最終更新日 2021-11-10
東北地方に位置する岩手県。都道府県面積のランキングでは、北海道に次ぐ面積の広さを誇ります。世界遺産の「平泉」や温泉地帯の「花巻温泉郷」など、見どころが目白押しです。今回はそんな岩手県の観光スポットをご紹介します。
記事の目次
- 1 岩手県ってどんなところ?
- 2 岩手県の見どころ!
- 3 エリア別で岩手県でおすすめのスポット15選
- 3.1 盛岡エリア
- 3.2 宮沢賢治ゆかりの「光原社」
- 3.3 パワースポットで運気UP!「鳥帽子岩」
- 3.4 レトロな喫茶店でほっと一息「ティーハウス リーベ」
- 3.5 盛岡三大麺を味わえる「じゃじゃ麺」
- 3.6 鉄瓶を扱う喫茶店でほっと一息「お茶とてつびん engawa」
- 3.7 大自然の中にある観光スポット「小岩井農場まきば園」
- 3.8 平泉エリア
- 3.9 日本の国宝建造物 第1号!「中尊寺金色堂」
- 3.10 舟下りでゆったり遊ぼう「猊鼻渓」
- 3.11 わんこそばを味わえる「芭蕉館」
- 3.12 花巻エリア
- 3.13 静寂に包まれたお参り「稲荷神社」
- 3.14 息を呑むような景色が広がる「バラ園」
- 3.15 焼きたてパンとスイーツがたくさん「温泉ベーカリー」
- 3.16 地元の人から愛されている「マルカンビル大食堂」
- 3.17 自然との調和「宮沢賢治記念館」
- 3.18 賢治ファンの聖地「宮沢賢治詩碑」
- 4 おわりに
岩手県ってどんなところ?


岩手県は東北地方に位置し、3つの県(青森県、秋田県、宮城県)と太平洋に面している県です。日本面積の4%を占めている広大な土地は、山と海と大自然に恵まれています。
県庁所在地の盛岡市を中心に、周辺市町村には「平泉文化」を表す歴史や文化を語る史跡が点在しています。また、「南部鉄器」や「岩谷堂箪笥」、「浄法寺塗」、「秀衡塗」などが有名な伝統工芸品として挙げられます。
四季折々に楽しめる自然の遊びやイベント、情緒豊かなお祭り、そして海山の珍味が堪能できるのが岩手県の特徴です。
岩手県の見どころ!
岩手県の魅力といえば、国宝の「中尊寺金色堂」や国指定重要文化財がある「小岩井農場」、国の名勝「浄土ヶ浜海浜」など、歴史と自然を感じられる場所が多くあることです。特に、世界文化遺産として登録されている「平泉」は、海外からの観光客も後を絶たないほど有名な観光地です。また、岩手県出身の石川啄木や宮沢賢治、新渡戸稲造といった、著名人ゆかりの地として数多く観光スポットが存在します。ご当地グルメでは、お蕎麦の食べ放題「わんこそば」や盛岡三大麺の1つ「盛岡冷麺」が有名です。
また、県内には疲れた身体を癒してくれる温泉郷が多く点在しています。さらに、太平洋から採れる新鮮な魚介類や、山々から収穫できる野菜などが豊富で、美味しい食材を堪能できることも岩手県の魅力です。そのほか、四季折々に開催されるイベントやお祭り、大自然など、一度訪れると再訪したくなること間違いないのが岩手県です。
歴史や自然に触れたい!美味しいものを食べたい!温泉で疲れを癒したい!と思う方々に、お勧めの観光地です。今回は、魅力たっぷりの岩手県のおすすめ観光スポット15選を紹介します。
エリア別で岩手県でおすすめのスポット15選
盛岡エリア


岩手県の県庁所在地「盛岡」は、JR盛岡駅の周辺に繁華街が広がっていて、おしゃれな飲食店から歴史を感じる建物まで多種多様な観光スポットが揃っています。
宮沢賢治ゆかりの「光原社」


数々の名作を生んだ日本の詩人ならびに、童話作家である宮沢賢治は、ここ岩手県出身です。そんな賢治と深い繋がりをもつのがJR「盛岡」駅より徒歩8分のところに建つ「光原社」です。


