広島県の観光名所でユネスコの世界遺産に登録されていることでも有名な宮島・厳島神社。
紅葉や厳島神社の鳥居が特に有名で、毎年多くの観光客が訪れます。
しかしこれから宮島・厳島神社に行こうと思っている人でも「どこを見たらいいのか」「何が有名なのかよくわからない」と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、世界遺産「厳島神社」の見どころやオススメの季節、スポットなどを詳しく解説していきたいと思います!

 

宮島・厳島神社とは??

厳島神社の鳥居
Photo by PIXTA(ピクスタ)

宮島・厳島神社とは広島県廿日市市の厳島に位置する神社です。
日本三景の一つとして有名で、季節によって特色の違う絶景を楽しむことができます。
宮島・厳島神社の歴史はかなり古く、593年の推古天皇の時代まで遡ります。
当時広島の有力豪族が神社を立てるよう信託を受け、小笠浜に神社を建設したのが始まりだと社伝には記載されています。
また厳島神社が位置する宮島は古くから島そのものが神として信仰されており、山岳信仰の対象だったと言われているのです。
このように神聖な島と呼ばれる宮島に建設された神社だからこそ、どこか神秘的な雰囲気を醸し出しているのでしょう。
数々の文化財も社殿に収められており、厳島神社自体もユネスコの世界文化遺産に登録されています。
現在ではこの神秘的な美しさを一目見ようと毎年全国各地、世界中から観光客が訪れ、広島県の一大観光地として人気のスポットとなっています。

 

宮島・厳島神社にはどうやって行くの?

厳島神社とフェリー
Photo by PIXTA(ピクスタ)

宮島・厳島神社に行くにはJR西日本 宮島フェリーに乗る必要があります。
宮島口駅から乗船して10分ほどフェリーに乗れば宮島に到着です。
フェリーの乗船料金は片道大人180円、子供90円とかなりリーズナブルな価格となっています。
広島駅から宮島に行く場合はJR山陽本線で25分、宮島口駅から10分となりますので30分ちょっとで宮島・厳島神社に行くことができます。
日帰りでも十分に観光できるので広島駅付近で観光しようと思っている方でも宮島・厳島神社を巡ってみてはいかがでしょうか?

・車をご利用の場合
広島岩国道路廿日市IC下車→国道2号経由で宮島口フェリー乗り場→フェリーで約10分

・電車をご利用の場合
JR広島駅→山陽本線で25分→宮島口駅→フェリーで10分

・飛行機をご利用の場合
広島空港からリムジンバスで広島駅へ(約50分)→JR広島駅→山陽本線で25分→宮島口駅→フェリーで10分

 

宮島・厳島神社を堪能するためのオススメの季節と時間帯

厳島神社の鳥居
Photo by PIXTA(ピクスタ)

宮島・厳島神社は季節・時間帯によって様々な表情を見せます。
この章では宮島・厳島神社を観光するのにオススメの季節・時間帯について解説します!

 

おすすめの時間帯

厳島神社の景色
Photo by PIXTA(ピクスタ)

宮島・厳島神社では時間帯によって景色が全く異なります。
なぜなら厳島神社は海の近くに建設されているため満潮時・干潮時と行けるところが異なってくるのです。
夏には満潮になりやすく、冬には干潮になりやすいため目的に沿って季節や時間帯を選ぶことをオススメします。
ちなみに満潮になる時間帯ですが夏だと17時、冬だと15時が目安です。
満潮・干潮の時間帯は宮島観光案内サイトやフェリー乗り場の入り口で告知されていますので、宮島・厳島神社を訪れる際はチェックしておいてください。

 

干潮時・満潮時にはどんな景色みられる?

宮島・厳島神社は干潮時・満潮時では全く違った風景を楽しむことができます。

満潮時には厳島神社が水面に映る姿が大変美しく、夜景とともに楽しむことをオススメします。
神社の境内を歩いているだけでも波の音が聞こえたり、潮の香りがしたりと夏場満潮時に行けば涼しげな厳島神社を楽しむことができます。

厳島神社の鳥居
Photo by PIXTA(ピクスタ)

逆に干潮時には潮が引いて陸地が現れるため鳥居まで歩いて行くことができます。
鳥居の下で記念撮影をしている観光客も度々見かけます。

厳島神社の干潮時の鳥居
Photo by PIXTA(ピクスタ)

潮の流れはだいたい7時間程度で入れ替わるため、運がよければ1日で満潮・干潮の厳島神社を堪能することができるのです。
もし1日で両方楽しみたいというのであれば宮島で宿泊することをオススメします。

 

季節によっても風景が全く違う?

