最終更新日 2021-10-29
日本本土の最南端に位置する鹿児島県。
そのためか、本土とは少し異なる自然条件にあり、見慣れない自然スポットや温泉スポットなどがたくさんあります。
本州と海を隔てて離れていることから、独特の文化が形成されてきました。
今回は、そんな鹿児島を観光するにあたって欠かせない全40か所の観光スポット、グルメ、お土産や宿泊施設などをご紹介します。
記事の目次
- 1 鹿児島ってどんなところ?魅力は?
- 2 鹿児島の気になるおすすめ観光スポット
- 2.1 ■鹿児島エリア
- 2.2 島津家の美しい大名庭園・名勝「仙巌(せんがん)園」
- 2.3 世界遺産に登録された「尚古集成館」
- 2.4 薩摩の英雄「西郷隆盛銅像」
- 2.5 美しい桜島を眺めることができる「城山」
- 2.6 鹿児島の人気繁華街「天文館商店街」
- 2.7 鹿児島湾の生き物に会える「いおワールドかごしま水族館」
- 2.8 平和について考える「知覧特攻平和会館」
- 2.9 江戸時代に迷い込んだかのような「知覧武家屋敷群」
- 2.10 ■桜島周辺
- 2.11 桜島噴火口がよく見える「有村溶岩展望所」
- 2.12 黒神埋没鳥居
- 2.13 桜島や錦江湾の絶景が見れる「溶岩なぎさ遊歩道」
- 2.14 迫力ある山肌が見れる「湯之平展望所」
- 2.15 ■指宿(いぶすき)エリア
- 2.16 「東洋のハワイ」と呼ばれた「指宿温泉」
- 2.17 日本百名山の一つ「開聞岳」
- 2.18 九州最大のカルデラ湖「池田湖」
- 2.19 勝負事のパワースポット「釜蓋神社(射楯兵主神社)」
- 2.20 JRの中で日本最南端の「JR西大山駅」
- 2.21 ■出水・川内エリア
- 2.22 東洋のナイアガラ「曽木の滝」がある「曽木の滝公園」
- 2.23 金と焼酎がテーマの観光スポット「薩摩金山蔵」
- 2.24 壮大な武家屋敷群「出水麓武家屋敷群」
- 2.25 中世からの古い街並みが特徴の「入来麓武家屋敷群」
- 2.26 強力なパワースポット「新田神社」
- 2.27 ナポレオンの横顔に似ている?奇岩「ナポレオン岩」
- 2.28 ■大隅エリア
- 2.29 九州最南端の岬「佐多岬」
- 2.30 ロケットや人工衛星が見れる「内之浦宇宙空間観測所」
- 2.31 戦争の悲しみや命の尊さを学ぶ「鹿屋航空基地資料館」
- 2.32 世界各国のバラに抱かれる「かのやばら園」
- 2.33 大河ドラマのオープンニングに登場した「雄川滝」
- 2.34 ■霧島エリア
- 2.35 鹿児島を代表するパワースポット「霧島神宮」
- 2.36 かわいい羊たちに会える「高千穂牧場」
- 2.37 個性的な野外展示がある「霧島アートの森」
- 2.38 霧島温泉
- 2.39 ■離島「屋久島」
- 2.40 自然が作り出すパワースポット「縄文杉」
- 2.41 ハート型で話題の縄文杉の切り株「ウィルソン株」
- 2.42 「もののけ姫」の世界のような「白谷雲水峡」
- 2.43 様々な巨木がそびえ立つ「ヤクスギランド」
- 2.44 1日2回の干潮前後約2時間しか入れない「平内海中温泉」
- 2.45 ■宇宙好きには魅力的な「種子島」
- 2.46 日本最大のロケット発射場「種子島宇宙センター・宇宙科学技術館」
- 2.47 種子島のことが理解できる「種子島開発総合センター(鉄砲館)」
- 2.48 自然が作り出した岩窟「千座(ちくら)の岩屋」
- 2.49 ポルトガル船が流れ着いたと言われる「門倉岬」
- 2.50 高い透明度を誇る美しい海岸「浦田海水浴場」
- 2.51 ■太古の自然が今なお残る「奄美大島」
- 2.52 マングローブ原生林・黒潮の森「マングローブパーク」
- 2.53 自然が作る青い「ハートロック」
- 2.54 絶景の夕日が見れる「大浜海浜公園」
- 2.55 ■鹿児島最南端の島「与論島」
- 2.56 幻の島「百合ヶ浜」
- 2.57 遠浅の美しい海が続く「大金久(おおがねく)海岸」
- 2.58 与論島の文化にふれる「与論民俗村」
- 2.59 沖縄と鹿児島、与論島を結ぶ夢の路線「ヨロン駅」
- 2.60 美しい夕日を背景に鳴らす「愛の鐘」
- 3 味わわないと損な鹿児島のおすすめグルメ
- 4 鹿児島のおすすめ宿泊施設
- 5 鹿児島の雰囲気を持ち帰ろう、おすすめのお土産とは
- 6 鹿児島へのアクセス
- 7 まとめ
鹿児島ってどんなところ?魅力は?


鹿児島はこんなところ
鹿児島は、「本土」と呼ばれる薩摩地域と大隅地域のほか、「離島」と呼ばれる屋久島や種子島、奄美大島などの薩南諸島から構成されている県です。
「桜島」などの活火山がたくさんある地形で知られています。
古代の時代に大和朝廷により統一されましたが、日本本土の最南端に位置することから、アジア太平洋地域の諸外国と早くから交流していた地域です。
沖縄にも近いことから、食材や文化に琉球文化の影響が見られます。
「薩摩隼人」という「薩摩」の武将や男性を表現する言葉があり、地域の文化が色濃くあるエリアです。
パワースポットが多くある神聖な土地


最近では、「屋久島」に続き、鹿児島市にある「尚古集成館」なども世界遺産に登録され、話題を集めている鹿児島ですが、パワースポットが豊富にあることでも有名です。
鹿児島と宮崎の県境にある高千穂峰は、天照大神の子孫であるニニギノミコトが芦原中国平定の命を受けて降臨した山であると言われる場所です。
そのニニギノミコトを祀っている「霧島神社」を始めとして、古い歴史を持つ神社や名所がたくさんあります。
また、種子島など鹿児島固有の自然が作り出す神秘的な場所も多く、パワースポットが多数あることで有名です。
指宿や霧島など人気の温泉街もある!
活火山がたくさんあることから、多くの温泉街があることでも有名です。
指宿温泉や坂本龍馬が新婚旅行で訪れたと言われる「塩浸温泉」など、人気の温泉街がいくつかあり、その源泉の数は全国2位の2,753ヶ所もあると言われています。
鹿児島が誇る自然の中にある温泉は、他県では味わうことができない体験ができること間違いありません。


