最終更新日 2022-02-25
四国の一部である徳島県は、名前は知っているものの、どんなところか知らないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、皆さんがまだまだ知らない魅力に溢れている徳島について紹介していきたいと思います!徳島に足を運ばれる際はぜひこの記事を参考にしてみてください。
まず、最初の章では徳島の概要や魅力を大まかに説明していきたいと思います。
徳島入門として参考にしてみてください!
記事の目次
徳島の基本情報


徳島県は四国の東側に位置する県で、海や大自然に囲まれている土地となっています。
そんな徳島の基本情報を下記にまとめてみました。
徳島県内には吉野川や四国山地などの自然が豊富に残っているだけでなく、有名な鳴門の渦巻や日本三大秘境の一つである祖谷渓など、観光スポットも充実しています。
また独自で発展した文化も多く、中でも400年の歴史を持つ阿波踊りは全国的に有名です。
産業としてはすだちや人参をはじめとする農作物や養鶏が盛んで、それらを生かした郷土料理が多く存在します。
どんな魅力がある?


2018年にダイヤモンド・オンライン編集によって実施された「都道府県魅力度ランキング2018」で徳島県は47都道府県の中で46位という結果に終わってしまいました。
実際全国ネットの番組などで徳島県がピックアップされることはあまりなく、そこまで目立たない県だということは周知の事実でしょう。
しかしそれはあくまで皆さんが知らないだけで徳島県にはたくさんの魅力があるのです!
自然が豊かな徳島県では都会では決して体験できないスローライフを楽しむことができます。
海や川で釣りをしたり、星空を見上げたり、地元の人と触れ合ったり。
都会の喧騒を離れてしばらくそんな生活をしてみるのも良いものです。
徳島の観光スポットを一挙紹介!
徳島県の基本情報や魅力について解説してきましたが、では実際に徳島県の観光名所を詳しく紹介していきます。
徳島旅行をする際にはぜひ参考にしてみてください!
鳴門海峡


鳴門海峡は淡路島と徳島県の鳴門市の間にある海峡です。
この2地点には鳴門海峡大橋が渡されており、徳島県を代表する観光スポットとして人気となっています。
鳴門海峡大橋には「渦の道」と呼ばれる海上遊歩道があり、鳴門海峡に渦巻く大迫力の渦潮を間近で見ることが可能です。
渦の道は床がガラス張りになっており、そこから全長45mにも及ぶ渦潮を見下ろすことができるのですが、これが迫力満点で観光客から大人気となっています。
またより渦潮を近くで見ることもできる鑑潮船が運行しており、これに乗れば渦潮の様子をより間近で見ることができるのです。
この鳴門海峡や鳴門海峡大橋は日本百景にも指定されるほどの絶景ポイントで、近くの展望台からは大自然が織り成す絶景が広がっています。
徳島県に行ったら外せないスポットです!
大塚国際美術館
大塚国際美術館は徳島県鳴門市に位置する鳴門公園内にある美術館です。
この美術館では世界的に珍しい陶板が展示されています。
陶板とは板状の陶器のことで、大きな陶板に数々の名画が描かれ、そのような作品たちがこの大塚国際美術館に集まっているのです。
その展示方法も独特で、大きな部屋を丸ごと使って教会や聖堂などの空間を再現した環境展示や、耐久力があるという特性を生かした屋外展示など様々な方法で展示されています。
環境展示場の一つである「システィーナ・ホール」は、有名アーティストの米津玄師が紅白歌合戦の際に名曲「Lemon」を歌った場所としても有名です。
館内の展示品はフラッシュをたかなければ写真撮影可能です。
それだけではなく軽く触れることもできちゃいます。
大塚国際美術館では館内ガイドも実施されていますので、美術館初心者で何から見たらいいかわからないという方でもお気軽に行ってみてください!
剣山


