最終更新日 2022-01-04
記事の目次
名古屋ってどんなところ?魅力は?
日本の代表的な都市である「名古屋」


本州の中心ほどに位置し、東日本と西日本の結ぶ要所である「名古屋」。
東京特別区を除く日本の都市の中で3番目に人口が多い都市であり、その歴史も非常に長い、古くから日本の代表的な都市です。
前述のとおり、歴史が長いことや中京圏の主要都市であることから、さまざまな観光スポットがある、日本でも有数の観光地です。
さらに、グルメには独特の文化が確立され、「名古屋めし」という名称で知られており、全国的に知名度が高く人気です。
その歴史は長い「名古屋」
名古屋の歴史はとても長く、古代の時代に「尾張氏」が本拠地をおき、強大な勢力を形成したことから始まります。
その後、三種の神器の一つである「草薙剣」を熱田神宮で祀られたことで、熱田を中心に街が形成されていきました。
戦国時代には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三傑が名古屋・尾張で誕生し、さらに発展をとげました。
そして、江戸時代に、東海道を代表する宿場町へとなり、徳川御三家の1つである尾張藩が設けられたことで、さらに成長していきました。
上記より、「歴史」を題材にしたイベントや観光スポットも多くあり、名古屋観光の魅力の一つとなっています。
日本各地へのアクセスが最高な「名古屋」


古くから東日本と西日本の要所だったことから、どちらへもアクセスが非常によく、東海道新幹線や東名高速道路によって、東京からも大阪からも行きやすい場所です。
加えて「中部国際空港」もあるため、北海道や九州、海外からも飛行機を利用することでアクセスしやすくなっています。
他の場所の観光がてら立ち寄ることも可能です。
独特な食文化をもつ「名古屋めし」


名古屋には「名古屋めし」と「喫茶店のモーニング」という独特の食文化があります。
「名古屋めし」は、名古屋の名物料理を指し、名古屋コーチン、手羽先、味噌煮込みうどん、小倉トーストなど、名古屋発祥のものからそうでないものまで、様々な種類があります。
味噌がベースとなっている料理など、濃厚な味付けが多くクセが強いことでも有名です。
一度食べたら忘れられない、クセになってしまう料理が多いので、ぜひ名古屋を訪れたら「名古屋めし」を堪能してください。
モーニングの聖地と呼ばれる「名古屋」


名古屋の食文化で有名なのが喫茶店でのモーニングサービス。
名古屋の街中には喫茶店が至るところにあり、日本の中でもトップクラスの数を誇ります。
その文化は古く、江戸時代に比較的裕福だった尾張の町で、仕事や農作業の合間にお茶とお茶菓子を楽しむ風習があったことが、現在の名古屋で喫茶店利用が多い理由とされているそうです。
上記の風習に加え、戦後に工場の騒音により打ち合わせがしづらい人々が喫茶店で商談をするようになり、気を利かせた喫茶店の店員がコーヒーにおまけを提供したことで各店が真似をしたり、独自の工夫を凝らすようになったりし、モーニング文化が形成されていったと言われています。
現在では非常に人気が高い名古屋のモーニング。
朝から身も心も満たされた状態で旅ができるのでぜひ、チャレンジしてみてください!
歴史と新しさが共存している名古屋の観光スポット10選
古い時代から交通の要衝として栄えてきた名古屋には、長い歴史を象徴する観光スポットから最近話題のスポットまでいろいろとあります。
ここではそのうち定番といえる観光スポットを10個ご紹介します。
名古屋の代表的なシンボル「名古屋城」


名古屋の観光スポットで最も代表的な場所にして、名古屋のシンボルといえる場所「名古屋城」。
1609年に徳川家康の命で築城されて以来、約260年にわたって尾張藩の中心地として栄えました。
戦時中に天守閣が焼けたものの、戦後まもなく復元され、今もなお名古屋を象徴する観光スポットとなっています。
最近では名古屋市の主導で、かつての御殿や櫓などの復元が進んでおり、天守閣も昔のような木造への建て替えの計画が進んでいることで話題となっています。
名古屋城の象徴天守閣としゃちほこ


名古屋城の見どころの一つが名古屋城を象徴する「天守閣」ですが、2019年9月現在、前述した木造天守閣の復元工事に伴い閉館になっています。
ただ中に入れないというだけで、解体前であれば、名古屋城の外から「金のしゃちほこ」とともに眺めることは可能です。
将来、木造天守閣の工事が完了した後は、江戸時代さながらの美しい姿が復活するとのことなので、その日が来るまで、今は外からの眺めて楽しみましょう。
豪華絢爛な「本丸御殿」


名古屋城の新しい観光スポットとして話題なのが、2018年6月から一般公開された「本丸御殿」です。
近世城郭御殿の最高傑作と名高い豪華絢爛な造りで、過去、空襲で焼失するまでは国宝第一号に指定されていました。
その後、復元計画が進み、2018年6月に最も格式が高い「上洛殿」や「湯殿書院」が完成して公開されました。
尾張徳川家の絶大な力を示す美しい襖絵や天井画も正確かつ忠実に再現され、当時の華麗な佇まいを見ることができます。
他にもある見どころ


名古屋城には他にも見どころがあります。
まずは、石垣です。
「石垣」に何の価値があるの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
名古屋城の石垣は、藤堂高虎と肩を並べる築城の名手と言われた加藤清正の活躍に寄って積み上げられたもので、様々な形をした石が隙間なく美しく積み上げられている光景は、芸術と言っても過言はありません。
加藤清正が運ばせたとういう逸話が残ってはいるものの、おそらく黒田長政が運ばせたのではと言われる巨石「清正石」も見応えがあります。
さらに、重要文化財に指定されている3つの「櫓」や「西鉄門」なども見応えがあるので立ち寄ってみることをおすすめします。
一通り回ったら2018年にオープンした金シャチ横丁にも寄ってみると良いでしょう。
名古屋めしの名店が揃っていて食べ比べもできます。
■住所:愛知県名古屋市中区本丸1‐1
■開館時間:9時~16時30分 (12月29日~1月1日のみ休館)
■入館料:大人 500円/中学生以下無料
■アクセス:地下鉄名城線「市役所駅」7番出口より徒歩5分
レゴランド®・ジャパン


