最終更新日 2022-01-13
記事の目次
- 1 岡山県ってどんなところ?
- 2 岡山のおすすめ観光スポット
- 3 ここを押さえれば間違いない!岡山定番観光スポット
- 3.1 伝統的建造物の街並みが美しい「倉敷美観地区」
- 3.2 元禄文化を代表する日本庭園「岡山後楽園」
- 3.3 烏城として有名な「岡山城」
- 3.4 本州と四国を結ぶ美しい大橋「瀬戸大橋」
- 3.5 難攻不落の城「備中松山城」
- 3.6 庶民のための江戸時代の学校「閑谷学校(しずたにがっこう)」
- 3.7 桃太郎伝説のモデルが主祭神「吉備津神社」
- 3.8 レトロで情緒ある街並み「勝山」
- 3.9 最上稲荷
- 3.10 倉敷アイビースクエア
- 3.11 三井アウトレットパーク倉敷
- 3.12 鷲羽山(わしゅうざん)
- 3.13 ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド
- 3.14 水島コンビナート工場
- 3.15 鬼ノ城(きのじょう)
- 3.16 備中国分寺
- 3.17 満奇洞(まきどう)
- 4 併せて行きたい!穴場スポット
- 5 身も心もリフレッシュ!岡山でオススメの温泉9選
- 6 岡山おすすめの宿泊施設7選
- 7 おすすめの岡山グルメ9選
- 8 岡山でオススメのお土産7選
- 9 最後に…
岡山県ってどんなところ?


瀬戸内海に面し、中国地方と四国地方を結ぶ交通の要衝として重要な役割を果たしている岡山県。
古くから気候や地形から独自の文化圏を持ち、国宝の「吉備津神社」をはじめとした魅力的な観光スポットが多く、観光地として根強い人気があります。
また、日本で一番降水量が少ないことから、「晴れの国おかやま」というキャッチコピーで有名です。
そんな岡山県ですが、一体どんなところなのでしょうか?
今回は、「晴れの国おかやま」の魅力をご紹介いたします。
岡山県って一体どんなところ?


岡山県は中国地方の南部に位置している都道府県で、広島と兵庫県に隣接し、瀬戸内海に万する県です。
県庁所在地である岡山市は政令指定都市に認定されています。
岡山県の歴史はかなり古く、大昔には大和朝廷と同等の力を持つ吉備国として中国地方一帯を支配していました。
現在でも、中国・四国地方の交通の要として開発が進められています。
また、気候や地形などの環境により独自の文化圏を築いてきたことでも有名で、マスキングテープや倉敷ジーンズなど、他の地域とは一風変わった特産品がたくさんあります。
前述したとおり、岡山は日本で一番降水量が少なく、快晴の日がとても多いことで有名です。
そのため、岡山県「晴れの国 おかやま」とうキャッチフレーズが掲げられています。
岡山県でオススメの観光スポットは?


岡山県は歴史が非常に古く、歴史的建造物が数多く残っていることが特徴の一つです。
昔の街並みがほぼそのまま保存されている倉敷美観地区や美しいお城と庭園が人気の岡山後楽園、日本三大学府に数えられる閑谷学校など岡山県の歴史を学ぶことができる観光スポットが人気となっています。
また、南に瀬戸内海、北に日本屈指の山々という自然豊かで温泉地もありますので、絶景を眺めながら温泉に浸かって日頃の疲れを癒してみても良いでしょう。
岡山のおすすめ観光スポット


景色が美しく、温泉地として有名な岡山県ですが実際に人気の観光スポットはどこなのでしょうか?
初めて岡山を訪れる人にもわかりやすく、定番スポット、穴場スポット、温泉の名所の3つに分けて、おすすめの観光スポットをご紹介していきます!
ここを押さえれば間違いない!岡山定番観光スポット
まずは、岡山に来たらぜひ訪れていただきたい定番スポットをご紹介します。
迷ったらこのスポットに行っておけば間違いないでしょう。
伝統的建造物の街並みが美しい「倉敷美観地区」


倉敷美観地区は岡山県倉敷市に存在する街並み保存・観光地区です。
このエリアは倉敷市の美観地区景観条例に基づいて厳重に保存され、現在でも古き良き街並みが保護されています。
倉敷美観地区はいくつかのエリアに分かれており、その中で「伝統的建造物群保存地区」と呼ばれる「倉敷川畔伝統的建造物群保存地区」は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
1969年という比較的早めの段階から、昔からの情緒ある景色を保存し管理してきた街並みはとても美しく、岡山県を代表する観光名所とへとなりました。
そんな美しい街並みをひと目見ようと、毎年日本各地から集まった多くの観光旅行客で賑わっています。
蔵や旧家を改造したお店が多数


倉敷美観地区の中にはもともと蔵や住まいとして使われていた建物を改装してオープンしたお店が多数並んでいます。
倉敷市で生まれたアイテムを扱うショップが近年人気急上昇中で、倉敷デニムやマスキングテープ、倉敷ガラスなど、そのアイテム数は豊富です。
旅の思い出にお土産として買っていくのも良いかもしれません。
また、カフェや食事処も多く、岡山で採れたフルーツをふんだんに使ったパフェなどのスイーツが人気となっています。
倉敷美観地区に訪れた際はぜひお試しください。
元禄文化を代表する日本庭園「岡山後楽園」


岡山後楽園は岡山市にある、非常に広大でかつ優美な日本庭園です。
その総面積は約4万坪と言われ、偕楽園、兼六園と並び日本三名園と謳われています。
今から、300年前2代目岡山藩主の池田綱政が自らの「憩いの場」として岡山郡代官である津田永忠に命じて整備させたのが、岡山後楽園の始まりと言われています。
14年の歳月をかけて作られた名園は非常に美しく、華美な文化として有名な「『元禄文化』を代表する日本庭園」と言われるほどです。
回遊式庭園の造りで、園内には多種多様な草花が植えられており、四季を通じて、様々な美しい草花を鑑賞することができます。


岡山後楽園の美しさは国内だけではなく国外からも高く評価されており、歴史的文化遺産・特別名勝に指定されるだけでなく、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは三つ星認定されています。
現在は、観光で訪れた方々はもちろん、地元民も憩いの場として多くの人に愛される観光スポットとなっています。
延養亭や花葉の池など園内には見所がたくさん!


岡山後楽園の中には見所となる歴史的建造物や絶景ポイントがたくさんあります。
中でも多くの人が訪れるのは「延養亭」です。
延養亭は、後楽園の中でも一番に建てられた建物で、完成後は岡山藩主の居間として作られ、貴賓の接待や藩校の講義場など色々な目的で使われてきました。
その後、戦争で一度焼失してしまいますが、当時最先端の技術と上質な木材を使用して復元に成功し、当時と同じ景観を保つよう保護されています。
他にも能の劇場や接待の間として使われた「能舞台・栄唱の間」、蓮が群生している美しい池「花葉の池」、室内からは園内の趣深い風景を眺めることができる「廉池軒」などまだまだ見所がたくさんあります。
また、岡山城と岡山後楽園をどちらも楽しむことができるおトクな共通券があるので岡山城を訪れるかたは「共通券」がおすすめです。
大人は560円、小中学生は260円となり、岡山城と岡山後楽園、どちらでも購入可能です。
■住所:岡山市北区後楽園1-5
■営業時間:
・3/20~9/30 7:30〜18:00(入園は17:45まで)
・10/1~3/19 8:00~17:00(入園は16:45まで)
■アクセス:JR山陽本線「岡山駅」から徒歩25分
烏城として有名な「岡山城」


岡山城は岡山県のシンボル的な建造物で、豊臣秀吉の家臣であった五大老「宇喜多秀家」によって建設されました。
8年の歳月を費やして作られた岡山城は外観が黒く塗られており、そのことから通称「烏城」と呼ばれています。
岡山城の麓には先程紹介した岡山後楽園が広がっており、城を眺めながら園内を散歩できると、岡山城とセットで見て回る人が多いようです。
当時の岡山城を再現した見所


岡山城では当時の様子を再現し、復元された設備が数多くあります。
城主である宇喜多秀家が岡山城の象徴として建設した天守閣は、日本の中でも珍しいと言われる不等辺五角形の形をしています。
これは、織田信長による「安土城」の天守閣を参考にしたためだと言われています。
他にも、当時の岡山城を守っていた城門や石垣、国の重要文化財にも指定されている月見櫓など見ているだけで壮大な歴史を感じる設備がたくさんあります。
城内は観光用に整備されていますので、是非一度行ってみてください。
本州と四国を結ぶ美しい大橋「瀬戸大橋」


瀬戸大橋は岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ橋の総称です。
実は瀬戸大橋は1つの橋ではなく10もの橋がつながっており、「瀬戸大橋」とは総称なんです。
瀬戸大橋はかなり巨大で橋には道路と鉄道が通っており、「世界一長い鉄道道路併用橋」として2015年にギネス世界記録に認定されました。
2017年には、「日本の20世紀遺産」にも認定されたことで、連日この橋を一目見ようとする観光客で賑わいをみせました。
日によっては日没後、橋がライトアップされるため、美しいと話題です。
車から海を眺める?瀬戸大橋ドライブ!