大正13年、賢治の佳作の1つである「注文の多い料理店」を出版した「光原社」。現在は、盛岡市内の観光スポットとなっていて、中庭には出版の地の碑や、童話の一部を刻んだ石柱が建っています。また、賢治の資料館には直筆の原稿などが展示されています。


ショップでは、賢治にまつわるポストカードや絵画、陶芸品やガラス製のグラスなどが販売されています。カフェの「可否館」では、こだわったコーヒーやクッキーを堪能することができます。
賢治ゆかりの「光原社」へ、盛岡市内の散策がてらに訪れてみてはいかがでしょうか。
パワースポットで運気UP!「鳥帽子岩」


JR「盛岡」駅より徒歩20分。櫻山神社のすぐ横に祀られている巨大な岩「鳥帽子岩(えぼしいわ)」は、盛岡のパワースポットです。
かつて隣接していた盛岡城の築城時に、出てきた大石が「鳥帽子岩」。以降、災害や疫病があった時など、平安祈願の神事が行われ、「お守り岩」として崇拝されています。
何か苦しさを感じている時や、困難な場面に立ち向かう時などに「鳥帽子岩」へ訪れと良いでしょう。それ以外でも、想像以上に大きな「鳥帽子岩」を見ると、パワーがみなぎるような気分になるので、運気を上げたい方にはおすすめの観光スポットです。
レトロな喫茶店でほっと一息「ティーハウス リーベ」


JR「盛岡」駅より徒歩20分。地元の人たちから愛され続けている喫茶店「ティーハウス リーベ」は、創業から半世紀が経つ盛岡初の紅茶専門店です。


昭和レトロな雰囲気を早朝(7:30)から夜中(23:00)まで楽しめる「ティーハウス リーベ」。中でもおすすめは、モーニングタイム。1階のカウンターと2階のテーブル席は、どちらも広々としていて、早朝はお好みの席を選ぶことができます。


モーニングメニューには、「トーストセット(580円)」、「玉子トーストセット(650円)」、「ホットドックセット(580円)」、「ピザトーストセット(650円)」、「コロッケドッグセット(600円)」があります。セットには、サラダとドリンクが付いていて、お腹も心も満たされる食事の量です。
店名の通り、紅茶にこだわりがあるお店なので、種類豊富な紅茶を味わうため、ティータイムに訪れるのも良いでしょう。また、夕食後のデザートとして足を運ぶのも素敵ですね。「ティーハウス リーベ」で優雅な食事と雰囲気と共に、ほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。
盛岡三大麺を味わえる「じゃじゃ麺」


盛岡の三大麺といえば、「わんこそば」、「盛岡冷麺」、「盛岡じゃじゃ麺」です。この内の1つ「盛岡じゃじゃ麺」を堪能できるお店が、JR「盛岡」駅より徒歩20分のところにある「元祖じゃじゃ麺 白龍(ぱいろん)本店」です。
創業約60年、初代店主が旧満州で食べてきた炸醤麺をもとに、アレンジしたものが「盛岡じゃじゃ麺」。うどんと特製味噌をよく混ぜ合わせ、お好みでおろししょうがや酢、にんにく、ラー油を加えたら「じゃじゃ麺」の完成です。


麺と具を食べ切らずに少しだけ残し、「ちーたんたん」(玉子スープ)を注文するのが主流。一品で何度も味を変えられるのが「じゃじゃ麺」の魅力。食べれば食べるほど癖になる味わいです。
せっかく盛岡に来たなら、ご当地グルメ「じゃじゃ麺」を開発した「元祖じゃじゃ麺 白龍(ぱいろん)本店」で堪能してみてはいかがでしょうか。
■住所:岩手県盛岡市内丸5−15
■アクセス:JR「盛岡」駅より徒歩20分
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.facebook.com/jajamenpaironmorioka/posts/2613041845581612/
鉄瓶を扱う喫茶店でほっと一息「お茶とてつびん engawa」


