地を代表する景色の一つなので、是非一枚カメラにおさめてみてください。
本格的なハイキングに出発する前のランチは河童橋からすぐの場所にある「上高地ホテル白樺荘」の中の「カフェ小梨」がおすすめです。
梓川沿いのテラス席では上高地の絶景を眺めながら、山賊バーガーやコロッケなどの軽食からトマトカレー、かつ丼といったがっつりメニューもいただけます。
お値段がリーズナブルなのも嬉しいポイントです。
カフェ小梨
■住所:長野県松本市安曇上高地4468 ホテル白樺荘 1F
■アクセス:上高地河童橋から徒歩すぐ
■営業時間:9:00~15:00
さて、ランチを食べ終わったらいよいよ上高地の奥地へハイキングに出かけましょう。
上高地には気軽に歩けるコースから、本格的なトレッキングコースまで様々な散策コースがあります。
おすすめは河童橋から上高地を代表する絶景「大正池」までの約4キロメートルを歩くコースです。


片道およそ80分の散策コースの間には霞沢岳や六百山を望む「ウェストン碑」や原生林の中の静かな絶景「田代池」などの景勝地が点在しています。
森林の良い香りに包まれながら歩いていると、日ごろのお仕事の疲れや溜まったストレスが洗い流されていくような感覚を味わえるでしょう。


終点の「大正池」では穏やかな湖面に映る保高連峰や焼岳の絶景や、池に沈んだ原生林の名残りの立ち枯れ木の神秘的な眺めを楽しめます。


大正池に映りこむ山々の景色は、河童橋付近と並ぶ上高地を代表する絶景です。
ゆっくりと美しい景色を堪能したあとは、河童橋付近へ戻り今宵の宿へ。
上高地には老舗のホテルから山小屋風の宿まで、様々な宿泊施設があります。
今回ご紹介するのは絶景の宿「上高地ホテル白樺荘」です。
和風モダンをコンセプトにしたゲストルームからは上高地の眺望を楽しめ、夕食には地元信州産の素材を活かした美味しいお食事をいただけます。
夜21時まで入浴可能な共同浴場のお湯はアルプスの天然水を使用していて、旅の疲れが癒されますよ。
お風呂で温まったあとは、翌日早朝の散策に備えて早めに就寝しておきましょう。
なお、夏場は予約が混みあうため、宿泊の予約は早めに取っておくことをおすすめします。
二日目はがんばって少し早起きして、ホテルで申し込める「上高地ネイチャーガイド」ツアーへ。


公認ガイドの方に、朝6時から約一時間、早朝の上高地を案内してもらえます。
早朝の上高地では、日中とはまた違った幻想的な自然の美しさを観賞できるのでおすすめです。
早朝のネイチャーガイドから帰ったあとはホテルでバイキング形式の朝食をいただき、次の目的地「安曇野」へ向けて出発です。
上高地の玄関口・沢渡バス停から安曇野エリアまでは約1時間のドライブでアクセスできます。
安曇野に到着したら、まずはお蕎麦屋さんでランチを。


信州を旅するのなら一度は美味しいお蕎麦をいただきたいですよね。
今回おすすめする「安曇野翁」は、自家製の粉で手打ちするお蕎麦の名店です。
お品書きは「ざるそば」「いなかそば」の他、寒い時期には「かも南蛮」や「かけそば」など、お蕎麦の味を堪能できるシンプルなメニューとなっています。
遅い時間に行くと品切れになっている日もあるほどの人気店のお蕎麦を、是非味わってみてくださいね。
そして安曇野を代表する観光スポットの「大王わさび農場」は、日本一の広さを誇るわさびのテーマパークです。


安曇野の綺麗な水で育まれるワサビや水車小屋のフォトジェニックな景色を楽しめる他、わさびを使ったお土産品も豊富にそろっています。
生のわさびはびっくりするくらい美味しいので、是非お蕎麦とともにお土産に買って帰って味わってみてください。
大王わさび農場から車でわずか6分ほどの場所には、パワースポットとして人気の「穂高神社」があります。