瀬戸大橋はもちろん車で渡ることができます。
海の上にかかっている橋ですので、美しい瀬戸内海を見下ろしながらドライブすることができるのです。
潮風を感じながらドライブすれば気分は爽快になること間違いないでしょう。
遠くから眺める瀬戸大橋も良いですが、実際に渡ってみた方がその大きさを体感することができます。
岡山に来たら瀬戸大橋を渡って、香川県まで足を伸ばしてみても良いでしょう。
■アクセス:JR倉敷駅から車で10分ほど
難攻不落の城「備中松山城」


備中松山城は鎌倉時代に秋庭重信によって建設された大松城が起源となっています。
その後、水谷勝宗によって修繕され、現在の姿になったと言われています。
標高430mの臥牛山頂上付近にそびえ立つ備中松山城は難攻不落の城としても知られており、天守を持つ山城の中では最も高地にあるそうです。
高さ10mにも及ぶ城壁は真っ白で、山中の森林と抜群のコントラストを醸し出しており、見るものを魅了します。
備中松山城は昔からしっかり保護・保存されてきた建物で、昭和16年には国宝に認定されました。
城内には国の重要文化財も数多く保管されています。
登った先に広がる超絶景
備中松山城は標高430mとかなり高いところに建っているため、城内に入るためにはまず山を登るところから始めなくてはなりません。
山道を登っていくと高梁市を一望することができ、美しい自然を体感することができます。
備中松山城は城内も綺麗に整備されており、大変見応えのあるお城です。
岡山城などに比べると少し行くのが大変ですが、その分美しい景色が見られるのでぜひ行ってみてください。
庶民のための江戸時代の学校「閑谷学校(しずたにがっこう)」


閑谷学校は岡山県備前市にある学校跡地です。
この学校が建設されたのは江戸時代のことで、岡山藩が庶民の子どものために開いたとされています。
現在では「旧閑谷学校」として特別史跡に認定されており、長州藩の明倫館、水戸藩の弘道館と共に、日本三大学府の一つにも数えられています。
閑谷学校を巡る
閑谷学校の敷地内にはたくさんの建物がありますが、そのほとんどが国の重要文化財に指定されています。
閑谷学校の正門である「校門」、閑谷学校の創始者である池田光政を祀った「閑谷神社」、国宝とも言われている「講堂」など見渡す限り貴重な建物でいっぱいです。
事前に予約が必要ですが、ボランティアのガイドが閑谷学校の中を解説しながら案内してくれるサービスもありますので利用してみても良いでしょう。
桃太郎伝説のモデルが主祭神「吉備津神社」


吉備津神社は岡山県岡山市に位置する神社で、中国地方の中でも屈指の大きさを誇ります。
戦国時代に一度、金川城主の松田元成によって焼き討ちにあいましたが、その後、岡山城主となった宇喜多直家によって再建されました。
特徴的なのが全長400mの回廊で、その優美かつ神秘的な造りを一目見ようと連日多くの観光客で賑わっています。
他にも、国宝に指定されている、全国でも唯一の「吉備津造り」の社殿や釜の鳴る音によって吉凶を占う「鳴釜神事」の場所である「鳴釜殿」など見どころがたくさんあります。
ちなみに、「鳴釜神事」で実際に占ってもらうことができるそうです。
吉備津神社のパワースポットの秘密とそのご利益は?
吉備津神社の背後にそびえ立つ「吉備中山」は、神を祀る巨大な岩「天津磐座」を有し古より神の山として山全体が信仰対象となっています。
また、御祭神である大吉備津彦命が死後この山に葬られた場所でもあります。
吉備津神社は、岡山の中でも随一のパワースポットである「吉備中山」のパワーが集結している場所のため、強いパワースポットとして有名なんです。
気になる吉備津神社のご利益ですが、御祭神の大吉備津彦命の妻である百田弓矢比売も一緒に祀られていることから、縁結び・夫婦円満のご利益があると言われています。
また、御祭神の大吉備津彦命は281歳まで生きた長寿であることから、長寿のご利益もあります。
さらには、「桃太郎」伝説にあやかり、「桃太郎」が非常に丈夫な子供合ったことから、健康の子供を授かるとも言われています。
吉備津神社に伝わる鬼退治神話
大吉備津彦大神は、吉備国にいた「温羅(うら)」という悪鬼を3人の家来とともに討ったという伝説が残っており、吉備津神社の釜の下に「温羅」を封じたと言われています。
そして、吉備津神社には今でも、その神話が語り継がれています。
温羅は体が大きく、力も人一倍強かったため好き放題暴れるようになり、やがて新山に城を築き、悪さばかりしていました。
これに手を焼いた朝廷は温羅を退治すべく、当時武術の達人であった五十狭芹彦命に温羅の退治を命じます。
かなり苦戦を強いられましたが、激闘の末、五十狭芹彦命は温羅を倒し、吉備国に平和が戻りました。
この話が元になっているのが昔話の「桃太郎」と言われています。
吉備津神社の園内には物語に登場する温羅が建設した「鬼ノ城」や五十狭芹彦命が弓を放った「矢喰宮」など物語に縁のあるスポットもあります。
レトロで情緒ある街並み「勝山」


勝山は大昔、宿場町・城下町として賑わいを見せていました。
昭和60年に岡山県で初となる「街並み保存地区」に指定され、現在ではレトロな街並みを体感できると話題の観光地になっています。
町中には古民家や蔵を改造してオープンしたショップや当時の様子がうかがえる史跡なども数多く点在しており、行けばタイムスリップしたかのような気分になること間違いないでしょう。
レトロな町・勝山で町ブラ
勝山はそのレトロな街並みと町中に並ぶショップがあることから町ブラのスポットとしても人気となっています。
町のいたるところに旧家や酒蔵、屋敷などが建っており、それらを眺めているとノスタルジーな気分に浸ることができます。
また昔の建物を改装してオープンしたカフェや工房、ギャラリーなども多数あるため、それらの店を見て回るだけでも十分に楽しむことができるでしょう。
目的もなくただ町をぶらついてみるのも良いものです。
最上稲荷


最上稲荷は岡山市北区、吉備津神社よりさらに北の方にある日蓮宗の寺院です。正式名称は「最上稲荷山妙教寺」といい、京都府の伏見稲荷大社と愛知県の豊川稲荷とともに「日本三大稲荷」に数えられます。神仏習合の影響で神社の特徴も兼ね備えているため、寺院でありながら鳥居まであるのが特徴です。なお、鳥居の高さは約27mにもなるため、境内に入る前から壮観さを感じられるでしょう。
稲荷大明神(仏様としての名前は最上位経王大菩薩)が祀られており、商売繁盛や開運、家内安全など様々なご利益がいただけます。加えて、縁結びと縁切りのご利益もあるため、恋愛成就だけでなく悪縁を断ち切るための祈願にもおすすめです。
倉敷アイビースクエア


倉敷アイビースクエアは倉敷美観地区の東隣にある、ツタの絡まった赤レンガ建築が特徴的な複合文化施設です。もともとは1889年に創業された倉敷紡績(現クラボウ)の本社工場として建てられました。倉敷美観地区の観光スポットの不足を受けて再開発が行われ、1973年にホテルも備えた施設として再出発しました。2007年には明治時代の産業発展を伝える施設として「近代化産業遺産」、2017年には「日本遺産」として指定されています。
敷地内にはホテルやレストランだけでなく、体験工房・倉紡記念館・アイビー学館なども備えています。食事や宿泊以外に様々な文化体験ができるため、休憩や滞在に合わせて色々な過ごし方ができるでしょう。加えて、明治時代当時の英国風建築や水路も残されているため、近代日本に思いを馳せるうえでもおすすめです。
■住所:岡山県倉敷市本町7-2
■営業時間:ショップ・レストラン 8:00~19:00/ホテル チェックイン15:00・チェックアウト11:00
■アクセス:
・JR倉敷駅より徒歩約15分
・山陽自動車道倉敷I.C.または瀬戸中央自動車道早島I.C.より車で約15分
三井アウトレットパーク倉敷


