最終更新日 2021-10-29
日本から約6時間でアクセスできるベトナムは、世界遺産の古都や植民地時代のコロニアル建築、オリエンタルな雰囲気の街並み、開放的なリゾートなど、魅力的な観光スポットが多く、女子旅の旅行先として人気急上昇中です。
今回は、定番スポットから話題のインスタ映えスポットまで、ベトナムのおすすめ観光スポットをエリア別に紹介します。
記事の目次
ベトナムってどんな国?


楽しい旅にするのなら、きちんと情報を集めて準備することが大切。
まずは、ベトナムの基本情報や観光の際に知ってきたい注意点などをご紹介します。
ベトナムの基本情報


インドシナ半島の東部に位置するベトナム。
北は中国、西はラオスとカンボジアに接する南北に細長い国です。
北部には首都・ハノイや世界遺産・ハノイ湾、南部には最大の商業都市・ホーチミンがあり、中部には、世界遺産・古都ホイアンやダナン、ニャチャンなどのビーチリゾートが点在しています。
19世紀には植民地としてフランスの統治下となり、第二次世界大戦後はベトナム戦争勃発という悲しい歴史のある国です。
しかし、社会主義国でありながら、近年ではめざましい経済発展を続けており、日本とも経済的なつながりが強く、ベトナムを訪れる観光客も増加中です。
日本からのアクセスは悪くなく、時差も少ない
日本からのアクセスは約5時間30分~6時間。
成田や羽田、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港から、ハノイとホーチミンへ直行便が運行しています。
特に成田は、ベトナムのリゾート地であるダナンへの直行便もあります。
日本から乗り継ぐことなく行けるので、気軽に旅行に行ける場所です。
また、日本との時差はマイナス2時間と少なく、サマータイムもないので、時差ボケの心配なく観光を楽しめます。
気になるベトナムの通貨と物価
ベトナムの通貨単位は、ベトナムドン(VND)で、1万VNDが約46円(2019年10月現在)。
紙幣の種類は、12種類あり、下は100ドンから上は500,000ドンまであります。
硬貨は5種類あり、100ドンと200ドン紙幣とともに、ほぼ流通していません。
また、ベトナムの経済の歴史背景から「アメリカドル」が広く流通していましたが、最近では、政府の規制などにより、ベトナムドンが主流となっています。
ベトナムドンの単位の大きさを考えると、イメージが湧きにくいですが、実は物価は日本と比べるとかなり安いです。
都市部の5つ星ホテルでも2万円前後から宿泊でき、ベトナムグルメはもちろん、高級スパも手ごろな値段で楽しめます。
ベトナムでは何語が使われているの?
公用語はベトナム語ですが、観光スポットやショッピングスポット、レストランなどでは、ほとんどの場合、英語が通じします。
ただ、英語のレベルは一般的な日本人と同レベルぐらいですので、片言の英語をしゃべることができるというレベルです。
ローカルなレストランやバス、タクシーなどの公共機関など、観光スポットから離れた場所は、英語が通じにくくなってしまいます。
そのため、簡単なベトナム語をメモして持っていっておくと、よりスムーズに観光をすることができるのでおすすめです。
ベトナムは暑いの?どんな気候?おすすめのシーズンは?
ベトナムは北部と中部、南部では気候が異なります。
北部は、「亜熱帯性気候」で四季があり、南部は、「熱帯モンスーン気候」で一年を通して気温が高く雨季と乾季があります。
なるべく雨季を避けて、雨の少ない乾季に訪れるとよいでしょう。
おすすめのシーズンは、ホーチミンは11~4月、ハノイは10~12月、ダナンは2~9月です。
またベトナムに訪れるのであれば、ハノイとホーチミンのどちらかだけの観光なら、2泊3日や3泊4日で充分です。
複数の都市やリゾートを巡る場合は、4泊5日以上あると余裕のある観光ができるので、おすすめです。
ベトナム観光で気をつけることは?