さらに、屋内入浴や露天風呂だけでなく、鹿児島には砂むしや海中温泉といったなかなか体験できない独特な温泉もあります。
グルメが豊富な鹿児島


グルメの宝庫として有名な鹿児島ですが、特に有名なのはサツマイモと黒豚です。
鹿児島は、本土の52%をシラス台地で占めていることから、さつまいもの栽培に適しています。
そのため、江戸時代からサツマイモの生産が盛んで、その生産量は全国1位を誇り、鹿児島が誇る食材の一つとなっています。
そして、サツマイモをベースに作られた「芋焼酎」も鹿児島の特産物として人気です。


さらに、サツマイモとともに日本有数の一大生産地である黒豚も有名です。
鹿児島に行くと、黒豚を使った美味しいグルメをたくさん楽しむことができます。
黒豚は、肉質が柔らかいうえに甘みもあるうえ、アミノ酸やビタミンEが豊富という健康面でも良い影響があるのでおすすめです。
故郷で愛される偉人「西郷隆盛」


鹿児島が生んだ偉人として名高い西郷隆盛は、地元では呼び捨てにすることさえはばかられるほど、鹿児島の人々からの羨望を集めている人物です。
2018年にNHK大河ドラマで彼を主人公とした『西郷(せご)どん』が放映されたこともあり、改めて注目の的となっています。
鹿児島の気になるおすすめ観光スポット
鹿児島県は薩摩地域と大隅地域のほか、様々な島々がある離島もあり、非常に範囲が広いです。
そのため、各地域に特有の観光スポットがあり、他の地域では味わえないような体験ができるでしょう。
エリア別にどんな体験ができるのか、観光スポットごとにご紹介します。
■鹿児島エリア
桜島を望める鹿児島エリアは、鹿児島県の中心部です。
そのため、歴史にゆかりのある観光スポットやショッピングエリア、水族館など、様々なジャンルの観光スポットがあることが特徴です。
島津家の美しい大名庭園・名勝「仙巌(せんがん)園」


江戸時代に薩摩藩の藩主を務めた島津家の別邸で、市街地から少し北側の場所にあります。
庭先からは桜島と錦江湾による美しい景色を眺められるうえ、国内でも屈指の大名庭園を見ることができます。
特に、19代島津家当主・島津光久によって造り上げられた庭園は、国内でも最大級の規模であり、四季折々の美しい花々と錦江湾を池に見立てた荘厳な景色を眺めることができます。
また、歴代の島津家当主に愛された御伝も残っており、「御居間」から眺める庭園は非常に美しいです。
仙巌園
■住所:鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
■開園時間:8:30~17:30
■アクセス:鹿児島本線「鹿児島中央駅」よりカゴシマビューまち巡りバス「仙巌園前」バス停下車すぐ
世界遺産に登録された「尚古集成館」


仙巌園は島津家別邸としての顔だけでなく、日本の近代化を伝える史跡としての顔もあります。
仙巌園の園内にある「尚古集成館」は、薩摩切子や薩摩焼、島津家に関する史料などを展示されている博物館です。
建物自体は、1865年に竣工された金属加工の工場で、国内に現存する最古の石造洋式機械工場です。
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を構成する「旧集成館」の機械工場として2015年に世界遺産として登録されています。
「島津薩摩切子工場」があり、薩摩切子の製造過程を観察することができます。
薩摩の英雄「西郷隆盛銅像」


鹿児島が生んだ明治維新の三傑の一人西郷隆盛の像で、鹿児島市の繁華街に近い城山(鹿児島城があった一帯)の麓に立っています。
彼が亡くなって50年ほど経ってから完成したもので、明治政府で陸軍大将を務めていたころの姿をしています。
鹿児島市出身で渋谷にある「忠犬ハチ公」の制作者・安藤照氏によるもので、高さ5.76メートルあります。
鹿児島観光の記念の1枚を撮影するのにおすすめのスポットです。
美しい桜島を眺めることができる「城山」


薩摩藩の政庁があった鹿児島城付近の市街地の中心部にある、標高100m程度の山です。
山頂には展望台があり、噴煙を上げる桜島とその下に広がる錦江湾、そして眼下に見渡せる鹿児島の中心街を目に焼き付けられます。
展望台から見れる「桜島」の姿は美しく、最高の一枚を撮ることができます。
山頂へ向かう道のりには、クスの大木やシダ・サンゴの樹など温帯・亜熱帯性植物が600種以上あります。
また、西郷隆盛の自決した場所でもあり、隆盛が陣を設けた洞窟や最期を迎えた場所など、歴史的に価値の高いスポットです。
鹿児島の人気繁華街「天文館商店街」


鹿児島の中心部にある、市内随一の繁華街で、鹿児島グルメが楽しめるレストランやカフェ、ショップなどがたくさん並んでいます。
アーケードになっているため、雨の日や桜島の噴煙がひどい日でも安心してショッピングを楽しめます。
鹿児島グルメで欠かせない1つの「白熊かき氷」を提供する「むじゃき本店」も天文館商店街にあるので、ぜひとも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
鹿児島湾の生き物に会える「いおワールドかごしま水族館」


鹿児島の海の玄関口である鹿児島本港にある水族館です。
日本国内で初めてカラチョウザメの餌付けやサツマハオリムシの展示に成功した実績のある水族館です。
主にイルカやシャチ、ジンベエザメを飼育しているほか、錦江湾やさらに南の海に住む軟体サンゴのような海中生物など、比較的暖かい海に住む生物も見られるのが特徴です。
さらに、イルカのパフォーマンスが錦江湾の海水を引き込んだイルカ水路で行われるため、桜島と錦江湾をバックに跳ぶイルカを眺められるのも最高のポイントといえます。
平和について考える「知覧特攻平和会館」


鹿児島市から少し南の南九州市にある、戦時中の神風特別攻撃隊の資料を展示している資料館です。
かつて知覧には特攻隊が出撃した飛行場があったことから、アメリカ軍の戦艦に体当たりで突入し最期を迎えた彼らが遺した品々や服装が数多く展示されています。
他にも、特攻隊員が実際に乗っていた零(ぜろ)戦をはじめとする戦闘機や特攻水上艇も展示されており、当時の特攻攻撃がどのようなものであったのかについて学ぶことのできる場所です。
特攻隊員の思いや、戦争と平和についていろいろと考えさせられるスポットです。
■住所:鹿児島県南九州市知覧町郡17881
■入館時間:9:00~17:00 (最終入館16:30)
■アクセス:JR指宿枕崎線「喜入駅」より徒歩3分「喜入」停留所にてバスで「特攻観音入口」停留所下車徒歩5分
江戸時代に迷い込んだかのような「知覧武家屋敷群」


