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熊本の人気観光名所やおすすめの穴場スポット30選をご紹介|【atta】

最終更新日 2022-01-20

熊本県と聞くと、熊本城や熊本ラーメン、くまモンなどをイメージしますよね。たしかに、熊本には全国的に知名度が高いスポットやグルメが多い分、どんな場所なのかある程度想像できるでしょう。ただ、熊本城や阿蘇山以外にも、熊本県には多くの観光名所があります。もし熊本を訪れるのであれば、事前に主要な観光スポットを知っておくと、現地でより楽めるでしょう。今回は熊本が誇る観光スポット30ヶ所を、おすすめのグルメやお土産などとともにご紹介します。

目次

熊本県の基本情報

阿蘇ののどかな自然

Photo by PIXTA(ピクスタ)

熊本県は九州のほぼ真ん中に位置する県です。世界最大のカルデラを持つ活火山・阿蘇山や、戦国武将加藤清正が築いた熊本城など、魅力的な観光スポットが至るところにあります。万田坑や崎津教会といった世界遺産に登録されている名所があるのもポイントです。

県の東側は阿蘇山の噴火活動で造られたのどかな自然が広がっています。山間部には温泉も多いため、日常を忘れて落ち着いた気分で過ごせるでしょう。熊本市内は九州の中では福岡市に次ぐ大きな都市で、熊本城以外にも水前寺成趣園や熊本市動植物園、霊厳洞といった名所があります。南の天草地域はキリシタンにまつわる名所やイルカウォッチングを楽しめるスポットがあることで有名です。

美味しい食べ物も非常に多く、熊本ラーメンや馬肉料理といった独特なグルメをいただけるのも魅力の1つです。特に、肉も野菜も阿蘇の清らかな伏流水で育まれているため、最高品質といえるほどの味を誇っています。

 

熊本県のおすすめ定番スポット12選

熊本城と市電

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熊本県の定番の観光名所といえば、熊本城や阿蘇山をイメージする人が多いでしょう。しかし、県内にはほかにも数多くの名所があり、定番といえるものだけでも10ヶ所以上に及びます。熊本観光でぜひ周っておきたい定番の観光地を12ヶ所ご紹介しましょう。

 

熊本城

熊本城

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熊本城は熊本を代表する観光スポットで、国内屈指の名城として有名です。1601年から7年にかけて戦国武将として名高い加藤清正が築城し、江戸時代は肥後熊本藩の中心地として機能しました。2016年の熊本地震では大きな被害が出たものの、2038年の完全復旧に向けて工事が進められています。

築城した加藤清正は「築城の名人」とも呼ばれており、城の各所にも彼の手腕の痕跡が残っています。特に、石垣の上に行くほど傾斜がきつくなる「武者返し」は、清正が注いだ知恵の代表例です。ほかにも、高石垣の通路や小天守の「忍び返し」も施されているため、城内観光を通じて彼の技術に触れられるでしょう。

天守閣も白色の瓦や屋根と黒い壁が特徴的な美しい外見です。内部は熊本藩時代の歴史を学べる博物館になっているうえ、最上階からは熊本の街並みが一望できます。天守閣以外にも宇土櫓(うとやぐら)や本丸御殿などの見どころも多いです。ほかにも、城の手前には「桜の馬場城彩苑(わくわく座)」も設けられており、江戸時代の城下町を再現した一画になっています。石垣積みや馬術の体験を通じて熊本城の歴史を学べる点も魅力的です。

熊本城

■住所:熊本県熊本市中央区本丸1-1

■営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)

■定休日:なし

■入場料:

・通常:高校生以上800円、小中学生300円、未就学児無料

・2館共通券(熊本城・わくわく座):高校生以上850円、小中学生300円

・3館共通券(熊本城・わくわく座・熊本博物館):高校生以上1,100円、小中学生400円

■アクセス:

・熊本市電「熊本城・市役所前」停留所・桜町バスターミナルより徒歩約10分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約30分

■新型コロナウイルス対策情報:https://castle.kumamoto-guide.jp/info/file/covid_guideline.pdf

 

阿蘇山

阿蘇山の火口と草千里ヶ浜

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阿蘇山は熊本城と並ぶ熊本の代表的な観光スポットです。熊本市から東に行った阿蘇市にあります。一般に言われる「阿蘇山」は、中岳をはじめとする5つの山と、周囲に広がるカルデラや南北の外輪山を総称したものです。特に、5つの山の周りに広がるカルデラは周囲128㎞にも及び、世界最大級の規模になっています。ちなみに熊本の別称である「火の国」も、阿蘇山が噴火から来ている呼び名です。

中心の山々・外輪山・カルデラから構成されているため、二重式火山の代表例にも数えられます。10万年前頃までに数度の巨大噴火が発生した結果、現在のような形になりました。中岳付近は現在も噴火活動が続いていて外見も荒々しさを感じさせる一方、草千里ヶ浜のような緑の美しいエリアも広がっています。

また、阿蘇神社や白川水源、阿蘇ファームランドなどの観光スポットやアクティビティを楽しめるエリアも数多いです。阿蘇山の風景を眺めつつ、様々なスポットを巡ると熊本らしい思い出ができるでしょう。

阿蘇山

■住所(阿蘇中岳火口):熊本県阿蘇市黒川

■営業時間(阿蘇中岳火口):8:30~17:30(11月は17:00まで、12月1日~3月19日:9:00~16:30)

■定休日:なし

■入場料:なし

■アクセス:

・JR豊肥本線阿蘇駅より産交バス利用、「阿蘇山西駅」バス停下車

・九州自動車道熊本I.C.より車で約80分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

大観峰(だいかんぼう)・ラピュタの道

大観峰と先に広がる絶景

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大観峰は阿蘇山一帯でも北の外輪山にあるスポットです。標高は阿蘇北外輪山で最も高い936mにもなります。加えて、北外輪山で最も北側に位置している分、南側には阿蘇五岳や阿蘇カルデラが作り出す絶景が見られます。阿蘇山エリアで最も人気のある観光地で、訪れる観光客も非常に多いです。

南にそびえる阿蘇五岳を見ると、まるでお釈迦様の涅槃(ねはん:お釈迦様の臨終のこと)の姿に見える点も特徴になっています。梅雨から晩秋の早朝には気象条件が揃えば雲海も発生するため、雲の中でお釈迦様が横になるような神秘的な姿も見られるでしょう。ほかにも、山頂にある茶屋では地元名物の阿蘇小国ジャージー牛のミルクで作ったソフトクリームもいただけます。阿蘇の自然が育んだまろやかな味を楽しみながら、景色を眺めるのもおすすめです。

大観峰に向かう道は「ラピュタの道」と呼ばれています。頂上から眼下の平地に向かって道が伸びているさまが、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」をイメージさせてくれます。運良く雲海が見られれば、本当にラピュタにやってきたような気分に浸れるでしょう。

大観峰(だいかんぼう)・ラピュタの道

■住所:熊本県阿蘇市端辺

■営業時間(茶店):8:30~17:00

■定休日:なし

■入場料:なし

■アクセス:

・JR豊肥本線阿蘇駅より産交バス利用、「大観峰入口」バス停下車徒歩約30分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約90分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

阿蘇神社

阿蘇神社社殿

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阿蘇神社は阿蘇市の中心に鎮座する神社で、「肥後国一ノ宮」とも呼ばれています。同時に、全国に約500社ある阿蘇神社の総本宮としても有名です。およそ2,300年に及ぶ歴史があるとされ、九州でも指折りの神社に数えられます。

境内には江戸時代に熊本藩の寄進で再建された社殿群が立ち並んでいます。どれも2007年に国の重要文化財に指定され、文化的価値の高いものです。特に楼門は高さ約18mにも及び、茨城県の鹿島神宮と福岡県の筥崎宮とともに日本三大楼門に数えられます。また、参道が横に広がっている点でも全国的に珍しいです。ほとんどの神社がまっすぐ前方に伸びる形であるため、訪れた際は横に伸びる参道も歩いてみると良いでしょう。

阿蘇神社は古くから阿蘇の地を見守ってきた神社であるため、生活守護・五穀豊穣・縁結びなど数多くのご利益があります。中でも縁結びについては、境内に高砂の松と呼ばれるパワースポットがあり、2周すれば恋愛が叶うとされています。ほかにも様々なご利益があるため、お願い事や悩み事がある場合は熊本観光に合わせて参拝すると良いでしょう。