剣山は徳島県西部に位置する山で、日本百名山に選出されています。
標高は1955mで西日本でも2番目の高さの剣山ですが、ロープーウェイが完備されていますので、初心者でも軽装で頂上付近まで行くことができます。
剣山は初心者向けから上級者向けまで様々な登山道が整備されており、初心者向けの登山道を進めば比較的歩きやすい道が続きます。
道中や頂上には神社が祀ってあり、悪縁を断ち切り、良縁を結ぶご利益があると話題です。
また四季によって表情を変える山の風景も剣山の醍醐味です。
特に秋には山の木々たちが一斉に紅葉するため、山肌一面が真っ赤に染まり、この風景には誰もが圧倒されることでしょう。
ロープーウェイ下車後、徒歩1時間ほどで山頂に到着しますので、登山初心者の方もぜひ行ってみてください!
大歩危・小歩危


大歩危・小歩危は徳島県の吉野川中流域に位置する渓谷です。
この渓谷は約8kmにもわたって続いており、国の天然記念物、国指定名勝に選出されるなど貴重な場所となっております。
大歩危・小歩危には絶景が広がっており、その風景は2億年もの歳月を費やして創られたのだとか。
渓谷を下っていくと途中で大理石の彫刻があったり、周辺には飲食店も立ち並んでいますのでゆっくり絶景を眺めながら観光することが可能です。
また谷を見下ろすだけではなくラフティングや船下りで、渓谷に広がる大自然を間近で感じることができますのでおススメです。
阿波おどり会館


阿波踊り会館は徳島県徳島市に位置する文化施設です。
徳島県独自の文化である阿波踊り関係の展示や実演を鑑賞することができます。
2階にある「阿波踊りホール」では一年中大迫力の阿波踊りを間近で鑑賞することができ、公演の中には実際に阿波踊りに飛び込み参加できる体験コーナーもあります。
また3階は阿波踊りミュージアムとなっており数百年続く阿波踊りの歴史や文化を学ぶことができます。
阿波踊りを立体映像で体験できる「阿波踊り3Dシアター」はその中でも人気の展示です。
全て見終わる頃には徳島県が世界に誇る阿波踊りについて深い知識を身につけることができるでしょう。
お子様でも楽しめますので、家族旅行の観光スポットとしてもおススメです!
祖谷のかずら橋


祖谷のかずら橋は徳島県三好市に位置する巨大な吊り橋です。
祖谷という渓谷にかかっている祖谷のかずら橋は追っ手から逃れるため、いつでも切り落とせるような作りになっているようで、「シラクチカズラ」という植物を大量に編んで作られました。
そのため普通の橋と違い、不安定なので、観光客が多く来るシーズンには常に揺れているような状態です。
橋の下には流れの早い祖谷川が流れており、かなり高いところに橋が架かっているため、高所恐怖症の人が渡るのは厳しいでしょう。
祖谷のかずら橋はその美しい作りから、国指定重要有形民俗文化財にも指定されており、周りにも豊かな大自然が広がっています。
橋を渡れないという方でも、遠目から大自然の中にかかる橋を眺めていても楽しめます。
橋を渡ることはできませんが、特に19:00〜21:00の間は橋がライトアップされるのでおススメです。
とくしま動物園


とくしま動物園は徳島県徳島市に位置する動物園です。
園内は温帯区や熱帯区など動物の生態によって分けられており、様々な動物が飼育されています。
サバンナに生息するライオン、キリンなどの定番の動物はもちろん、寒帯区にはホッキョクグマやシンリンオオカミなど日本ではなかなか見ることのできない動物たちもいます。
またこども動物園では、リスザルやポニー、羊などの小動物が多数飼育されており、餌をあげたり実際に触ったりもできるのです。
大人からこどもまで楽しめますので家族旅行にも最適な観光スポットとなっています。
他にも園内には日替わりで開催されているイベントなどもありますので、徳島県に来たらぜひ一度行ってみてください!
うだつの街並み