知覧は、「薩摩の小京都」と呼ばれ、江戸時代の武家屋敷群が当時の姿で残されている地域の1つとして有名です。
江戸時代の薩摩藩は、「外城」という、薩摩藩の領地を113の地区に分割し、藩の武士たちに地区ごとに武家集落を作らせて、分散統治させました。
その「外城」の中でも、「知覧武家屋敷群」は当時の屋敷の家屋や生垣がきれいに保存されていることで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
生垣の目的は本来「防壁」ですが、1つ1つ独特な意匠になってることが特徴です。
整然な生垣と曲がりくねった平の道が作る清閑な光景は、インスタ映えする1枚を撮ることができるでしょう。
■桜島周辺
桜島は、鹿児島のシンボルのような存在であり、現在も火山活動が活発な山です。
鹿児島市内からも比較的簡単に行ける観光スポットであるため、多くの観光客が集まります。
桜島噴火口がよく見える「有村溶岩展望所」


桜島の南側、南岳近くにある展望所が「有村溶岩展望所」です。
大正時代にあった大正噴火によって流れた溶岩によって形成された場所にある展望所で、目下に広がる溶岩原は当時の大噴火のすごさを体現しています。
展望所自体は、展望台と1㎞に及ぶ遊歩道からなっており、溶岩が流れた後に生い茂ったクロマツの木々を見ることができます。
加えてすぐ近くに現在も活動中の南岳の火口があるため、近くで噴煙を見られるほか、火山活動による地鳴りも聞こえるなど生きた火山を体感できる場所です。
黒神埋没鳥居


もともと「腹五社神社」の入口にあった鳥居が、1914年の桜島大正大噴火で火山灰や軽石が積もった結果、現在のような埋没した姿になったのが「黒神埋没鳥居」です。
鳥居は上の渡してある部分のすぐ下まで埋まっており、火山噴火の威力と恐ろしさを感じさせられます。
鳥居の隣には、奇跡的に噴火の被害を免れた「アコウ」の樹が佇んでいます。
桜島や錦江湾の絶景が見れる「溶岩なぎさ遊歩道」


総長3kmにわたって溶岩原が作り出した自然を見て回ることができる遊歩道です。
大正時代の大噴火で流れ出た大量の溶岩によって作られた溶岩原ですが、100年以上月日が経った今では、さまざまな植物を見ることができます。
スケールの大きい溶岩や溶岩に根を張る植物と、今も活発に活動する桜島の姿を一緒に楽しむことができます。
迫力ある山肌が見れる「湯之平展望所」


桜島周辺にある観光スポットの中で、最も桜島に近い位置にある展望所「湯の平展望所」。
山頂に最も近い標高373mであるため、噴煙を上げ続ける桜島の雄大な姿を間近で見ることができます。
進入可能な場所の中で、最も近い場所から桜島の姿を写真に収めたりすることのできる場所です。
■指宿(いぶすき)エリア
鹿児島より南、薩摩半島の南端付近に広がる指宿エリアといえば、全国的にも珍しい砂風呂がある「指宿温泉」が有名です。
実は、指宿エリアは「指宿温泉」だけではなく、開聞岳や池田湖など、他にも魅力的な観光スポットがたくさんあります。
「東洋のハワイ」と呼ばれた「指宿温泉」


薩摩半島の南東端に位置する指宿市にある、鹿児島市でも有数の観光地である温泉街で、1,000箇所を超える泉源があります。
マグマを熱源とした温泉と温泉の影響で熱せられた砂浜を使って砂蒸し風呂があることでも知られています。
一年を通し温暖な気候で西郷隆盛も愛した温泉で、以前は「東洋のハワイ」と称され、国内でも人気が高い温泉です。
砂蒸し風呂自体は錦江湾沿いの「摺ヶ浜温泉」にある砂浜に設けられており、長さ1kmの砂浜は温泉によって温められており、砂浜に埋まると、普通の温泉に浸かるのと同じようなデトックス効果が期待できると有名です。
海沿いにあることから、波の音を聞きながら、砂の中でのんびりとくつろぐことができ、「砂むし」でのひと時は、最高の癒しになることでしょう。
■住所:鹿児島県指宿市十二町
日本百名山の一つ「開聞岳」


日本百名山に選出されている、指宿地方のシンボルといえる美しい山が「開聞岳」です。
その美しさは別名「薩摩富士」と称されているほどです。
標高924メートルとそこまで高くなく、登山道も全体的に緩やかな傾斜であるため、年配の方や登山に慣れていない方でも楽しく登ることができる山です。
頂上から眺める景色は、霧島、屋久島など鹿児島の観光スポットを一望できるのでおすすめです。
12月から3月にかけては、麓に菜の花が咲き誇り、晴天の日の開聞岳と満開の菜の花畑が作り出す黄色と緑のコントラストは絶景です。
九州最大のカルデラ湖「池田湖」


縄文時代を迎えていた約5500年前の火山活動の結果できたカルデラ湖で、開聞岳の北東にある九州最大の湖です。
湖の水は青く澄んでおり、湖の周りは菜の花など四季折々の花も咲き乱れるため、美しい景色が広がっています。
薩摩富士の開聞岳と湖の風景は、美しい1枚が撮れること間違いありません。
さらに、池田湖には数十年前から謎の生物である「イッシー」の目撃情報があります。
運が良ければイッシーに出会えるかもしれません。
勝負事のパワースポット「釜蓋神社(射楯兵主神社)」


薩摩半島の南端、海の入り江の突き出た岩礁に鎮座する「射楯兵主神社」。
通称で「釜蓋神社」と言い、ヤマタノオロチ退治などで有名な「素戔嗚命(スサノオミコト)」が御祭神であることから、古くから武門の神様として勝負事にご利益があるとされてきました。
そのため、勝負を控えた芸能人やスポーツ選手が願掛けのためにお参りするなど、勝負事のパワースポットとしても有名です。
「釜蓋神社」は、二礼二拍手一礼の代わりに鳥居から社殿まで頭に蓋を載せて落とさずに歩くという、独特のお参りの仕方で有名です。
蓋を落とさず社殿に着くことができれば願い事が叶うといわれているため、ぜひチャレンジしてみてください。
境内には、他にも拝殿の中の竜の絵や、右奥にある寿石、裏手にある希望の岬など、パワースポットが多いため、合わせてお参りして、さらなるパワーを頂戴しましょう。
JRの中で日本最南端の「JR西大山駅」