冬の厳島神社
Photo by PIXTA(ピクスタ)

潮の流れによって風景が左右される厳島神社ですが、季節によっても全く異なる風景を楽しむことができるのです。
それぞれの季節の見所を詳しく見てみましょう。

 

春の厳島神社

春の厳島神社
Photo by PIXTA(ピクスタ)

春の厳島神社では桜が満開になり、そこら中で桜吹雪が舞っています。
鳥居や神社の近くにも桜が咲いていますので、山から海の方を見下ろすように眺めると絶景が楽しめるかと思います。
気候もちょうど良くお花見シーズンですので観光客や地元民で大変賑いますので宿や交通機関のご予約はお早めに。

 

夏の厳島神社

夏の厳島神社
Photo by PIXTA(ピクスタ)

夏は海面が高くなる季節なので、満潮時の厳島神社を楽しむことができます。
前章でも述べたとおり、夏の宮島はすぐそこまで海面が上がってきていますので、海の涼しさを感じながら観光を楽しむことができます。
さらにこの時期になると花火大会なども多数開催されますので浴衣で夜散歩をしてみてもいいでしょう。
花火に照らされた厳島神社や鳥居は絵にもかけない美しいものです。

 

秋の厳島神社

秋の厳島神社
Photo by PIXTA(ピクスタ)

厳島神社でもっとも観光客が訪れるのが秋です。
厳島神社の紅葉の美しさは全国的に有名で、紅葉を一目見ようと全国各地からたくさんの人が訪れます。
11月は特に狙い目で、一番紅葉が美しく、宮島でも地元のお祭りが開催されているので、いつ行こうか迷っている方はとりあえず秋に行くのがオススメです!

 

冬の厳島神社

冬の厳島神社
Photo by PIXTA(ピクスタ)

広島の地元民が一番オススメするのが冬の宮島・厳島神社のようです。
冬は海面が低くなるため鳥居まで行くことができるタイミングも多くなります。
また冬は広島の名産である牡蠣が一番美味しい季節です。
牡蠣の他にも冬ならではの海産物が豊富で、美味しいものが宮島に溢れかえります。
グルメな旅をしたいのであれば冬に行くことをオススメします。

 

筆者オススメの季節・時間帯は?

筆者である私も宮島・厳島神社には数回訪れていますが、一番オススメする季節は秋と冬です。

秋の厳島神社
Photo by PIXTA(ピクスタ)

理由は前章でも触れた通り、秋には紅葉が美しく、冬には美味しいものがたくさん出てくるからです。
またこの季節は海面が低くなりますので、鳥居の麓までも行きやすくなります。
もし宮島を堪能したいという場合は宮島に一泊してしまった方がいいかと個人的には思います。
満潮時・干潮時の景色の移り変わりが直に感じられるので、満足度は高いです!

 

厳島神社の見どころ

厳島神社の景色
Photo by PIXTA(ピクスタ)

季節や時間帯によって様々な絶景を見せてくれる厳島神社。
ではどのようなところが見所なのでしょうか?
厳島神社の必見ポイントをまとめてみました。

 

鳥居

厳島神社の鳥居
Photo by PIXTA(ピクスタ)

厳島神社といえば海の上にたたずむ鳥居が特徴的です。
高さ16メートル、主柱の周囲は10メートルもある超巨大鳥居ですが、実は地面に固定されている訳ではなく、自然の重みだけで自立しているのです。
にも関わらず台風や地震が来ても倒れることなく直立し続けています。
なぜこんなにも頑丈なのでしょうか?
その秘密は鳥居の構造にありました。
鳥居上部の島木と呼ばれる部位が箱状に作られており、その島木の中には約7トンもの石が詰まっていて、重り代わりになっているのです。
さらに柱は主柱、袖柱の6本で鳥居を支えており、柱と屋根のつなぎ目には特殊な形状の楔が使用されています。
それにより柱と屋根の歪みや動きを自然に吸収するのです。
鳥居が立っている海底部分には松でできた杭が打ち込まれ、その上に石を並べることで地盤を強化しています。
このような技術が数百年前に取り入れられていたと言うから驚きです。

 

本殿

厳島神社の本殿
Photo by PIXTA(ピクスタ)