「レゴランド®・ジャパン」は世界中で親しまれているおもちゃ「レゴ®ブロック」のテーマパークです。
パーク内は全部で8つのエリアがあり、レゴ®ブロックでおなじみのキャラクター、ブロックで造られたようなアトラクションなど、レゴ®ブロックを堪能できるコンテンツが目白押しです。
その中でも「ファクトリーツアー」は、レゴ®ブロックの製造過程をガイドさんに案内してもらえる上、終了後にレゴ®ブロックをプレゼントでもらえるのでおすすめです。
自由にレゴ®ブロックで車や家などを作って遊べるため、お子様連れにぜひおすすめのテーマパークです。
入園チケットは楽しみ方に応じてさまざまな種類があるので、詳細は公式ホームページをご参照ください。
■住所:愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2-1
■営業時間:平日 10:00~17:00/土日祝日10:00~18:00
■アクセス:名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「金城ふ頭駅」すぐ
レゴ®ブロックのようなホテルに泊まれる


レゴランド®・ジャパンには、外観から内観までレゴ®ブロックやモデルでいっぱいのレゴ®ブロックというファンにはたまらない「レゴランド®・ジャパン・ホテル」があります。
すべての部屋がレゴ®ブロックの世界観を再現しており、アドベンチャー、レゴニンジャゴー、パイレーツ、キングダム、レゴフレンズの5つのテーマがあります。
また、すべての部屋のこども部屋に「トレジャー・ボックス」が設置されており、暗号を解いて宝箱を開けると「レゴ®グッズ」がもらえる仕掛けなどがあります。
他にも魅力が満載ですので、ぜひレゴランド®ジャパンを訪れた際は、宿泊してみてください。
名古屋のアキバ「大須商店街」


室町時代から続く大須観音の門前町です。
全部で9つの通りに1200ものお店が出店しています。
現在では、電気店、サブカル系ショップなどもあることから、「名古屋のアキバ」という別名もあります。
名古屋めしが堪能できる店やマニアックなグッズの店、若者に人気なブランド、家電など、いろいろな楽しみ方ができる点が特徴です。
グルメでは、エスニック系の料理店やB級グルメのお店も多いため、さまざまな地域の料理も楽しめるでしょう。
また最近では、外国人観光客も増えてきているそうです。
栄エリアにある大型複合施設「オアシス21」


栄エリアにある大型複合施設で、名古屋の中心部を通る2本の大通りである錦通と久屋大通が交差するところにあります。
「水の宇宙船」をイメージした「ガラスの大屋根」が特徴的な施設で、開放的な空間とユニークさあふれる造り、ライトアップされた時の美しさがインスタ映えする写真が撮れると人気のスポットになっています。
地下には、キャラクターグッズをメインにしたショップや愛知県や岐阜県のアンテナショップなどがあるので、お土産を買うにはちょうどよい商業施設です。
■住所:愛知県名古屋市東区東桜1‐11‐1
■営業時間:7:00~23:00 (水の宇宙船 10:00~21:00/ショッピング 10:00~21:00/グルメ 10:00~22:00 など)
■アクセス:地下鉄東山線・名城線「栄駅」直結/名鉄瀬戸線「栄駅」直結
草薙剣が祀られている「熱田神宮」


名古屋を代表する神社である「熱田神宮」。
三種の神器の1つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)が祀られていることで有名です。
御祭神は熱田大神と言われる三種の神器の一つである草薙神剣をご神体とする「天照大神」と言われ、相殿神には「素戔嗚命(スサノオノミコト)」や「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」など草薙剣に縁のある神様方が祀られています。
また戦国時代には、織田信長が桶狭間の戦いに先立って戦勝を祈願したところとしても知られています。
名古屋随一のパワースポット「熱田神社の本宮」


熱田の神様である熱田大神(天照大神)が祀られている本宮は、名古屋随一のパワースポットとして有名です。
本宮にある本殿には「草薙神剣」が奉斎されており、過去2回の戦災を受けましたが、昭和30年10月に造替されているそうです。
さらに、本宮には、天照大神、素戔嗚命、日本武尊、宮簀媛命、建稲種命の「五神さま」と呼ばれる神々が祀られている場所でもあります。
パワースポットとして有名な熱田神宮の中でも一番強力なパワースポットだと言われています。
約6,000点の宝物が展示されている「宝物館」


熱田神宮の宝物館には、神宮で保管してきた宝物6000点が展示されています。
熱田神宮が草薙神剣を奉斎されている縁から特に刀剣類が多く、名刀の宝庫と言われています。
中でも2メートルほどの長さのある「太郎太刀(たろうたち)」は、「姉川の合戦」にも登場する刀として有名です。
他にも、国宝である「短刀 銘 来国俊」などもあり、歴史や刀剣が好きな方にはたまらない展示物が豊富にあるのでおすすめです。
優美な大名庭園「徳川園」


徳川園は名古屋の中心部でも少し東側にある庭園で、尾張藩2代藩主徳川光友が隠居所を建てた際に造園された庭園です。
中心にある龍仙湖の周りを巡りつつ、その先の川をさかのぼっていくと岩や滝が設置されているというように、日本の自然景観を凝縮した庭園になっています。
新緑や紅葉、牡丹など、四季折々に美しい姿を見せる草花が楽しめる庭です。
風格ある黒塗りの門「黒門」など見どころ満載


黒門は、徳川園で唯一完成当時の姿をとどめて現存しており、江戸時代当時の面影を今に伝えています。
門自体は、名前のとおり「黒塗り」で、木割の太い強固な門となっています。
また、唯一昭和20年の被害を免れた遺構でもあることから、国指定の有形文化財として登録されています。
池から川をさかのぼると行きつく「大曽根の滝」は、落差6mと、人口で作られた滝にも関わらず、自然の滝にも劣らないサイズとなっており、見応えがあります。
周りの岩肌も荒々しさがあり、自然の滝に見劣りしない美しい滝です。
このほか同じ敷地に徳川美術館もあり、尾張徳川家が所有していた膨大な宝物を見ることができます。
江戸時代の名門大名家が残した遺産に興味のある方や歴史が大好きな方におすすめです。
■住所:愛知県名古屋市東区徳川町1001
■入園時間:9:30~17:30(最終入園 17:00まで)
■入園料:一般300円(※中学生以下無料)
■アクセス:JR中央線「大曽根駅」より徒歩10分/名古屋駅より市バスで「徳川園新出来」で下車、徒歩3分
■住所:愛知県名古屋市東区徳川町1017
■入館時間:10:00~17:00(最終入館 16:30)
■入館料:一般 1400円/大学生・高校生 700円/小中学生 500円
■アクセス:JR中央線「大曽根駅」より徒歩10分/名古屋駅より市バスで「徳川園新出来」で下車、徒歩3分
ヨーロッパに迷い込んだ錯覚に陥る「ノリタケの森」