JR指宿枕崎線で指宿駅を出発し、終点の枕崎駅に向かう途中にある無人駅です。
JR線で最南端にある駅として知られ、ホームから美しい「開聞岳」を望むことができます。
「西大山駅」の前には幸せを届けると言われる「黄色いポスト」や「幸せの鐘」など他にも見どころ満載。
真っ直ぐ伸びる線路と開聞岳の姿を写真に収めることができます
■出水・川内エリア
鹿児島県の北西部にある出水・川内エリア。
ナポレオン岩や武家屋敷群など、自然が作り出す神秘的な観光名所や歴史的価値の高い場所など、注目すべき観光スポットが多くあります。
東洋のナイアガラ「曽木の滝」がある「曽木の滝公園」
鹿児島県の北方、宮崎と熊本との県境に位置する伊佐市にある「曽木の滝」。
川内川の上流にあり、高さ12メートル、滝の幅210メートルと大きい滝で別名「東洋のナイアガラ」と呼ばれています。
その景観の素晴らしさは、かの有名な豊臣秀吉公が島津攻めの帰路において「曽木の滝」の雄大の景色を楽しんだという逸話があるほどです。
春は桜が美しく咲き誇り、秋は色とりどりの紅葉を見ることができます。
周辺に「清水神社」や「新曽木大橋」など観光名所がいろいろとあり、レンタサイクルで見て回ることができるので、大自然を颯爽と巡りたい方におすすめです。
金と焼酎がテーマの観光スポット「薩摩金山蔵」
江戸末期に薩摩の財政を支えた「串木野金山」の跡地を利用し造られた、焼酎メーカー「濱田酒造」が運営している観光施設「薩摩金山蔵」。
「串木野鉱山」の一部である西山抗をトロッコ列車に乗って探検することができます。
トロッコに乗って向かうと待っているのは、鉱山で実際に使用された設備たちや島津義弘公を祀った「加治木精矛神社」の分祀であるパワースポット「薩摩開運神社」があります。
精密機械などが好きな方にはたまらない展示となっています。
また、鉱山の環境を活用した焼酎の長期熟成貯蔵庫があり、メッセージ付きの焼酎を預かってくれるサービスも展開していたり、「薩州正宗」の銘柄の清酒の醸造も行われたり、色々あります。
施設にある売店には金粉入りの焼酎が販売されているので、観光した記念に買ってみてはいかがでしょうか?
■住所:鹿児島県いちき串木野市野下13665
■営業時間:10:00~17:00(カフェは16:00まで) ※毎週火曜日定休
■アクセス:JR鹿児島本線「串木野駅」より路線バスで「野下口」停留所下車、徒歩約5分
壮大な武家屋敷群「出水麓武家屋敷群」


出水市にも知覧と同じような江戸時代の武家屋敷群が残されています。
敷地がとても広く、東京ドーム9個分にあたる44ヘクタールに150戸もの屋敷があります。
地区内の道は今も碁盤の目状になっているうえ、屋敷の保存状態も非常に良い武家屋敷群です。
中世からの古い街並みが特徴の「入来麓武家屋敷群」


知覧や出水にある武家屋敷群と同じように、江戸時代の薩摩藩に仕える武士団が地域統治のために形成した武家集落の1つです。
「来麓武家屋敷群」は、中世からの屋敷群が残っている点と屋敷などに川原石が使われている点が他の武家屋敷群と異なる点です。
また茅葺きの門や屋根、生け垣など他地域の武家屋敷群にも見られる特徴があるため、川原石とも合わせて写真を撮りながら散策してみてはどうでしょうか。
強力なパワースポット「新田神社」


川内駅より北側、川内川を渡った先にある神亀山の頂上にある神社で、初代神武天皇の曽祖父であるニニギノミコトが御祭神の神社です。
かつて、「薩摩国一の宮」と呼ばれた神社で、子宝祈願、安産祈願のご利益があると言われています。
坂本龍馬が新婚旅行で妻のお龍が訪れたことで「良縁」にもご利益があるとも言われるようになりました。
隣接している可愛山稜(えのさんりょう)が神代三山稜の一つで、ニニギノミコトの御陵として宮内庁に管理されており、陵墓と神社が一体になっている神社です。
祖先である天照大神を合祀しており、皇族の方たちが参拝しに来る伝統のある神聖な場所であるため、強力なパワースポットとして有名です。
また境内には、樹齢2000年ともいわれる神々しい雰囲気が漂うクスノキがあります。
ナポレオンの横顔に似ている?奇岩「ナポレオン岩」


薩摩川内市の西の沖合に浮かぶ下甑島にある127mの奇岩です。
明治時代に下甑島を訪れたとあるフランス人が、横から見るとフランスの皇帝「ナポレオン」の横顔に似ていると言ったことで、「ナポレオン岩」と呼ばれるようになりました。
「ナポレオン岩」は断崖絶壁で登ることができないため、頂上部にある植物がどんな植物なのか明らかになっていないそうです。
下甑島のシンボルとして地元の人たちからも愛されています。
「前の平展望所」からだと目の前で見ることができ、「観光船かのこ」に乗ると、海上からその雄大さをより体感できます
■大隅エリア
薩摩半島と錦江湾を挟んで対岸に伸びている半島の「大隅半島」。
大隅半島には佐多岬など自然の美しいスポットがあるほか、航空資料館や宇宙空間観測所のような空関係のスポットもあることで有名です。
九州最南端の岬「佐多岬」


北緯31度線上にある、九州、そして日本本土で最南端に位置する岬です。
岬の南端の断崖より50メートル沖にある大輪島に日本最古の灯台の一つと言われる「佐多岬灯台」があります。
日本の多くの灯台を手掛けたイギリス人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により作られた灯台でしたが、空襲により昭和25年に再建されたものです。
「佐多岬公園」からは、太平洋、東シナ海を一望でき、天候が良いと種子島や屋久島、硫黄島を望むことができます。
岬の手前にある「御崎神社」は、縁結びのご利益がある神社として有名です。
ロケットや人工衛星が見れる「内之浦宇宙空間観測所」


大隅半島の東岸に沿って国道448号線を南に行ったところにあるJAXA(宇宙航空研究開発機構)の施設です。
小惑星探査機はやぶさなど、日本が誇る数多くの探査機や人工衛星を打ち上げている最前線の場所です。
ゲートで受付を済ませると中に入場でき、敷地内にあるロケットや人工衛星を見学することができます。
また、ロケットの発射台やコントロールセンターといった施設なども見学できるため、宇宙に興味のある方や宇宙にロマンを感じる方には非常におすすめの観光スポットです。
戦争の悲しみや命の尊さを学ぶ「鹿屋航空基地資料館」