ビザや服装など、ベトナム観光を計画する前に知っておきたい注意点をご紹介します。
ベトナムの観光にビザは必要?
次の条件を満たしている場合は、15日以内の観光ならビザは不要です。
・出国時のパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上ある
・往復予約済航空券または第三国行の航空券がある
ただし、以下の条件に当てはまる場合にはビザが必要です。
・16日以上の滞在
・ベトナムを出国予定の航空券がない
・ベトナムを出国した日から30日以内に再びベトナムに入国する
たとえば、ベトナムから隣国のカンボジアでアンコール・ワット観光をし、再び30日以内ベトナムに戻るため、再入国する場合などはビザが必要となるので、注意しておきましょう。
ベトナム旅行に最適な服装や必需品
地域によって気候が変わるので、カーディガンやパーカーなどの羽織れるものや、ストールなどの巻き物など、温度調節できるものを持ち歩きましょう。
また、南部では、雨季の後半にスコールのような突発的な大雨に見舞われることもあるので、レインコートなどを所持しましょう。
日差しも非常に強いので、日よけ対策として、サングラスや帽子、日焼け止めなどを持参しましょう。
虫も多いので、虫よけスプレーも必需品です。
ハノイなどの北部では、冬は10℃以下の寒さになることもあるので、季節に応じて、防寒着の用意も忘れずにしましょう。
ベトナムの治安は?
ベトナムは比較的治安の良い国といえます。
しかし、観光客をターゲットにしたスリや置き引き、ひったくりなども少なくありません。
多額の現金を1度に持ち歩かない、夜間は一人歩きしない、歩きスマホをしないなど、最低限の注意を払って行動しましょう。
気になるトイレ事情などの衛生面
以前より随分環境が良くなってはいるのですが、公衆トイレなどはあまり衛生的とは言えないことも事実です。
なるべく、高級ホテルやレストラン、外国人が多いカフェ、ショッピングセンターなどのトイレを利用しましょう。
生水は危険なので、必ずミネラルウォーターを購入して飲むようにしてください。
また、ジュースやベトナムのあんみつであるチェーなどに入る氷には生水が使われていることがあるので、なるべく氷抜きで頼みましょう。
通信面は?Wi-Fiはつながるの?
実は、ベトナムは「Wi-Fi天国」と呼ばれるほどWi-Fi環境が整っています。
空港やホテル、カフェ、レストラン、観光スポットなど、至るところでWi-Fiに繋がります。
そのため、他のアジア圏の国と比較すると通信面で困る点はあまりありません。
事前に海外用のモバイルwi-fiなどもレンタルしなくても、あまりストレスなくスマートフォンを使用することができるでしょう。
千年の都「首都ハノイ」のおすすめ観光スポット


ベトナムの首都ハノイは、約1000年の歴史を誇る古都です。
建国の父・ホーチミンゆかりのスポットやホアンキエム湖、世界遺産・タンロン遺跡、王都の面影を残す旧市街地などがあり、ベトナムでも人気の高い観光スポットです。
ベトナム建国の父を祀る「ホーチミン廟」


1975年9月2日の独立記念日に建てられた「ホーチミン廟」には、故ホーチミン元国家主席が祀られています。
大理石の廟内には、冷凍保存されたホーチミンのご遺体が安置されています。
ベトナムの人たちにとって、とても神聖な場所ですので、廟内での私語やカメラの持込は禁止で、ノースリーブなどの肌の露出のある服装はNGです。
開館時間が午前のみで混雑する場所ですので、なるべく早い時間に訪れましょう。
24時間体制で毎時間ごとに行われる衛兵交代式も見どころです。
廟の周辺には、ホーチミンの生涯や愛用品を展示する「ホーチミン博物館」や亡くなるまで暮らしていた「ホーチミンの家」などもあります。
年によって期間は異なりますが、数ヶ月のメンテナンス期間は閉館しているので、訪問する際には確認しておきましょう。
■住所:2 Hung Vuong St., Dien Ban, Ba Dinh Dist., Hanoi
■営業時間: 夏季 7:30~10:30(土日祝 ~11:00) 冬季 8:00~11:00(土日祝~11:30)
■アクセス:「ハノイ駅」よりタクシーで約10分
伝説が残る「ホアンキエム湖」