穂高神社は健康運や金運のご利益があるとされていて、近年のパワースポットブームも手伝い、年間を通してたくさんの観光客が訪れる人気の神社です。
拝殿前には「金の気」、境内の孝養杉には「健康の気」が集まっていると言われているので、旅の最後にパワーをチャージして帰りましょう。
そして上高地・安曇野の旅最後のお食事は「ハンジロー安曇野店」のこだわりのスープカレーがおすすめです。
厳選した素材を丁寧に煮込んだスープカレーはクセになる美味しさです。
辛さやスープの量、ライスの量を選べる他、トッピングも豊富にあり、どれも美味しそうで注文するのに迷ってしまいます。
■住所:長野県安曇野市穂高4857-1
■アクセス:大糸線「穂高駅」から徒歩約20分
■営業時間:
・月曜日・火曜日 テイクアウト専門
・水曜日・木曜日11:00~14:30
・金曜日・土曜日11:00~14:30・17:30~20:30
・日曜日定休
一泊二日の旅はあっという間ですね。
ご紹介した日程は車移動を前提としています。
公共交通機関で移動する旅の場合は、上高地で二日間ゆっくりと自然を満喫するのもおすすめですよ。
二泊三日モデルコース:「善光寺~戸隠神社、日本の歴史に触れる旅」
一日目
10:00 善光寺到着、お参り。
13:00 「大丸」でお蕎麦ランチ。
14:00 善光寺仲見世通りを散策。
16:00 宿坊へチェックイン。
18:00 夕食。
二日目
早朝(夏場は5:30頃・冬場は6:50頃)・本堂にて朝のお勤め後、朝食。
10:00 チェックアウト後、城下町松代へ。
12:00 「おぎのや」で峠のかまめしランチ。
13:00 松代町を観光。
16:00 戸隠の宿へ。
17:00 「鷹明亭 辻旅館」へチェックイン。
18:00 蕎麦懐石の夕食を。
三日目
10:00 チェックアウト後「戸隠神社」へ。
ランチや休憩をはさみつつ、終日戸隠神社を観光。
二泊三日のモデルプランでは、宿坊や神社仏閣、城下町を巡る「日本の文化や歴史に触れる旅」をご紹介します。
エリア別の項でもご紹介したとおり、「善光寺」は日本人なら一度は訪れてみたいお寺です。


朝、善光寺に到着したら、仁王門から山門、本堂、資料館など、じっくりと観光してみましょう。
山門は上に登って参道や本堂を見渡すこともできます。
善光寺をお参りしたあとのランチは、参道の入り口にある老舗お蕎麦屋さんの「大丸」がおすすめです。
大丸さんは創業からなんと300年もの歴史のあるお蕎麦屋さんなのです。
観光シーズンのお昼時には行列ができる人気店でいただくお蕎麦は、コシがあり風味も豊かで最高です。
老舗のお蕎麦を堪能したあとは仲見世通りを散策してみましょう。


善光寺の山門から真っすぐに続く仲見世通りには、お土産屋さんをはじめ様々な食べ歩きグルメのお店が軒を連ねています。
善光寺土産の定番といえば、昔ながらの製法で作られている「八幡屋礒五郎(やわたやいそごろう)」の七味唐辛子です。
仲見世通りにある店舗では、お好みのスパイスを選んで七味に調合してもらえるサービスがあり、世界に一つしかない自分だけの七味を作ることができます。
そして仲見世通りで是非食していただきたいのが「門前みそ すや亀 善光寺店」の味噌ソフトクリームです。
食べる前は「味噌ソフトクリーム!?」と、どんな味がするのか少々不安になるかもしれませんが、一口食べてみたら驚きの美味しさです。
味噌が香ばしいキャラメルのような風味に感じられ、甘いものが得意ではない方でも美味しくいただけるお味です。
仲見世通りの観光を満喫したあとは、今宵の宿・宿坊へチェックインしましょう。
善光寺の周囲には数々の宿坊があり、それぞれにお堂があり、住職さんがいらっしゃいます。
今回ご紹介する宿坊は、善光寺から一番近い場所にある「最勝院(さいしょういん)」さんです。
宿泊するお部屋は落ち着いた和モダンの内装で、静かにゆっくりとした時間を過ごせます。
お部屋に案内されたあとに住職さんによる善光寺の歴史のお話や、翌日朝に体験できる「お朝事(お寺の朝のお勤め)」の説明を聞けるのも宿坊ならでは。
心のこもった精進料理の夕食をいただいたあとは、翌日早朝のお勤めに備えて早めに就寝しましょう。
そして二日目の朝、日の出とともに「お朝事」が始まります。
お朝事の開始時間は日の出時間とともに変わり、詳しい時間はホームページなどで確認できます。
お寺の朝の行事は通常だとなかなか体験することのできないものなので、善光寺を訪れた際には宿坊に宿泊し、是非体験してみてくださいね。
朝のお勤めと朝食を済ませたら、善光寺から車で30分ほどの城下町「松代町」へ移動し、松代城跡や大本営跡、象山神社などの歴史スポット巡りに出かけましょう。