海上自衛隊鹿屋基地に付属している資料館で、旧海軍の鹿屋航空隊から現在の海上自衛隊鹿屋基地に至るまでの歴史を展示しています。
戦争末期に、鹿屋航空隊基地から出撃した神風特別攻撃隊にまつわるものが数多く展示されていることでも有名です。
特攻隊員が遺した手紙や遺品、遺書が数多く陳列され、彼らが出撃直前に抱いていた思いに迫れるでしょう。
知覧特攻平和会館と共に、戦争の悲しみや人の命について、改めて考えることができる場所です。
施設の近くには戦死した特攻隊員の慰霊碑があるので、特攻隊員の方々を思いながら祈りを捧げましょう。
その他にも、建物の中や外には、旧海軍航空隊や海上自衛隊が使ってきた戦闘機や飛行艇などが展示されており、戦闘機などがどのように技術進歩してきたのかを知ることができます。
■住所:鹿児島県鹿屋市西原3-11-2
■開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30) ※年末年始(12月29日~1月3日)休館
■アクセス:鹿児島空港よりバスで鹿屋バスセンターまで約1時間40分、鹿屋バスセンターからバスで「航空隊前」停留所下車
世界各国のバラに抱かれる「かのやばら園」


「かのやばら園」は、世界各国で咲くバラ4000種が5万株植えられている日本最大級のバラ園です。
王族や貴族の名前がついたバラがある「ロイヤルガーデン」、様々な香りを楽しむことができる「香りのガーデン」などテーマごとにバラを楽しむことができます。
春と秋にはばらまつりが行われ、多くの人々で賑わいます。
また、クリスマスの時期にはライトアップされ、とても美しいです。
「かのやばら園」オリジナルの「バラソフト」や「薔薇カレー」の人気があるので、ぜひチャレンジしてみてください。
大河ドラマのオープンニングに登場した「雄川滝」


2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』のオープニングに登場したことで有名な「雄川滝」。
落差46メートルから流れる滝の水量は少なめで、透明度が高い滝つぼは、エメラルドグリーンやコバルトブルーの色合いが優美で魅力的です。
周囲にある森林との共演により、マイナスイオンを多く放出しているため、癒やしのスポットとして人気が高いです。
■霧島エリア
天然水でもおなじみ、鹿児島県の北東にそびえる霧島連山の麓に広がる霧島エリア。
自然豊かさを背景としたスポットが多いことが特徴です。
霧島エリアの中でもおすすめのスポットをご紹介します。
鹿児島を代表するパワースポット「霧島神宮」


日本神話に登場する天照大神より葦原平定の命を受けた神で、皇室の祖先神である「ニニギノミコト」が高天原から地上に降り立った場所と言われており、鹿児島県を代表するパワースポットとして知られています。
創建6世紀と非常に長い歴史を持つ神社で主祭神はもちろん「ニニギノミコト」。
南九州屈指のパワースポットとして知られ、境内には、国歌『君が代』にも登場する「さざれ石」があることでも有名です。
霧島山の度重なる噴火の影響を受け、消失と再建を繰り返してきましたが、500年以上前に現在の場所へ移ってきました。
江戸時代に薩摩藩主の島津家により再建された格調高い朱塗り社殿が特徴的で、天地降臨の地にふさわしい豪華絢爛な風格となっています。
坂本龍馬が新婚旅行の際に訪れた場所としてもよく知られている場所です。
かわいい羊たちに会える「高千穂牧場」


霧島連山の麓に広がる広大な牧場です。
牧場で飼育されているウシやウマ、ヒツジなどのかわいい動物たちと触れ合えるほか、ウシやヤギの乳を搾ったり、絞った乳でバターなどを作ったりする体験もできます。
ほかにも牧場内で販売されている乳製品は非常においしく、特にソフトクリームやヨーグルトは絶品で人気も高いです。
さらに高千穂牧場は四季折々の花が咲くことでも知られ、春に桜が見られるほか、秋にはコスモスが咲き誇ることでも有名です。
霧島連山と季節の花々との景色はとても美しい1枚を撮れると話題のスポットです。
■住所:宮崎県都城市吉之元町5265-103
■営業時間:4月~10月 9:00~17:30/11月~3月 9:00~17:00
■アクセス:JR日豊本線「霧島神宮駅」より車で約15分/「鹿児島空港」より車で約40分
個性的な野外展示がある「霧島アートの森」


霧島連山西側の麓にあり、建物の外にもアート作品が展示されている美術館です。
野外展示は全部で23点あり、いずれも個性的で目を引くようなものばかりであるため、写真撮影も近くにそびえる霧島連山とのセットにするも、また澄み切った大空とともに撮るのも方法はいろいろです。
もちろん館内にも同じように独特なアート作品があるため、雨が降っていても楽しめます。ただ訪れるのであれば、比較的天候が安定しやすい春や秋がおすすめでしょう。
■住所:鹿児島県姶良郡湧水町木場6340-220
■営業時間:・通常期:9:00~17:00(最終入園16:30)
・7月20日~8月31日:9:00~19:00(最終入園18:30)
定休日:毎週月曜、年末年始(12月29日~1月2日)、臨時休園期間(2月14日~2月21日)
■アクセス:・JR肥薩線栗野駅よりタクシーで約20分
・九州道栗野I.C.より車で約20分
■料金:大人310円、大学生・高校生200円、小中学生150円、幼児無料
霧島温泉


霧島山の中腹600~800メートルの高原地帯にあり、錦江湾を望むことができる眺望が良い温泉郷「霧島温泉」です。
全部で9つの温泉で構成され、温泉により泉質が異なるため、複数の温泉に入って比較するなど楽しむことができます。
さらに、期待できる効果も温泉により様々あります。
また近隣には、布引滝、千畳敷など、霧島最古の岩風呂などの名所もあるので、立ち寄ってみても良いでしょう。
コバルトブルーの色をした温泉やヒノキ造りの浴槽を楽しめるところ温泉など、温泉によって、様々な個性や特性があるので、お気に入りの温泉を探してみましょう。
霧島神宮のお参り帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■離島「屋久島」
九州最南端の佐多岬から南へ60㎞の沖合に浮かぶ屋久島は、太古へタイムスリップしたような錯覚に陥る場所で、手付かずの自然が残されている島です。
その貴重な自然はとても価値が高く、世界遺産にも登録されました。
宮崎駿監督の映画『もののけ姫』を彷彿させる神秘な場所で、訪れるとパワーを受け取った気分になれる不思議な島です。
自然が作り出すパワースポット「縄文杉」


屋久島を代表する観光スポットで、島のほぼ中央部にそびえる、高さ約30メートル、樹齢2000年以上と言われる杉の木です。
長い樹齢を持つ杉の木は、文字通り縄文時代だったころから存在していると言われることからその名がつきました。
保護管理下にあるため、間近で見ることはできません。
実際にみる場合は、近くの展望デッキから眺めることになります。
縄文杉を近くで見たいという方は、縄文杉の折れてしまった一部分を屋久杉自然館で見ることができます。
折れてしまった一部分でも、非常に大きさがあるため、実際の縄文杉の大きさや神秘さを直接感じることができます。
■住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町
■アクセス:「宮之浦港」から車で「屋久杉自然館」まで行き、「荒川登山口」停留所まで約40分/「屋久島空港」から車で屋久杉自然館まで行き、「荒川登山口」停留所まで約40分
ハート型で話題の縄文杉の切り株「ウィルソン株」