阿蘇神社

■住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1

■参拝時間(社務所):9:00~17:00

■定休日:なし

■拝観料:なし

■アクセス:

・JR豊肥本線宮地駅から徒歩15分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約90分

■新型コロナウイルス対策情報:http://asojinja.or.jp/wp-content/uploads/2020/10/a13a7440b176aa65cd8b980deac41bfc.pdf

 

白川水源

白川水源

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白川水源は阿蘇カルデラでも南側にある水源地です。地元で清流として名高い白川の水源となっており、水も非常に透明度が高いです。なお、1985年に当時の環境庁から「名水百選」に選ばれています。

水源では毎分60トンもの清らかな水が湧き出ています。あまりにもきれいな水であるため、直接手にすくって飲んでも問題がないうえに、美味しい味をいただける点で魅力的です。加えて、1年中水温が14度に保たれているため、夏場であれば散策がてら水分補給にもおすすめです。ちなみに、誰かに断ることなく持ち帰ることもできるため、ご家族などへのおすそ分けにも向いています。

白川水源の水が清らかで美味しい理由として、過去の阿蘇山の噴火によるところが大きいです。地下に火山噴出物が降り積もっているおかげで、雨水の成分がろ過されて清らかな水になります。なお、白川水源以外にも各所で湧水が出てきているのも大きな特徴です。

白川水源

■住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川2040

■営業時間:自由

■入場料(環境保全協力金):100円(中学生以下は無料)

■アクセス:

・南阿蘇鉄道南阿蘇白川水源駅より徒歩約10分

・九州自動車道益城熊本空港I.C.より車で約50分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

黒川温泉

黒川温泉

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黒川温泉は熊本県でも北東部、大分県の九重連山を望むところにある温泉地です。熊本県に数多くある温泉の中でも屈指の人気を誇っています。九州山地の山深い場所に旅館が立ち並んでいる分、非日常の雰囲気に包まれながらゆったりお湯に浸かれる点で評判が高いです。

各旅館は規模が小さめであるため、大人数の宿泊には向いていません。ただ、少人数対応であるからこそ日々の喧騒を忘れるには理想的な環境になっています。昔ながらの佇まいを醸し出している旅館が多いため、静かに滞在したい人におすすめでしょう。

温泉の泉質は全部で7種類もあります。様々な効能が期待できるため、滞在中はぜひ様々な旅館の温泉に浸かると良いでしょう。温泉手形(1,300円)を購入すれば、好きな旅館の温泉3ヶ所をはしごできます。日々の疲れをデトックスしたい方はぜひ訪れてみるべきです。

黒川温泉

■住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6594−3

■営業時間:自由

■定休日:なし

■料金:宿泊施設による

■アクセス:

・JR熊本駅より九州横断バスで約3時間

・JR熊本駅より車で約90分

■新型コロナウイルス対策情報:スタッフの感染症対策や施設内のアルコール消毒、ソーシャルディスタンスなどを徹底

 

水前寺成趣園(じょうじゅえん)

水前寺成趣園

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水前寺成趣園は熊本市中心部の東側にある日本庭園で、地元では「水前寺公園」の名前で親しまれています。江戸時代に熊本藩主細川忠利が鷹狩で一帯に立ち寄った際、阿蘇の伏流水が湧いているのを気に入って御茶屋を設けたのが始まりです。後に忠利の孫・綱利が本格的に整備して、日本庭園も備えるようになりました。

庭園は清水が湧く池を中心に、東海道五十三次を再現した造りです。池の中にある築山は富士山を連想して築いたとされています。中心市街地からほど良く離れた静かな環境にある分、落ち着いて庭園散策できるのが魅力的です。

加えて敷地内には、歴代の肥後細川家当主とガラシャ夫人を祀った出水神社もあります。商売繁盛のご利益があることから、ビジネスパーソンを中心に訪れる方が多いです。加えて、流鏑馬や神前結婚式も多く行われているため、運が良ければ行事に出くわせるでしょう。

水前寺成趣園(じょうじゅえん)

■住所:熊本県熊本市中央区水前寺公園

■営業時間:8:30~17:00(最終入園16:30)

■定休日:なし

■入園料:大人(16歳以上)400円、子供(6~15歳)200円

■アクセス:

・熊本市電B系統「水前寺公園」停留所より徒歩約3分

・九州自動車道益城熊本空港I.C.より車で約20分

■新型コロナウイルス対策情報:http://www.suizenji.or.jp/(トップページ下段付近に記載)

 

グリーンランド

夜のグリーンランド

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グリーンランドは熊本県で最も北側に位置する荒尾市にあります。九州で最大級の規模を誇る遊園地で、総面積も約300万㎡と広大です。遊園地以外にもゴルフ場や温泉、宿泊施設、ショッピングモールなどの施設まで備えています。宿泊込みで様々な楽しみ方ができる場所です。

遊園地については、全部で約80のアトラクションが用意されています。「恐竜コースター」や「グランパスジェット」といった絶叫マシンや、ホラー系やファミリー向けのものまで豊富です。シニア層も楽しめるアトラクションもあるため、年齢に関係なく家族やグループで堪能できるでしょう。

ほかにも、高さ105mにも及ぶ大観覧車「レインボー」はゴンドラが360度シースルーになっています。有明海や阿蘇の外輪山まで見えるため、デートで絶景を眺めたい人にもおすすめです。

グリーンランド

■住所:熊本県荒尾市緑ヶ丘

■営業時間:平日:10:00~16:00/土日祝:09:30〜17:00

■定休日:なし

■料金:入園料|大人(高校生以上)1,700円、子供(中学生以下)・シニア(65歳以上)900円/入園料+フリーパス|大人(高校生以上):5,600円、小・中学生:4,600円、3歳~未就学児:3,600円

■アクセス:

・JR鹿児島本線大牟田駅より西鉄バス利用、「グリーンランド」バス停下車すぐ

・九州自動車道南関I.C.より車で約20分

■新型コロナウイルス対策情報:https://www.greenland.co.jp/park/11280925-2/

 

山鹿(やまが)温泉

山鹿温泉さくら湯

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山鹿温泉は熊本県北部、山鹿市に広がる温泉郷です。平安時代から長く続くとされていますが、本格的に整備されたのは江戸時代のことです。熊本藩主細川忠利が入浴したところ、あまりのお湯の素晴らしさを気に入って別荘を設置したことが発展のきっかけになりました。

泉質はラドンを豊富に含んでいるアルカリ性単純泉です。しっとりしていて肌に優しいため、美肌や神経痛などに効果があるとされています。湯量自体も多いため、源泉のかけ流しを通じてお湯の魅力を体感できるでしょう。

温泉街で最もおすすめの施設が、「山鹿温泉さくら湯」です。忠利が建てた別荘を一般向け温泉施設として活用しています。明治時代に回収された頃の姿を保っており、唐破風の目立つ外観に大理石や木材の目立つ内装が特徴的です。レトロな気分で癒しのひと時を過ごすにはおすすめとなっています。さくら湯以外にも安価で利用できる立ち寄り湯や旅館も多いため、温泉街をじっくり散策してみても良いでしょう。

山鹿(やまが)温泉

■住所:熊本県山鹿市中央通510-2 

■営業時間:宿泊施設による

■定休日:なし

■料金:宿泊施設による

■アクセス:

・九州新幹線新玉名駅より産交バス利用、「山鹿バスセンター」バス停下車すぐ

・九州自動車道菊水I.C.より車で約13分

■新型コロナウイルス対策情報(さくら湯):https://yamaga.site/?sakurayu=%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%9F%93%E9%98%B2%E6%AD%A2%E5%AF%BE%E7%AD%96%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84

 

天草五橋(天草パールライン)

天草五橋

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天草五橋は、九州本土の三角半島と天草諸島を陸路で結ぶ5つの橋の総称です。古くから天草が真珠の養殖が盛んな地域であったことと、5つの橋がネックレスのように繋いでいる様子から「パールライン」とも呼ばれています。5つの橋は、北から天門橋・大矢野橋・中の橋・前島橋・松島橋で、全ての橋を渡ると天草上島に到着です。

5本の橋を通過し終えるまでの所要時間は約30分となっています。橋を通るたびに周辺の島々と東側の不知火(しらぬい)海・北側の有明海が作る絶景が見えるのが魅力です。特に夕方時には有明海川に沈んでいく夕日が非常に美しく、「日本の夕陽100選」にも選ばれています。

なお、5本の橋は長さや色、外見上の特徴なども異なります。実際に渡ってみたり、下から眺めたりしてじっくり観察するのも楽しみ方の1つでしょう。

天草五橋(天草パールライン)