「ノリタケの森」は、名古屋にある世界最大級の高級陶磁器メーカー「ノリタケカンパニーリミテド」が、創業100周年の節目に本社工場のあった場所に開設した陶磁器特化のテーマパークです。
明治時代に建てられ、工場として使われてきた赤レンガ製の工場郡や、陶磁器の製作工程を知ることができるクラフトセンターなどがあり、陶磁器の技術や歴史についていろいろと学べます。
また緑豊かな広場があり、散歩を楽しんだり、赤レンガの工場を撮影したり、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。


クラフトセンターで、陶磁器を職人が実際に作っている様子を見学できたり、ノリタケミュージアムでノリタケがこれまで生み出してきた美しい陶磁器の数々を見ることができたり、美しい陶磁器の世界に浸れる場所です。
また実際に絵付けをするといった体験コーナーもあるため、非日常を味わえます。
赤レンガ建築や窯壁などを巡って歩くと、往年のレトロさを肌で感じることができ、インスタ映えする1枚を撮影することができます。
■住所:愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36
■営業時間:10:00~17:00(ショップ・ギャラリー&カフェ 10:00~18:00/レストラン 11:30~16:00)
■入園料:大人500円/高校生300円/中学生以下無料
■アクセス:JR名古屋駅より徒歩15分/地下鉄東山線「亀島駅」より徒歩5分
鉄道マニアにはたまらない「リニア・鉄道館」


「リニア・鉄道館」は、JR東海が2011年3月に開館した鉄道博物館です。
かつて東海道新幹線や在来線で活躍した車両や、歴代のリニアモーターカー車両が展示されています。
蒸気機関車からリニアまで実物車両が39両も展示されている点は他に類を見ない規模です。
実際に車内に入って座席に腰かけられるうえ、買ったお弁当などを持ち込んで食べられることも可能で、本当に旅をしているかのような気分に浸れます。
さらに、日本で最大級といわれるジオラマがあったり、運転シミュレーターで鉄道の運転を楽しむことができたりするので、鉄道好きであれば世代に関係なく心行くまで楽しめるスポットです。
■住所:愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
■入館時間:10:00~17:30
■入館料:大人 1,000円/小中高生 500円/3歳以上の幼児 200円
■アクセス:古屋臨海高速鉄道あおなみ線「金城ふ頭駅」より徒歩2分
全国屈指の入場者数を誇る「東山動植物園」


「東山動植物園」は、東山公園内にある「動物園」と「植物園」が併設された場所で、全国の動物園でも入場者数は5本の指に入る人気スポットです。
敷地面積も日本最大級で、園内には500種類の動物と7000種の植物が展示されています。
59ヘクタールもある広大な敷地内には、動物園、植物園の他に、東山スカイタワーや遊園地もあります。
世界のメダカを集めた「世界のメダカ館」や夜行性動物たちを観察できる「自然動物館」など見どころが満載です。
全国でも人気となったコアラとゴリラ


「東山動植物園」ではコアラを1984年に国内で初めて公開し、コアラブームの発信地となったことでも有名です。
今もなお、「東山動植物園」の「コアラ」は高い人気を誇っています。
また、2015年から飼育されているニシローランドゴリラ「シャバーニくん」がイケメンゴリラとして人気を集め、「コアラ」たちと肩を並べる人気です。
ほかにも動物を象ったソフトクリームや絶景を楽しめるスカイタワーもおすすめです。
家族連れで動物や植物を見たい方や、フォトジェニックな写真を撮影したい方におすすめです。
■住所:愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
■開園時間:9:00~16:50 (最終入園 16 :30まで) ※毎週月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)休園
■入園料:大人・高校生 500円/中学生以下 無料
■アクセス:地下鉄東山線「東山公園駅」より徒歩3分/地下鉄東山線「星ヶ丘駅」より徒歩7分
世界中の海の生き物に会える「名古屋港水族館」


「名古屋港水族館」は、屋外に世界最大級の野外水槽があり、ダイナミックなイルカショーやアシカショーを楽しめる水族館です。
日本の水族館入場者数ランキング3位を誇る人気の水族館であり、館内ではイルカやペンギン、ウミガメなどを楽しむことができます。


日本最大級のプールで行われるショーは圧巻で、左右60メートル、奥行き30メートルの広大なプールをイルカたちがダイナミックにジャンプする姿は、子供から大人まで楽しめる人気のショーです。
また、名古屋のシンボル的存在である「シャチ」の家族たちも見ることができます。
国内での水族館でもアカウミガメの研究が盛んなことでも有名で、アカウミガメ専用の研究施設も解放されているので、なかなかお目にかかれないアカウミガメの生態を知ることができます。
他にも、かわいいペンギンたちやベルーガたちにも会えるのも魅力の一つです。
■住所:愛知県名古屋市港区港町1-3
■開館時間: 9:30~17:30/GW・夏休み 9:30〜20:00/冬期 9:30〜17:00
■アクセス:地下鉄名城線・名港線「名古屋港駅」より徒歩5分
ここを知っていると「名古屋通」名古屋の穴場スポット5選
400年の歴史を持つ大都市名古屋には定番の観光スポットだけでもたくさんありますが、他にも、面白いスポットがあります。
ここでは、名古屋に来たらぜひ行っていただきたい穴場スポットを5つご紹介します。
個性的な見た目で有名な名古屋大仏(桃厳寺)


名古屋大仏は、曹洞宗の寺院である「桃厳寺」にある、1987年に完成した青銅製の大仏です。
桃厳寺自体は、戦国時代に織田信長の弟である織田信行(信勝)が父である織田信秀を供養するために建てられた由緒あるお寺です。


寺院内にある大仏は、目立つほどの緑色であるうえ、唇やまぶたなどに金箔が施してあるため、恐ろしく目立つ外見となっています。
加えて台座は象などの動物が支える形となっているために、なおさらシュールさが際立っているのが特徴です。
ほかにも日本最大の直径1メートルにもおよぶ、樹齢100年以上のクスノキから作られた巨大な木魚も名物の一つです。
ちなみに、この巨大木魚、「触れただけで過去のあやまちが消滅する」と言われているのだとか。
また、願いが叶う石というのもあったり、セクシーな弁天様で話題の「ねむり辯天」様がいらっしゃったり、中々個性的なお寺ですので、ぜひ訪れてみてください。
江戸時代の面影を残す「有松町並み保存地区」