豊臣秀吉公の命令により、大阪城築城の際に伐採されてしまったと言われる縄文杉の切り株が「ウィルソン株」です。
アメリカ人植物学者の名前を取って名付けられた「ウィルソン株」は、中心部が朽ちて大きな空洞になっており、清水が湧き出ています。
切り株の中から上を見ると、穴の形がハート型になっていることで非常に人気のある観光スポットです。
周囲は立入禁止区域ですが、中に入ることは可能で、中から見える屋久島の樹々たちによる景色は、とても神秘的です。
「もののけ姫」の世界のような「白谷雲水峡」


屋久島の北側を流れる白谷川沿いに広がる渓谷と森林エリアで、温暖で雨が多い屋久島特有の気候が造り上げた太古の森が広がります。
「白谷雲水峡」には、映画『もののけ姫』に登場するシシ神の森のような、苔が美しく広がった森があり、別名「もののけ姫の森」と呼ばれています。
映画に登場するコダマの人形を持っている森林ガイドさんがいるので、ガイドさんにお願いしてコダマの人形を置いてもらうと「もののけ姫」の森のような一枚を撮ることができます。
様々な巨木がそびえ立つ「ヤクスギランド」


屋久島の東側、安房港から西へ内陸側に入ったところにある森林区域で、世界自然遺産区域ではないものの、屋久島に古くからある自然林を観察することができます。
樹齢を1000年超える巨木が多くありますが、新たな息吹も芽生えています。
散策すると、古木のパワーや若い樹木たちの生命力など、木々の持つエネルギーを感じることができるでしょう。
1日2回の干潮前後約2時間しか入れない「平内海中温泉」


屋久島といえば縄文杉ですが、実は大変珍しい温泉があるんです。
屋久島にある「平内海中温泉」は、海の中から湧き出ている温泉で、普段は海水に沈んでいる温泉です。
では、どうやって「平内海中温泉」に入るのでしょうか?
実はこの温泉、干潮になる前後2時間ほど、潮が引くことで、海水がなくなり、海から現れるんです。
そのため、1日2回、干潮の前後2時間のみであれば、入ることができます。
浴槽自体も波が岩を削って作りだした天然の浴槽で、さざ波の音をBGMに入浴できるひと時は贅沢そのものです。
よく晴れた夜の日に入ると、都会では見ることができない満天の星空で感動的な時間となるでしょう。
ちなみに、水着の着用などは一切禁止されているのでご注意ください。
■宇宙好きには魅力的な「種子島」
九州の南東側、屋久島の西側に浮かぶ種子島。
戦国時代に鉄砲が伝来した場所として知られていますが、20世紀以降は、日本のロケットが発射されている場所としても有名です。
種子島独自の自然を生かした観光スポットも多数あります。
日本最大のロケット発射場「種子島宇宙センター・宇宙科学技術館」


日本最大のロケット打ち上げ施設で、日本が誇る宇宙探査の最前線の場所です。
「HII-Aロケット」などの大型ロケットや「人工衛星」が発射されており、実際に、ロケット発射場やロケット組立棟などを見学することができます。
施設内には、他にも宇宙科学技術館があり、日本の宇宙探査の歴史や技術を学べます。
国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」の実物大展示もあり、宇宙技術の最前線を肌で感じることができる施設です。
種子島宇宙センター付近には美しい海が広がっているので、近隣にある「竹崎展望台」から「宇宙センター」と海が作る美しい景色を見てみてはいかがでしょうか。
■住所:鹿児島県熊毛郡南種子町茎永字麻津
■営業時間:通常期 9:30~17:00/7・8月 9:30~17:30 ※8月以外の毎週月曜(祝祭日の場合は火曜)
■アクセス:種子島空港から車で約90分
種子島のことが理解できる「種子島開発総合センター(鉄砲館)」


種子島のことを学ぶことができる施設で、鉄砲をテーマにした展示があることから別名「鉄砲館」とも呼ばれています。
日本で最初に鉄砲が伝わった場所ということもあり、主に、ポルトガル人が伝えた火縄銃のほか、火縄銃よりも後の時代の銃火器などが展示されています。
鉄砲関連の他にも、旧石器時代以来の長い歴史を持つ種子島の文化に関連した展示もあります。
■住所:鹿児島県西之表市西之表7585 ※毎月25日(7・8月除く)定休
■開館時間:8:00~17:00(最終入館16:30)
■アクセス:種子島空港から車で約25分/西之表港より車で3分、徒歩10分
自然が作り出した岩窟「千座(ちくら)の岩屋」


浜田海岸にある海食によって海蝕洞窟で、洞窟内に1000人も人々が座れるほどの広さがあることから、「千座の岩屋」と呼ばれるようになりました。
干潮時に訪れると、洞窟の奥深くまで入れることができ、さらに、種子島近海独特の透明度が高い、コバルトブルーの美しい海を見ることができます。
太平洋の荒波が作り上げた天然のアートをぜひお楽しみください。
■アクセス:種子島空港から車で約20分
ポルトガル船が流れ着いたと言われる「門倉岬」


種子島で一番南端にある岬であり、1543年に鉄砲を伝えたポルトガル船が流れ着いた場所として有名です。
「門倉岬」の周りには、透明度の高い青々とした海による絶景が広がっており、種子島内でも随一の絶景です。
高い透明度を誇る美しい海岸「浦田海水浴場」


海の透明度の高さと白い砂浜の美しさから日本の海水浴場88選にも選ばれている海水浴場です。
自然に囲まれた入り江にあり、とても静かで穏やかな海なので、ゆっくり過ごしたい方におすすめです。
また、海水浴だけではなく、フィッシングやスキューバダイビング、キャンプなど色々と楽しむことができます。
■太古の自然が今なお残る「奄美大島」
屋久島や種子島より、さらに南へ行ったところにある島々が奄美大島です。
手つかずの自然が多く残されており、雄大な自然が楽しめる場所が多く存在します。
マングローブ原生林・黒潮の森「マングローブパーク」


奄美大島にある日本で2番目に大きいマングローブ原生林で、カヌーツアーで生のマングローブを間近で楽しめるのが見どころです。
マングローブ原生林を実際に見るには、カヌーツアーに参加することになります。
マングローブのトンネルの中をカヌーで進むと、日本で見ることができない異世界の空間が広がります。
場所によっては、海水面の高さによって違った景色が広がるので、カヌーツアーに参加した時間によって、また異なる姿を見ることができます。
マングローブパークの一番奥にある展望台では、雄大なマングローブ原生林の全景を楽しむことができるのでおすすめです。
自然が作る青い「ハートロック」