■住所:熊本県上天草市大矢野~松島

■営業時間:自由

■定休日:なし

■料金:無料

■アクセス:九州自動車道松橋I.C.より車で約40分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

崎津教会

崎津教会

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崎津教会は天草下島の南西部、崎津地区にあるカトリックの教会です。天草地域は戦国時代にキリスト教が伝わって以来、江戸時代の禁教令や明治時代の信仰復活など、激動の歴史を歩んできました。崎津教会自体も江戸時代に絵踏み(踏み絵)を行った庄屋の跡に建てられています。なお、現在の建物は昭和初期の1934年にバルブ神父が再建したものです。

外観はとんがり屋根と重厚さが特徴的なゴシック様式となっています。木造である分、なおさらレトロな雰囲気を感じさせてくれるでしょう。内部は白色がふんだんに使われているほか、ステンドグラスも各所に見られます。祭壇付近は畳敷きになっており、一般のキリスト教の教会のイメージとはどこか異なっています。なお、内部見学の際は事前予約が必要であることや、あくまでも宗教施設であるために落ち着いて見学することが大切です。

崎津教会は海側から見た風景があまりにも美しいため、「海の天主堂」の別名もあります。同時に、教会がある崎津集落自体がキリスト教関係で激動の歴史を歩んできたため、世界文化遺産にも登録されています。

崎津教会

■住所:熊本県天草市河浦町﨑津539

■見学時間(要事前予約):9:00~17:00

■定休日:ミサなど教会行事開催日

■料金:無料

■アクセス:

・JR熊本駅より九州産交バス利用、「教会入口」バス停下車徒歩約1分(途中乗り換えあり)

・九州自動車道松橋I.C.より車で約2時間10分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

天草のイルカウォッチング

天草の海のイルカたち

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天草は国内でも屈指のイルカウォッチングが盛んな地域です。特に天草下島北部の二江地区の沖合では、約200頭ものミナミバンドウイルカが群れで生息しています。彼らは非常に人間慣れしているうえに人懐っこく、ボートと並んで一緒に泳いでくれます。遭遇できる確率も非常に高いため、愛くるしい彼らの姿を見ることで素敵な思い出を残せるでしょう。

イルカウォッチングに参加するには、地元の企業が主催するツアーに参加します。主催企業が多いうえ、1年中申し込めるため、気軽にイルカに会いに行きやすいです。ツアー会社の中には99%もの確率でイルカに会えるところもあります。

天草市イルカセンター

■住所:熊本県天草市五和町二江4689-20

■営業時間:9:00~18:00

■定休日:12月31日・1月1日

■料金:大人(中学生以上)3,000円、小学生2,000円、幼児(2歳以上)1,000円、2歳未満の幼児無料

■アクセス:

・JR熊本駅より九州産交バス利用、「二江漁協前」バス停下車徒歩約1分(途中乗り換えあり)

・九州自動車道松橋I.C.より車で約2時間

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

熊本県のおすすめ穴場スポット18選

米塚と外輪山

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熊本県内には定番の名所以外にも、ぜひ周ってみるべき価値の高いスポットが数多くあります。定番スポット以外のおすすめの場所を18ヶ所ご紹介しましょう。

 

熊本市動植物園

熊本市動植物園の名物・キンシコウ

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熊本市動植物園は熊本市中心部から見て南東、東区の江津湖のほとりに設置されている施設です。約120種・700頭の動物と、約800種・5万点の植物が展示されています。敷地面積も約24.5万haと広大です。

動物についてはゾウやキリン、サルなど動物園で定番の人気者たちが見られます。中でもキンシコウは『西遊記』の主人公・孫悟空のモデルにもなったといわれる動物です。サルの中でも珍しい種類であることから、当施設を訪れる際のポイントといえます。加えて、動物と触れ合える「タッチ愛ランド」では、飼育されている動物たちを近くで見たり触れたりできるため、お子さんの情操教育にもおすすめです。

植物についても春の桜や秋のコスモスなど、四季折々の花々が見られます。日本庭園や大温室、洋ラン園まで設置されているため、国内外の様々な植物の生態を知ることができるでしょう。植物について専門家に質問できる場も設けられているため、植物についての学びを深めるうえでもおすすめです。

熊本市動植物園

■住所:熊本県熊本市東区健軍5-14-2

■営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)

■定休日:月曜(第4週は火曜が休園・月曜が祝日の場合は翌平日)・年末年始

■料金:大人・高校生500円、小中学生100円、幼児無料

■アクセス:

・熊本市電「動植物園入口」停留所下車、徒歩約10分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約20分

■新型コロナウイルス対策情報:http://www.ezooko.jp/kinkyu/pub/default.aspx?c_id=2

 

加藤神社

加藤神社

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加藤神社は熊本城天守閣の北西に鎮座している神社です。熊本城を築いた加藤清正が御祭神として祀られています。明治時代の1871年に本丸と宇土櫓の間に創建され、1962年に現在地に移転されました。

清正にちなんで必勝祈願や土木建築関係のご利益があります。加えて境内にある4つの末社には、猿田彦大神・天神(菅原道真公)・恵比寿神・大国主神が祀られているため、その他のご利益も期待できます。

また、清正ゆかりのスポットが随所にあるのも大きな魅力です。朝鮮出兵の際に持ち帰ったとされる「太鼓橋」や、名護屋城で旗を立てたと逸話がある「旗立石」などがあります。清正のファンにとってはたまらない神社でしょう。ちなみに、熊本城の本丸が良く見える場所にあるため、城の美しい写真を撮るにもおすすめの場所です。

加藤神社

■住所:熊本県熊本市中央区本丸2-1

■営業時間:8:00~17:00

■定休日:なし

■参拝料:無料

■アクセス:

・熊本市電「熊本城・市役所前」停留所下車、徒歩約7分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約30分

■新型コロナウイルス対策情報:スタッフの感染症対策や施設内のアルコール消毒、ソーシャルディスタンスなどを徹底

 

霊厳洞

霊厳洞

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霊厳洞は熊本市中心部から北西に離れたところにある洞窟です。曹洞宗の寺院である雲厳禅寺の裏手にあります。うっそうとした樹木に覆われている分、神秘的な雰囲気を感じ取れるでしょう。剣豪として名高い宮本武蔵が晩年を過ごしたり、兵法書「五輪書」を記した場所として非常に有名です。

加えて、武蔵が巌流島で佐々木小次郎と決闘した際に使用した木刀も保存されています。ほかにも武蔵の自画像まで残されているため、まるで本物の武蔵がいるかのような臨場感にも浸れるでしょう。武蔵や剣術のファンとしてはぜひ訪れてみたいスポットです。なお、内部には岩戸観音も祀られているため、いっしょに手を合わせておくのも良いでしょう。

霊厳洞

■住所:熊本県熊本市西区松尾町平山589 雲厳禅寺境内

■営業時間:8:00~17:00(最終入園16:30)

■定休日:なし

■料金:大人300円、高校生200円、中学生以下100円

■アクセス:

・九州産交バス「岩戸観音入口」バス停下車、徒歩約20分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約50分

■新型コロナウイルス対策情報:スタッフの感染症対策や施設内のアルコール消毒、ソーシャルディスタンスなどを徹底

 

御輿来(おこしき)海岸

御輿来海岸

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御輿来海岸は熊本市の南西、三角半島に入って少し西に進んだところにあります。第12代景行天皇が九州に遠征している最中に立ち寄り、あまりの美しさに輿を停めさせたという逸話が名前の由来です。

干潮時と満潮時の海面の高さに差がある、有明海の特徴が見えやすい場所になっています。潮が引いた時に現れる海底の砂には、風と波によって作り出された線がいくつも見え、海岸随一の魅力として有名です。

加えて北西に面している分、夕方になると美しい夕日が見られる点でもおすすめになっています。干潮と日没のタイミングが重なれば、砂に残された線を夕日が照らすことで非常に美しく見える点がポイントです。ちなみに、「日本の渚百選」や「日本の夕陽百選」に指定されています。

御輿来(おこしき)海岸

■住所:熊本県宇土市下網田町

■営業時間:自由

■定休日:なし

■料金:なし

■アクセス:

・JR三角線網田駅から徒歩約15分

・九州自動車道松橋I.C.より車で約32分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

草千里ヶ浜

草千里ヶ浜と馬の群れ

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草千里ヶ浜は、阿蘇カルデラでも中岳の西側に広がる広大な草原です。約3万年前に阿蘇山が噴火した火口が、長い年月を経て草原に姿を変えました。中岳が望める中で野生の馬や牛が草を食んだり駆けたりしているため、阿蘇山一帯でものどかで牧歌的な風景が見られます。なお、中岳は現在も火山活動が活発であるため、草千里ヶ浜でのんびりしながら噴煙を上げる活動的な山の姿も拝めるでしょう。

草千里ヶ浜では四季によって様々な風景が見られます。中でも草の緑が映えやすい夏場や、銀世界が広がる冬がおすすめの時期です。美しい風景を背景にしたアクティビティも盛んに行われています。特に3月から11月にかけて行われる乗馬体験では、温和な馬に揺られながら雄大な自然を堪能しやすいです。また、阿蘇火山博物館が催すハイキングツアーもあり、阿蘇の自然に精通したガイドと一緒に歩くことで、阿蘇山が作り出した自然美に浸れるでしょう。

草千里ヶ浜

■住所:熊本県阿蘇市草千里ヶ浜

■営業時間:自由

■定休日:なし

■料金:なし

■アクセス:九州自動車道熊本I.C.より車で約55分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

阿蘇中岳火口

阿蘇中岳の火口

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中岳は阿蘇山一帯にある5つの山の中でも最も活発な火山活動が見られる山です。2021年10月にも火砕流が流れるレベルの噴火を起こしており、日常的に噴煙が見られます。

一方で、阿蘇エリア有数の観光スポットとしても有名で、車で直接アクセスすることも可能です。火口自体の大きさは直径約600m・周囲は約4㎞にも及びます。火口には湯だまりがあり、エメラルドグリーンの色合いが訪れる人を魅了してくれるでしょう。加えて、噴煙や時折響く地鳴りによって、地球の持つエネルギーや力強さを体感できます。

なお、火口へのアクセスは火山の状況によって制限されることもあります。出かける前に最新情報をしっかりチェックしておくのがおすすめです。

阿蘇中岳火口

■住所:熊本県阿蘇市黒川

■営業時間:8:30~17:30(11月は17:00まで、12月1日~3月19日:9:00~16:30)

■定休日:なし

■料金:なし

■アクセス:

・JR豊肥本線阿蘇駅より産交バス利用、「阿蘇山西駅」バス停下車

・九州自動車道熊本I.C.より車で約80分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

米塚

米塚

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米塚は草千里ヶ浜の北、中岳の北西側にぽつんとある高さ約80mの山です。お椀をそのまま伏せた形に見えるうえ、輪郭が整っているのが特徴的です。加えて、山頂付近もしっかり窪んでいる点がより際立っています。もともと3,000年ほど前に阿蘇山が噴火した際にできた火口で、長い年月を経て草原に覆われた姿になっていきました。

標高はあまり高くなく、緩やかな登山道が整備されています。家族連れだったり体力に自信がなかったりしても簡単に登りやすいです(現在は斜面修復のため登山禁止)。また、春から夏にかけて周りの草原とともに緑一色に覆われます。遠くからは周りに雲が漂う中で緑に染まっている山の姿が一望できます。加えて南に位置する上米塚では、かつて米塚一帯で見られた火山活動の痕跡を直接見られるため、合わせて出かけてみたい場所です。

米塚

■住所:熊本県阿蘇市乙姫

■営業時間:自由

■定休日:なし

■料金:なし

■アクセス:

・JR豊肥本線阿蘇駅より車で約20分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約45分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

阿蘇ファームランド

阿蘇ファームランド

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阿蘇ファームランドは阿蘇のカルデラでも西側に位置する、健康をテーマにした公園です。阿蘇の雄大な自然に抱かれており、敷地内には「ふれあい動物王国」や「元気の森」などがあります。ほかにもドーム型のホテルやショッピング向けの施設なども豊富であるため、大自然の中で好きな過ごし方ができる点でおすすめです。

「ふれあい動物王国」は35種類もの動物を飼育しています。カピバラやイグアナ、フラミンゴなど普段はなかなか出会えない珍しい動物も多いです。加えて、動物たちと触れ合うことで癒しを体験できる点も魅力になっています。また、「元気の森」では70種類ものアスレチックが設置されているのが特徴です。中には迷路のように頭を使うものもあるため、体や頭に良い刺激をもたらしてくれるでしょう。

ほかにも健康をテーマにしているだけあり、自分の体調をチェックできる「健康パビリオン館」まであります。血管や骨、脳年齢などの状態を把握でき、今後に向けたアドバイスまで得られるのがメリットです。

阿蘇ファームランド

■住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5579-3

■営業時間:9:00~17:00(施設による)

■定休日:なし

■料金:なし

■アクセス:

・JR豊肥本線赤水駅よりタクシーで約7分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約40分

■新型コロナウイルス対策情報:スタッフの感染症対策や施設内のアルコール消毒、ソーシャルディスタンスなどを徹底

 

道の駅七城メロンドーム

道の駅七城メロンドーム

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道の駅七城メロンドームは菊池市七城(しちじょう)地区にある道の駅です。阿蘇山エリアの西、山鹿温泉の東に位置する七城地区は、阿蘇の伏流水や水はけの良い土地を活かして育てたメロンが特産品となっています。

国道325号線の沿線にあり、メロンの形の屋根を備えた建物が特徴です。建物内の物産館ではメロン以外にも、地元で獲れた米や野菜、果物を多く扱っています。中でもメロンについては光糖度センサーでしっかりチェックしており、糖度14度以上の甘さと美味しさに定評があるものを陳列しているのが特徴です。メロンだけではなく、メロンパンや期間限定品のメロンジュースまでいただけます。

物産館以外にレストランも併設されています。様々なメニューを扱っているうえ、だご汁や米麵ちゃんぽんといった郷土料理までいただける点がポイントです。熊本県北部独特の味を体験するうえでもおすすめのスポットでしょう。

道の駅七城メロンドーム

■住所:熊本県菊池市七城町岡田306(国道325号線沿い)

■営業時間:物産館 10:00~18:00/レストラン 10:00~15:30

■定休日:不定休

■料金:施設による

■アクセス:九州自動車道植木I.C.より車で約20分

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鍋ケ滝

鍋ケ滝

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鍋ケ滝は熊本県北東部、阿蘇エリアの北の小国町にある滝です。落差約10m・幅約20mとなっており、上から水がカーテンのように流れ落ちている点が特徴になっています。また、滝の裏は通れるようになっているため、滝を眺めるだけではなく後ろ側をくぐってみるのも良いでしょう。

鍋ケ滝ができたのは、約9万年前の阿蘇山の大噴火が原因とされています。火山からの噴出物の堆積層が川の水によって少しずつ浸食され、現在のような滝に変貌しました。加えて、お茶のCMの舞台で取り上げられたこともあり、全国的に知名度も抜群です。

鍋ケ滝最大の特徴は、木漏れ日が滝の水に差し込んだ時の姿です。木漏れ日に反射する中で水が流れ落ちる風景が非常に美しいため、訪れる人の多くが写真に収めていきます。周囲の木々の緑と一緒に写すと、より映える1枚に仕上がるでしょう。また、春になると毎夜ライトアップされるため、昼間とはまた違った趣のある風景が見られます。

鍋ケ滝

■住所:熊本県菊池市七城町岡田306

■営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)

■定休日:年末年始(12月28日~1月3日)

■料金:大人(高校生以上)300円、小人(小中学生)150円、小学生未満は無料

■アクセス:九州自動車道熊本I.C.より車で約90分

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通潤橋

通潤橋

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通潤橋は熊本市中心部から南東に行った、山都町の老ヶ滝川に架かるアーチ状の石造橋です。長さ約76m・高さ約20m・幅約6mとなっています。江戸時代後期の1854年に地元の水不足を解決するために架けられました。

通潤橋最大の特徴として、橋から水が噴き出すシーンを見られる点があります。通潤橋は内部に水を通すための管があり、管に溜まった汚れを除くために放水が行われています。ちなみに放水のスケジュールは、5月から11月の毎週末と休日です。公式サイトで放水日が公開されているため、事前にチェックしてから訪れるのが良いでしょう。

なお、橋の下を流れる老ヶ滝川の岸辺には美しい花々が咲いています。橋と花々が映るように写真を撮ると、映える1枚に仕上がるでしょう。

通潤橋

■住所:熊本県上益城郡山都町長原

■営業時間:自由

■定休日:なし

■料金:無料

■アクセス:

・桜町バスターミナルより熊本バス利用、「通潤橋前」バス停下車すぐ

・九州中央自動車道山都中島西I.C.より車で約20分

■新型コロナウイルス対策情報:各自でアルコール消毒や三密対策、ソーシャルディスタンスなどを徹底してください

 

万田坑

万田坑

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万田坑は荒尾市と福岡県大牟田市にまたがる炭鉱の跡です。明治時代から平成時代の1997年まで、上質な石炭を多く算出してきた三池炭鉱の主要な竪坑として知られています。2015年に三池炭鉱とともに世界遺産「明治日本の産業革命遺産」として登録されました。

竪穴としては日本国内最大の規模で、明治時代に最先端技術を投入して活用されていました。保存状態が非常に良く、レンガ造りの建物や巻き揚げ機など当時の設備が多く残っています。特に第二竪坑にある巻き揚げ機は、圧倒させられるほどの大きさです。

現地見学の際はガイドさんが色々と案内してくれます。ツアーに参加しなければわからないことを知ったり、臨場感に浸ったりできるでしょう。

万田坑

■住所:熊本県荒尾市原万田200-2

■営業時間:9:30~17:00(有料区域は16:30まで)

■定休日:月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)

■料金:大人410円、高校生310円、小中学生210円

■アクセス:JR鹿児島本線荒尾駅から車で約10分・バスで約8分

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八千代座

八千代座の内部

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八千代座は山鹿温泉とともに山鹿市が誇る観光スポットです。明治時代終わり頃の1910年に建てられた芝居小屋で、公演日以外であれば建物の中を見学できます。なお、国の重要文化財としても有名です。

明治時代に建てられたとはいえ、ほとんどが江戸時代の建築様式になっています。内部には歌舞伎小屋の升席や回り舞台も見られるため、江戸時代にタイムスリップした気分になれるでしょう。現在でも公演が行われており、伝統的な建物での歌舞伎も楽しめます。

向かいにある夢小蔵資料館も一緒に見るのがおすすめです。1887(明治20)年に建てられた蔵で、内部ではかつて八千代座で使われていた小道具やチラシなども展示されており、往時の歌舞伎興行についてうかがい知れます。

八千代座

■住所:熊本県山鹿市山鹿1499

■営業時間:9:00~18:00(最終受付17:30)

■定休日:毎月第二水曜・年末年始(12月29日~1月1日)

■料金(八千代座・夢小蔵資料館共通入館料):一般730円、小中学生370円

■アクセス:

・九州新幹線新玉名駅から産交バス利用、「山鹿温泉(八千代座入口)」バス停下車徒歩約4分

・九州自動車道菊水I.C.より車で約15分

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菊池渓谷

菊池渓谷

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菊池渓谷は阿蘇北外輪山の西、菊池川の上流にある渓谷です。標高500~800mに位置し、阿蘇山で生まれた清らかな伏流水が流れ込んでいる分、涼やかで心癒されるスポットになっています。ちなみに夏でも気温が13度であるため、避暑にも向いています。透明度も高いことから「日本名水百選」にも選ばれているほどです。

周りには天然の広葉樹林が広がっており、季節によって新緑や紅葉など様々な姿が見られます。深い森でもあるため、マイナスイオンが豊富でリラックスしやすいです。清流や美しい風景を背景に数多くの動植物も生息しているため、野生動物の観察にも適しています。清流でなければ生息していないマスやヤマメが見られる点もポイントです。

菊池渓谷

■住所:熊本県菊池市原5026

■見学可能期間:4月1日~11月30日

■営業時間:8:30~17:00(スタッフ不在)

■定休日:月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)

■料金(維持管理協力金):200円(中学生以下無料)

■アクセス:九州自動車道植木I.C.より車で約50分

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人吉鉄道ミュージアム MOZOCAステーション868

人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868

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人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868は、熊本県南部の人吉市にある鉄道のテーマパークです。2015年に人吉駅のすぐ近くにオープンしたもので、地元を走る肥薩線や、くま川鉄道の魅力を鉄道の歴史的価値とともに紹介しています。「MOZOCA=もぞか」は人吉の方言で「小さい」「かわいい」を意味する言葉です。

建物の外観は数多くの鉄道車両のデザインを手掛けてきた水戸岡鋭治氏によって設計されました。外見は黒色でシックな雰囲気でありながら、内装はお子さんも気にいるように遊び心に溢れています。外見と内装のギャップを味わえるのも魅力の1つです。

展示以外にもミニトレインやレールバイクもあります。特にミニトレインは人吉駅まで運行しているため、年齢に関係なく楽しめるでしょう。ほかにもSL人吉の出発を見送れることもあるため、鉄道ファンにとってもおすすめです。

人吉鉄道ミュージアム MOZOCAステーション86

■住所:熊本県人吉市中青井町343-14

■営業時間:9:00~17:00

■定休日:水曜

■料金:無料(ミニトレイン・レールバイクは乗車料200円)

■アクセス:

・JR肥薩線・くまがわ鉄道人吉駅より徒歩約2分

・九州自動車道人吉I.C.より車で約6分

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エコパーク水俣

エコパーク水俣の親水海岸

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エコパーク水俣は熊本県の南西部、水俣市の水俣湾を埋め立てて設置された公園です。約58haにも及ぶ敷地にはバラ園や日本庭園、親水海岸など様々な施設があります。

バラ園では約750種6,500本ものバラが見られます。バラのトンネルや壁もあるため、植物やバラに愛着のある人にとっておすすめです。なかなかお目にかかれない品種も展示されているため、ぜひ見ていくと良いでしょう。

また、水俣と聞くと「水俣病」をイメージする人も多いですよね。公園内には水俣病資料館もあり、公害病がもたらした被害や歴史などを写真資料や映像資料とともに理解できるようになっています。実際に水俣病の被害を受けた患者の方から実体験も伺えます。

ほかにもハート形のモニュメントや、恋人の聖地・恋路島を望める海岸があるなど、デートにも向いています。カップルで訪れてみるのも良いでしょう。

エコパーク水俣

■住所:熊本県水俣市汐見町1-231-12

■営業時間:自由(各施設による)

■定休日:施設による

■料金:無料(一部施設で料金発生)

■アクセス:

・九州新幹線新水俣駅よりタクシーで約15分

・南九州自動車道芦北I.C.より車で約40分

■新型コロナウイルス対策情報:https://minamata-kouen.com/blog/archives/1546

 

三角西港

三角西港

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三角西港は熊本市の南西、三角半島の先端付近にある港です。「明治三大築港」にも数えられ、1887年にオランダ人設計士のムルドルが設計しました。三大築港の中で唯一当時の姿を残しており、2015年には世界遺産にも登録されています。また、NHKドラマ「坂の上の雲」や映画「るろうに剣心」のロケ地でもあるため、聖地巡礼にも向いています。

明治時代当時の石積み埠頭や洋館がしっかり残されているため、歩き回るだけでレトロな気持ちになれます。あまりにもノスタルジックな光景が広がっているため、写真映えスポットとしても有名です。なお、南側には天草五橋の1つ・天門橋も見え、おすすめポイントの1つになっています。すでにご紹介した万田坑とともに、ぜひ周っておきたいレトロスポットです。

三角西港

■住所:熊本県宇城市三角町三角浦

■営業時間:自由

■定休日:なし

■料金:無料

■アクセス:

・JR三角線三角駅より九州産交バス利用、「三角西港前」下車すぐ

・九州自動車道松橋I.C.より車で約50分

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大江教会

大江教会

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大江教会は天草下島の南西部の丘に建っている白い教会です。崎津教会から見て北西に位置しています。明治時代にキリスト教が解禁されてから、天草地域で最も早く建てられました。

現在の教会は、昭和時代の1933年に天草で精力的な伝道活動を行ったガルニエ神父が建てたものです。崎津教会と同じく、世界文化遺産に登録されています。外観が真っ白で近くにヤシの木が植えられ、真っ青な空の中で映えるため、南国のような雰囲気をもつ教会として人気です。内部は写真撮影が禁止されているものの、装飾やステンドグラスが見どころになっています。なお、大江教会も宗教施設であるため、マナーを守って見学しましょう。

近くにある天草キリシタンの歴史を伝える「天草ロザリオ館」も一緒に見ておきたい場所です。禁教時代に、彼らが祈りに用いた道具や資料が展示されています。彼らが実際に使っていた「隠れ部屋」の再現展示も見どころです。

大江教会

■住所:熊本県天草市天草町大江1782

■営業時間:9:00~17:00(教会行事開催時は見学不可)