松代城跡は、江戸時代に松代藩主だった真田家の居城です。
城門を抜けると広々とした広場になっていて、現在は本丸は残っておらず、お堀や石垣などを見学できます。
松代城跡の近くには佐久間象山ゆかりの「象山神社」があります。


歴史の授業では佐久間象山は「さくましょうざん」と習いますが、松代の方たちには「さくまぞうざん」と呼ばれているんだそうです。
境内には松代出身の「勝海舟」や「坂本龍馬」などの銅像があり、混みあうことも少ないスポットなのでゆっくりと散策できます。
そして松代町で見ておきたいスポットの一つ、「大本営跡」も、松代城跡や象山神社の近くにあります。


太平洋戦争の末期には松代町の山中のいたるところに掘られた巨大なトンネルは、現在は町のボランティアの方々が管理していて、一般開放されているトンネルの一部は無料で見学することができます。
トンネル内を見学する際には必ずヘルメットを着用してください。
その他、松代町には今は廃線となって使われていない「松代駅」があります。


趣きのある駅舎はそのままに、現在は松代の観光案内所として使われている松代駅は、レトロな雰囲気が魅力的です。
かつてのホームや駅舎内なども見学できるので、鉄道好きの方にはおすすめのスポットです。
松代町でランチをするなら、釜めしで有名な「おぎのや」はいかがでしょうか。
列車の旅のお供として定番の「峠の釜めし」は、いただいた後に器を持って帰ることもでき、自宅でも釜めしを作れちゃいます。
松代町をゆっくりと観光したあとは、一路戸隠方面へ。
「鷹明亭 辻旅館」は蕎麦会席が有名なお宿です。
戸隠の雰囲気にぴったりな落ち着いた内装のお宿で、季節のお料理と蕎麦会席をいただき、大きなお風呂でゆっくりと旅の疲れを癒せます。
三日目に観光する「戸隠神社」は、創建されてから二千年もの歴史のある神社です。


戸隠山のふもとに奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社があり、「奥社」は開運・心願成就・五穀豊熟・スポーツ必勝、「中社」は学業成就・商売繁盛・開運・厄除・家内安全、「宝光社(ほうこうしゃ)」は学問技芸・安産、「九頭龍社(くずりゅうしゃ)」は縁結び、「火之御子社(ひのみこしゃ)」は芸能・縁結びのご利益があるとされています。
神聖な空気が漂う戸隠神社は、五社全てをしっかりと回るのであれば4~5時間ほどの時間を予定しておいた方が良いでしょう。
途中ランチや休憩をはさみつつ、じっくりとパワースポット巡りを楽しんでみてください。
ランチにおすすめなのは中社近くにある「喫茶ランプ」です。
じっくりと煮込まれたカレーや創業当時からの味を守り続けているチーズケーキを、ノスタルジックな雰囲気の店内でいただけます。
戸隠神社を観光する際には急勾配の石段や林道を歩く箇所もあるので、なるべく歩きやすい靴や服装でお出かけすることをおすすめします。
戸隠にはこの他、ファミリーでも楽しめる「戸隠流忍法資料館 忍者からくり屋敷」や「戸隠民族資料館」などもあります。
お時間に余裕がありましたら、足を伸ばしてみてくださいね。
季節ごとに楽しめる長野のおすすめ絶景スポット
春夏秋冬、季節ごとにおすすめの長野県の絶景をご紹介していきます。
春:花桃の里


南信州阿智村には、日本一の桃源郷「花桃の里」があります。
花桃は4月中旬から5月中旬にかけて咲く観賞用の桃の花のことをいい、濃いピンク色と白色の花が春気分を盛り上げてくれる鮮やかな花です。
伊那谷から木曽谷を結ぶ国道256号線の約4kmに渡って花桃が咲き誇る様子はまさに桃源郷という言葉がぴったりの絶景です。
初夏:御射鹿池(みしゃかいけ)


SHARP・AQUOS のCMのロケ地として使われたことでも有名な長野県東部・蓼科高原にある御射鹿池は、いつの時期に訪れても絶景ですが、特におすすめなのが初夏の早朝です。
新緑の木々が静かな湖面に映りこむと辺り一面が緑の世界になり、毎年たくさんのカメラマンが集まります。
小さな池ながら、いつまでも眺めていたくなるような景色を目の前で観賞できます。
池のすぐそばには駐車場も完備されています。
稲倉の棚田


上田市の「稲倉の棚田」は、日本の棚田百選にも選定されている絶景の棚田です。
田植えが終わり、田んぼに緑の稲穂が揺れ始める6月上旬が特に美しく、棚田の下の方に見える上田市街とその先に見える山々とのコラボレーションが素晴らしい景勝地です。
夏:高ボッチ高原からの夜景