かつての東海道に沿って昔ながらの商家や町家がそのまま残されている「有松町並み保存地区」。
1784年にあった大火により村の大半が焼失するという災難に見舞われたことから、建物は火災の対策として、壁は漆喰を厚く塗り込んだ塗籠造に、そして瓦葺の屋根が使用されるようになりました。
そのことから、今もなお、趣のある伝統的な建造物が並ぶ街並みが残されています。
また、400年の歴史を誇る「有松絞り」という伝統工芸が有名で、日本の絞り製品は有松で生産されているものが多く、その絞技法は100種類もあるのだとか。
伝統工芸に触れたり、古戦場を見ることができる


松の街並みの歴史や有松絞りの工法を学ぶことができるうえ、職人による製作の実演も見られる施設としておすすめなのが「有松・鳴海絞会館」です。
絞りの反物やネクタイ、バッグなど「有松絞り」の製品を買うこともできます。
さらに、「有松町並み保存地区」の近くには1560年に織田信長が今川義元を破った桶狭間の古戦場もあるため、足を伸ばしてみても良いでしょう。
レトロな気分や伝統工芸に触れたい方におすすめです。
和同開珎や古代ローマの硬貨もある「三菱UFJ銀行貨幣資料館」


「三菱UFJ銀行貨幣資料館」は、三菱UFJ銀行グループが運営している貨幣関係の企業博物館です。
館内にはさまざまな時代や地域から集められた1万点もの貨幣資料が展示されており、中には日本最古の貨幣と言われる「和同開珎」や古代ローマの硬貨、「クレオパトラ女王の銀貨」などもあります。
また、貨幣史料館の隣には、2009年まで使用されていた旧資料館があります。
旧資料館は、もともと昭和初年に名古屋銀行の本店として建てられた、当時の雰囲気が残るレトロな建築物ですので、ぜひ一緒に見てみてください。
名古屋市都市景観重要建築物に指定されており、現在は、結婚式場として利用されています。
貨幣史料館自体は、栄と徳川園の間にあるため、栄や徳川園を見物する途中で立ち寄るといいでしょう。
南極観測船ふじ


名古屋港水族館の近くに係留されている鮮やかなオレンジ色の船があります。
この船が、かつて南極探検の際に分厚い氷を砕いて進んだ「南極観測船ふじ」です。
今は、博物館となっていて、実際に中に入ることができます。
船内には、当時の状態で保存されており、操舵室から乗組員の船室から現役時代の活躍ぶりを想起することができます。
乗組員が実際に使っていたものも展示されているため、リアリティのある南極探検を追体験することが可能です。
さらに、かつて使われていた「プロペラ」が2本展示されており、1本はふじの広場に、別の1本は「ガーデンふ頭岸壁」に設置されています。
現役時代の「ふじ」の勢いに少しだけ触れることができる展示です。
また、入館のチケットが乗船証明書の形式になっており、冒険心をくすぐられます。
南極探検の気分を味わいたい方や昔の南極観測船を見てみたい方におすすめです。
■住所:愛知県名古屋市港区港町1-9
■開館時間:9:30~17:00
■入館料: 単独券 大人・高校生300円/中学生・小学生 200円/幼児無料
■アクセス:地下鉄名城線・名港線「名古屋港駅」より徒歩5分
名古屋市が設置した最初の公園「鶴舞公園」


「鶴舞公園」は、明治末期に、名古屋市が初めて設置した最初の都市公園です。
西側は、噴水や東屋があるフランス式庭園の造りになっており、洋風の建築物もある明治の欧化思想の影響を受けた仕様に。
東側は、回遊式の日本庭園となっており、水と緑が豊かで自然が美しい仕様になっています。
敷地内には図書館や音楽堂、公会堂、野球場などスポーツや文化関係の活動ができる総合公園です。


毎年春には見事な桜が咲き誇り、名古屋でも指折りのお花見スポットです。
4月から6月にかけて花祭りが行われ、公園内にある草花を楽しむことできます。
バラ園や温室などもあり、中でも緑化センターの名物である「酔芙蓉(スイフヨウ)」は、花の色が朝方、日中、夕方で変わることで、人気となっています。
お花が大好きな方や都会のオアシスでゆったりしたい方におすすめの場です。
フォトジェニックな1枚を!名古屋のインスタ映えスポット5選
名古屋やその周辺のエリアには個性的かつ話題性の高いスポットが多いため、インスタ映えする写真を撮れるスポットがたくさんあります。
たくさんある名古屋とその周辺エリアのインスタ映えスポットの中でも、特におすすめ場所を5つご紹介します。
ライトアップが美しい「名古屋テレビ塔」


名古屋テレビ塔は、栄エリアを南北に貫く名古屋のシンボルロード「久屋大通」の中央部にある久屋大通公園に立つ高さ180mのテレビ塔です。
1954年に建てられ、長らく名古屋市民や名古屋を訪れる人々に親しまれてきましたが、2019年1月から耐震工事のため、一時的に全面閉鎖中になっています。
2020年夏にリニューアルオープン予定です。
おすすめの撮り方「夜のオアシス21×名古屋テレビ塔」
前述ご紹介したインスタ映えする「水の宇宙船」が美しい「オアシス21」がすぐ隣にあるため、オアシス21と名古屋テレビ塔の組み合わせで撮影するのはいかがでしょうか?
特に夜は、「水の宇宙船」も「名古屋テレビ塔」もライトアップされ、幻想的な雰囲気の1枚が撮れるためおすすめです!
さらに、テレビ塔へ向かう途中には個性的でおしゃれなカフェやショップ、モニュメントが多いため、さらにインスタ映えする1枚が撮れます。
開放的な久屋公園からテレビ塔の方向に撮るのもおすすめです。
エキゾチックな1枚が撮れる「野外博物館リトルワールド」
名古屋から少し外れますが、犬山市にある世界中の民族文化をテーマにした展示施設である「野外博物館リトルワールド」でも独特な1枚を撮ることができます。
「野外博物館リトルワールド」は、実際に世界各地の民族が持つ伝統的な住居とライフスタイルを体感できる施設です。
また、伝統食を堪能したり、民族衣装を実際に着用できたりするので、全身で民族文化を体感することができます。
おすすめの撮り方「民族衣装を着用して民族文化の建物の前で撮影」


インスタ映えポイントはいろいろとありますが、各地域独特の住居の前で民族衣装を着た状態で撮ると、非常に個性的なインスタ映えする1枚が撮れます。
まるで本当に、海外の地域を旅行しているかのような写真が撮れるでしょう。
■住所:愛知県犬山市今井成沢90-48
■開館時間:3月~11月 9:30~17:00/12月~2月 10:00~16:00/1月・2月の土日祝日のみ 10:00~16:30
■入館料:大人・大学生1800円、65歳以上1400円、中高生・留学生1100円、小学生700円、3歳以上の幼児300円
■アクセス:名鉄犬山線「犬山駅」より岐阜バスで「リトルワールド」下車すぐ
可愛いピンクの絵馬が並ぶ「三光稲荷神社」