ハノイの中心部にある「ホアンキエム湖」は、市民の憩いの湖です。
「ホアンキエム」とは「還剣」という意味。
15世紀にレ・ロイ王が神から授かった剣で明国を破り、その剣をこの湖の大亀に託して神に還したという伝説が残っています。
湖の周囲にある遊歩道を利用すると、約30分で湖を周ることできます。
朱色の橋を渡っていける小島には、13世紀に元を撃退した英雌チャン・フン・ダオを祀る寺「玉山祠(ぎょくさんじ)」があるので、ぜひ、お参りしてみてください。
境内には、還剣伝説の大亀ではないかと話題になった体長2mもの大亀のはく製が展示されています。
夜には幻想的なライトアップもされますので、おすすめです。
ホアンキエム湖
■住所:Dinh Tien Hoang, Quan Hoan Kiem, Ha Noi
■入場料:無料 ※玉山祠のみ有料:大人2万ドン、15歳以下の子供は無料
■アクセス:「ハノイ劇場」より徒歩で約10分
ハノイの伝統芸能「タンロン水上人形劇場」


水上人形劇とは、ベトナムの伝統音楽の生演奏とともに、人形たちが水面で繰り広げる人形劇です。
11世紀ごろに盛んに行われていた娯楽で宮廷でも演じられてきました。
一時は衰退した水上人形劇でしたが、故ホーチミン元国家主席が「タンロン水上人形劇場」を建てたことで復活しました。
ストーリーは主にベトナムの神話や農村の生活を中心に描かれ、上演時間は約1時間です。
可愛い人形たちの細やかでユーモラスな動きを楽しみましょう。
■住所:57B Dinh Tien Hoang, Hang Bac, Hoan Kiem Dist., Hanoi
■料金:大人10万ドン、子供(120cm以下)6万ドン
■営業時間:基本毎日公演、時間帯は曜日によって異なる
■アクセス:「ハノイ駅」よりタクシーで5分/「ホアンキエム湖」より徒歩すぐ
世界遺産「ハノイ城」・「タンロン遺跡」


「ハノイ城」は、ベトナムの歴代王朝の拠点となった場所です。
2003年に発掘が始まった「タンロン遺跡」とともに、2010年に世界遺産に登録されました。
現在のハノイ城跡は、19世紀から20世紀半ばのグエン朝時代に建てられたものです。
1805年に建てられた北門には、1882年にフランスの軍艦から攻撃を受けた砲弾の跡が残っています。
ハノイ城の西にある「タンロン遺跡」では、今も発掘が行われており、博物館では出土品などが展示されています。
敷地内には、ベトナム戦争時に造られた地下司令部「D-67地下室」があります。
作戦図や机などの備品がそのまま残っており、戦時下の緊張した雰囲気を感じることができます。
■住所:19C Hoang Dieu, Quan Ba Dinh, Ha Noi
■料金:3万ドン
■営業時間:8:00~17:00
■アクセス:「ホアンキエム湖」よりタクシーで約15分
鮮やかなステンドグラスが美しい「ハノイ大教会」


ホアンキエム湖近くにある「ハノイ大教会」は、フランス統治下の1886年に建てられたネオ・ゴシック様式の教会です。
「聖ヨセフ大聖堂」とも呼ばれ、パリのノートルダム寺院をモデルにしているそうです。
教会の正面の広場には聖母マリア像が佇み、内部はアーチを描いた高天井で荘厳な雰囲気が漂っています。
窓の色あざやかなステンドグラスは、イタリアから持ち込まれたものです。
ハノイ大教会
■住所:40 Nha Chung St., Hang Trong, Hoan Kiem Dist., Hanoi
■営業時間:5:00~11:00、14:00~19:30
■アクセス:「ホアンキエム湖」より徒歩約5分
世界遺産の絶景「ハロン湾」