厳島神社はいくつものエリアに別れています。
本社奥には本殿があり、宗像三女神が祀られています。宗像三女神は、別名「道主貴(みちぬしのむち)」とも呼ばれ、「海上交通の安全」のご利益があり、困難な航海をも導く神という意味合いから「芸事」や「学問」などの様々な「道」にも通ずると言われています。
普通神社の屋根は千木と鰹木で作られるのが定番なのですが、厳島神社の本殿は桧皮葺の屋根に瓦を積んだ寝殿造りが取り入れられています。
その造りの見事さは見る者全てを魅了することでしょう。

 

平舞台

厳島神社の平舞台
Photo by PIXTA(ピクスタ)

高舞台の屋根がない部分を差し、神殿造りの底に当たります。
約553平方メートルと広大で、社伝によれば平氏が千僧供養の際、社殿の前方に仮設の回廊を設置したとされており、この仮設回廊が平舞台になったと言われているのです。
前方には火焼前と呼ばれる場所があり、度々お祭りや儀式で使用されます
平舞台や高舞台は台風など自然災害の影響を受けやすく、度々破損しては修理されているため全て新しい素材に取って代わっています。

 

高舞台

厳島神社の本殿
Photo by PIXTA(ピクスタ)

高舞台は本社前に位置しており、平舞台の中央付近に設置された舞台です。
ここでは平清盛が大阪から移動させた演劇が開演されていました。
演舞の舞台としては最小の物で、高舞台は舞楽の奉納などに使用されています。

 

能舞台

厳島神社の能舞台
Photo by PIXTA(ピクスタ)

厳島神社の能舞台は国の重要文化財に認定されており、国内で唯一の海の上にある能舞台として有名です。1605年(慶長10年)に福島正則の手によって常設の能舞台として寄進されたことが始まりです。
数々の能作品がここで演じられており、能だけではなく茶道の会場としても使われています。
台風などの自然災害の被害を受けやすく、1991年に舞台が倒壊、2004年に楽房が倒壊するなど度々倒壊しては修理を繰り返しています。

 

反橋

厳島神社の反り橋
Photo by PIXTA(ピクスタ)

本社周辺の海上に立っている橋で別名・勅使橋とも呼ばれています。
西廻廊と南の陸地部を結んでおり、古代には重要な儀式や祭事の際はこの橋を渡って境内に入っていったそうです。
現在立っている橋は度重なる修理によって、新材に変わっています。

 

廻廊

厳島神社の廻廊
Photo by PIXTA(ピクスタ)

通常神社の廻廊(かいろう)と言うと敷地を四角く仕切る廊下のことですが厳島神社では少し勝手が違います。
厳島神社は海上に建っている建物もあり、陸地とそれらの建物を繋ぐ働きをしています。
また厳島神社の廻廊には高潮の時に下から上がってくる海水の圧力を弱め、海水や雨水を海へ流す役目もあります。
幅4メートル、長さ275メートルの廻廊は見た目も美しく、その景観を眺めても楽しめるでしょう。

 

五重塔

厳島神社の五重塔
Photo by PIXTA(ピクスタ)

厳島神社の背後にそびえ立つ五重塔は独特の存在感を放っています。
その歴史は古く、建設されたのは1407年だと言われており、和の様式と唐の様式をうまく組み合わせた建造物として高い評価を受けています。
館内の天井や壁には龍・観音像などが細かく繊細に描かれており、その美しさには誰もが目を奪われることでしょう。
国の重要文化財に指定されているため、館内の見学はできませんが外観は自由にみて回ることができます。
厳島神社を一通り見て回ったら五重塔まで足を伸ばしてみるといいかもしれませんね。

 

厳島神社以外で楽しめる宮島観光名所

実は宮島は厳島以外にもたくさんの観光名所があるんです!
そんな宮島で楽しめる観光名所を5つほどご紹介して行きたいと思います。

 

宮島水族館(みやじマリン)

西日本有数の大きさを誇る宮島水族館。2011年に愛称を「みやじマリン」としてリニューアルしたことから、「みやじマリン」とも呼ばれています。
館内には瀬戸内海に生息している生物を中心に350種、13000点以上が展示されています。
それらの生物を10個のゾーンに分け、瀬戸内海の神秘的な世界を紹介しているのです。
展示のゾーンの他にも毎日アシカショーが行われているライブプール、飼育員が海の生物の疑問に関して実技を通して答えてくれる瀬戸内研究所、宮島水族館(みやじマリン)オリジナルのグッズも多数販売されている宮島水族館ミュージアムショップ、瀬戸内海を眺めながら食事が楽しめるみやじマリンキッチンなど来館者を楽しませる施設が揃っています。
ぜひ宮島に訪れた際は、宮島水族館(みやじマリン)で瀬戸内海の海の生物と触れ合ってみてはいかがでしょうか?