うだつの街並みは徳島県美馬市に位置している町で、近年観光客に人気のスポットとなっています。
江戸時代に建てられた建物が保存されている脇町南町通りは、情緒たっぷりな風景を鑑賞することができ、通称「うだつの街並み」と呼ばれているのです。
「うだつ」とは建物と建物の間に取り付けられた壁のことで、防火壁の役割を果たしていました。
当時は裕福な家庭しかうだつを取り付けることができなかったことから、時代過ぎていくと家紋や細工を施し、自らの富を象徴するために使われたそうです。
そんな江戸時代当時の情緒があふれるうだつの街並みでは、旧家を改装して営業しているカフェや雑貨屋などが多数揃っています。
また、当時芝居小屋として使われていた「オデオン座」は古びた看板がなんとも味わい深く、どこかノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
カップルのデートコースや友人との旅行で、記念撮影をすればインスタ映え間違いなしの素敵な写真が撮れることでしょう。
昼間だけでなく、夜に行ってみるのもオススメです!
水床湾


高知県との県境、徳島県海部郡の太平洋に面した水床湾(みとこわん)は、青く澄んだ海に緑の小島が点在する景勝地です。「四国の松島」と称される水床湾の海は透明度が高く、ダイビングやSUP、シュノーケリング体験などのマリンアクティビティが充実しています。
湾の島々を眺めながら約40分のクルーズを楽しめる海中観光船ブルーマリン号では、船底展望室のガラス窓から海中の様子を観賞することができます。海中の世界を覗いてみたいけれど泳ぎに自信がない、という方はぜひブルーマリン号に乗船し、珊瑚や魚たちが優雅に泳ぐ美しい光景をご覧になり、非日常の世界へトリップしてみてください。また、水床湾は日の出の観賞スポットとしても人気が高く、大小様々な島影の間から朝陽が昇ってくる神聖な雰囲気は一見の価値ありです。がんばって早起きして日の出観賞に出かけてみるのもおすすめです。
大轟の滝


徳島県の南部にある那賀郡那珂町は、大小あわせて100以上の滝が存在する「滝王国」です。そんな那珂町の滝の中でも特に見ごたえのある滝が、今回ご紹介する「大轟の滝」です。落差約20m、3段落としの名瀑は国道からも眺めることができ、良好なアクセスもおすすめポイントとなっています。美しいエメラルドグリーン色をした滝つぼと、周囲の木々との景観が素晴らしく、新緑の時期から紅葉シーズンまで、年間を通して絶景を観賞できます。
大轟の滝は、徳島新聞社と徳島県観光協会が選定した「とくしま88景」にも選ばれている名所です。マイナスイオンを浴びつつ、豪快に流れ落ちる滝を眺めて心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
桃源郷 祖谷の山里(落合集落)


北は香川県、西は愛媛県、南は高知県と、四国3県との県境にある三好市の落合集落は、祖谷(いや)川を見下ろす斜面に民家が貼り付くように点在する、秘境の集落です。落合集落の民家は江戸中期から明治期にかけて造られたものが多く、一帯が国選定重要伝統的建造群保存地区に指定されています。
「桃源郷 祖谷の山里」は、そんな日本の原風景的集落の中にある1棟貸しの古民家宿泊施設です。築100年以上の茅葺き古民家へのステイという貴重な体験は、いつもと違う印象的な旅を演出してくれることでしょう。宿泊できる古民家は全8棟あり、趣深い外観はそのままに、内装は快適に過ごせるようリノベーションしてあ
ります。非日常感が漂う秘境の集落にステイし、山里の雰囲気をのんびりと楽しむ旅はいかがでしょうか。
霊山寺


満願成就を願い弘法大師空海の霊場八十八箇所を巡る、四国お遍路八十八箇所参りの第1番札所が、鳴門市にある「霊山寺(りょうざんじ)」です。霊山寺はお遍路のスタート地点というだけでなく、さまざまなご利益のあるパワースポットでもあります。境内にある「縁結び観音」は、恋愛や仕事、健康、金運などとの縁を結ぶご利益があるとされているので、お遍路をスタートする前にぜひお参りしてみてください。
他にも境内には、風格ある佇まいで参拝客を迎えてくれる仁王門や、霊山寺庭園、たくさんの灯篭が吊るされた本堂など、見どころが詰まっています。もちろん、お遍路をする方ではなくても参拝可能です。お大師様をお参りし、心安らかなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
山犬嶽