世界遺産・ハロン湾は、湾内に大小約1,600にも及ぶ奇岩が浮かぶベトナム随一の絶景スポットです。
ハノイから路線バスで3時間半ほどかかる、少し離れた場所にあります。
「海の桂林」とも称えられる雄大な自然美をクルーズ船に乗って堪能しましょう。
ハノイからの日帰りなら、木造の帆船「ジャンク船」で。
特産のハマグリやイカなどのシーフードたっぷりのランチを、海を眺めながら船内で味わえます。
夕焼けや星空、朝焼けのハロン湾の絶景を体験できるクラッシク船に宿泊するツアーもおすすめです。
デッキで日光浴や太極拳を楽しんだり、鍾乳洞を見学したり、シーカヤックを操ったりと、自由な時間を過ごしましょう。
フランスの面影が残る「ホーチミン」のおすすめ観光スポット


ホーチミンはベトナム最大の都市で、商業・経済の中心となっています。
かつては「サイゴン」の名で呼ばれていました。
フランス統治下の面影を残すコロニアル建築をはじめ、最新のショッピングスポットやグルメスポットなど、見所がたくさんあります。
都市部からひと足伸ばすと、メコン川クルーズやベトナム戦争時の地下基地の見学などが体験できます。
東洋のパリと名高い「コロニアル建築」めぐり
ホーチミンは、かつては「東洋のパリ」と称された街で、フランス統治下にフランスの建築様式を模して建てられた「コロニアル建築」と呼ばれる数多くの建物が残っています。
ホテルやショップ、レストランなどが並ぶ「ドンコイ通り」は、ハノイ一の繁華街です。
「ドンコイ通り」周辺には、「ホーチミン市人民委員会庁舎」をはじめ、「中央郵便局」、「サイゴン大教会」、「ホーチミン市博物館」、「市民劇場」、「マジスティック・サイゴン」などのコロニアル建築が点在しています。
徒歩で巡ることもできるので、ショッピングや食事を楽しみながら、ホーチミンの歴史を肌で感じに行きましょう。
おすすめは、外観も内観もかわいい「サイゴン中央郵便局」


クリームイエローの壁が印象的な「中央郵便局」は、今でも現役の郵便局です。
1891年にパリのオルセー美術館をモデルに建てられました。
ガラス張りの大ヴォールト天井や1892年当時のホーチミンの大地図など、建物内部もぜひ見学してみましょう。
絵葉書を買って、家族や友人に送るのも風情があっておすすめです。
■住所:2 Cong Xa Paris, District 1, Ho Chi Minh City
■営業時間:月〜金 7:00~19:00、土 7:00~18:00、日 8:00〜19:00
■アクセス:「サイゴン駅」よりタクシーで約20分
フォトジェニックなホットスポット「42グエンフエ・アパート」


今、ホーチミンでは歴史あるアパートをリノベーションしたカフェやセレクトショップ、雑貨店などがトレンドとなっています。
ドンコイ通りやグエンフエ通り沿いにある古アパートは、フォトジェニックなスポットとしても人気です。
グエンフエ通りにある「42グエンフエ・アパート(42番地古アパート)」は、1970年代に建てられた9階建てのアパートです。
格子状のカラフルな外観が特徴で、建物内には、国内の若手デザイナー中心のセレクトショップやカフェ、ネイルサロン、コスメショップなど、さまざまなオシャレで小さなショップが入居しています。
市内を見下ろすカフェで食事をしたり、ショップでお気に入りの洋服や小物を見つけたりするなど、色々と楽しむことができます。
42グエンフエ・アパート
■住所:42 Nguyen Hue, District 1, Ho Chi Minh City
■営業時間:店舗により異なる
■アクセス:「サイゴン駅」よりタクシーで約15分
何でも揃う「ベンタイン市場」