三井アウトレットパーク倉敷は、JR倉敷駅の北口から歩いて3分程度のところにあります。2008年に閉園したテーマパーク「倉敷チボリ公園」の跡地を再開発し、2011年にオープンしました。なお、倉敷駅北口の向かいにある「アリオ倉敷」とはペデストリアンデッキで結ばれているため、アクセスが非常に便利です。
120店舗が進出しており、ほとんどが中国地方に初出店した店舗となっています。倉敷にいながら様々な海外ブランドや物珍しいグルメに触れられるため、人気が高いです。岡山県内だけではなく、隣の香川県や広島県からもはるばるやってくる方も多くいます。お店のジャンルも多様である分、丸1日滞在しつつ様々な楽しみ方ができるでしょう。
鷲羽山(わしゅうざん)


鷲羽山は倉敷市の最南端、児島半島にそびえる山です。眼前には瀬戸内海が広がり、海側から見て鷲が雄々しく羽を広げているように見える姿が名前の由来になっています。岡山県でも有数の景勝地として知られているため、岡山観光では外せないスポットの1つです。
標高は133mと意外と高くはありません。ただ、山頂の鍾秀峰(しょうしゅうほう)からは、瀬戸内海のオーシャンビューや約50の島々、四国方面に向かって伸びる瀬戸大橋の雄姿を一望できます。加えて、夕方になると海の向こうに沈む夕日やそれに照らされる海の水面、濃くなっていく島々や瀬戸大橋のシルエットが魅力的です。「日本の夕陽100選」にも選ばれているため、出かけるとすれば夕方から夜の時間帯が良いでしょう。
なお、展望台付近にはレストハウスやビジターセンターもあります。家族やグループでのんびり食事ができることに加え、鷲羽山の歴史も学べるため、ゆったり過ごしやすいです。
ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド


ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランドは、鷲羽山から少し北西に行った場所にあります。1971年にドライブインとして開業し、現在では家族で楽しめるテーマパークとして人気が高いです。
高台に位置しているだけあり、遊具に乗りながら瀬戸内海の絶景を楽しめる点が魅力になっています。特に当遊園地が誇る「スカイサイクル」や、海抜200mまで上がる「ターボドロップ」はスリルと絶景の両方を味わううえで乗っておきたいアトラクションです。
また、本場ブラジルにも負けないサンバショーを見られたり、シュラスコやコシーニャ(ブラジル風コロッケ)などのブラジル料理もいただけたりします。「バイーヤカフェ」も屋根がアマゾンをイメージした造りになっているため、のんびりしながらブラジルにいるような気分になれるでしょう。
■住所:岡山県倉敷市下津井吹上303-1
■営業時間:10:00~18:00(日により閉園時間が17:00・19:00の場合あり)
■料金(入園・フリーパス料金):
・大人(中学生以上)3,800円、小学生3,200円、幼児(3歳以上)・シニア(55歳以上)2,500円
・トワイライトパス(15:00~)2,500円
■アクセス:
・JR瀬戸大橋線児島駅より下電バスで約5分
・瀬戸中央自動車道児島I.C.より車で約1分
水島コンビナート工場


水島コンビナート工場は倉敷市中心部の南西、瀬戸内海に面した水島地区に広がる工場地帯です。日本有数のコンビナートとして知られ、広さは約2,500haにも及び、敷地内には220にも及ぶ事業所や工場が進出しています。
コンビナートの風景を見るには、近くを通る鷲羽山スカイラインの水島展望台から眺めるのが一般的です。特に夜間になると、美しい工場夜景を見せてくれる点が魅力になっています。細かい注目スポットとしては、展望台から見て右側に見える三菱自動車水島製作所や東洋化学水島工場がおすすめです。
ちなみに、三菱自動車の水島製作所では、平日に1日3回工場見学ができます。大手自動車メーカーの工場を見学できる機会はなかなかないため、事前に予約して車の製造過程を見ていくと思い出に残るでしょう。
鬼ノ城(きのじょう)


鬼ノ城(きのじょう)は総社市の鬼城山(きのじょうさん)にある城跡です。飛鳥時代に朝廷が外国からの防衛を目的に築城したとされています。また、昔話「桃太郎」でおなじみの鬼ヶ島のモデルという説もあります。築城時期も含めて今もなお多くの謎が残っているものの、発掘調査によって7世紀後半に築城されたことは明らかになっています。
城自体は鬼城山の山頂付近に設けられた全長約2.8㎞もの城壁や、櫓を備えた門が特徴的です。城壁や門はハイキングコースになっており、山頂付近に建てられた立地から見える絶景が見どころになっています。約30haにも及ぶ城内には食料貯蔵庫と思われる建物跡や水汲み場などが見つかっており、城の壮大さをイメージしやすいです。
山頂の近くにはビジターセンターもあり、城の発掘調査で見つかったものや研究成果などを学べます。昔話の英雄・桃太郎の伝説のリアルについて考える機会にもなるでしょう。
■住所:岡山県総社市奥坂
■営業時間:8:30~17:00(鬼城山ビジターセンター)
■定休日:月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29~1/3)
■アクセス:
・JR伊原鉄道総社駅よりタクシーで約30分
・岡山自動車道岡山総社I.C.より車で約20分
備中国分寺


備中国分寺は総社市の中心街から東に行った場所にある寺院です。奈良時代の741年、聖武天皇が全国に国分寺と国分尼寺を造らせた際、一緒に創建されました。南北朝時代に一度焼失したものの、江戸時代になって再建されました。創建された当時の寺院跡と、真言宗寺院として活用されている現在の建物の両方が見られます。
境内で最大の見どころが高さ約34mの五重塔です。周囲の田んぼと織りなす風景は、吉備路の代表的な景観として知られています。また、岡山県内で唯一の五重塔としても有名で、春から秋にかけて周囲にレンゲやヒマワリ、菜の花などが咲き誇ります。五重塔と咲き誇る花々との組み合わせは、ぜひとも写真に収めておきたいです。
■住所:岡山県総社市上林1046
■営業時間:10:00~16:00(観光案内所)
■アクセス:
・JR・伊原鉄道総社駅よりタクシーで約10分
・岡山自動車道岡山総社I.C.より車で約10分
満奇洞(まきどう)


満奇洞(まきどう)は新見市の中心部から東に行ったところにある鍾乳洞です。井倉洞とともに県内有数の鍾乳洞として知られています。江戸時代の末期に地元の漁師がタヌキを追っていた際、偶然発見したものです。1929年に歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻が訪れた際、「奇に満ちた洞」と詠んだことから「満奇洞」と呼ばれるようになりました。なお、映画「八つ墓村」のロケで使われたこともあります。
総延長は約450mで、洞内には鍾乳石による多様なつらら石や石筍、石柱などが見られます。特に、入口から入って間もない場所にある「千枚田」は、洞窟の中に平たい壇がいくつも広がっていて壮観です。また、全面的に様々な色でライトアップされており、幻想的な雰囲気も醸し出しています。奥の方にはハート型の恋人の泉があり、「恋人の聖地」としても人気が高いです。カップルでのデートスポットにも向いているでしょう。
■住所:岡山県新見市豊永赤馬2276-2
■営業時間:10:00~18:00
■入洞料:大人(高校生以上)1,000円、中学生800円、小学生500円、小学生未満無料
■アクセス:中国自動車道北房I.C.より車で約20分
併せて行きたい!穴場スポット
観光スポットとしてはあまり知られていない穴場スポットも岡山県には数多く存在します。
自然が見せる芸術やジーンズファンにはたまらない観光地など、面白い観光スポットがあるので、ご紹介します!
自然の芸術が美しい「井倉洞」