徳島県の中央部にある「山犬嶽(やまいぬだけ)」は、県内きっての苔の群生地として知られています。標高997.2mの山中に巨石群と水苔の群生地が広がり、その景観はまるでジブリ映画の「もののけ姫」の世界のよう。視界を埋め尽くす緑の苔は壮観です。山中一番の見どころである苔の群生地までは、駐車場から歩くことおよそ1時間半~2時間と、少々アクセスが大変ですが、その分たどり着いた時の感動はひとしおです。
また、山犬嶽では「ミニ四国八十八ヶ所」巡りができます。苔群生地にある東光寺より順番に八十八ヶ所の石仏を巡り、四国八十八ヶ所巡りの気分を味わってみるのもおすすめです。なお、苔は1年中自生していますが、特に初夏の時期になると緑が濃く美しい苔を観賞できます。苔好き、秘境好き、絶景好きな方はぜひ訪れてみてください。
大川原高原


徳島駅より車で約30分、標高1020mの大川原高原は、周囲の山並みや美しい日の出日の入り、そして夜には満天の星を眺められる絶景スポットです。年間を通して多くの観光客が訪れる大川原高原のベストシーズンは、あじさいの咲く7月初旬です。高原一帯に植えられた約3万本のあじさいが一斉に咲き誇る景観は、鬱々としがちな梅雨の気分を一変させてくれること請け合いです。
あじさいは土の成分によって色を変えます。大川原高原一帯の土は酸性度が強いため、青色のあじさいが多く咲きます。天空に咲く青色のあじさいは、想像しただけで天国のような光景ですよね。初夏に徳島県を旅する予定のある方はぜひ立ち寄ってみてください。
眉山公園


徳島市のシンボル・眉山(びざん)の山頂に広がる眉山公園は、阿讃山脈や瀬戸内海、そして紀州の山々まで見渡せる眺望抜群の公園です。春は桜の名所として、秋には紅葉狩りにと多くの観光客が訪れる眉山公園は、夜景観賞のスポットとしても人気が高く、デートで訪れるのもおすすめです。
眉山公園には無料の駐車場もありますが、より旅気分を味わいたい方はロープウェイを利用してみてください。眉山ロープウェイの乗り場は「阿波踊り会館」にあります。眼下に広がる徳島の絶景を眺めつつ、山頂まで約6分間の空の旅を楽しんでみてください。また、眉山公園は花の名所でもあります。園内の「花のカスケード」では、四季折々の花が鮮やかに咲き誇ります。市内からのアクセスも良好なので、旅の途中の隙間時間に訪れるにも最適です。
南阿波サンライン


美波町と牟岐(むぎ)町を結ぶ県道147号(日和佐牟岐線)は、「南阿波サンライン」の通称で親しまれている絶景ドライブコースです。約17kmの道のりの途中にはパーキング兼展望台が4ヵ所あり、リアス式の美しい海岸線とその先に広がる太平洋の大海原を一望できます。展望台の他にも車を停めて眺めたくなってしまうようなビューポイントが点在し、爽快なドライブ旅を楽しめます。
また、南阿波サンライン一帯は釣りの名所としても知られています。釣り好きな方はドライブがてら訪れてみてはいかがでしょう。なお、南阿波サンラインはカーブや急勾配が多いため、運転には細心の注意を払ってドライブを楽しんでくださいね。
大浜海岸