食料品から雑貨、衣料、お土産まで、なんでも揃う「ベンタイン市場」は、コロニアル様式の建物が特徴的で、広さは、約1万平方メートルあります。
1000軒を超える店舗が迷路のように並んでいるので、どこから行こうか迷ってしまう場所です。
料金は交渉制で、店員との値段交渉も楽しみのひとつです。
レストランエリアもあり、フォーや生春巻きなどの定番ベトナム料理やスイーツを気軽に味わえます。
ショッピングエリアでは、ベトナム刺繍の小物や草バッグ、バッチャン焼きなどの伝統工芸品、洋服などが販売されており、お土産選びにおすすめです!
日本語を話せる店員さんも多くいるので、安心して買い物をすることができます。
夜になると、周辺でナイトマーケットが開かれ、屋台の食べ物屋などが登場するのでおすすめです。
■住所:Cho Ben Thanh, Quan1, Ben Nghe, Ho Chi Minh City
■営業時間:6:00~18:00ごろ(店舗によって異なる)
■アクセス:「サイゴン駅」よりタクシーで約10分
グルメが堪能できる屋台村「ベンタイン・ストリート・フード・マーケット」


「ベンタイン・ストリート・フード・マーケット」は、2015年にオープンした屋台村です。
ベンタイン市場の裏手にあり、観光客の人気スポットになっています。
定番のベトナム料理のほか、タイやインド、韓国などのアジア料理、ハンバーガーやホットドッグ、ピザ、ソフトクリームなど、多国籍のグルメを味わえる屋台が50軒近く集まっています。
1,000人収容できるベンチテーブルは、開放感たっぷり!
メニューは英語表記になっており、英語で注文できるので、言語の心配もありません。
深夜まで営業しているので、ベンタイン市場やナイトマーケット帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ベンタイン・ストリート・フード・マーケット
■住所:26-28-30 Thu Khoa Huan, District1, Ho Chi Minh City
■営業時間:7:00~22:00
■アクセス:「ベンタイン市場」より徒歩約1分
インスタグラムで話題のスポット「タンディン教会」


ホーチミンの教会といえば、赤レンガ造りの「サイゴン大教会」が有名ですが、今インスタグラムで話題の教会がホーチミンにもう一つあります。
サイゴン大教会からタクシーで約10分の場所にある「タンディン教会」は、可愛いピンク色の外観をした、まるでお城のような教会です。
1876年に建てられた教会で、ホーチミンではサイゴン大教会に次いで2番目に大きな教会です。
修復工事中のため、内部の見学は2020年までできませんが、フォトジェニックな外観は必見です。
ぜひ、このタンディン教会でインスタ映えする一枚を撮ってみてはいかがでしょうか。
タンディン教会
■住所:289 Hai Ba Trung, Ward 8, District 3, Ho Chi Minh City
■アクセス:「サイゴン教会」よりタクシーで約10分
壮大な大河を下る「メコン川クルーズ」


ベトナム南部を流れるメコン川は、はるかチベットを源流とする全長約4,000㎞の大河です。
その大河の魅力を満喫したい方におすすめなのが、「メコン川クルーズ」。
ホーチミンから南西へ約70㎞の川岸の街・ミトーから木造の観光船に乗り込んで、中州の島へと川を進みます。
ココナッツキャンディ工場やはちみつ農園などを見学した後は、手漕ぎボートに乗ってジャングルクルーズへ。
ヤシの木のトンネルをくぐりながら約20分のクルーズを楽しみます。
クルーズの後は、ミトーの街で名物のエレファント・フィッシュ(象耳魚)をランチで堪能しましょう。
■住所:Thới Sơn, Mỹ Tho
■料金:5000円〜1万円
■営業時間:ツアーにより異なる
■アクセス:ホーチミンから車で約2時間
ベトナム屈指のリゾート「ダナン」のおすすめ観光スポット