こちらも名古屋ではなく犬山市の観光スポットで、日本最古の天守閣を持つ城である「犬山城」のすぐ近くにある神社です。
安土桃山時代の1586年に創建されたといわれている稲荷神社で、縁結びや商売繁盛などのご利益があるとされています。
インスタ映えするハートの絵馬


三光稲荷神社がなぜインスタ映えスポットとして有名なのかと言うと、境内にある姫亀(ひめき)神社に「ハートの絵馬」があるからです。
姫亀神社は、縁結びや夫婦円満のご利益があり、絵馬がかわいらしいピンク色のハートであることで有名です。
絵馬所に並ぶピンク色をした「ハートの絵馬」が並ぶ光景は、幸せな気分にさせてくれるということで、女子の心を鷲掴みにしています。
お昼過ぎ以降が混みやすいため、朝早いうちの撮影がおすすめです。
見守り猫がかわいい「やきもの散歩道」
「やきもの散歩道」も名古屋ではなく、陶磁器で有名な常滑市にある観光スポットですが、とてもインスタ映えするスポットですのでご紹介します。
「やきもの散歩道」は、2つのコースがありますが、どちらを歩いても道の途中でたくさんの焼き物が飾ってあるところに出くわす面白い散歩コースです。
焼き物が作り出す非日常な雰囲気や古き良き風景を見ることができ、不思議な感覚に浸れるでしょう。


そんな「やきもの散歩道」のおすすめの撮影ポイントは「土管坂」です。
周りにたくさんの土管が飾られている坂は、全国を探してもこのやきもの散歩道くらいです。
散歩道のあちこちに残されている「レトロな建築」と「壁に飾られている焼き物」という不思議な組み合わせは、伝統と独特な美を醸し出すため、特別な1枚に仕上がります。
他にも顔と腕を突き出した構図の巨大招き猫「とこにゃん」は、迫力いっぱいの面白い1枚を撮影することができます。
島のあちこちにアートがある「佐久島」


「佐久島」は、愛知県の三河湾に浮かぶ小さな島で、青い海と白い砂浜が際立っているのが特徴です。
名古屋からは、名鉄線で西尾に向かい、バスとフェリーを乗り継いで行けます。
最近ではアートで地域おこしをしていることもあって「アートの島」の別名で知られ、国内外からアート目当てに訪れる観光客が多いです。
アート作品との撮影でインスタ映えする1枚を


インスタ映えスポットは、やはり島のあちこちにあるアート作品でしょう。
特に話題になっているのは、黒い箱のような「おひるねハウス」で、穴の向こうに見える海や空と一緒に写すことで、不思議な1枚を撮ることができます。
ほかにも東地区にある「イーストハウス」も、真っ白い箱であるためによく晴れている日に青い海や空と一緒に写すと、まるでエーゲ海に来ているような1枚になるのでおすすめです。
名古屋は夜も魅力的!夜を楽しめる観光スポット5選
名古屋には夜景や夜のまったりした時間を楽しめるスポットもあります。
ここでは名古屋の夜を楽しめるおすすめスポットを5つご紹介しましょう。
名古屋市を一望できる「ミッドランドスクエアスカイプロムナード」


「ミッドランドスクエアスカイプロムナード」は、名古屋駅からすぐ近くの高層複合ビル「ミッドランドスクエア」44~46階にある展望台です。
高さ220mに位置するため、夜は、名古屋駅界隈の高層ビル群をはじめ、名古屋市街全域の夜景を楽しむことができます。
夜になると、「オアシス21」や「東山スカイタワー」、「名古屋テレビ塔」などがライトアップされているため、宝石箱のような幻想的な風景が広がります。
さらに、5月から9月の期間は、ビアガーデンがオープンするので、絶景の夜景を肴に、生ビールを味わうのも大人の楽しみ方の一つではないでしょうか。
■住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-7‐1ミッドランドスクエア44-46階
■営業時間: 通常期 11:00~22:00(最終入場 21:30)※時期によって変動があるため、詳細は公式HPをご参照ください。
■入場料:通常券 大人750円/中高生・シルバー500円/小学生300円(土日祝日無料)
■アクセス:JR東海道線「名古屋駅」より徒歩3分
大観覧車からの眺めが最高「名古屋港シートレインランド」


「名古屋港シートレインランド」は、名古屋港水族館や南極観測船ふじと同じく名古屋港エリアにあるアミューズメントパークです。
元々は、貨物線の積み出し用の駅だった場所に開業した遊園地で、さまざまなアトラクションから海が見渡せるアミューズメントパークで有名です。
その中でも夜景を楽しみたいのなら、おすすめは「大観覧車」です。
中部地方一といわれる85mの高さを誇る「大観覧車」は、床と壁が透けているので、夜に乗ると夜空を舞っているかのような気分を味わえます。
冬は期間限定の夜間ライトアップがあるため、クリスマスの時期に来るととても幻想的な雰囲気を楽しむことができるでしょう。
■住所:愛知県名古屋市港区西倉町1‐51
■アクセス:地下鉄名城線・名港線「名古屋港駅」より徒歩5分
営業時間: 4月~7月・9月~12月 12:00~20:00 (※1月~3月のみ19:00まで)/8月・土日祝日・長期休暇期間:10:00~22:00
日本夜景遺産や日本の夜景100選の「東山スカイタワー」


「東山スカイタワー」は、「東山動植物園」の隣にある高さ134メートルの展望タワーで、「東山スカイタワー」から見渡せる夜景は日本夜景遺産や日本の夜景100選に認定されています。
また、「東山スカイタワー」は80メートルの丘の上に立っているため、134メートルのタワーの100メートルの高さに位置する「360°パノラマ展望室」からの風景は、180メートルからの風景となります。


さらに、最上階にある展望レストランでも、美しい夜景を眺めることができます。
名古屋テレビ塔や名古屋のビル群が作り出す夜のアートを楽しみながらお食事ができるので、大切な方とのひと時を過ごす場所としておすすめです。
■住所:愛知県名古屋市千種区田代町瓶杁1-8
■営業時間:9:00~21:30(最終入場21:00) ※月曜休館(祝日の場合は翌日)
■入場料:300円(東山動植物園との共通券640円)/中学生以下無料
■アクセス:地下鉄東山線「東山公園駅」より徒歩15分
屋上の観覧車からの夜景が最高「サンシャインサカエ」