知る人ぞ知るカフェがあるのは、JR「盛岡」駅からバスで15分のところ。「お茶とてつびん engawa」は、盛岡の伝統工芸品である南部鉄瓶で沸かしたお湯を楽しめるカフェ&ショップです。
ゆったりとした時間が流れる店内には、洋室と和室のカフェスペースがあります。カフェに入ると、鉄瓶で沸かしたお白湯がサービスで出てきます。やわらかく、まろやかな味わいのお白湯に感動すること間違いないでしょう。味わいだけでなく、鉄分補給にも繋がるみたいなので、貧血の方や妊婦さんにおすすめです。


メニューには、鉄瓶で沸かしたお湯を使用したコーヒーや紅茶、チーズケーキやガトーショコラなどがあり、どれもここでしか味わえない一品です。
ショップには、色んなデザインの鉄瓶が並べられています。その1つ1つが地元の職人さん達の手作り。見るだけでも楽しい空間となっています。ぜひ、「お茶とてつびん engawa」でほっと一息、いつもと違う味を体験しにいってみてください。
大自然の中にある観光スポット「小岩井農場まきば園」


JR「盛岡」駅よりバスで約35分。広大な土地にある「小岩井農場まきば園」は、1日中楽しめる観光スポットです。その魅力は、農場で育てられている動物たちと触れ合うことができること。ポニーとウサギへの餌やりや、乗馬体験、トロ馬車などを楽しめます。


上丸牛舎ではたくさんの牛さんや、ひつじの放牧地ではのんびり暮らす羊たちに会うことできます。また、小岩井農場の歴史に触れる資料館や建築物なども見学することができます。


さらに、農場内外には、農場産の生乳を使用したソフトクリームやジェラート、ラーメンやじゃがバターなど楽しめるフードショップもあります。山麓館農場レストランでは、定番のラムジンギスカンや、小岩井純良バターを使用したオムライスや農業産牛肉のビーフシチュー、ビーフカレーなどが味わえます。
品揃え豊富な商品の中で、1番のおすすめは、小岩井農場内でしか販売されていない、搾りたての牛乳。濃いめの味わいですが、癖のない甘みと後味。品質と味を保つためには、外へ出荷できず、安全のため持ち帰りも禁止されています。
アクティビティとして、アーチェリーやゴルフ、バンジートランポリンなども楽しめる広場があり、子供から大人まで楽しめます。「小岩井農場まきば園」で食べて、遊んで、岩手の自然を満喫してみてはいかがでしょうか。美味しいお土産も勢揃いしていますよ♪
■住所:岩手県岩手郡雫石町丸谷地36−1
■アクセス:JR「盛岡」駅より「小岩井農場まきば園行き」バス乗車(約35分)
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.koiwai.co.jp/makiba/dayori/2021/09/post-601.html
平泉エリア


平泉には、仏教の考え方に基づいた寺院や庭園、遺跡が一群として維持されています。2011年に世界遺産登録が決定以降、平泉エリアは、国内外からの観光客が後を絶たない観光スポットとなっています。
日本の国宝建造物 第1号!「中尊寺金色堂」


平泉の世界遺産の中でも、最も有名なスポットは天台宗の一山寺院「中尊寺」です。
850年に開かれた中尊寺には、本堂以外に月見坂や弁慶堂、不動堂、経蔵など20以上の見どころが詰まっています。また、建造物だけでなく、お茶を楽しめる茶室「松寿庵」、仏道修行体験ができる「座禅」や「写経」といった体験もできます。
国宝の金色堂は、中尊寺創建当初の姿を現在も受け継いでいる唯一の建造物。堂の内外には金箔が貼られ、目を奪われるほど金色に輝いています。また、堂内は仏像以外に象牙や宝石によって装飾されています。写真撮影が禁止されているので、静寂した空間で黄金の金色堂を拝見することができます。
世界遺産であり、国宝とされている「中尊寺金色堂」は、岩手観光には欠かせない観光スポット!一年を通して数多くの祭典や行事が行われるので、興味があるイベントに合わせて訪れるのも良いでしょう。未知の世界へ訪れたかのような体験を味わってみてはいかがでしょうか。
■住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
■アクセス:JR「平泉」駅より平泉町内巡回バス「るんるん」で約10分
■新型コロナウイルス対策情報:https://chusonji.or.jp/news/article.php?p=330
舟下りでゆったり遊ぼう「猊鼻渓」