ダナンは、日本からの直行便の発着するベトナム中部の玄関口です。
海岸沿いには、ラグジュアリーなリゾートホテルが立ち並ぶベトナム屈指のリゾート地です。
近郊には、世界遺産のミーソン聖域や古都ホイアン、フエの建造物群などもあり、ベトナム中部の観光拠点としてもおすすめです。
まるで龍が泳いでいるような「ドラゴン・ブリッジ」


ドラゴン・ブッリジ(ロン橋)は、ダナンのハン川に架かるドラゴンをモチーフにした橋です。
全長666メートル、幅37.5メートルの巨大な橋で、2013年に開通しました。
その姿は、まるで水面を龍が泳いでいるように見えます。
週末や祝日の夜には、ドラゴンが口から火と水を吹き出す迫力満点のショーが開催されます。
ショーの開催時には道路は封鎖されるので、間近でずぶぬれになってショーを楽しむこともできます。
■住所:Cau Rong, Phuoc Ninh, Son Tra, Da Nang
■料金:無料
■営業時間(ショー):土日祝日の20:45ごろから10~12分
■アクセス:ダナン駅から車で約10分
神の手の上にいるような「ゴールデン・ブリッジ」


まるで、神の手の上に乗っているような絶景の橋「ゴールデン・ブリッジ」。
2018年にダナン郊外の高原リゾート「バー・ナー・ヒルズ」にできた話題のスポットです。
全長5,801m、発着地の標高差1,368mの世界一のケーブルカーに乗って、ゴールデン・ブリッジをめざします。
その名のとおり、神の手に支えられた金色の橋の上からは、天気の良い日にはダナン市街や海まで一望できます。
中世ヨーロッパの街並みを再現したテーマパークやフラワーガーデンなどがあり、ジェットコースターなどのアトラクションも楽しめるので、こちらもおすすめです。
■住所:Thon An Son,Xa Hoa Ninh,Huyen Hoa Vang
■料金:大人700,000ドン、子ども550,000ドン
■営業時間:7:30~21:30(ロープウェイ)
■アクセス:「ダナン」より車で約40分
神秘的な世界が広がる「ミーソン聖域」


ミーソン聖域は、6~13世紀に栄えたチャンバ王国の宗教遺跡です。
20世紀はじめにフランス人に発見され、ベトナム戦争により大きな被害を受けましたが、その希少性から1999年に世界遺産に登録されました。
まるでドラゴンクエストの世界のようなレンガ造りの遺跡群で、ミステリアスな雰囲気に包まれています。
接着剤を一切使わない建築様式、精巧な彫刻やレリーフなど謎の多い遺跡で、今もなお発掘調査が行われています。
ミーソン聖域
■住所:Duy Xuyen Quang Narn
■料金:大人15,000ドン/子ども30,000ドン
■営業時間:6:00~17:00
■アクセス:ダナンより車で約2時間
グエン朝の王都「フエ」のおすすめ観光スポット
フエは、ベトナム最後の王朝であるグエン朝の都があった場所で、碁盤の目状になっている旧市街は、「ベトナムの京都」とも呼ばれている都市です。
また、郊外には雄大な自然が広がり、新市街地と呼ばれるエリアではショッピングなどができるので、様々な楽しみ方ができる最近人気の観光スポットです。
紫禁城を模して造られた「グエン朝王宮」