「アオウミガメのふるさと」として知られる海部郡美波町の大浜海岸は、南北に約500mの美しい砂浜が続く海岸です。毎年5月中旬から8月中旬にかけて、産卵のために上陸するアオウミガメを見学できます。ウミガメ保護のため、例年5月20日から8月20日の間は海岸への立ち入りが禁止となり、産卵を見学する際はうみがめ保護監視員の指示に従い見学することとなります。
産卵のピークは6月下旬から7月下旬の午後8時から午前3時頃。感動的なウミガメの産卵シーンに立ち合い、生命の神秘を感じる旅というのも素敵ですよね。また、大浜海岸は「日本の渚100選」、「四国のみずべ八十八カ所」に選定されている景勝地です。白い砂浜と青い海とのコントラストがとても美しいので、ウミガメの産卵時期に当たらなくても訪れる価値ありの海岸です。
徳島でオススメの観光コースは?
ここまで徳島県のオススメ観光スポットを一つ一つご紹介してきました。
この章では効率よく徳島県を楽しむことのできるモデルコースをご紹介します!
それぞれのシチュエーションに合ったものを用意していますので、ぜひ参考にしてみてください!
日帰りおすすめコース


JR徳島駅→渦の道→ひょうたん島クルーズ→昼食:徳島ラーメン→阿波踊り会館→大歩危祖谷温泉郷で温泉巡り→徳島駅
日帰りで初めて徳島に来る人にぴったりの観光コースです。
日帰りなので多少忙しなくあちこち移動する形にはなってしまいますが、徳島県の主要観光スポットをもれなく巡ることができます。
渦の道は天候や季節によって渦潮が発生する時間帯が変わってくる可能性もありますので、事前に公式HPなどで時間を確認し、ほかの観光スポットと順番を入れ替えてもいいかもしれません。
かなりあちこち動き回るので、車やタクシーでの移動をオススメします。
女子旅おすすめコース(1泊2日)


1日目
JR徳島駅→大塚国際美術館→周辺のカフェでランチ→にちにち雑貨店→藍住町歴史館 藍の館→眉山→徳島新鮮なっとく市→夕食→ホテルへ
2日目
出発→うだつの町並み→ランチ→大歩危・小歩危→祖谷のかずら橋→夕食→JR徳島駅
こちらは徳島県の芸術や絶景に触れながら、雑貨やグルメを堪能する女子会には最適なモデルコースとなっています。
1日目は主に徳島県ならではの芸術に触れたり、民芸品を取り扱った雑貨屋を巡ることががメインになっています。
2日目は1日目と打って変わって、大自然の中に繰り出し、アクティブに過ごします。
大歩危・小歩危では渓谷をクルージングできる観光船が運航していますので、お友達と乗ってみれば大迫力の絶景に盛り上がること間違いなしです。
また大塚国際美術館やうだつの町並み周辺にはおしゃれなカフェがたくさんありますので、ぜひ優雅なランチタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか?
カップルにおすすめのコース(1泊2日)


1日目
JR徳島駅→大歩危・小歩危→昼食→ひの字渓谷→祖谷渓→祖谷のかずら橋→大歩危祖谷温泉郷で宿泊
2日目
大歩危祖谷温泉郷→吾橋・雲海展望台→昼食→落合集落展望所→名頃かかしの里→いやしの温泉郷→夕食→JR徳島駅
徳島の大自然に触れ合い、絶景を眺めて、温泉を思う存分堪能するカップルには最適なプランです。
徳島県でも有名な絶景スポットである大歩危・小歩危をはじめとして、祖谷のかずら橋や吾橋・雲海展望台など一度見たら忘れられないような風景を恋人と一緒に眺めれば、一生の思い出として残ることでしょう。
また大歩危祖谷温泉郷やいやしの温泉郷では温泉施設が立ち並んでいますので、旅で疲れた体を癒すと共に、ゆっくり旅の思い出を思い返す時間を作れます。
このようにカップルのデート旅行にも徳島県はオススメです!
徳島県に訪れる際には、ぜひ以上のモデルコース利用してみてください!
徳島はレンタカーでの観光がオススメ!