「サンシャインサカエ」は、栄でもオアシス21と同じくらい人気のある、観覧車が目印の大型複合施設です。
レストランやカフェ、ファッションショップがあるほか、アイドルグループSKE48の劇場もあるため、多彩な楽しみ方ができます。
「サンシャインサカエ」の夜のイチオシポイントは、大観覧車「Sky-Boat」。
ゴンドラ自体が透明になっているため、一番高いポイントとなる40メートルまで上がった時は、美しく煌きを放つ栄をはじめとした名古屋一帯の夜景を何にも邪魔されることなく楽しむことができます。
平日や日曜の夜は21:45までに乗ることができ、土曜の場合は1時間延長されるため、「名古屋めし」を楽しんだ後に立ち寄ることができます。
ナイトプールやイルミネーションが美しい「ラグーナテンボス」


名古屋から東京方面におよそ1時間行った愛知県蒲郡市に、海に面したリゾート型テーマパーク「ラグーナテンボス」があります。
遊園地や温泉、ホテルなど1日中海を眺めながら楽しく遊べる複合型リゾートで、夏場にはプールを楽しむことができます。


ラグーナテンボスがなぜ、「夜」おすすめの場所なのかというと、夏場に開かれる「ナイトプール」と冬場に開催される「イルミネーション」にあります。
「ナイトプール」は施設自体が綺麗にライトアップされて、幻想的な空間でプールを楽しむことができます。
さらに、プールに入りながら見れる花火も見ることができるため、若者たちを中心に非常に人気が高い場所です。
冬場のイルミネーションは壮大で、波のプールに施される青色に輝く「水上イルミネーション」や3000個ものランタンを使ったライトアップ、道沿いにできる光のアーチなど、幻想的な世界が広がります。
さらに、プロジェクションマッピングなども楽しめるため、光のアートを存分に楽しむことができます。
夏でも冬でも「夜」を楽しめる場所としておすすめのスポットです。
一人旅におすすめ!名古屋でじっくりと過ごすおすすめのスポット5選
グループでわいわい旅を楽しむのではなく、1人で静かにのんびり旅を楽しみたい方にとっても名古屋はおすすめです。ここでは名古屋での一人旅行を楽しむうえで欠かせないスポットを5つご紹介します。
トヨタ産業技術記念館


「トヨタ産業技術記念館」は、日本が世界に誇る自動車メーカーの「TOYOTA」が運営している企業博物館です。
ご存じの方が多いと思いますが、「TOYOTA」は、愛知より誕生した企業で、今も本社が愛知県豊田市にあります。
「トヨタ産業技術記念館」は、かつて「TOYOTA」が開業した当時使用していた紡績工場を活用しており、当時使われていた設備を保存しつつ、紡績機や自動車開発の歴史が学べる場所です。
見どころは、産業遺産に指定されている赤レンガの工場建築です。
明治時代に、トヨタグループの創業者である豊田佐吉氏が立ち上げた創業当時の面影が今もなお残っている場所です。
トヨタが今までに開発してきた数々の名車も展示されており、車好きにはたまらない場所となっています。
レトロな雰囲気を楽しみながらゆっくりと過ごしたい方におすすめの場所です。
■住所:愛知県名古屋市西区則武新町4-1-35
■開館時間:9:30~17:00(最終入館 16:30まで) ※休館日 月曜(祝日の場合は翌日)
■入館料:一般 500円/中高生 300円/小学生 200円/65歳以上無料
■アクセス:名鉄名古屋本線「栄生駅」より徒歩3分
名古屋駅のランドマーク「JRセントラルタワーズ」


高さ200メートルを超える2つのタワーで構成される超高層ビルで、名古屋駅に併設された複合施設です。
中にはレストランやカフェ、ファッションショップ、ホテル、オフィスなどが入居しています。
最上階にあるレストランからは、食事を楽しみながら、周りの高層ビルや繁華街、さらにその先の海や丘陵帯、遠くの山々までも見渡せる絶景を見ることができます。
最上階のレストランは夜になるとワインラウンジにもなるため、ワインをたしなみつつ、1人で夜景を楽しむという贅沢な体験ができるのでおすすめです。
また、低層階には高島屋や東急ハンズ、ビックカメラなどがあるため、ショッピングを楽しむことができます。
名古屋市随一の広さを誇る「白鳥庭園」


「白鳥庭園」は、熱田神宮の近くにある都市公園で、貯木場があったところを80年代に再開発して開設されました。
木曽川や伊勢湾など東海地方の自然名所をモチーフにした市内随一の広さ誇る白鳥庭園が有名です。
本格的な数寄屋建築の茶室があり、美しい庭園を眺めながら、静かで落ち着いたひと時を過ごせる場所です。


中でも白鳥庭園のおすすめは、紅葉が深まった11月に行われる「あかりアート」です。
夕方から夜にかけてのライトアップと紅葉の見ごろを迎えた木々とのコラボは、言葉では表現できない美しさです。
さらに、庭園に設けられた清流からはせせらぎが聞こえ、喧騒を忘れて静かなひと時を過ごすことができます。
1人でぼーっとしながら、ゆったりとしたひと時を過ごしたいときにおすすめです。
■住所:愛知県名古屋市熱田区熱田西町2−2―5
■開園時間:9:00~17:00(最終入館16:30) ※月曜(祝日の場合は翌日)休園日
■入園料:一般 300円/中学生以下無料
■アクセス:地下鉄名城線「神宮西駅」より徒歩10分
名古屋市市政資料館


「名古屋市市政資料館」は、大正時代に裁判所として建てられた建物で、名古屋城から少し離れたところにある大きめの洋館です。
名前の通り名古屋市の行政や裁判関係の資料が多く展示されています。
内観は、ステンドグラスが美しい「中央階段室」や「会議室」など、大正時代に使われていた当時の状態のまま復元されています。
その情緒漂うレトロな空間は、今までもテレビドラマのロケで頻繁に使われたほどです。
大正ロマンの時代にタイムスリップしたような気分を味わいたい方にはおすすめの観光スポットです。
文化のみち二葉館


名古屋城と徳川園を結ぶ「文化のみち」の途中にある洋館で、戦前に日本人初の女優となった川上貞奴(さだやっこ)の住居だった施設が「文化のみち 二葉館」です。
市内でも閑静な住宅街にある洋館のため、「二葉館」までの道のりは、散歩するのにおすすめです。