井倉洞は高梁川上流に広がる大規模な鍾乳洞で、その全長は1200mにも及びます。
洞窟内は長い年月をかけて育った鍾乳洞が広がっており、観光地として整備されています。
実際に洞窟内に入り、鍾乳洞を間近で鑑賞することもできます。
自然の芸術・鍾乳洞探検
井倉洞では実際に洞窟の中に入って鍾乳洞を探検することが可能です。
洞窟の中では鍾乳洞がライトアップされており、辺り一面には「石のカーテン」が広がっています。
さらに中には「銀すだれ」「水衣」「くらげ岩」といった鑑賞スポットが多数あり、一目見ればその絶景に魅了されることでしょう。
また鍾乳洞の出口付近には縁結びに効果があるとされる「阿里佐の宮」があり、一種のパワースポットとして人気となっています。
おもちゃのテーマパーク「おもちゃ王国」


おもちゃ王国は岡山県の南端の玉野市にあるおもちゃのテーマパークです。
園内ではトミカやプラレール、リカちゃん人形といった定番おもちゃで好きなだけ遊ぶことができます。
また実物大のトーマスに乗ることができる「レッツゴートーマス」などのアトラクションで遊ぶことも可能です。
小さなお子様から大人まで楽しめるテーマパークとして人気となっています。
たくさんのおもちゃで好きなだけ遊べる
おもちゃ王国のおもちゃパビリオンには国内外から取り寄せたおもちゃが豊富に揃っており、それらで好きなだけ遊ぶことができます。
男の子なら食いつくこと間違いなしの「トミカ・プラレールランド」や女の子必見の「リカちゃんハウス」、ミニ四駆のレースなどを楽しめる「タミヤワールド」など様々なエリアで楽しむことができます。
子どもたちは大喜びすること間違い無いでしょう。
また大人でも懐かしい気分に浸れるのではないかと思います。
美しい神秘的な滝「神庭の滝」


岡山県真庭市にある神庭の滝は「美しい滝」として評判の高い観光スポットです。
黒く輝く岩盤と白く光る水しぶきがなんとも神秘的な風景を演出します
神庭の滝は「日本の滝百選」にも選出されており、その周辺は国指定の名勝地に認定されるほど美しい景色が広がっています。
迫力満点の滝をその目で!
神庭の滝は高さ110m、幅20mと中国地方最大の滝として知られており、間近で見ると大迫力です。
また神庭の滝は遠くから見てみると中央に突起している岩が見え、この岩は鮭が流れに逆らって登っているように見えることから「鮭岩」と呼ばれています。
神庭の滝の周辺には豊かな大自然が広がっており、運が良ければ野生の猿を見ることができるかもしれません。
ジャパンデニムとして人気の「児島」


児島は岡山県倉敷市の南東部に位置する地域です。
昔から繊維業の名所として有名で、現在では学生服やユニフォームなどのアパレル産業が盛んとなっています。
また国産ジーンズ発祥の地でもあり、地元ジーンズメーカーが軒をつらねる「児島ジーンズストリート」も近年観光地として人気です。
国産アメカジ発祥の地?児島ジーンズストリート


近年国産ジーンズの「ジャパンデニム」が世界的に評価され、人気となっています。
人気の国産ジーンズ発祥の地が、実はこの「児島」です。
児島の町中にある児島ジーンズストリートでは400mの敷地に地元のジーンズメーカーが多数軒を連ねています。
そこでは実際にジーンズを買ったりすることはもちろん、その周辺一帯がジーンズのテーマパークのようになっているので見て回るだけでも楽しいものです。
ジーンズ以外のショップやカフェなども揃っているので、アメカジやジーンズが好きな人は1日中楽しめるでしょう。
おかやま魚島横丁
おかやま魚島横丁は岡山駅の南東、旭川の西岸付近にある表町の一角にある飲食店街です。もともと瀬戸内海に面した港町があったところに、瀬戸内の新鮮な魚介類をいただけるお店が集まるようになりました。「魚島」の名前は、八十八夜からの40日間に瀬戸内のタイやサワラなどが回遊する様子が島に見えるところから来ています。
横丁には岡山近海で獲れた魚などを扱った料理をいただけるお店が数多く進出しています。中には、ままかり寿司のような岡山の海の幸を使った名物料理を扱うお店も多いです。「魚島」の語源にもなったタイやサワラを使った料理もいただけるため、新鮮な地元の魚介類を味わってみるのも良いでしょう。
池田動物園


池田動物園は岡山市中心街の北西にある京山を活用した動物園で、県で最大の規模を誇ります。1953年に岡山藩主の末裔・池田隆政氏と妻の厚子氏(昭和天皇の第四皇女)が設立しました。国内では珍しく敷地のほとんどが山の中にあるため、「山を利用した動物園」としても有名です。
園内には約100種もの動物が飼育されています。ホワイトタイガーやフラミンゴなど、美しい外見の動物を見られる点が魅力的です。加えて、レッサーパンダやマゼランペンギンのようなかわいらしい種類も飼育されているため、家族連れやカップルに人気があります。フラミンゴの餌やりもできるため、珍しい体験をするうえでもおすすめです。
なお、お花見やナイトZOO、クリスマスコンサートなどのイベントも盛んに行われています。長期休暇などの際に訪れてみると、特別な気分で見て回れるでしょう。
■住所:岡山県岡山市北区京山2-5-1
■営業時間:4~10月 9:30~17:00 / 11~3月 9:30~16:30(入園受付時間:閉園1時間前まで)
■休園日:5/21~7/20・11/21~2/20の水曜
■入園料:大人1,100円、高校生880円、小中学生660円、幼児(3歳以上)330円、65歳以上550円
■アクセス:
・JR岡山駅より岡電バス乗車、「京山入口」バス停下車徒歩約12分
・山陽自動車道岡山I.C.より車で約12分
安富牧場
安富牧場は岡山市中心部の北西、吉備津神社や最上稲荷の北側に設置されている牧場です。おいしい生乳づくりにこだわっており、飼育されている牛が快適に過ごせるように牛舎の環境の改善に努めています。牛の健康状態に良い分、新鮮でまろやかな風味の生乳を生産しているのが特徴です。
敷地内では、牛から搾り出されたミルクを使ったソフトクリームやスイーツをいただけます。搾乳された当日にいただけるため、新鮮なスイーツを存分に味わえるでしょう。加えて、足守メロンなど地元特産のフルーツを一緒に活用したジェラートやパフェもいただけるため、様々な形で生乳の風味を楽しめます。
また、牧場では場内見学・搾乳体験・バター作り・チーズ作りなど、多様なアクティビティも体験可能です。牛とのふれあいを楽しみたい方におすすめでしょう。
■住所:岡山県岡山市北区下足守402-3
■営業時間:3~10月 10:00~18:00/11~2月 10:00~17:00
■定休日:1・2月の水曜
■入園料:無料
■アクセス:
・JR吉備線足守駅より車で約7分
・岡山自動車道岡山総社I.C.より車で約10分
出石町(いずしちょう)
出石町は岡山城や岡山後楽園のすぐ近く、旭川沿いにあるエリアです。江戸時代の頃から後楽園最寄りの街区として繁栄し、明治・大正時代には和洋折衷のレトロな建物も多く建てられました。戦時中の岡山空襲を奇跡的に免れたこともあり、江戸時代の町家と明治期以降のレトロな建物が共存するノスタルジックなエリアとなっています。
出石後楽園通りを中心に点在する建物群には、様々なカフェやクラフト作家のギャラリー、雑貨店などが出店しているのが魅力です。散歩しながらコーヒーを飲んだり、作家さんの作品に触れたりできるため、心豊かなひと時を過ごせるでしょう。進出している店舗はいずれも古い建物をリニューアルしたものであるため、立ち寄るとレトロな雰囲気に浸れます。
なお、少し南側にある岡山県立美術館やオリエント美術館など、芸術や文化に触れられる施設もおすすめです。出石町散策に合わせて出かけてみると良いでしょう。
ルーラルカプリ農場
ルーラルカプリ農場は岡山市中心部の北東、東区草ヶ部地区に設けられています。明治時代末期の1910年に設置されて以来、1世紀以上にわたって酪農を続けてきました。主にヤギを使った酪農を行っており、ヤギから搾り取った乳を使ってチーズやヨーグルトを製造しています。なお、ヤギを飼育する農場は日本全国でも非常に珍しいです。
農場自体は観光向けではないものの、一般向けに開放しています。敷地内ではヤギが放し飼いにされているため、ヤギたちに直接触れることも可能です。子ヤギと触れ合ったり餌をあげたりできるため、動物好きな方や子供連れの方におすすめでしょう。
また、レストランやショップも併設されており、レストランではヤギのミルクを使ったチーズをいただけます。牛乳とはまた異なった味を堪能できる点で、珍しい経験ができるでしょう。レストランではワインも飲めるため、チーズとの相性で極上の雰囲気に浸れます。ショップではヤギのミルクを使った加工品を扱っているため、お土産にも向いています。
■住所:岡山県岡山市東区草ケ部1346-1
■営業時間:10:00~17:00(17時以降は予約客のみ)
■定休日:不定休
■入場料:大人500円、子供300円、未就学児無料(敷地内で食事やショッピングをした方は無料)
■アクセス:
・JR山陽本線上道駅よりタクシ-で約5分
・山陽自動車道山陽I.C.より車で約10分
金陵山 西大寺観音院