■定休日:なし

■料金:無料

■アクセス:

・JR熊本駅より九州産交バス利用、「天主堂入口」バス停下車徒歩約5分(途中乗り換えあり)

・九州自動車道松橋I.C.より車で約2時間40分

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熊本の季節ごとの魅力

白銀の阿蘇山

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熊本は1年中いつでも観光を楽しめるものの、出かけるのであれば季節ごとの魅力も知っておきたいですよね。熊本観光の季節ごとの魅力やポイントを、おすすめのスポットとともにご紹介します。

 

春の熊本観光を満喫するには

桜の映える熊本城

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熊本の春は基本的に最高気温が20度台前半になります。雨もあまり降らないため、天気を気にすることなく県内各所を周れるでしょう。ただ、気温が高い日で25度近くになるうえ、日中と夜間の気温差も10度以上と大きくなりがちです。半袖と長袖に加えて上から羽織るものも1枚あると良いでしょう。

熊本では3月下旬から4月に桜が見頃の時期となります。県内でおすすめのお花見スポットとして、熊本城や水前寺成趣園、人吉城址公園などが代表的です。特に熊本城では200本もの桜が一斉に開花し、黒と白のコントラストが特徴的な天守閣に彩りを添えるでしょう。また、南阿蘇村にある一心行の大桜も樹齢400年を迎える大木で、サイズも日本最大級です。桜を咲かせる姿は周りの菜の花とともに映えるため、一見の価値があります。

阿蘇地域でも草千里ヶ浜などの草原が緑色に色付き始める頃です。気候条件が良ければ雪が残っている阿蘇山の風景を一緒に楽しんだり、春を迎えて駆けまわる野生の馬の群れも見られたりするでしょう。

ほかにも、小国町の鍋ケ滝では春限定のライトアップも行われます。木漏れ日の中で滝の水が流れる、昼間とは違った美しい風景が見られるため、春のうちに出かけるのもおすすめです。

 

夏の熊本観光を満喫するには

晴天の草千里ヶ浜

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夏の熊本は、特に西側の平野部で蒸し暑い日々が続きます。夏場に心地良く観光するのであれば、阿蘇や天草エリアがおすすめです。阿蘇は夏でも最高気温が20度台であるため、爽快な気分になりやすいです。天草エリアも海洋性気候である分、海風の影響で涼しく過ごせます。

夏の熊本を満喫する上でおすすめのスポットは、阿蘇ファームランドや米塚、菊池渓谷などです。阿蘇ファームランドでは、家族で楽しめるアスレチックや宿泊できるドームハウスなどがあり、夏休みの思い出作りに向いています。また、米塚では夏に向けて緑が濃くなっていくため、印象的な光景が見られるでしょう。草千里ヶ浜の緑も濃くなっているため、散策におすすめです。菊池渓谷は夏場でも10度台の気温が保たれているため、しばし暑さを避けるうえで適しています。

天草であればイルカウォッチングに参加してみるのも良いでしょう。春から夏にかけてがベストシーズンなので、夏休みに海とイルカを満喫すれば忘れられない思い出になるでしょう。

 

秋の熊本観光を満喫するには

阿蘇の雲海

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熊本の秋は、春と同じくおすすめの季節です。10月から11月にかけて気温も20度台前半と落ち着いているため、心地良く県内全域をじっくり周れます。

秋といえば紅葉です。熊本県内の紅葉スポットとして、桜の名所でもある熊本城や人吉城址公園は定番となっています。特に熊本城天守閣の近くにある大イチョウは見頃を迎えると、天守閣をより美しく映えさせてくれることでも有名です。加えて、八代市の五家荘(ごかのしょう)や菊池市の菊池渓谷、南小国町の清流の森も紅葉スポットの定番となっています。

「食欲の秋」でもあるため、熊本グルメも味わってみると良いでしょう。熊本には熊本ラーメンやあか牛丼、馬肉料理など様々な郷土グルメがあります。基本的に熊本駅や熊本城の界隈で郷土料理の名店が多く出店しているため、料理店のはしごも1つの楽しみ方です。

阿蘇エリアであれば朝方に雲海も見られます。北外輪山で最も高い大観峰であれば、中岳などの山々や草千里などの平地部分が雲に包まれる神秘的な景色が見られるでしょう。大観峰にはススキも生えているため、雲海とともに見ればより秋を感じられます。

 

冬の熊本観光を満喫するには

冬の黒川温泉

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冬の熊本は全体的に寒さが厳しいのが特徴です。熊本市内でも底冷えするほどで、山岳地帯である阿蘇エリアでは雪が積もることもあります。冬の熊本に出かけるのであれば、防寒対策が欠かせません。

県全域で寒さが厳しいからこそ、冬の熊本観光では温泉巡りがおすすめでしょう。熊本は日本でも有数の温泉が多いエリアで、源泉数で全国5位、湧出量でも6位を誇っています。黒川温泉や山鹿温泉などの有名な温泉があり、特に黒川温泉では山間部の落ち着いた環境の中でゆったりと過ごせるでしょう。加えて、冬場の黒川温泉では鞠灯篭を川の中に設置しているため、より幻想的な風景を楽しめます。

自然スポットでも冬ならではの景色を見られるところが多いです。宇土市の御輿来海岸は干満差が作り出した砂浜の曲線で知られています。特に1月から春先にかけての時期は夕日が美しく曲線を照らすため、1年でも一際感動的な光景が見られやすいです。また、鍋ケ滝や阿蘇市の古閑(こが)の滝では寒さで氷瀑が見られるため、ぜひ一度見ておきたいところです。雪に覆われる阿蘇山一帯でも、中岳の火口では活発に湯だまりが煮えたぎる風景が見られます。雪との対比を楽しめる点が魅力です。

 

熊本で食べたいグルメとおすすめスポット5選

馬肉料理をいただく

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熊本グルメといえば、「熊本ラーメン」をイメージするでしょう。しかし、熊本が誇るグルメはほかにも数多くあります。熊本ラーメンを含めて5種類の地元グルメを、代表的なお店とともにご紹介いたします。

 

熊本ラーメン:「熊本ラーメン黒亭下通店」

熊本ラーメン

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熊本ラーメンは、九州では福岡県の博多ラーメンと並ぶ人気を誇るラーメンです。豚骨のみで作る博多ラーメンとは異なり、豚骨に加えて鶏ガラを使うことで、よりまろやかな仕上がりになっています。麺はストレートな中太麵が使われており、コシや弾力が特徴的です。加えて、ニンニクの風味も添えられている分、病みつきになる味に仕上がっています。

熊本ラーメンのお店は県内各地に多くあります。中でもおすすめなのが、熊本城の近くに出店している「熊本ラーメン黒亭下通店」です。麺やスープのような基本的な部分から自家製にこだわっています。加えて、焦がしニンニクの油や秘伝のタレに付けたチャーシューも使っているため、ぜひ注目していただきたいポイントです。メニューのひとつ「玉子入りラーメン(990円)」は、とれたての卵黄が2つトッピングしてあります。肩ロースチャーシューや茹でもやしも一緒に添えてあり、スープとの相性は抜群です。

熊本ラーメン黒亭下通店

■住所:熊本県熊本市中央区下通1-7-14 ノグチビルB1F

■営業時間:

・平日:10:30~22:30(金土:23:30まで営業・L.O.は閉店30分前)

・日曜日:10:30~20:30(L.O.20:00)

■定休日:第三水曜

■アクセス:

・熊本市電「熊本城・市役所前」下車、徒歩約4分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約30分

■新型コロナウイルス対策情報:https://kokutei.co.jp/blog/?p=3873

 

馬刺し・馬肉料理:「菅乃屋 銀座通り店」

馬肉料理

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馬刺しや馬肉料理は、熊本グルメでも熊本の歴史に関わりのあるものの1つです。朝鮮出兵の際に、熊本藩の基礎を固めた加藤清正が飢えをしのぐために馬の肉を食べたのが起源とされています。調理法は生のままいただく馬刺し以外にも、ステーキやハンバーグ、しゃぶしゃぶなど様々です。

馬刺しや馬肉料理の名店が、「菅乃屋 銀座通り店」です。阿蘇地域のファームから直接仕入れた馬肉を使い、様々な料理を提供しています。馬刺しやハンバーグなどはもちろん、薄めの馬肉をいただくハリハリ鍋、たてがみを使ったコウネ刺しなど、珍しい料理もいただけます。馬肉料理を徹底して味わいたいのであれば、一度寄ってみたいお店です。