50mを超える高さの岸壁が、約2kmにわたって続く渓谷「猊鼻渓」。大正14年、国から名勝として認定され、日本百景の1つとして知られています。
「猊鼻渓」では、舟下りを体験できます。船頭の説明付きで16もの奇岩を眺めながら、世にも稀なる景色が観られます。往復90分の船旅となりますが、往路と復路で異なる奇岩を紹介してくれるので、景色や自然を楽しんでいるとあっという間です。


名物の運玉は、舟下りの発着所にある岩のくぼみに運玉(素焼きの玉)を投げ入れ、入れば願いが叶うと言われています。運玉には10種類の文字が掘られていて、それぞれご利益が異なります。お好きな運玉を選んで、チャレンジしてみてくださいね。
■住所:岩手県一関市東山町長坂町467
■アクセス:JR「一ノ関」駅乗り換えJR大船渡線・「猊鼻渓」駅より徒歩5分
■新型コロナウイルス対策情報:http://www.geibikei.co.jp/funakudari/information/1223/
わんこそばを味わえる「芭蕉館」


JR「平泉」駅より徒歩3分。お食事処「芭蕉館」では、岩手のご当地グルメ「わんこそば」を楽しめます。
人気メニューの「元祖盛り出し式わんこそば」は、創業以来100年変わらぬそばつゆと薬味をお好みで混ぜ合わせながら、おそばを味わうことができます。わんこそば以外にも、「天ざる」や「冷やしとろろそば」、「三代そば」、そのほか丼メニューもあります。


せっかく岩手に訪れたなら、郷土料理「わんこそば」を堪能してみてはいかがでしょうか。地元の人たちと観光客から人気がある「芭蕉館」へは、昼食の時間帯をずらして混雑を避けることをおすすめします。
■住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉字鈴沢3-1
■アクセス:JR東北本線「平泉」駅より徒歩3分
■新型コロナウイルス対策情報:https://tabelog.com/iwate/A0303/A030303/3000723/
花巻エリア


学んで、食べて、遊べる、「花巻」は老若男女から人気の観光スポットです。満喫した後は、12の温泉が湧く花巻温泉郷で1日の疲れを癒しましょう。
静寂に包まれたお参り「稲荷神社」


JR「花巻」駅より路線バスで約20分。1924年に創建された「花巻温泉稲荷神社」は、連続する赤い鳥居がとても綺麗で、静寂に包まれている神社です。
この神社では、毎年5月には花巻温泉稲荷神社春祭りが奉納されています。また、正月元旦には無病息災、家内安全、商売繁盛が祈願されて、「ホテル紅葉館」から稲荷神社まで「元朝裸参り」が行われます。
神社を覆う木々は、四季折々の顔をみせ、夏は避暑地として、秋は紅葉のトンネルとして、おすすめの観光スポットです。
息を呑むような景色が広がる「バラ園」


先ほどご紹介した「花巻温泉稲荷神社」の隣りに1960年開園の「バラ園」があります。広さ約5000坪の広大な敷地に約450種6000株のバラが咲き誇っています。
四季折々に変化する鮮やかな色彩と良い香りのバラで彩られた庭園は、恋人の聖地としても人気の観光スポット。中でも見どころは、宮沢賢治が設計した日時計花壇と、花巻温泉オリジナル品種のバラ、バラのトンネルです。美しいバラにうっとり見惚れて、心が癒されるでしょう。
冬期でもバラ以外の花や、温室エリアでのバラを愉しめますが、最盛期の5月下旬~7月上旬シーズンに訪れることをお勧めします。世界のバラが咲き誇る「バラ園」で優雅な一時を過ごしてみてはいかがでしょうか。SNS映えする写真がたくさん撮れますよ♪
焼きたてパンとスイーツがたくさん「温泉ベーカリー」


惣菜パンから菓子パン、スイーツまで約50種類もの手作り商品を提供する「温泉ベーカリー」。
おすすめは、名物の「花巻温泉あんぱん」。薄いパン生地にぎっしりと包まれた粒あんが特徴的なあんぱんです。定番の粒あん味だけでなく、季節限定の味も楽しめます。