金陵山西大寺観音院は岡山市東側、吉井川の畔の西大寺地区にある寺院です。奈良時代の751年、周防国(山口県)の藤原皆足姫(ふじわらのみなあしひめ)が千手観音像を安置したことが始まりとされています。
境内には本堂や三重塔、仁王門など様々な建物があり、国の登録有形文化財に指定されているものも多いです。中でも鐘楼門に吊るされている朝鮮鐘は国内最大級の大きさになっています。開運のパワースポットとしても知られており、正月三が日にも鳴らせるため、新年の幸福を願って撞いてみるのもおすすめです。
西大寺観音院の見どころとして、毎年2月の第三土曜に行われる「会陽(えよう)裸祭り」も有名です。大阪四天王寺のどやどやなどとともに「日本三大奇祭」の1つに数えられ、裸の壮年男性が宝木を奪い合う風景は非常に見ごたえがあります。
■住所:岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8
■拝観時間:3月26日~11月25日 9:00~17:30/11月26日~3月25日 9:00~16:30
■入園料(ジョイフルパーク):大人700円、小学生以下500円
■アクセス:
・JR赤穂線西大寺駅より徒歩約10分
・岡山ブルーライン西大寺I.C.より車で約5分
岡山サウスヴィレッジ


岡山サウスヴィレッジは岡山市南部、児島半島の付け根付近にある南欧風の公園です。岡山市が農業の役割と重要性を一般向けにアピールするために設置しました。
公園はスペインの農村をイメージしており、入口はスペインの城壁や門を再現した造りになっています。なお、展望塔は当公園の目印であるとともに、内部からは周辺の田園風景を一望できます。
農業をテーマにしている施設であるため、いちご狩りやブドウ狩りを楽しめる点が大きな特徴です。ハウスの中で栽培体験ができるため、天候を気にすることなく楽しめるでしょう。ほかにも、ロードサイドマーケットで地元の農産物を購入したり、モデル農家で宿泊したりできる点でも人気です。建物周辺に広い花壇も設けられているため、園内散策もじっくりできます。
■住所:岡山県岡山市南区片岡2468
■営業時間:
・サウスヴィレッジ 9:00~17:00
・ロードサイドマーケット 7:00~17:30
・ブドウ狩り 9:00~16:00(最終受付15:30)
■休園日:火曜・奇数月の第二水曜・年末/ロードサイドマーケットは年中無休
■入園料:無料
■アクセス:
・JR宇野線備前片岡駅より徒歩約10分
・瀬戸中央自動車道水島I.C.より車で約10分
阿智神社


阿智神社は倉敷市中心部、倉敷駅のすぐ南東側に鎮座している神社です。創建については諸説あるものの、海に面していたことから宗像三女神(厳島神社や沖ノ島の御祭神)が祀られています。三女神が海や美貌、芸術関係を司っていることから、交通安全・美容健康・芸事上達などのご利益があることで有名です。また、境内には多くの摂社・末社があり、様々な神様が祀られている分、あらゆるお願いを聞いてもらえます。
神社最大の見どころが、本殿の北側にある「阿知の藤」です。日本最古の藤として知られ、毎年5月上旬には満開となります。花を咲かせる時期に藤まつりも一緒に行われるため、祭りを楽しみながら藤の美しい様をじっくり眺めると良いでしょう。また、「もっこく」も縁結びの木として知られており、おみくじを結べば恋愛の成就や出会いのご利益があることで人気です。
牛窓の街並み(しおまち唐琴通り)


岡山市の東隣にある瀬戸内市の牛窓地区は、古くから風待ちの港として機能し、瀬戸内海を行き交う船が多く寄稿してきました。江戸時代に岡山藩の重要な港として栄え、江戸への参勤交代での経由地や朝鮮通信使の宿泊地としても活用されました。現在も各所に往時の繁栄をしのぶ建物が残されています。
しおまち唐窓通り沿いには江戸時代以来の白壁の土蔵や古民家、明治時代以降のレトロな建物が多いです。中には朝鮮通信使の宿所となった御茶屋跡や、赤レンガが特徴の「街角ミュゼ牛窓文化館」などのランドマークもあります。通りをじっくり歩くだけで、牛窓の歴史を体感したり懐かしい雰囲気を噛みしめたりできるのが魅力です。
■住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓
■営業時間:自由(店舗による)
■料金:店舗による
■アクセス:
・JR邑久駅からバス乗車、「牛窓」バス停下車
・岡山ブルーライン邑久I.C.より車で約15分
牛窓海遊文化館


牛窓海遊文化館はしおまち唐琴通りを西に歩いた場所にある、白い壁と瓦屋根が特徴の博物館です。もともと明治時代の1887年に建てられた警察署で、現在では牛窓地区の歴史や文化を紹介する施設として活用されています。
館内には牛窓秋祭りで使われてきた「だんじり」や、朝鮮通信使に関する資料が展示されています。だんじりは船の形をした牛窓独特のもので、ところどころに豪華な彫刻や色遣いが施されているのが特徴です。岡山県の指定民俗文化財に指定されているものもあるため、じっくり見ていくと良いでしょう。
一方、朝鮮通信使関係の資料については、専用の資料室で展示を見られます。江戸時代当時の朝鮮と日本の文化交流を知るきっかけにもなるため、船形だんじりの展示と合わせておすすめです。
■住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓3056
■開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
■定休日:水曜(7・8月は開館)
■料金:無料
■アクセス:
・JR邑久駅からバス乗車、「本蓮寺下」バス停下車すぐ
・岡山ブルーライン邑久I.C.から車で約15分
前島


前島は牛窓地区の向かいに浮かぶ約2.4km²の離島です。牛窓港から出るフェリーに乗って約5分で到着します。島は全体的に松などの自然林が広がっているため、全域が国定公園に指定されています。島の中央部や東部に自然の木々が密集しており、「緑島」の別名まであるほどです。
美しい自然にあふれているため、海水浴やキャンプなどのアウトドアも盛んに行われています。専用の施設も島の各所に設けられているほか、サイクリングコースもあるため、自然散策にはうってつけです。離島である分、ゆったりと自然の中に身を置けば、しばしの間日常を忘れられるでしょう。
他にも、江戸時代に石の切り出しに使われた石切丁場跡もあります。前島で切り出された石は徳川時代の大坂城築城にも使われたため、歴史に思いを馳せられる点でもおすすめです。
■住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓
■連絡船運行時間:牛窓発 6:300~21:10/前島発 6:20~21:00
■連絡船運休日:1月1~2日
■連絡船乗船料:大人240円、小人120円
■アクセス:
・JR赤穂線邑久駅よりバス乗車、「牛窓」バス停下車、牛窓港より約5分
・岡山ブルーライン邑久I.C.より車で約15分、牛窓港より約5分
備前長船刀剣博物館


備前長船刀剣博物館は、牛窓地区の北に位置する長船(おさふね)地区にある日本刀専門の博物館です。長船地区は鎌倉時代より国内有数の日本刀の生産地として知られてきました。刀鍛冶の名手を多く輩出し、中には戦国武将に愛用された名刀を生み出した職人までいるほどです。
博物館はもともと旧長船町の町立博物館として1983年に設立されました。2004年の市町村合併で瀬戸内市が誕生した際、日本刀専門の博物館としてリニューアルしました。
館内の展示では備前で生み出された日本刀約40点が展示されています。また、日本刀を打つための工房も併設されており、製造工程や職人の製造風景の見学まで可能です。伝統的な鍛錬法である「古式鍛錬」も月に1度公開されているため、事前に公開日程を確認したうえで見に行くと良いでしょう。歴史や刀剣が好きな方には非常におすすめです。
■住所:岡山県瀬戸内市長船町長船966
■開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
■定休日:月曜(祝日の場合は翌日)・祝日の翌日・年末年始(12月28日~1月4日)・展示替え期間
■料金:一般500円、大学生・高校生300円・中学生以下無料
■アクセス:
・JR赤穂線香登駅より徒歩約22分
・山陽自動車道備前I.C.より車で約20分
ヒルゼン高原センター