菅乃屋 銀座通り店

■住所:熊本県熊本市中央区下通り1-9-10 TM21ビル BF

■営業時間:平日・土曜:17:00~23:30(日曜・月曜の祝日は22:30まで、L.O.は閉店30分前)

■定休日:年末年始(12月31日、1月1日)

■アクセス:

・熊本市電「花畑町」停留所下車、徒歩約1分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約30分

■新型コロナウイルス対策情報:https://service.suganoya.com/common/images/info.pdf

 

あか牛丼:「いまきん食堂」

あか牛丼

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あか牛丼は阿蘇地域の自然で育ったブランド牛「あか牛」の肉を使った牛丼です。あか牛は阿蘇の草や伏流水で育った分、脂肪分が適度で赤身が多いのが特徴になっています。脂肪分が抑えられている分、多く食べても胃もたれする心配はありません。加えて、赤身分が豊富でたんぱく質を多く摂取できるうえ、脂肪燃焼の効果も大きく期待できます。ダイエット中の方も心配なく美味しい肉を味わえるでしょう。

あか牛丼の名店として有名なのが、阿蘇市の内牧温泉街にある「いまきん食堂」です。明治時代の終わり頃に創業した同食堂には、名物の「あかうし丼」(1,760円)を食べようと多くの観光客が訪れます。ご飯の上にレアで焼いた分厚いあか牛の切れステーキを何個も乗せているため、肉の旨味を存分に味わうことができます。自家製醤油たれとの相性も最高で、病みつきになる味です。半熟卵もトッピングされており、絡めて味変するとより美味しくいただけるでしょう。

いまきん食堂

■住所:熊本県阿蘇市内牧290

■営業時間:11:00~15:00(受付終了)

■定休日:水曜

■アクセス:

・JR豊肥本線阿蘇駅より車で約11分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約45分

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からし蓮根:「森からし蓮根本店」

からし蓮根

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からし蓮根も、熊本に古くから伝わるグルメの1つです。江戸時代の熊本藩主細川忠利が病気がちだったため、ある僧侶が食べるように勧めたのが始まりとされています。陰で干したレンコンの穴にからし味噌を詰め、揚げて仕上げます。レンコンの歯ごたえの良さと、からしの鼻から抜けるような辛さが病みつきになるため、地元でも晩酌のお供として定番です。基本的にはお店で買ったものを持ち帰って、家庭で夕食の一品として出します。

からし蓮根でおすすめのお店が、「森からし蓮根本店」です。当店の歴史は江戸時代にまでさかのぼり、もともと細川家に仕えた料理人・森平五郎氏が滋養強壮に効果のある食べ物として売るようになりました。食欲や血流の増進に効果があるため、体力の衰えや疲れを感じている際に買って食べるのが良いでしょう。ちなみに、熊本駅や阿蘇くまもと空港などでもお土産として販売されています。お酒や辛い物が好きな方へのお土産におすすめです。

森からし蓮根本店

■住所:熊本県熊本市中央区新町2-12-32

■営業時間:8:00~17:00

■定休日:不定休

■アクセス:

・熊本市電「新町」停留所下車、徒歩約1分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約36分

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太平燕:「紅蘭亭下通本店」

太平燕

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太平燕(タイピーエン)は熊本が誇る中国由来のソウルフードです。フライパンで炒めた野菜や豚肉、エビ・イカなどを、春雨とともにあっさりしたスープに絡めています。加えて、揚げ玉子をトッピングしているのも大きな特徴です。「卵が付いたちゃんぽん」といったイメージです。

太平燕の名店が「紅蘭亭」です。1934年に熊本に移住した華僑(中国系住民)が創業したお店で、味も創業当時のものをいただけます。春雨のコシの強さが特徴的で、伸びにくくなっているため、じっくりと歯ごたえを感じられるでしょう。なお、福建省の塩で味付けをしているため、中華らしい要素も噛みしめられます。

紅蘭亭下通本店

■住所:熊本県熊本市中央区安政町5-26

■営業時間:11:00~21:00

■定休日:なし

■アクセス:

・熊本市電「熊本城・市役所前」停留所下車、徒歩約4分

・九州自動車道熊本I.C.より車で約35分

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熊本でおすすめのお土産5選

お土産の手渡し

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熊本にはグルメだけではなく、お土産も豊富です。熊本旅行の際は、ぜひとも良いお土産を選びたいですよね。数ある熊本のお土産の中でも特におすすめの5種類をご紹介します。

 

誉の陣太鼓

滑らかかつまろやかな味わいの求肥を、北海道産大納言小豆で作った餡で包み込んでいます。熊本土産の代表格で、販売元は地元で数十年の歴史を誇る「お菓子の紅梅」です。

小豆は粒の大きさや風味の面で厳選したものを使っている分、豊かな味わいとほど良い甘さが特徴になっています。加えて、中の求肥も口当たりの良さが病みつきになる優しい味わいです。

また、パッケージも美味しさを引き立てるうえで一役買っています。金色の太鼓をイメージして紙缶詰製法で封をしている分、出来立ての美味しさや風味を極力保っている点がポイントです。いただく際は、水ようかんを食べるのと同じように、付属のナイフで切り分けます。

 

風雅巻き

「風雅巻き」も熊本を代表するお土産の1つです。あられや大豆を、有明海で獲れた若摘みの焼き海苔で包んでいます。豆を並べてから海苔を1枚1枚手作業で巻いているのが特徴です。

香ばしさと食べ応えのある豆の味わいと、パリパリしている海苔を同時に味わえる点が魅力になっています。後味も良くクセになる点でも人気が高いです。種類も豊富で、醤油大豆・醤油ピーナッツ・わさび大豆など10種類のラインナップになっています。1本ずつ包んでいる袋の色の豊富さにも注目です。

 

芦北のデコポンゼリー

デコポンゼリー

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「芦北のデコポンゼリー」は熊本を代表する柑橘類であるデコポンを使っており、お土産として高い人気を誇っています。爽やかな甘みのあるデコポンを多く生産している芦北町のものを使っているのが特徴です。

粒の大きいデコポンの果肉をゼリー状に仕上げているうえ、ナタデココも加えられており、存分な食べ応えを感じられます。みずみずしさや見た目の鮮やかさも引き立っているため、視覚の面でも楽しめるでしょう。冷蔵庫で冷やしてから食べれば、デコポンのみずみずしさがより際立ちます。

賞味期限が半年と長めであったり、常温保管ができたりする点もポイントです。季節に関係なく爽やかな味を堪能できるでしょう。

 

黒糖ドーナツ棒

黒糖ドーナツ棒

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「黒糖ドーナツ棒」は、熊本土産の代名詞ともいえる一品です。地元の老舗菓子メーカー・フジバンビが開発し、35年にわたって親しまれているロングセラー商品です。沖縄産の黒糖と国産小麦粉を用いて仕上げています。揚げる際の油も厳選されている分、脂っぽすぎることもありません。

食感も外はさっくり、中身はしっとりしているおかげでクセになるのが特徴です。随所に黒糖の甘みがしみ込んでいるおかげで、癒されるような甘みもじっくり味わえます。ちなみに、お土産として販売されているものの中にはくまモンのイラストが入ったものもあります。くまモンのデザインが入っているものを選べば、より熊本らしさを感じやすいでしょう。

 

朝鮮飴

朝鮮飴

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朝鮮飴は、熊本で年配の方から小さいお子さんまで広く愛されているお菓子です。加藤清正が朝鮮出兵の際に陣中食として持ち歩いていたことが由来とされています。地元にある朝鮮飴のメーカーでも、老舗園田屋は創業した安土桃山時代以来、400年以上にわたって作り続けてきました。

製法はもち米に水飴と砂糖を加えて作るというかなりシンプルなものです。ただ、味が上品かつ優しさを感じられるもので、食感も持っちりした弾力が特徴的で癒されます。清正が戦で持ち歩いていたという逸話通り、保存期間も40日と長い点もポイントです。

 

熊本を巡る際のモデルコース

案内する女性

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熊本県内には名所が多いため、モデルコースがあれば知っておきたい人もいますよね。県内で特におすすめのエリアを巡るコースを提案いたします。

 

1日目は熊本市内観光に

熊本城下を行き交う市電

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1日目は熊本市内観光を楽しむと良いでしょう。阿蘇くまもと空港か熊本駅に10時頃に着いたら、市の中心部に向かいます。