干潮の時に出現する、ハートの形をしている潮たまりの岩場です。
潮が貯まる岩場は、ハートの形をしており、恋愛のパワースポットとして話題を呼んでいます。
ハートロックの写真を待ち受けにすると運気が上昇して幸せになりやすいという噂もあります。
さらに、潮たまりの水は非常に透明度が高くて美しいこととでも有名です。
おすすめの季節は、冬の時期です。
「リュウキュウアザキマダラ」と呼ばれる青色の蝶が飛び交い、ハートロックとの組み合わせは、とても美しいと評判が高いです。
絶景の夕日が見れる「大浜海浜公園」


奄美大島の中心である名瀬から少し西の方に向かったところにある公園で、西側に海が見えることから、夕日の名所として人気を集めている場所です。
夏場は、産卵時期のため陸に上がってくるウミガメを見られるほか、公園内に植えられているガジュマルやバナナ、ヤシの木など南国特有の植物を見ることができます。
■鹿児島最南端の島「与論島」
奄美大島からさらに南、鹿児島からも南へおよそ560㎞行ったところにある、鹿児島最南端の島が「与論島」です。
実際は、鹿児島より沖縄の方が近く、20㎞ほど南にすぐ沖縄本島があります。
そのため、沖縄と同じような温暖な気候で、透き通る美しい海が特徴的な島です。
幻の島「百合ヶ浜」


月の満ち欠けの影響で潮が大きく引いた時に出現する「幻の島」で、与論島を代表する観光スポットです。
潮が大幅に引くタイミングは毎月10日程度で、かつ時期や天候によっては潮が引いても見ることができないため、事前に条件を確認してから訪れることをおすすめします。
「白い砂浜で自身の年齢の数だけ、星砂を集めると幸せになれる」という伝説もあるため、ぜひ拾ってみてください。
遠浅の美しい海が続く「大金久(おおがねく)海岸」


与論島で最大規模のビーチで、天気に恵まれた日は透明度の高いエメラルドグリーンの海が一面に広がります。
遠浅の海が約2㎞離れた地点まで続いているのが特徴で、泳ぎがあまり上手ではない方でも安心して楽しむことができます。
与論島最大のビーチということで、いつも多くの人で賑わっており、マリンサービスやお土産屋さん、飲食店、キャンプ、グラスボートなどのサービスも充実しています。
マリンスポーツやシュノーケリングなど、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。
与論島の文化にふれる「与論民俗村」


与論島の民俗文化を紹介している施設で、古くから島民たちが受け継いできた独特の民家や高倉、生活用品などが展示されており、本土の文化とは一風変わった与論島の文化を学べます。
「芭蕉布織」や「草木染め」などの民具づくりの体験をしたり、島の民話を語り部にから聞いたり、「与論島」の文化や人々の心に触れることができる施設です。
沖縄と鹿児島、与論島を結ぶ夢の路線「ヨロン駅」


鉄道路線はない与論島に、「九州」と「沖縄」をつなぐ海の道をイメージし、設置されたモニュメントです。
本物のレールと駅名板、かつて鹿児島で使われていた機関車の車輪まで飾られているため、リアリティのある本格的な作りとなっています。
小さな駅のモニュメントは、空と海の青によく映える真っ白な姿をしており、写真映えする1枚を撮ることができます。
美しい夕日を背景に鳴らす「愛の鐘」
ヨロン駅より北側、与論空港ターミナルビルの向かい側にあるスポットです。
絶景の海辺が広がる草原の中にある、結婚式場のチャペルのような鐘です。
「愛の鐘」は、西側に位置しているため、海に沈む美しい夕日を背景に鐘を鳴らすことができます。
「愛の鐘」の鳴らし方には、海を眺めた後、鐘を2回鳴らして一礼するという礼儀作法があるので、きちんと礼儀作法を守って鐘を鳴らしましょう。
愛の鐘
■住所:鹿児島県大島郡与論町立長638
■アクセス:「与論空港」より徒歩約3分
味わわないと損な鹿児島のおすすめグルメ
先にご紹介したとおり、独特な食文化を持つ鹿児島ですが、食べれば病みつきになるグルメがたくさんあります。
今回は、病みつきになってしまう鹿児島グルメを5つご紹介します。
「天文館むじゃき本店」の「白熊かき氷」


最初にご紹介するのが、鹿児島発のスイーツである「白熊かき氷」です。
かき氷の上に練乳をかけたうえで、缶詰に入っているサイズの果物を色とりどりに載せ、最後は小豆の餡を載せて仕上げます。
「白熊かき氷」のお店で有名なのが、元祖白熊かき氷と言われる「天文館むじゃき本店」です。
昔ながらの作り方を忠実に守りつつ、自家製のミルクを使用し、フルーツでカラフル装飾された「白熊かき氷」がとても人気で、インスタ映えする一品です。
■住所:鹿児島県鹿児島市千日町5-8
■アクセス:鹿児島市電「天文館」電停より徒歩3分
■営業時間:日曜・祝日以外 11:00~22:00(ラストオーダー21:30)/日曜・祝日 7・8月:10:00~22:00(ラストオーダー21:30)
「黒豚料理あぢもり」の「黒しゃぶ(黒豚)」


鹿児島グルメの代表格「黒豚」ですが、とんかつにしたり、焼き肉にしたり、メニューが豊富にあります。
中でもおすすめの食べ方が、「しゃぶしゃぶ」です。
黒豚特有の甘みが最大限に引き出され、さらにとろけるような食感を楽しむことができます。
「黒しゃぶ」でおすすめのお店が、鹿児島市の天文館商店街にある「黒豚料理あぢもり」です。
黒豚しゃぶしゃぶを考案したお店で、「昔から伝わる秘伝の出汁にお肉をくぐらせた後、溶き卵をつけて食べる」という「あぢもり」特有の食べ方が人気のお店です。
■住所:鹿児島県鹿児島市千日町13-21
■営業時間:ランチ 11:30~14:30(ラストオーダー 特選黒しゃぶ:13:30、とんかつコーナー:14:15)/ディナー 17:00~21:30(最終入店20:00、ラストオーダー20:45) ※毎週水曜定休、ほか不定休
■アクセス:鹿児島中央駅から市電で天文館駅下車徒歩5分
「天文館吾愛人(わかな)本店」の「きびなご」