ヒルゼン高原センターは岡山県北西部、中国地方の名峰である大山の麓に広がる蒜山高原にあるスポットです。レストランやお土産ショップ、遊園地「ジョイフルパーク」などの施設があります。
レストランでは岡山が誇るB級グルメ「ひるぜん焼きそば」がいただけます。大山を眺めながら全国的に有名なグルメをいただけば、格別な味わいを楽しめるでしょう。加えて、地元名物のジンギスカンもおすすめです。お土産ショップでは、蒜山高原で採取された牛乳が原料の「蒜山ジャージーヨーグルト」も購入できます。
一方、ジョイフルパークでは観覧車や急流すべり、ジェットコースターなど多くのアトラクションが用意されています。家族旅行やカップルでのデートで楽しい思い出を作れるでしょう。ほかにも、敷地内奥には「ひるぜん花の森」も設置されています。シャクナゲなど蒜山高原に割く21種類の植物を鑑賞できるため、雄大な自然の中でじっくり花を愛でたい人にうってつけです。
■住所:岡山県真庭市蒜山上福田1205-197
■営業時間:3月26日~11月25日 9:00~17:30/11月26日~3月25日 9:00~16:30
■入園料(ジョイフルパーク):大人700円、小学生以下500円
■アクセス:
・JR伯備線根雨駅よりタクシーで約20分
・米子自動車道蒜山I.C.より車で約3分
津山城


津山城は岡山県北部の中心都市である津山市を代表する観光スポットとして知られています。津山藩の初代藩主で、織田信長の小姓・森蘭丸の弟でもある森忠政が江戸時代初期に鶴山に築城しました。明治時代に取り壊されたものの、石垣は築城当時の姿を留めています。
2005年には築城400年を記念し、備中櫓が復元されました。鶴山にそびえる雄大な石垣と備中櫓が作り出す風景は、美しさと勇壮さを伝えてくれます。加えて、西日本有数の桜の名所としても知られ、満開になった桜の木々に彩られる姿は多くの観光客を惹きつけてやみません。
■住所:岡山県津山市山下135
■営業時間:4月~9月 8:40~19:00/10月~3月 8:40~17:00/さくらまつり開催期間 7:30~22:00
■定休日:12月29日~31日
■入園料:大人310円、中学生以下無料
■アクセス:
・JR津山駅より徒歩約10分
・中国自動車道津山I.C.または院庄I.C.から車で約15分
身も心もリフレッシュ!岡山でオススメの温泉9選
岡山県は日本国内でも有名な温泉地や穴場の温泉地までさまざまあります。
その中でも特に有名なのが美作三湯で知られている「湯原温泉」、「湯郷温泉」、「奥津温泉」です。
今回は、岡山のおすすめの温泉である「美作三湯」をご紹介します!
庶民に愛されてきた「湯原温泉」


湯原温泉は古くから庶民の間で愛されてきた岡山県の代表的な温泉です。
当時岡山県は「たたら製鉄」が盛んに行われており、大勢の人がこの仕事に従事していました。
たたら製鉄を行うたたら場の様子に関してはスタジオジブリ映画「もののけ姫」で描かれています。
たたら場での作業は重労働で、たたら場で働いていた人の疲れを癒す治療湯として使われていたのが湯原温泉なのです
神経痛や筋肉痛、疲労回復などの効果がある湯原温泉は疲れを癒すには最適でした。
湯原温泉を売りにしている宿泊施設も多数ありますので、岡山で旅館を探す際は湯原温泉に注目してみてください。
美人になる温泉「湯郷温泉」


湯郷温泉は入れば美人になる湯として有名な温泉です。
その歴史は古く、1200年前の平安時代に慈覚大円仁法師が白鷺に導かれ発見したと伝えられているため別名「鷺の湯」として全国にその名が広がりました。
消化器病、神経痛、皮膚病などに効く効能があり、美肌効果があることから女性に大人気の温泉となっています。
湯郷温泉の足湯に入れる足湯施設「ポケットパーク」や購入すると好きな温泉三箇所を巡ることができる「湯めぐりコースター」などのイベントも開催されていますので是非チェックしてみてください。
美肌効果で有名な「奥津温泉」


江戸時代は津藩の湯治場であり、化粧品メーカーが温泉の成分を参考に化粧水を造っているとも言われる「奥津温泉」。
静かな山間に、昔からある老舗旅館が並ぶ風情ある温泉街です。
奥津橋のたもとで実施される「足踏み洗濯」は名物的なイベントです。
こちらは3月~12月上旬の毎週日曜・祝日朝8:30に実演されています。
「美人の湯」として有名でお肌がすべすべになると評判です。
ぬめりのあるお湯が特徴的な「上齋原(かみさいばら)温泉」
上齋原(かみさいばら)温泉は、奥津温泉からさらに鳥取県方面に行ったところにあります。岡山県で最も北に位置する温泉で、山深い場所に位置している分、静かに温泉を楽しむにはおすすめです。
泉質はアルカリ性単純温泉で、疲労回復に効果があるとされています。お湯自体もぬめりがあるのが特徴であるため、肌触りの良さに癒されるでしょう。
自然豊かな場所にある分、温泉の周辺ではキャンプや森林浴などのアウトドアを楽しめる場所も多いです。普段の疲れを癒すために岡山を観光する際、訪れてみると良いでしょう。
剣豪宮本武蔵の出身地にある「作州武蔵温泉」
作州武蔵温泉は津山市の東隣・美作市にあります。剣豪として名高い宮本武蔵の出身地にある温泉として有名です。温泉の泉質はアルカリ性単純泉で、リラックス効果や筋肉痛などに効果があるとされています。自然が豊かであるため、温泉に浸かりながら森林のマイナスイオンにも浸れる点で人気です。加えて、山中にあって空気が澄んでいる分、夜空の美しさでも知られています。
武蔵の出身地ということもあり、近隣には武蔵の生家や武蔵資料館など彼にまつわるスポットも多いです。刀剣や宮本武蔵のファンにとっておすすめの温泉といえるでしょう。
古くから美肌で知られてきた「苫田(とまだ)温泉」