市内の観光で熊本城は欠かせません。11時頃から見学を始め、1〜2時間程度天守閣や宇土櫓などを見て周ると良いでしょう。時間があれば「桜の馬場城彩苑(わくわく座)」や加藤神社を巡るのもおすすめです。

熊本城見学を終える頃にはお腹も空く頃でしょう。熊本城界隈には熊本グルメのお店が多く出店しているため、熊本ラーメンをはじめ、気になった郷土料理をいただきます。午後は市の南東にある水前寺成趣園や熊本市動植物園を見学します。水前寺成趣園では清らかな水をたたえた池を中心にじっくり庭園内を歩き回ると良いでしょう。また、熊本市動植物園ではキンシコウの展示を見るのもおすすめです。1日目は市内のホテルに宿泊します。

 

2日目は阿蘇のカルデラを周ってみよう

阿蘇のカルデラを見下ろす

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2日目は阿蘇エリアを巡ります。9時に市内のホテルを出て1時間程度かけて阿蘇エリアへ移動しましょう。10時過ぎに着いたら、中岳の麓にある草千里ヶ浜に立ち寄り、牧歌的な風景を堪能します。野生の馬が駆けるさまや牛が寝そべるさまを眺めたり、遊歩道を通って一帯を散策しながら自然を満喫するのがおすすめです。合わせて草千里ヶ浜の入口近くにある阿蘇火山博物館を見学すれば、阿蘇山について深く知ることができます。

せっかく阿蘇山に来たのであれば、車で約20分のところにある中岳火口も行ってみると良いでしょう。エメラルドグリーンの湯だまりやもうもうと立ち上る噴煙、時折聞こえてくる地響きなど貴重な体験ができます。冬場であれば周りの雪景色とのコントラストも見られるでしょう。

お昼近くになったら50分程度かけて阿蘇市中心部に移動します。昼食には「いまきん食堂」であか牛丼をいただくのがおすすめです。混雑も予想されるため、事前に予約してから出かけるのが無難でしょう。

14時半頃には阿蘇神社にお参りし、横方向に伸びる参道や数多くの貴重な社殿群などを見ていきます。神社参拝が終わると15時半頃になっているため、熊本市内へと移動すれば夕方には着くでしょう。夕飯は市内で熊本グルメをいただき、1日目と同じホテルで宿泊します。

 

3日目は天草で世界遺産巡り

海から見た崎津集落

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3日目は天草方面に向かいましょう。9時にホテルを出た後、まずは1時間程度かけて三角西港に移動します。世界遺産に数えられる三角西港で明治時代の港施設や洋館をじっくり眺めたり、写真に収めたりすると良いでしょう。

11時に三角西港を出た後は、天草五橋を経て崎津集落に向かいます。天草に続く道路沿いにはドライブインもあるため、移動中に昼食を済ませておくと良いです。崎津集落までは移動時間と昼食時間を合わせて2時間半ほどになります。

13時半から30分程度かけて崎津教会を見学します。近くには同じく世界遺産に登録されている大江教会もあるため、一緒に見ておくと良いでしょう。なお、両教会とも事前予約が必要です。また、大江教会の近くには天草ロザリオ館もあるため、合わせて見学していきます。

全て見学し終えると夕方になるため、約3時間かけて熊本市内に戻っても、20時頃に着けるでしょう。もし熊本市内に戻らず近くで疲れを取りたいのであれば、北にある下田温泉で一泊するのもおすすめです。

 

最終日はお土産を探して帰路に

お土産を買う人

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最終日は宿を出たら、お土産を購入して帰路に就きます。熊本駅や阿蘇くまもと空港でもお土産コーナーが設けられているため、新幹線や飛行機のチケットを購入してから探すのも良いでしょう。空路で帰る際は、熊本市内からの移動時間も計算に入れておく必要もあります。

ほかにも熊本市内であれば、1,600種類ものお土産を扱っている熊本県物産館もおすすめです。また、お土産ショップを併設している観光スポットも多いため、各地域独特のお土産を買う際にはそちらを利用する方法もあります。

 

熊本県へのアクセスをご紹介!

阿蘇くまもと空港

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熊本の場所はなんとなく知っているものの、具体的なアクセス手段がわからない人もいますよね。最後に各都市から熊本県にアクセスする方法をご紹介しましょう。

 

東京からアクセスする場合

羽田空港

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東京から熊本にアクセスする場合は、飛行機と新幹線が主な移動手段になります。飛行機を利用する場合は、羽田空港または成田空港から阿蘇くまもと空港に向かうルートです。所要時間は羽田空港発が約1時間10~40分、成田空港発が約2時間となっています。ほとんどの航空会社が羽田空港発で、ジェットスターのみが成田空港発です。

新幹線を利用する場合は、東海道・山陽新幹線と九州新幹線を使えば約5時間40分~6時間で熊本駅に着きます。ただし、東京駅から熊本駅に直行する便は設定されていないため、新大阪駅や博多駅で熊本方面に向かう列車に乗り換える必要があります。

 

大阪からアクセスする場合

大阪伊丹空港

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大阪から熊本にアクセスする場合は、飛行機と新幹線に加え高速バスも利用できます。飛行機の場合は大阪伊丹空港から阿蘇くまもと空港に向かう便が出ています。所要時間は約1時間程度です。

新幹線でアクセスする場合、最も便利な方法が新大阪駅から出ているみずほ号やさくら号を利用する方法です。九州新幹線にも直通しているため、乗り換えなしで熊本駅まで行けます。所要時間は約3時間程度です。

高速バスを利用する場合は、夜行のサンライズ号とあそ☆くま号に乗車します。両方とも大阪駅前から熊本城に近い桜町バスターミナルに到着する便です。所要時間は9~10時間程度となっています。なお、両便とも大阪駅前のほかに、天王寺駅やなんばからも乗車可能です。また、大阪以外に京都や神戸からでも利用できます。

 

名古屋からアクセスする場合

中部国際空港

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名古屋から熊本にアクセスする場合、東京発の場合と同じように飛行機と新幹線を使うのが一般的です。飛行機利用の場合、中部国際空港と名古屋(小牧)空港から熊本行きの便が出ています。所要時間は中部国際空港発が約1時間25分、名古屋(小牧)空港発が約1時間30分です。

新幹線の場合は、名古屋駅から東海道・山陽新幹線と九州新幹線を使ってアクセスします。名古屋駅から熊本駅までの所要時間は約4時間5分です。なお、名古屋から熊本方面への直行便はないため、新大阪駅や博多駅で九州新幹線を走る便に乗り換えると良いでしょう。

 

福岡からアクセスする場合

九州新幹線

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福岡は熊本と同じ九州にある分、新幹線・高速バス・車でアクセスしやすいです。新幹線を利用する場合は、博多駅から九州新幹線の鹿児島中央方面に乗れば、最速約30分程度で熊本駅に着けます。

高速バスについても福岡市から熊本市に向かう便が非常に多いです。福岡市中心部から乗車する場合、博多駅や天神バスセンターから「ひのくに号」に乗車します。熊本市内の桜町バスターミナルまでの所要時間は約2時間です。

自家用車利用の場合は、福岡都市高速道路と九州自動車道を利用します。大宰府インター経由の場合、約1時間で熊本インターに到着です。

 

熊本市中心部へのアクセス方法

熊本市電

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阿蘇くまもと空港や熊本駅などから熊本市中心部にアクセス方法も気になりますよね。まず、阿蘇くまもと空港からアクセスする場合、空港リムジンバスを利用します。桜町バスターミナルまで約25分・600円で行けます。

熊本駅から中心部に向かう場合は、熊本市電を使うのがおすすめです。駅前の停留所から健軍町(けんぐんちょう)方面に向かう便に乗り、「熊本城・市役所前」停留所で下車します。所要時間は約16分、運賃は170円です。

熊本インターからアクセスする場合は、国道57号線を市の中心部方面に進みます。所要時間約30分で熊本城界隈に到着です。

 

おわりに

ライトアップされる熊本城

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今回は熊本県でおすすめの観光名所30ヶ所を、名物のグルメなどとともにご紹介しました。熊本城や阿蘇山が有名ではあるものの、ほかにも黒川温泉や崎津教会など県内各所におすすめのスポットが多くあります。郷土料理も熊本ラーメンや馬肉料理など独特なものが多いため、熊本を訪れたら一度は食してみると良いでしょう。

熊本には自然スポットや歴史関係のスポット、温泉など様々な名所があります。熊本を訪れる際は、ぜひとも今回ご紹介したスポットも巡ってみてください。

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