徳島県を効率よく観光するにはレンタカーの利用をオススメします。
徳島県にも電車は走っているのですが、主な観光地は駅から遠く、電車の本数もさほど多くありません。
ですので、一本電車を逃してしまうと、大幅に予定が狂ってしまう可能性もあるのです。
その点レンタカーを利用すれば、好きな時に好きな場所へ移動できますので、計画通り旅行を進めることもできます。
運転免許を持っていないという人はタクシーを利用してもいいでしょう。
また徳島県はエリアによっては公共交通機関で回りきれるエリアもありますので、観光するエリアによって移動手段を使い分けても良いでしょう。
徳島観光のオススメの時期は?
大自然があふれる観光名所が特徴的な徳島県ですが、旅行をするのに最適な時期はあるのでしょうか?
この章では徳島観光の時期によって変わる魅力やおすすめの写真撮影スポットなどをご紹介します!
四季それぞれに違った魅力がある


徳島県はそのほとんどが山岳地や河川などの大自然に覆われています。
そのため季節ごとに様々な風景見ることができたり、絶品グルメを味わうことができたりと、違った魅力があるのです。
そんな季節によって違った魅力を発揮する徳島県を観光するのにオススメの季節は夏です。
やはり、徳島県には自然が多い分、夏に訪れることによってその美しさを最大限に感じることができます。緑生い茂る自然に身を投じることで、暑い夏でも涼しい気持ちになれること間違いなしです。
また、8月中旬には徳島県名物である阿波踊りが開催されます。
阿波踊りは400年以上の歴史を持つ徳島の伝統的なお祭りで、この時期になると大小問わず様々な阿波踊りのグループが踊り狂い、祭りを盛り上げます。
踊り方を教われば、飛び入り参加できる場合もあり、地元の人たちと一緒に楽しめるのも魅力です。
阿波踊りをより間近で鑑賞したいという方は、有料の特等席がありますので事前に予約してチケットを取っておくことをオススメします。
もちろんほかの季節に訪れても徳島県は十分楽しむことができます。
下記に季節ごとの特におすすめの観光スポットをまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください!
春:藍場浜公園、八百萬神之御殿
夏:うだつの町並み、大歩危・小歩危
秋:剣山、祖谷のかずら橋
冬:大塚国際美術館、大歩危祖谷温泉郷
徳島の写真スポットは?


徳島県には大自然が広がっている地域が大変多いので、美しい風景写真を撮ることができます。
美しい風景写真を撮りたいという方にぜひおすすめしたいスポットが大歩危・小歩危と鳴門山展望台です。
大歩危・小歩危は国の天然記念物にも指定された渓谷で、2億年の歳月をかけて創られた風景を眺めることができます。
谷に流れる清流とゴツゴツとした岩肌が、壮大でどこか神秘的な雰囲気を醸し出しています。
鳴門山展望台からは鳴門海峡にかかる鳴門海峡大橋を一望することができます。
ここからの風景は日本百景にも選出されているほど有名なので、ぜひ写真に収めておきたいところ。また、鳴門大橋は夜にはライトアップされることがあります。ライトアップされた橋は水面にも反射され、美しい写真を撮ることができます。
ライトアップのスケジュールは以下のサイトで確認することができます。
風景写真ではなくインスタ映えするような写真を撮りたい場合はうだつの町並みに行くのが良いでしょう。
うだつの町並みでは江戸時代に作られた街並みの雰囲気を味わうことができますので、古い建物や電話ボックスなど記念撮影にはもってこいのアイテムが多数あります。
また街中には古い建物を改装して作られたおしゃれなカフェや雑貨屋が立ち並んでいますので、そちらを利用して写真を撮るのもオススメです。
中でもおすすめの時間帯は夕方から日没にかけての時間帯です。
情緒あふれる町並みが、夕焼けの中でも美しく映え、いい写真が撮れること間違いなしです。また、夜になると町に街灯のオレンジ色の光が加わり、これもまた綺麗な写真を撮ることができますよ!
徳島のご当地料理!
旅行に行ったらその土地の美味しいグルメを堪能したいものです。
そこで徳島県に行ったら一度は食べてみたいご当地グルメをいくつかご紹介していきます!
定番グルメからあまり知られていないものまでまとめていきますので、ぜひ徳島県に行ったら食べてみてください。
徳島ラーメン「中華そば いのたに」