店内にイートインスペースはありませんが、お店の向かい側には無料の「足湯・手湯」があります。服を着たまま温泉を楽しめる足湯で、購入したパンを食べながら小休憩。温泉とパンの両方をゆっくりと堪能してみてください。
自分用の軽食やお土産として、ぴったりの一品「花巻温泉あんぱん」。そのほかパンやスイーツのメニューは、公式サイトで確認できます。花巻ならではの商品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■住所:岩手県花巻市湯本第1地割125
■アクセス:JR「花巻」駅より路線バスで約20分
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.hanamakionsen.co.jp/news/141
地元の人から愛されている「マルカンビル大食堂」


JR「花巻」駅より徒歩15分。「マルカンビル大食堂」は、昭和の雰囲気が残るレストランです。実はこのレストラン、2016年に閉店したマルカン百貨店と一緒に一度は閉店しました。しかし、多くのファンの声やクラウドファンディングにより2017年に復活し、今もなお地元や全国各地のファンから愛されている大食堂です。


名物メニューは、10段巻きの箸で食べる「ソフトクリーム」(230円)!ボリュームたっぷりのソフトは、通常のソフトよりも少し固めなので割り箸で掴んで食べることができます。量が多くてもしつこすぎない味なので、あっという間に完食できます。ぜひ、花巻流の食べ方でソフトクリームを楽しんでみてください。
ソフトクリーム以外には、ラーメンやお寿司、洋食など豊富な種類の商品が揃っています。中でも人気メニューは、昔懐かしいナポリタンの上にトンカツがのっている「ナポリカツ」、醤油ベースの辛口あんかけスープが特徴の「マルカンラーメン」。


座数560席、6階にある「マルカンビル大食堂」で花巻市を一望しながら、名物グルメを堪能してみてはいかがでしょうか。
自然との調和「宮沢賢治記念館」


JR「花巻」駅からバスと徒歩で約20分。宮沢賢治ゆかりの地、花巻市胡四王山にある「宮沢賢治記念館」は、賢治の世界観を楽しめる施設です。
数々の名作を残した賢治の愛用品や直筆原稿などの展示のほか、スクリーン映像で賢治の多彩な活動が紹介されています。全国から賢治のファンが訪れてくる場所ではありますが、ひとつの資料館として人気の観光スポットでもあります。
ワークショップなどのイベントも開催されているので、興味のある方は公式サイトをチェックしてから「宮沢賢治記念館」へ訪れてみてください。
■住所:岩手県花巻市矢沢第1地割1-36
■アクセス:JR「花巻」駅からバスで「宮沢賢治記念館口」より上り坂を徒歩15分
■新型コロナウイルス対策情報:https://www.city.hanamaki.iwate.jp/miyazawakenji/kinenkan/1012444.html
賢治ファンの聖地「宮沢賢治詩碑」


JR「花巻」駅よりバスと徒歩で約20分のところにある「宮沢賢治詩碑」、別名「雨ニモマケズ詩碑」。
農耕生活を送っていた宮沢賢治が、農民に化学や土壌などの講義をした場所「羅須地人協会」の跡地に立っています。木々に囲まれ、静かな威厳を放つ石碑は、賢治の遺作「雨ニモマケズ」が刻まれています。
賢治の命日である9月21日には、詩の朗読や野外での劇、座談会などが行われる「賢治祭」(別名「賢治忌」)が毎年開催されます。全国から集まった参加者は、石碑を賢治のお墓と見立て、花を捧げ、手を合わせてお参りします。実は、この碑の下には、賢治の遺骨の一部が収められているため、ファンの人々にとって「聖地」のような場所となっています。
数ある賢治の石碑の中でも、最も歴史のある雨ニモマケズ詩碑」。立派な碑に刻まれている詩の言葉は、実感をもって迫ってくるような重みのある一文字一文字です。石碑の前からは、賢治の自耕の地「下ノ畑」を一望することができるため、自然と歴史を感じたい方におすすめの場所です。
おわりに


今回は岩手県の観光スポット15選をご紹介しました。岩手県には、大自然を感じられるスポットや、世界遺産を巡れるお寺、美味しいご当地グルメを堪能できるお店がたくさんあります。それぞれのスポットへは、公共交通機関を利用して移動することができるので、一人旅にもぴったりの観光地です。
ぜひ、実際に足を運んで、岩手を楽しんできてくださいね。