フエにある煌びやかな「グエン朝王宮」は、北京の紫禁城を模して造られているそうです。
王宮内にある1826年に建てられたベトナム最古の劇場「閲是堂」では、1日2回、宮廷音楽と舞踏のショーを鑑賞することができます。
そのほか、フォン川沿いに「カイディン帝廟」や「トゥドゥック帝廟」などの陵墓、天女のお告げにより建立されたと伝わる「ティエンムー寺」などの寺院や遺跡が点在しており、グエン朝王宮と陵墓などの建造物群は、1993年にベトナム初の世界遺産として、登録されました。
13代続いたグエン王朝の栄華をしのびながら、史跡をめぐるのはいかがでしょうか。
■住所:Trung Tam Bao Ton Di Tich Co Do,Hue
■料金:大人150,000ドン、子ども30,000ドン
■営業時間:7:00~17:30
■アクセス:「フエ駅」から車で約8分
ランタンの港町「ホイアン」の観光スポット


ホイアンは、ダナンの南約30㎞に位置する港町です。
チャンパ王国の時代から東西交易の中継地として栄えました。
16世紀頃には日本人街もあったとされ、ホイアン旧市街地のシンボル「来遠橋」は、別名「日本橋」とも呼ばれています。
色とりどりのランタンが幻想的な「ホイアンの旧市街地」
ベトナムや中国、日本など東西の建築様式が融合した旧家が軒を連ねる旧市街の街並みは、「古都ホイアン」として1999年に世界遺産に登録されました。
小さな町なので、旧市街や「ホイアン市場」、川沿いの道など、ノスタルジックな街を散策してみましょう。
夕暮れになると旧市街は、色とりどりのランタンの灯りに照らされて幻想的な雰囲気になります。
まるで縁日のようなナイトマーケットで、お土産選びなどを楽しみましょう。
白砂のビーチリゾート「ニャチャン」のおすすめ観光スポット


ニャチャンは、中南部に位置する南国の雰囲気たっぷりのビーチリゾートです。
ホーチミンやハノイから約1時間のフライトでアクセスできます。
白砂のビーチ沿いには、高級リゾートホテルが立ち並んでいます。
青く透明な海で、シュノーケリングやパラセーリングなどのマリンアクティビティを満喫しましょう。
街を一望する「ニャチャン大聖堂」やチャンパ王国の遺跡「ポーナガール塔」なども必見です。
神聖なる大聖堂「ニャチャン大聖堂」


ニャチャン駅近くの見晴らしの良い丘の上にある「ニャチャン大聖堂」は、1934年に建てられたゴシック様式の教会です。
聖堂前の坂道には30対の聖人像が立ち並んでいて、神聖な雰囲気をしている一方、敷地内には木々や花々などの自然も共存しているので、どこか華やかな雰囲気も持ち合わせている空間となっています。
教会内部では色とりどりのステンドグラスが見事です。
建物内に入れるのはミサの時間の前後のみとなっているので、見学をしたい方は時間を調べてから訪れましょう。
ベトナム最後の楽園「フーコック」


フーコックは、「ベトナムの最後の楽園」と称されるリゾート・アイランドです。
日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパからの観光客に人気の穴場リゾートです。
フーコックへは、ホーチミンから約1時間、ハノイからは約2時間30分のフライトでアクセスできます。
マリンアクティビティを思い切り楽しんだり、プライベート感のあるホテルでゆったりと大人のバカンスを過ごすことができます。
島内には、世界最長の海上ケーブルカー「ホントム・ケーブルカー」やウォーターパーク、サファリパークなどのレジャースポットもあり、グループ旅行や家族旅行にもおすすめです。
■住所:Bai Dat Do Phu Quoc huyen Phu Quoc tinh Kien Giang
■運行時間:7:30~12:00、13:30〜15:00、16:30〜17:30、19:00〜19:30
■アクセス:「フーコック国際空港」よりタクシーで約30分
まとめ
今回は、定番から穴場までベトナムのおすすめ観光スポットを紹介しました。
世界遺産の絶景や遺跡をはじめ、インスタ映えする可愛い教会やコロニアル建築、南国の雰囲気満点のリゾートなど、抱いていたイメージとは違うベトナムを知っていただけたのではないでしょうか。
ぜひ、ベトナムを訪れて、ステキな体験をしてくださいね。