宮島水族館(みやじマリン)

■住所: 広島県廿日市市宮島町10-3
■アクセス: 宮島桟橋から徒歩25分、宮島桟橋からメイプルライナー「宮島水族館」停下車すぐ
■営業時間: 9:00~17:00(最終入館16:00)
■詳細情報: http://www.miyajima-aqua.jp/

 

紅葉谷公園

紅葉谷公園は天然記念物の弥山原始林麓に位置している庭園です。
庭園内には約700本以上の紅葉があり、秋にはあたり一面の紅葉を楽しむことができます。
園内では毎月多数のイベントが開催されており、いつ行っても景色とイベントを楽しむことができるでしょう。
弥山頂上までロープーウェイが設置されており、紅葉谷公園の絶景を見下ろしながら一気に頂上までたどり着くことができます。
また紅葉が全国的に有名な紅葉谷公園ですが、実は桜の名所としても知られています。
どのシーズンに行っても緑豊かな絶景が楽しめますのでぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

紅葉谷公園

■住所: 広島県廿日市市宮島町幸町東浜
■アクセス: 宮島桟橋より徒歩20分
■詳細情報: http://www.miyajima.or.jp/sightseeing/ss_momiji.html

 

表参道商店街

別名・清盛通りとも呼ばれている、宮島のメインストリート的な商店街です。
350メートルの大通りに約70店ものお店が軒を連ねています。
この商店街には全通りに開閉式の屋根が設置されており、雨の日でも濡れることなくお買い物を楽しむことができます。
厳島神社や先ほど紹介した五重塔、紅葉谷公園などの主要観光名所から近いので、宮島内を観光した締めに立ち寄っても良いでしょう。
道の両脇には地元の名産を使った料理店やお土産屋も多く立ち並んでおり、見て回るだけでも楽しいものです。
旅の締めくくりやあいにくの雨の日などのタイミングで訪れたいスポットです。

表参道商店街

■住所: 廿日市市宮島町530-1
■アクセス: 宮島桟橋より徒歩5分

 

宮島の大杓子

宮島の大杓子
Photo by PIXTA(ピクスタ)

その名の通り宮島に存在するとにかく大きいしゃもじです。
商店街の中心に飾られており、その大きさは7メートル以上。
この大きさは世界一だそうです。
そもそも宮島はしゃもじ発祥の地で伝統工芸である宮島細工を後世に残すとともに、宮島のシンボルとして飾られました。
縁起物としても有名ですので宮島を訪れた際にはぜひ一度ご覧ください。
平成30年6月15日より一時的に展示停止中となっており、令和3年4月ごろ、旧宮島支所跡地に整備される地域拠点施設で再展示が行われる予定です。

宮島の大杓子

■住所: 広島県廿日市市宮島町536-1
■アクセス: 宮島桟橋より徒歩5分
■詳細情報: http://www.miyajima.or.jp/sightseeing/ss_shamoji.html

 

町屋通り

町家通りは表参道商店街からほど近いところにあるもう一つのメインストリートです。
表参道商店街とはまた違い、古き良き時代の雰囲気を残した大通りとなっています。
大通り全体が古い町並みで、レトロな雰囲気が現代に調和して情緒があふれており、伝統工芸品の工房やレトロモダンなお店が軒が数多く軒を連ねているのです。
通りの最後には五重塔が見えますのでそのまま五重塔を見学に行ってもいいかもしれません。
静かなところでゆったりと散歩したいという方にはオススメのスポットです。

町屋通り

■住所: 広島県廿日市市宮島町/span>
■アクセス: 宮島桟橋より徒歩5分
■詳細情報: https://www.hiroshima-kankou.com/spot/8631

 

終わりに…

ここまで宮島・厳島神社の観光情報についてまとめてきました。
宮島・厳島神社は季節や時間帯によって様々な楽しみ方ができる観光名所です。
また宮島には厳島神社の他にもたくさんの観光スポットがあります。
ぜひこの記事を参考に宮島・厳島神社を満喫してみてはいかがでしょうか?

厳島神社

■住所: 広島県廿日市市宮島町1-1
■アクセス: フェリーで約10分ほど
■詳細情報: http://www.miyajima-wch.jp/jp/itsukushima/

 

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