高ボッチ高原は長野県の中央部、諏訪湖を見渡せる位置にあります。
巨人ダイダラボッチが座ったという伝説があることからこの名が付いた高ボッチ高原からは、晴れた日には富士山までを見渡せ、360度のパノラマビューを楽しめます。
高ボッチ高原は朝焼けの時間帯もとても美しく、車中泊をして朝日が昇るのを待つカメラマンたちも多くいます。
山頂までの道は幅が狭く急勾配の山道もあるので、運転には細心の注意をはらってアクセスしてください。
阿智村の星空


空気が澄んでいる長野県では綺麗な星空が見られる場所がたくさんありますが、その中でも県南西部の岐阜県との県境・阿智村で見る星空は日本一綺麗だと言われています。
まるで星が降ってくるかのような夜空は、一度見たら忘れられない光景です。
阿智村ではガイドさんと一緒にナイトトレッキングなどを楽しめる「星空ナイトツアー」も開催されています。
日本一の星空を是非一度ご鑑賞ください。
秋:下栗の里


南信州・下栗の里は通称「日本のチロル」とも呼ばれる景勝地です。
標高800メートルから1,000メートルの山の斜面に点在する田畑や家屋の景観がオーストリアのチロル地方に似ていることから日本のチロルと呼ばれるようになりました。
下栗の里を見渡せる位置に、地元住民の方が手作りした「天空の里ビューポイント」があります。
里の周りが鮮やかに紅葉する時期は本当に美しく、ここも多くのカメラマンたちが訪れる絶景スポットです。
SORA terrace


標高1,770メートルの竜王山頂にある「SORA terrace」では、高確率で雲海を観賞することができます。
山の下が雨や曇りでもあきらめず、ロープウェイで山頂まで上ってみてください。
そこには一面の雲海が広がる幻想的な光景が広がっているかもしれません。
冬:諏訪湖の御神渡り


「御神渡り(おみわたり)」とは、極寒の冬に凍結した諏訪湖の湖面の一部に亀裂が入り、氷がせり上がる自然現象のことをいいます。
近年は温暖化の影響か、御神渡りが見られない年もあるため、見ることができたらとてもラッキーです。
2018年には5年ぶりに御神渡りが出現し、ニュースにもなりましたね。
諏訪湖の冬の風物詩、是非一度見てみたい神秘的な光景です。
長野県の名湯
長野県にある数々の温泉地の中から、おすすめの名湯をご紹介していきます。
別所温泉
上田市にある別所温泉は、信州最古の温泉地です。
「信州の鎌倉」と呼ばれることもある別所温泉は、情緒あふれる街並みが魅力です。
昔ながらの建物が残る別所温泉には、ふらりと寄り道してみたくなる小道がたくさんあり、浴衣を着てカップルで散策すると気分が盛り上がるそうです。
泉質は弱アルカリ性の単純硫黄温泉で、神経痛や筋肉痛の他、女性の大敵・冷え性や婦人病に効能があるとされています。
また、別所温泉の温泉水は飲用もでき、糖尿病・痛風・便秘に効能があるとされています。
野沢温泉村


長野県の北部・下高井郡にある野沢温泉村は、温泉街のすぐ近くにゲレンデがあり、冬にはウィンタースポーツと温泉のどちらも楽しむことができる温泉街です。
野沢温泉村には13の外湯があり、外湯巡りを楽しめるのも魅力の一つです。
外湯は古くから地元の方々が日常的に使う湯でもあり、天然温泉かけ流し100パーセントで、きちんと清潔に管理されていて観光客も気持ちよく湯に浸かることができます。
野沢温泉村のシンボル「大湯」は、時代を感じる建物外観がとても素敵です。
映画にでてきそうな風景も野沢温泉村の魅力の一つです。
白馬八方温泉


北アルプスを間近に望む白馬はスキー場がとても有名ですが、実は温泉もすごいんです。
白馬八方温泉の泉質はph11を超える日本屈指の強アルカリ泉で、そのお湯に浸かるとお肌が剥きたてのたまごのようにツルツルになると評判です。
ph11を超えるアルカリ泉は世界的にみても希少で、お湯に入るとお肌がすべすべになっていくのを実感できます。
これは、強アルカリ性の温泉にはお肌の角質を落とすピーリング効果があるからなのだそうです。
また、白馬八方温泉のお湯は水素濃度が非常に高く、アンチエイジング効果があることも証明されています。
女性に嬉しい効果ばかりの白馬八方温泉は、女子旅で訪れるのに最適です。
渋温泉