徳島ラーメンは徳島県で生まれたご当地ラーメンで、現在は全国的に有名です。
徳島ラーメンには大きく分けて黄・茶・白の3種類があり、スープの味によってその種類が変わります。
鶏ガラや野菜を入れて薄口醤油で仕上げる黄、濃厚な豚骨スープに醤油を合わせた茶、シンプルな豚骨出汁を使用した白とスープの製法によって呼び名が変わるそうです。
そんな徳島ラーメンの名店が徳島市にある「中華そば いのたに」です。
徳島ラーメンは新横浜ラーメン博物館に出店されたことで、その知名度を全国的なものにしたと言われています。
その新横浜ラーメン博物館に出店したのが「中華そば いのたに」なのです。
煮干しなどで出汁をとったこだわりスープに、自家製麺が程よく絡んで絶妙なハーモニーを奏でます。
徳島ラーメンの名店としてかなり有名で、この店の徳島ラーメンを食べるためだけに県外から訪れる人もいるのだそうです。
鳴ちゅるうどん「舩本うどん」


日本で有名なうどんと言えば、徳島県の隣県である香川県の讃岐うどんが真っ先にあげられるでしょう。
しかし実は徳島県には鳴ちゅるうどんと呼ばれるご当地うどんがあり、こちらも人気となっています。
麺が太く、コシのある讃岐うどんに対して鳴ちゅるうどんは麺が細く、柔らかいのが特徴です。
具材もネギと刻みあげのみのシンプルなものが多いですが、出汁との相性が抜群で、二日酔いの時でもちゅるんと食べられるグルメとして地元では愛されています。
そんなディープなグルメである鳴ちゅるうどんを味わえる名店が、鳴門市に本店を構える「舩本うどん」です。
舩本うどんは創業四十年を迎える老舗うどん店で、素朴ながらしっかり美味しい自家製麺を使用しており、たっぷりの出汁に絡めて食べれば、あなたももう虜です。
値段もかなりリーズナブルで、ランチでは600円でお腹いっぱいこだわりうどんを楽しむことができます。
徳島県内にいくつか店舗を展開していますので、見つけたらぜひ入ってみてください!
阿波尾鶏「一鴻」


阿波尾鶏は徳島県で生産されている鶏肉で、徳島県名物の「阿波踊り」からその名前がつけられました。
内地では比内地鶏や名古屋コーチンなど各地で様々な高級地鶏が生産される中で、阿波尾鶏のシェアはそれらのブランド地鶏を押さえ、トップとなっています。
その秘密はやはり味で、特製の餌を与えられながらのびのびと育った鶏を、高い技術で品質管理して処理しています。
そのため調理するとプリプリと身が口の中で弾けるような食感が味わえ、全国の料亭などで使用されています。
そんな徳島県の名産品である阿波尾鶏を使った鶏肉料理を堪能できる名店がJR徳島駅前に店舗を構える「一鴻」です。
一鴻では阿波尾鶏を使った料理が大変人気で、串焼きや唐揚げなど多種多様な鶏肉料理が堪能できます。
その中でも人気なのが骨つき阿波尾鶏です。
阿波尾鶏のもも肉を骨つきで調理したそのメニューは、阿波尾鶏本来の旨みを存分に味わうことのできる逸品となっています。
阿波尾鶏を肴にすれば大層お酒が進むことでしょう。
徳島バーガー「リッチバーガーファクトリー」


徳島バーガーは徳島県ご当地B級グルメで、徳島県の食を盛り上げるために考案されました。
最大の特徴としては阿波尾鶏や阿波牛、鳴門鯛などの徳島県で穫れる食材を中心に使用した地産地消メニューであるという点です。
徳島の高級ブランド食材を使用しているので、お値段が張るものも多いですが味は確かです。
3ヶ月に一回マチアソビというイベントが県内で開催され、徳島中のハンバーガー店がコンテスト形式で優勝を争います。
そんなご当地B級グルメとして有名な徳島バーガーを味わえる名店が徳島空港内に店舗を構える「リッチバーガーファクトリー」です。
リッチバーガーファクトリーはマチアソビで開催された「とくしまバーガーグランプリ」で優勝し、「全国ご当地バーガー大会」で並いる強豪を押さえ、見事8位となった名店です。
地元で獲れた食材を使用し、こだわりのバンズで挟んだハンバーガーは一口では頬張り切れないほどのボリューミーな一品です。
空港内に店舗がありますので、飛行機で徳島に行く際はぜひ立ち寄ってみてください。
海鮮料理「びんび家」