「文化のみち 二葉館」が観光スポットとして人気の理由は、外の閑静さと中にある大正ロマンを感じさせる洒落た内観です。
特に内観は、大正時代当時のステンドグラスや実際に使われていた調度品などの洗練された品々が見られるため、大正時代のレトロで優雅な空間を楽しむことができます。
いつもと違うひと時を過ごしたい人にはおすすめの観光スポットです。
■住所:愛知県名古屋市東区橦木町3-23
■開館時間:10:00~17:00 ※月曜(祝日の場合は翌日)休館
■入館料:大人 200円/中学生以下無料
■アクセス:地下鉄桜通線「高岳駅」より徒歩10分
名古屋を語るに欠かせない名古屋めしを味わおう
独特の食文化「名古屋めし」。
濃い味付けが特徴的な「名古屋めし」ですが、一度食べたらまた食べたくなる不思議な魅力をもっています。
せっかく名古屋に来たのだから「名古屋めし」を堪能しないわけにはいきません。
そこで、皆様におすすめの「名古屋めし」をいくつかご紹介します!
味噌煮込みのきしめんがたまらない「住よし」


「住よし」は、名古屋に数あるきしめん屋の中でも人気店の一つで、名古屋駅の新幹線や在来線のホームを中心に出店しています。
天ぷらをはじめとするトッピングの種類が多いため、自分好みのきしめんを作って食べることができます。
新幹線や在来線を使って名古屋に立ち寄った際に、少ない時間でも立ち寄ることができるお店です。
ひつまぶしの代表的店舗「あつた蓬莱軒」
名古屋めしを代表する料理の一つで、蒲焼きにしたウナギをご飯にのせて、わさびや、刻みネギ、出汁やお茶などと一緒に食べる料理です。
その「ひつまぶし」で代表的なお店と言えば「あつた蓬莱軒」。
元祖ひつまぶしのお店と言われる名店で、140年もの長い歴史のある名古屋の老舗です。
熱田神社の近くにあり、参拝帰りのお客様で行列ができるほどの人気店です。
熱田神宮へのお参りついでに行くのであれば事前に店頭予約してからお参りすることをおすすめします。
■住所:愛知県名古屋市熱田区神戸町503
■営業時間:11:30~14:00、16:30~20:30 ※毎週水曜、第2・第4木曜は休業(祝日の場合は営業)
■アクセス:地下鉄名城線「伝馬町」駅より徒歩7分
味噌煮込みうどんの名店「山本屋総本家」
名古屋めしで人気の高い「味噌煮込みうどん」は、味の濃い赤みそをベースにコシの強いうどんを煮込んだ料理です。
濃い味付けであるため、ご飯がとても進む料理でもあります。
そんな「味噌煮込みうどん」の名店として有名なのが山本屋総本家です。
名古屋で知らぬ人はいないと言われるお店で、うどんを食べ終わった後は、残りつゆにご飯や卵を入れておじやを作ってくれるサービスがあるのでおすすめです。
矢場とん(味噌カツ)
「味噌カツ」は、豆味噌のベースに鰹出汁や砂糖など独自のタレをトンカツにかけた料理で、人気の「名古屋めし」の一つです。
その「味噌カツ」の名店として有名なのが矢場とんです。
おすすめのメニューがロースかつで、肉厚のあるカツに味噌が付いています。
実際に食べると衣と味噌ダレの相性が最高であるうえ、厚い肉の食感でご飯が進むほどです。
パリパリとした手羽先の皮がたまらない「風来坊」
居酒屋でおいしくお酒を飲むときに相性の良いおつまみの存在は欠かせない、名古屋が生んだおいしい居酒屋メニューが「手羽先」です。
関節部分で折って骨の先端を揉んだ後に、前歯にくわえたところから一気に食べるというのが名古屋通の食べ方ですので、チャレンジしてみてください。
手羽先の名店でおすすめしたいのが「風来坊」です。
皮の部分がパリパリしているうえ、肉は柔らかく、甘辛のタレとゴマがまぶしてあるたまらない味わいになっている「手羽先」を提供してくれます。
生ビールとの相性も最高で病みつきになります。
名古屋が生んだモーニングを楽しめるおすすめ喫茶店5選
名古屋グルメで見逃せないのが、喫茶店が生んだモーニングです。
朝のコーヒー1杯に小倉トーストやサラダなどをたくさん付けてくるもので、朝からお腹いっぱいになり、充実した1日のスタートをきることができます。
ここではモーニングで有名な名古屋の喫茶店を5つご紹介します。
名古屋と言ったらここ!「珈琲所コメダ珈琲店」