苫田(とまだ)温泉は、岡山市中心部から北の方に行った山間部にある落ち着いた温泉です。岡山駅からも車で約15~20分程度でアクセスできます。「岡山の奥座敷」という異名でも有名です。
温泉は単純弱放射能泉で、豊富なラドンを含んでいます。そしてラドンにはリラックス効果があるため、肌についても美肌効果があるとされています。苫田温泉が古くから「美人の湯」や「若返りの湯」として知られているのも、ラドンが多いことが大きな要因といえるでしょう。
なお、苫田温泉は岡山市中心部から近いこともあり、宿泊以外に食事つき日帰りプランも用意されています。温泉で夜を過ごしすのにも、市内中心部の観光に備えて日帰り入浴をするのにも選びやすいです。
ゆったりとした高原に面している「津黒高原温泉」
津黒高原温泉は、湯原温泉や蒜山高原に近いところにあります。津黒山から広がる標高600~700m程度の高原に位置しているため、大自然の雄大さを感じながら温泉に浸かれます。
津黒高原温泉の泉質はアルカリ単純泉ラジウム温泉で、苫田温泉と同じく豊富なラドンを含んでいるのが大きな特徴です。ラドンの多さから、疲労回復やリラックスなどに効能があるとされています。
温泉の周辺には自然公園やスキー場、キャンプ場などアウトドアを楽しめる施設が多いです。標高が高い分、時間帯や気象条件が良ければ美しい星空や雲海も堪能できます。また、山奥にある分、忙しない日常や喧噪を忘れるうえでもうってつけの環境です。
岡山市内からアクセスが便利な「湯迫(ゆば)温泉」
湯迫(ゆば)温泉は岡山市内から車で約20分北東に行ったところにあります。苫田温泉と同じく市の中心街から行きやすいため、市内観光に合わせて訪れるのに便利な場所です。平安時代の終わり頃、当時関白だった藤原基房が発見したとされています。
湯迫温泉の泉質はラドン温泉で、リラックスや神経痛などに効果があるとされています。宿泊できる旅館やホテルに加えて、日帰りに対応した施設もあって便利です。岡山市内に宿を取ってある場合でも、温泉をじっくり楽しむために訪れても良いでしょう。
瀬戸内海由来のお湯に浸れる「たまの温泉」
たまの温泉は岡山市の南、瀬戸内海に面した玉野市にある温泉です。目の前に多くの島が浮かぶ瀬戸内海の絶景を眺めながら入れば、贅沢な気持ちにさせてくれるでしょう。
温泉の泉質は瀬戸内海に面しているだけあり、海に由来したカルシウム・ナトリウム塩化物泉です。保湿・保温の効果が高いとされているため、じっくりとお湯に浸かることで疲労回復などの効果が見込めます。また、皮膚に付いた脂分や角質にも作用するため、美肌効果があるとされる点でもおすすめです。
近くには海の幸をいただける飲食店や、瀬戸内海の魅力に触れられる観光名所も数多くあります。温泉でじっくり滞在しながら、周辺の観光スポットを周ってみるのも良いでしょう。
岡山おすすめの宿泊施設7選
宿泊先も快適な旅を送るためには重要な要素です。
そこで岡山県内で旅の思い出をもう1ランク上げるオススメの宿泊施設をご紹介したいと思います。
湯里温泉にある「季譜の里」
季譜の里は岡山県美作市に位置する温泉宿で、美肌に効果があるとされる湯郷温泉が完備されています。
季節の移ろいをテーマにした館内には至るところに季節の花が飾られており、料理にもその時期の旬な食材を使用しています。
細部までこだわりをちりばめた季譜の里は観光客の評価も高く、大人気の旅館です。
家族や恋人との旅行だけでなく、一人旅の人にもおススメします。
ポピースプリングス リゾート&スパ
ポピースプリングス リゾート&スパは岡山県美作市に位置するホテルです。
海外に来たような、それでいてどこか懐かしい雰囲気が漂いカルフォルニア建築様式の館内で利用客をお出迎えしてくれます。
特徴的なのはディナーで、地元食材をふんだんに使用したシェフ特製の創作フレンチを味わうことができます。
また、お風呂の方は、岡山県内でも有名な湯郷温泉の露天風呂や、室内ジャグジー、スチームサウナを好きなだけ楽しめます。
和室よりも洋室がいいという方にはオススメのホテルです。
湯原温泉 八景
湯原温泉 八景は岡山県真庭市に位置する温泉旅館です。
料理の鉄人でその腕前を披露した料理長が腕を振るう食事が人気で、50種類もの野菜が主役のディナーを楽しむことができます。
その料理の評判は大変高く、料理目的のリピーターも多いのだそうです。
客室は12畳ほどの和室で、窓からは大自然の中にかかる吊り橋が見えます。
そして温泉は真庭市の代表的な温泉・湯原温泉です。
山や川に近いので、目の前に広がる大自然を眺めながらゆったり温泉を楽しめる露天風呂も完備されています。
少々宿泊費はお高めですが、旅がさらに良質なものになること間違いなしです。
名湯鍵湯 奥津荘
「名湯鍵湯 奥津荘」は、奥津温泉でも「隠れ家的な宿」として知られている旅館です。1927年に建てられ、2018年に登録有形文化財に指定された木造建築であるため、趣を感じながらゆったり滞在できます。津山市から鳥取県方面に進んだ山中の温泉郷にある分、日常を忘れてのんびりしたい方におすすめです。
奥津荘で最大の魅力が、浴場で足元湧出のお湯を堪能できる点です。国内に数多くある温泉の中でも、湯舟まで直接お湯が湧き出る珍しい温泉のため、文字通りの源泉に浸りながら入浴できます。もちろん、加温のような人の手は一切加えられていないため、100%自然が作り出したお湯に浸れます。
ほかにも、津山地域で古くから食されている牛肉料理を思う存分いただける点もポイントです。牛鍋や牛の干し肉など、様々な牛肉料理を地元野菜とともに味わえば良い思い出になります。
■住所:岡山県苫田郡鏡野町奥津48
■チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00
■アクセス:
・JR津山駅より中鉄バス利用で約1時間
・中国自動車道院庄I.C.から車で約25分
ホテルリマーニ


「ホテルマリーニ」は、瀬戸内市随一の景勝地である牛窓地区にあるリゾートホテルです。温暖な気候や島の多い瀬戸内海に面していることから、「多島海」の別名で知られるエーゲ海のリゾートをイメージしています。建物もエーゲ海に浮かぶサントリーニ島の教会のように、青と白が目立つのが特徴です。
客室は全室が瀬戸内海のオーシャンビューを楽しめるようになっています。壁も白色で日が差し込みやすいうえ、テラスから瀬戸内海を眺められるため、開放感と癒しの中で過ごせるでしょう。
当ホテルでは本場のギリシャ料理をいただける点も大きな魅力です。瀬戸内海で獲れた魚介類や岡山の牛肉を使って仕上げてくれます。ギリシャ料理をいただけるホテルは珍しく、ギリシャの味を体験してみたい方には必見です。
■住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓3900
■チェックイン/チェックアウト:15:00/11:00
■アクセス:
・JR赤穂線邑久駅より両備バス利用、「オリーブ園入り口」バス停 徒歩3分
・岡山ブルーライン邑久I.C.より車で約20分
倉敷国際ホテル


「倉敷国際ホテル」は倉敷美観地区のすぐ近くにある、倉敷市中心部を代表するホテルです。1963年開業で半世紀以上の歴史を持っています。同時に、ヨーロッパテイストの上品で落ち着いた雰囲気がポイントです。
客室もブラウン・ベージュ・白色が基調の内装になっているほか、木材も随所に使われています。加えて、アメニティもフランスで生み出された「オムニサンス」が用意されており、優雅な雰囲気に浸りたい女性観光客には非常におすすめです。
駅や市内の主要観光地へのアクセスが非常に良い点も大きな特徴になっています。倉敷市内だけではなく岡山県内各所の観光スポットを快適に楽しむには欠かせない拠点です。
WASHU BLUE RESORT 風籠(かさご)
「WASHU BLUE RESORT 風籠(かさご)」は、鷲羽山ハイランドから車で約3分の所にあります。客室が全室瀬戸内海に向いたオーシャンビューになっており、海や島々を存分に眺めることができます。また、瀬戸大橋も見えるため、橋を通る電車や車もじっくり眺められます。
当ホテルでは鷲羽山吹き上げ温泉の中でも、唯一天然温泉に浸かれる点が特徴です。普通のお風呂に加えて、山田養蜂場が開発に関わった「はちみつパール風呂」にも入れます。外に見える絶景と温泉で得られる癒し、蜂蜜による美肌効果などのおかげで様々なリラックス効果を期待できるでしょう。
■住所:岡山県倉敷市下津井吹上303-17
■チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00
■アクセス:
・JR瀬戸大橋線児島駅より車で約7分
・瀬戸中央自動車道児島I.C.より車で約3分
おすすめの岡山グルメ9選
旅の楽しみといえばやはりご当地の美味しいご飯ですよね?
岡山県にも絶品ご当地グルメが多数存在します。
今回は岡山観光をしたらぜひチャレンジしてほしいご当地グルメをご紹介します!
古くから愛される「えびめし」


えびめしとは岡山市の郷土料理で、専門店も存在するグルメです。
ご飯にエビなどの具材を入れて炒め、最後にソースで味付けをします。
チャーハンやピラフに近い料理で、古くから岡山県では食されてきました。
喫茶店の軽食として提供する店も多く、多くの場合は付け合わせで上に錦糸卵やキャベツの千切りが添えられています。
店によっては卵でくるんだり、ハンバーグを添えたりと店によってバリエーションは豊富です。
B-1グランプリ1位の「ひるぜん焼きそば」


ひるぜん焼きそばは岡山県真庭市で発祥したB級グルメです。
味付けにジンギスカンのタレや味噌ダレを使い、具材としてかしわ肉を入れるという特徴があります。
もともと、この地域ではジンギスカンが有名で、ジンギスカンの締めに出された焼きそばが起源だと言われています。
その人気は全国的に高く、2011年に開催されたB−1グランプリにおいて、ひるぜん焼きそばが1位を獲得しました。
岡山B級グルメの双璧「津山ホルモンうどん」