海に面している徳島県では新鮮な海鮮料理を堪能できることでも有名です。
特に鳴門海峡に面する鳴門市では季節によって異なる魚介類が水揚げされるため、多種多様な海鮮料理を楽しむことができます。
鳴門海峡で獲れる海の幸は急流に乗って身が引き締まった魚や暖流に乗ってやってきた、油の乗った魚が多いので、とても美味しいですよ!
そんな徳島県で水揚げされた新鮮な海の幸を存分に味わえるのが鳴門市に店を構える「びんび家」です。
「びんび」とは徳島の方言で「魚」という意味だそうです。
このびんび家ですが、「美味しい海鮮料理を食べたかったらびんび家に行け」と言われるほどの有名店で、県内外に多くのファンを持つ名店となっています。
お店の軒先には大きな生簀があり、そこから魚を捌いて提供しているので鮮度は抜群。
お刺身や海鮮丼、煮付けなど様々な料理が揃っているので初めて行く人は何にしようか迷ってしまいます。
迷ったら刺身や天ぷらを豪快に味わえる「おまかせ定食」や人気メニューの「びんび飯」がオススメです!
徳島県へのアクセス


徳島県への移動手段として様々な方法が考えられます。
そこでこの章では各都市から徳島県まではどれくらい時間がかかるのか、料金はいくらくらいかをまとめていきたいと思います。
今回は東京と大阪からのアクセスをご紹介します。
東京から徳島への行き方
東京から徳島への行き方をご紹介します。
東京から徳島までは飛行機や新幹線、車で向かうことができます。
飛行機の場合
飛行機の場合、「羽田空港」から「徳島阿波おどり空港」に向かいます。
片道約1時間10分ほどで向かうことができます。
価格としては新幹線より割高とはなりますが、新幹線の半分以下の時間で徳島に行くことができるのでおすすめです。
■飛行機(羽田空港→徳島阿波おどり空港)の場合
・料金:約10,000〜50,000円
・時間:約2時間
新幹線の場合
新幹線の場合、「東京駅」から新幹線の「のぞみ」で「岡山駅」まで向かい、特急JR「うずしお」に乗り換えて「徳島駅」に向かいます。
片道約5時間半ほどでかかりますが、飛行機よりやや割安なので、交通費にお金をかけたくない方にはおすすめです。
■新幹線(東京駅→岡山駅→徳島駅)の場合
・料金:自由席 18,330円 指定席 19,630円 グリーン車 25,590円
・時間:約5時間半
車の場合
車で向かう場合、東京から東名高速道などを利用すると6時間半程度で徳島に到着します。
しかしながら、休憩なしの長時間運転は非常に危険ですので、適宜、休憩をはさみながら向かいましょう。
■車
・料金:14,910円(高速代)
・時間:約6時間半
高速バスの場合
高速バスで向かう場合、東京駅・新宿駅からバスに乗り、徳島駅へ向かいます。
夜の21時ぐらいに東京駅を出発すると翌日の6時ぐらいに徳島駅へ到着しているので、安く・効率よく旅行をしたい方にはオススメです。
■高速バス(東京駅→徳島駅)
・料金:6,500円〜11,500円
・時間:約9時間
まとめ


ここまで徳島県のオススメ観光スポットや絶品グルメなどについてご紹介してきました。
徳島県は何かと陰に埋もれがちな県であることは否めませんが、皆さんが知らないだけで観光スポットがたくさんあるのです。
その多くが絶景を眺めることができたり、徳島の文化に触れることができたりと、観光するにはもってこいです。綺麗な写真もたくさん取ることができます。
今まで徳島県に行こうと思っていなかった方も、この記事をきっかけに徳島旅行を検討してみてはいかがでしょうか?