群馬県との県境にある渋温泉は、レトロな昔ながらの温泉街が魅力です。
温泉街のメインストリートから一歩脇の小道に入ると、一気にノスタルジックな雰囲気に包まれ、写真映えスポットもたくさんあります。
そして渋温泉で一番有名なお宿「歴史の宿金具屋」は、スタジオジブリの人気映画「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルになったと言われている宿です。
夜にライトアップされると更に雰囲気が増し、抜群な写真映えスポットとなります。
渋温泉の魅力は温泉だけではありません。
温泉街から渋峠まで少し足を伸ばせば、日本とは思えない「芳ヶ平」の絶景を見ることができます。
渋峠は標高が高く朝晩はとても冷えるので、訪れる際にはしっかりと防寒対策をして行くことをおすすめします。
昼神温泉


昼神温泉は、先ほどご紹介した「日本一綺麗な星空」が見られる長野県の南部・阿智村にあります。
泉質は強アルカリ性で、白馬八方温泉と同じく美肌の湯として有名です。
そして昼神温泉で体験したいのが「砂塩風呂」です。
浴衣着用で入る砂塩風呂はカップルで一緒に入ることもできるので、デートにもおすすめですよ。
砂塩風呂の遠赤外線効果で芯から温まり、身体全体から噴き出る汗でデトックス効果も抜群です。
長野へのアクセスは?
今回ご紹介してきた長野県のエリアごとのアクセス情報をご紹介します。
東部エリア


長野県東エリアの主要観光スポット・軽井沢は、公共交通機関をご利用の場合は北陸新幹線「軽井沢駅」が最寄りとなり、お車をご利用の場合は上信越自動車道の「碓氷軽井沢IC」または「小諸IC」が最寄りのインターチェンジとなります。
北陸新幹線の軽井沢駅は首都圏からも金沢や富山方面からもアクセスが良くとても便利ですが、関西方面からアクセスする場合は名古屋駅から在来線の中央線としなの鉄道を乗り継ぐか、東京まで出て北陸新幹線に乗り換える必要があります。
お車でアクセスする場合は、関東方面からの最寄りインターチェンジが「碓氷軽井沢」、関西方面からの最寄りインターチェンジが「小諸」となります。
碓氷軽井沢ICから軽井沢の中心部までは約30キロメートル、小諸ICから軽井沢の中心部までは約30~40キロメートルとなります。
西部エリア


西部エリアの観光拠点・松本市は、新幹線が停まりません。
関東方面から公共交通機関でアクセスする場合は、北陸新幹線「長野駅」から在来線の中央線に乗り換え「篠ノ井駅」経由で松本駅へ、関西方面からアクセスする場合は名古屋駅で「ワイドビューしなの号」に乗り換え、約2時間で松本駅へ到着できます。
お車をご利用の場合は関東・関西ともに長野自動車道の「松本IC」で降り、そこから先は下道で上高地や安曇野にアクセスします。
南エリア


南エリアの諏訪湖の最寄り駅は中央線の「上諏訪駅」となります。
関東からのアクセスは、新宿駅から特急列車「あずさ号」で約2時間15分、関西からは名古屋駅から特急列車「ワイドビューしなの号」で約2時間の「塩尻駅」まで行き、在来線の中央線に乗り換え約20分で上諏訪駅到着です。
お車でのアクセスは、関東方面・関西方面ともに中央自動車道の「諏訪IC」が最寄りのインターチェンジとなります。
アクセス所要時間の目安は、新宿から2時間、大阪から4時間半、名古屋から2時間半ほどとなります。
北エリア
北部エリアの善光寺の最寄り駅は北陸新幹線・JRの「長野駅」となります。
関東方面からは東京駅から北陸新幹線で約1時間半、関西方面からは名古屋駅から中央線の特急列車「ワイドビューしなの号」に乗り、約3時間で松本駅にアクセスできます。
長野駅から善光寺まではバスで15分ほど。
長野市内を散策しながら徒歩でアクセスすることも可能です。
お車でのアクセスは、上信越自動車道の「長野IC」が最寄りのインターチェンジとなります。
関東方面からは中央自動車道・長野自動車道を経由して上信越自動車道に入るルートと、関越自動車道経由で上信越自動車道へ入るルートがあります。
関西方面からは名神高速道路・中央自動車道・長野自動車道を経由して上信越自動車道へ入ります。
まとめ
長野県全域の観光情報、いかがでしたか?
長野県はどのエリアもそれぞれ魅力があり、何度でも訪れたくなる魅力的な県です。
今回ご紹介した観光地の他にも素敵な場所がたくさんあります。
絶景あり、温泉あり、グルメありの長野県。
次のお休みには信州の空気を満喫しにお出かけしてみませんか?