岡山県のB級グルメとして「ひるぜん焼きそば」と肩を並べるのが津山ホルモンうどんです。
津山ホルモンうどんは岡山県津山市で食されていた焼うどんで、甘辛く味付けした焼うどんにホルモンが入っています。
その知名度はかなり高く、そのきっかけとなったのはB−1グランプリで2位になったことでしょう。
道の駅などでカレーライスやラーメンと同様に販売されており、津川ホルモンうどんを求めて多くの観光客が訪れます。
専門店も数多くありますので是非お試しください。
鶏ガラのしょうゆが絶品!「笠岡ラーメン」
笠岡ラーメンは岡山県笠岡市のご当地ラーメンで、鶏そば、かしわラーメンなどの別名があります。
普通ラーメンには豚肉のチャーシューを乗せるのが一般的ですが、笠岡ラーメンは鶏肉のチャーシューを使います。
またスープにも鶏ガラを使用し、しょうゆ味でさっぱりしているため、笠岡市では朝食として食べる人も多いそうです。
2016年にはセブンイレブンで商品化され、中国地方で販売された過去もあります。
おめでたい日にいただく「おかやまバラ寿司」


「おかやまバラ寿司」は岡山県のご当地寿司で、新鮮な海の幸や地元で採れた野菜などが華やかに盛り付けられた料理です。
江戸時代、吉備岡山藩の池田光政の倹約令に反発した庶民たちがご飯の上に魚や野菜などを乗せて食したことが始まりだと言われています。
現在ではお祝いの日などに食されるめでたい料理として地元民から愛されています。
サッパを使った岡山のソウルフード「ままかり寿司」


「ままかり寿司」は瀬戸内海の名物サッパを使った寿司です。サッパを2枚におろしたうえで酢に漬け、ご飯の上に乗せて握りずしに仕上げます。隣の家から「まま(白飯)」を借りてでも食べたいほどサッパが美味しいことから、この名前が付きました。
もともとは県の南部でお祝い事の際に食されていた寿司です。現在では県内各所の寿司店や和食店でいただけるほか、駅弁やお土産物としても人気があります。飲食店だけではなく、新幹線や車で移動して食べるうえでもおすすめです。
豪快にデミグラスソースを掛けた「おかやまデミカツ丼」


「おかやまデミカツ丼」は岡山特有のカツ丼として知られています。岡山駅の東側に出店している「味司野村」の初代店主が、東京の帝国ホテルでいただいたドミグラスソースのかかったとんかつから発想を得て生み出しました。現在では岡山県の代表的なご当地グルメの1つとなっています。
名前の通り、ごはんの上に乗ったとんかつに濃厚なデミグラスソースを掛けて仕上げているのが特徴です。とんかつのさらに上にはゆでたキャベツも載せられており、まとめていただいた時の味はやみつきになります。
なお、発祥店である「味司野村」ではミニサイズでもいただけます。普通の卵とじカツ丼もメニューにあるため、食べ比べてみるのも良いでしょう。
カキをふんだんに使った「日生(ひなせ)カキオコ」


「日生(ひなせ)カキオコ」は、岡山県備前市の日生地域で水揚げされるカキをふんだんに使ったお好み焼きです。小さかったり傷が入っていたりしたカキを、漁師の奥さんたちがお好み焼きの具として活用したのが始まりとされています。お好み焼きについては、大阪などでおなじみの関西風の焼き方で仕上げるのが特徴です。
カキと聞くと、広島のものをイメージするでしょう。しかし、日生の海で獲れるカキも瀬戸内海のミネラルを豊富に含んでいる分、食べごたえがあります。加えて、焼いて仕上げても縮まないため、箸で小分けして食べる際に弾力のある状態で食べられる点も魅力です。
タコの歯ごたえを噛みしめられる「たこめし」


「たこめし」は倉敷市の代表的なご当地グルメとして知られています。古くからタコの捕獲で知られている瀬戸内海でも、特に倉敷市下津井地区で水揚げされたものを使っているのが特徴です。下津井近辺の海は瀬戸内海でも特に潮流が速い分、身の引き締まったタコが多く獲れます。古くから漁師や地元民の間で人気がある郷土料理です。
たこめしはタコをぶつ切りにした上で、他の具と一緒に炊き込みご飯として仕上げます。身が引き締まっている分独特の歯ごたえを感じられるため、クセになるでしょう。主に下津井地区がある児島半島地域でいただける一品です。
岡山でオススメのお土産7選
旅の終わりの楽しみである家族や同僚、友人へのお土産。
岡山には大人気のお土産物から知る人ぞ知る隠れた一品がありますので、おすすめのお土産をご紹介します。
岡山といえばこれ!きびだんご


桃太郎伝説発祥の地である岡山県で定番のお土産といえばきびだんごでしょう。
作中で桃太郎が犬、猿、雉を従える際に与えたお団子です。
もち米に水飴や砂糖を加えて練り上げ、風味付けにきびを使用したきびだんごは、もっちりとほのかに甘いその食感で大人気のお土産となっています。
パッケージは人気絵本作家の五味太郎氏が手がけていますので可愛らしいデザインになっています。
全国的に人気「白桃」


実は岡山県は日本で流通している白桃のルーツなのです。
明治時代に中国から入ってきた桃を品種改良し、現在の白桃になったと言われています。
瑞々しく柔らかな果実が特徴的な白桃は何も味付けをしなくてもしっかり甘い果物として全国的に人気があります。
また岡山県で採れた白桃を使ったお菓子も多数存在しますので、お土産にはこちらの方が向いているかもしれません。
近年話題になっている「完熟トマトゼリー」
近年テレビや雑誌などでも取り上げられ、人気のお土産品となっているのが完熟トマトゼリーです。
岡山県産の桃太郎トマトを湯むきし、ゼリーの中に丸ごと一個閉じ込めた新感覚のデザートです。
トマトの糖度が高いのでデザートとして食べられるスイーツとして人気を博しています。
冷やして食べるとより美味しいそうです。
岡山発祥の「マスキングテープ」
可愛い模様やお洒落な模様が描かれているマスキングテープは近年女性を中心に大人気となっています。
意外と知られていませんが岡山県倉敷市はマスキングテープ発祥の地なのです。
倉敷市では現在マスキングテープ発祥の地として観光地化も進んでおり、マスキングテープ専門ショップも存在します。
倉敷市を訪れた際はおひとつ買ってみてはいかがでしょうか?
岡山の名産「備前焼」


備前焼は岡山県備前市周辺で生産されている陶器です。
薬品を一切使わず、同じ模様がないという特徴を持ち、使い込むほどに味が出る陶器と言われています。
派手なデザインではありませんが、シックな質感が好評で、現在では皿や湯呑み、茶器などが多く生産されています。
小さなものもありますので、旅の思い出に買って帰ってみるのもいいかもしれません。
甘さ控えめの粒あんが使われている和製クレープ「むらすずめ」
「むらすずめ」は倉敷市が誇る和製クレープです。明治時代に地元で創業した橘香堂(きっこうどう)が、1世紀以上にわたって作ってきた人気の和菓子として知られています。茶道の各流派でも、10月にお出しする茶菓子として指定されていて評価が高いです。
新鮮な卵と小麦粉を使って薄い生地を作り、中に甘さ控えめの粒あんを包んであります。年齢や甘いものへの好みに関係なく様々な人から広く支持されているため、岡山のお土産におすすめの一品です。和菓子である分、年配の方や目上の方へのお土産にも向いています。
薄皮にたっぷりのあんが入っている「大手まんぢゅう」
「大手まんぢゅう」は江戸時代後期から地元で愛されてきたお菓子です。岡山藩の藩主からもこよなく愛されてきたことや、提供しているお店が岡山城の大手門近くにあったことから名付けられました。
多めのこしあんを薄い皮で包んであるのが特徴です。特に薄皮は備前のお米と小麦粉を使って作ってある分、ほんのりとお酒の香りまでします。全体的にはほど良い甘さに仕上がっているため、甘いものが苦手な方でも抵抗なくいただける点が魅力です。特に、苦めのお茶と一緒にいただけば、相性は抜群です。
最後に…


ここまで岡山県の観光スポットについて紹介してきました。
岡山といっても代表的な観光地が思い浮かばないという人も多いかと思いますが、実は大人気の観光地がたくさんあるのです。
観光に温泉にグルメと旅行を楽しむための要素が全て揃っています。
「旅行を計画しているけど行き先が決まらない」という方は、是非今回の記事を参考にして岡山旅行を検討してみてはいかがでしょうか?