「珈琲所コメダ珈琲店」は今や日本全国各地に出店している、名古屋を代表する喫茶店チェーンです。
「珈琲所コメダ珈琲店」のモーニングは、「おぐらあんトースト」か「手作りの卵ペーストトースト」、「焼きトースト」から1種類選べ、「ゆで卵」が1つついてくるメニューです。
おすすめは「おぐらあんトースト」で、名古屋名物である小倉トーストを忠実なレシピに提供しており、コーヒーとの相性も最高です。
名古屋のモーニング文化に慣れるうえで、全国展開しているコメダ珈琲は最適な場所といえるでしょう。
なお、モーニングの時間外での提供となりますが、「珈琲所コメダ珈琲店」の「シロノワールもおすすめです。
ふわふわのデニッシュに生クリームがたっぷり乗っていて、甘党の方にはたまらない一品になっています。
モーニング喫茶リヨン
「モーニング喫茶リヨン」は、閉店する18:00まで1日中モーニングを楽しめるお店です。
ドリンクを注文すると、「小倉プレスサンド」など6種類のメニューから1種類とサラダが付いてきます。
おすすめは、固めの食感と小倉の甘さが絶妙な「小倉プレスサンド」です。
店内は、昔ながらのレトロな喫茶店で、非常に落ち着く空間になっています。
名古屋駅からのアクセスも良いので、散歩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
名古屋に展開しているサンドイッチチェーン店「コンパル」
コンパルは名古屋で展開しているサンドイッチ店のチェーンで、モーニングの際にはドリンクに130円追加すればハムエッグサンドを提供してくれます。
この「ハムエッグサンド」は目玉焼きとハム、キャベツが挟まれているうえに2枚も付いてくるため、非常にボリューム満点のモーニングです。
一緒に注文するドリンクとしておすすめのドリンクは、「ホットコーヒー」。
ハムエッグサンドとホットコーヒーの組み合わせが最高の組み合わせと評判が高いです。
オリジナルブレッドとゆで卵が食べ放題「シャポーブラン」
「シャポーブラン」のモーニングは、ドリンクを注文すると、オリジナルブレッドとゆで卵が食べ放題という太っ腹なサービスです。
モーニングの時間も4時間もあるため、たっぷりと堪能することができます。
これだけでもお腹いっぱいになりますが、さらに100円追加するとオリジナルブレッドの代わりに「小倉サンド」を注文することができます。
なんと「小倉サンド」も食べ放題になるため、特に甘いものに目のない方におすすめです。
■住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-7-25サンロード地下街
■営業時間: 平日 7:30~21:30(ラストオーダー 21:00)/日曜・祝日 7:30~21:00(ラストオーダー 20:30) モーニングは、7:30~11:30
■アクセス:JR東海道線「名古屋駅」より徒歩3分
栄にある老舗の喫茶店「純喫茶ボンボン」
栄の東側にある喫茶店で、終戦間もない1949年から営業しています。
このため内装も昭和のレトロな雰囲気を残すものとなっているため、懐かしい雰囲気に浸りたい場合におあつらえ向きです。
モーニングの際は「バタートースト」とゆで卵が付いてきます。
実はこの「バタートースト」については半切れのもの2枚、ほぼトースト1枚分が付いてきます。
伝統的なモーニングのメニューですが、朝からお腹いっぱいになるので、おすすめの喫茶店です。
■住所:愛知県名古屋市東区泉2-1-22
■営業時間: 平日 8:00~22:00(ラストオーダー 21:45)/土日祝日 8:00~21:00(ラストオーダー 20:45) モーニングは、平日のみ8:00~10:00
■アクセス:地下鉄桜通線「高岳駅」より徒歩5分
名古屋に来たらぜひ泊まりたいおすすめのホテル
個性的な観光スポットの多い名古屋を存分に楽しむには、宿泊込みで滞在することをおすすめします。
名古屋でホテルを探す際は、比較的アクセスが楽な名古屋駅や栄エリアなど中心部で探すと、各観光スポットにアクセスがしやすくスムーズな観光をすることができます。
今回は、名古屋でアクセスが良く、人気の高いホテルを5つご紹介します。
名古屋駅直結!最高のアクセス「名古屋マリオットアソシアホテル」
名古屋駅の真上にそびえるセントラルタワーズの20階から49階にあるホテルです。
アクセスが良いだけではなく、客室からの景色が最高で、夜景や早朝の美しい名古屋の街並みを楽しんだりできます。
客室もゆとりのある広さの部屋となっているため、ゆったりくつろぐことができます。
また、ホテル業界で知名度の高いマリオットアソシアグループ直営ホテルのため、ホスピタリティも高いです。
さらに、朝食のビュッフェが豪華で、「きしめん」や「小倉トースト」などの名古屋めしを朝から味わえるホテルとして人気です。
女性も安心なホテル「ダイワロイネットホテル新幹線太閤通口」


名古屋駅でも新幹線口のすぐ近くにあるホテルです。
2016年に開業した比較的新しいホテルのため、部屋がきれいです。
0:00から6:00の間は入口が施錠されているため、1人旅をしている女性にとっても安心して過ごせる環境です。
また、女性専用のレディースルームがあるので、気兼ねなく過ごせます。
さらに、ホテル1階にはバイキングスペースがあり、朝食で和洋バイキングや名古屋めしメニューとして「きしめん」と「小倉トースト」を堪能することができます。
雨に濡れない駅直結の「名鉄グランドホテル」


文字通り名古屋の大手私鉄である名鉄グループが運営するホテルです。
「名鉄名古屋駅」や「名鉄百貨店」、また「名鉄バスターミナル」へのアクセスが良く、移動の際に大変便利な場所と言えます。
加えて外に出る必要がないため、雨や猛暑も避けられるのが大きなポイントです。
部屋自体も広く、ゆとりのあるベッドのため、のんびり体を伸ばしてくつろげます。
和洋中など数種類のレストランが営業されているため、お好みでいろいろな料理を堪能できます。
2016年オープンのリゾートホテル「ストリングスホテル名古屋」


名古屋駅南側で近年開発されている「ささしまライブ地区」に、2016年オープンしたホテルです。
各所には贅を尽くした仕掛けが盛り込まれていることで有名なホテルです。
さらに、ホテルのすぐ隣にある結婚式用の大聖堂は、インスタ映えの1枚を撮ることができます。
部屋のベッドがマイナスイオン加工されており、普通のビジネスホテルなどに比べると心地良く眠ることができます。
またホテル内にあるレストランは、東京の有名店であるため、旅先でも贅沢な食事を楽しめるでしょう。
朝食が評判の「三井ガーデンホテル名古屋プレミア」


名古屋駅から歩いて5分ほどのところにあるシンフォニー豊田ビルの18階から25階に入っているホテルです。
高層階から名古屋駅周辺の夜景を楽しめるほか、中には飲食店街や映画館なども入っているため、宿泊しつつ楽しいひと時を過ごせます。
また、朝食がとてもおいしいという点でも人気が高いです。
浴槽に浸かりながら夜景や遠くの景色を見るという、ぜいたくな過ごし方ができる大浴場もあります。
アクセス面では地下街経由で名古屋駅やミッドランドスクエアにも行けるため、雨の日でも安心して外に出られるのでおすすめです。
名古屋までのアクセスは?
名古屋は東海道新幹線や中部国際空港があるために、国内各地からアクセスしやすい観光スポットです。
主な都市から名古屋へのアクセス情報は以下のようになっています。
大阪から
■鉄道利用の場合:
・JR東海道新幹線のぞみ号:新大阪駅から名古屋駅まで約1時間
・近鉄特急アーバンライナー:大阪難波駅から近鉄名古屋駅まで約2時間10分
■お車の場合:
・名古屋第二環状自動車道「名古屋IC」、または東名高速道路「名古屋IC」より「名駅入口」まで22分(計約3時間20分)
東京から
■鉄道利用の場合:
・JR東海道新幹線のぞみ号で東京駅から名古屋駅まで約1時間40分
■お車の場合:
・東名高速道路「名古屋IC」より「名駅入口」まで約22分(計約4時間50分)
福岡から
■鉄道利用の場合:
・JR東海道・山陽新幹線のぞみ号で博多駅から名古屋駅まで約3時間20分
■飛行機利用の場合:
・福岡空港から中部国際空港セントレアまで1時間15分
・中部国際空港駅から名鉄名古屋駅まで名鉄線で約30分
観光や食事、写真撮影で独特な思い出の残せる名古屋を楽しもう


名古屋の観光スポットについていかがだったでしょうか?
長い歴史の中で育まれてきたスポットや最近になって話題沸騰中のスポットなどいろいろとあるため、女子旅やカップル、1人でも存分に楽しめるでしょう。
さらに、一度食べたら病みつきになってしまう「名古屋めし」や「モーニング」など、
グルメも充実しているので、何度も訪れたくなること間違いなしです。
個性的で面白い名古屋で、旅してみませんか。