あまり聞きなじみのない方も多い魚であろう「きびなご」は、鹿児島近海で獲れるニシンの仲間で、鹿児島県内では広く食されているグルメです。
酢味噌などで臭みを消したうえで、刺身や煮つけ料理、お茶漬けの具などさまざまな料理法で食べられます。
DHAを豊富に含んでおり、栄養が高い鹿児島グルメです。
中でも、おすすめのお店は「天文館吾愛人本店」。
「天文館吾愛人本店」では、キビナゴを自家製の酢味噌にからませて食べるのが特徴で、酢味噌の持ち味がうまく引き出された味付けに仕上がっています。
キビナゴの刺身は、キビナゴは保存が難しいことから、鹿児島でなければ新鮮な状態で食べることができない食材ですので、ぜひチャレンジをしてみてください。
■住所:鹿児島県鹿児島市東千石町9-14
■営業時間:平日・土曜 17:00~23:30(ラストオーダー22:30)/日曜:17:00~23:00(ラストオー22:00)/ランチタイム(※不定期):11:30~14:00(※要事前確認)
■アクセス:鹿児島市電「天文館」電停より徒歩3分
「天空食堂」の「鶏飯」


鶏飯(けいはん)は、奄美群島に古くから伝わる郷土料理で、現在では鹿児島県全域で食される人気料理です。
炊いたご飯にほぐしたささみや錦糸卵、しいたけ、にんじん、紅ショウガやわさびをはじめとする薬味を載せ、そこに鶏でとっただし汁をかけてかき込むお茶漬けとして食べます。
旅行のついでで鶏飯を食べたい方におすすめなのが、鹿児島空港ビルの中に出店している「大空食堂」です。
午前中に鶏飯のバイキングサービスをしているため、朝食時であれば、ご自身の食欲に合わせてたくさん鶏飯を食べることができます。
離島の乗り継ぎの合間に食べてみてはいかがでしょうか?
■住所:鹿児島県霧島市溝辺町麓822 鹿児島空港国内線2F北側
■営業時間:6:40~20:40(ラストオーダー20:10) ※朝食バイキング 6:40~10:00
■アクセス:鹿児島中央駅から直通バスで終点下車すぐ
「平田屋」の「両棒餅」


両棒餅(じゃんぼもち)は、もち米などを使って楕円形をした一口サイズのお餅を作り、火であぶったうえに甘辛いタレをつけて食べる、鹿児島県民に親しまれたお菓子です。
病みつきになるほど柔らかい食感と甘さで、一口で食べられる小ささなので、いくらでも食べることができてしまいます。
おすすめのお店は、鹿児島市中心部から北に行ったところにある「平田屋」で、1皿10個入っている形で提供されます。タレのとろみや餅の口どけの良さが快感なうえ、窓側の席からは桜島の雄大な姿も拝めるため、より両棒餅をおいしく食べられるでしょう。
鹿児島のおすすめ宿泊施設
九州本土から離島部まで広大な面積を持ち、魅力的な観光スポットや温泉が多い鹿児島県を堪能するには、宿泊施設が鍵となります。
ここでは、鹿児島県内でおすすめの宿泊施設を5ヶ所ご紹介します。
城山ホテル鹿児島(SHIROYAMA HOTEL kagoshima)


鹿児島市内のランドマークである「城山」に立地しているホテルで、眼下に鹿児島の市街が広がり、桜島や錦江湾もよく見える風光明媚な景色を眺めることができます。
鹿児島の中心街に立地のため、市内観光へのアクセスも非常に楽です。
さらに、イチオシなのが、天然温泉かけ流しの露天風呂である「さつま乃湯」です。
晴れた日の日中は、雄大な桜島を眺めながら入浴できるという贅沢な体験ができます。
夜はまた別格で、鹿児島の街が作り上げる美しい夜景を楽しむことができます。
さらに、朝食は日本でも屈指の美味しさと言われているため、朝から心身ともに充実したひと時を送ることができるでしょう。
指宿白水館


JR指宿駅から海沿いの道路を北へ向かったところにある錦江湾に面した旅館です。
建物も江戸時代の御殿をイメージした特徴的な建物で、思わず殿様になった気分を味わえます。
浴場は、1000坪にも及ぶ絢爛な「元禄風呂」や指宿名物の「砂蒸し風呂」、錦江湾の海を一望できる「露天風呂」があるなど、様々楽しむことができます。
自慢の料理は、錦江湾の海の幸と薩摩の山々の山の幸を堪能できるメニューになっており、鹿児島名物の芋焼酎も楽しめる、鹿児島グルメのフルコースになっています。
旅館内にある「薩摩伝承館」では、薩摩ゆかりの美術品を見ることができ、薩摩の文化に触れることができます。
霧島ホテル


霧島温泉郷の1つである硫黄谷温泉にある老舗のホテルです。
かつては霧島館と呼ばれていたころに、坂本龍馬がハネムーンの際に硫黄谷温泉へ立ち寄ったことから、龍馬にゆかりがあるとされる宿としても有名です。
館内のおすすめ施設は大浴場で、1日に1400万リットルもの湯量が湧き出る上、浴場自体も屋内プールかと思うほど、大きなスケールを誇ります。
このため、のびのびとした入浴を楽しむことができるでしょう。
さらに、敷地内には百年杉の森もあり、マイナスイオンに満ちたさわやかな空間でリフレッシュすることができます。
ばしゃ山村リゾート
奄美大島にあるリゾートホテルの中で、最も海の近くにあるリゾートホテルです。
コテージと本館、東館から構成されていて、その中でもコテージは部屋を出てすぐに一面の白浜が広がっており、砂浜を散策したり、海水浴を楽しんだりすることができます。
館内にあるレストランからも海が一望できるため、テラス席で食べる食事は、美味しい料理とさざ波による自然のBGMで、とても贅沢な食事を楽しむことができるでしょう。
他にも、ラジオ体操や朝の散歩タイムなどの変わったコンテンツが多くあるので、すがすがしい朝を迎えることができるでしょう。
プリシアリゾートヨロン


与論島の「愛の鐘」や「ヨロン駅」に近くにあるリゾートホテルです。
すべての部屋が白壁で三角屋根と可愛い作りになっており、エメラルドグリーンの海と青空とともに映える姿は、まるでギリシャのエーゲ海にやってきたかのような雰囲気を醸し出しています。
客室はコテージタイプになっており、窓からは美しくきらめく海と常夏の空が広がっており、開放感あふれる部屋になっています。
さらに、見晴らしの良い高台があり、与論島の美しい風景を見渡すことができます。
レストランで提供される料理は、エーゲ海を意識したのか地中海料理で、本当にギリシャを旅しているような心地になれるリゾートホテルです。
鹿児島の雰囲気を持ち帰ろう、おすすめのお土産とは
鹿児島には名物のグルメが様々あるので、どれをお土産に買えばいいか迷ってしまいますよね。
そんな方のために、喜ばれる鹿児島のおすすめのお土産を5つご紹介します。
上品な甘さと独特な食感の「かるかん・かるかん饅頭」


古くは江戸時代から親しまれている鹿児島を代表するお菓子です。
餡の入っていない四角いものと、餡が入った丸いものの2種類ありますが、餡が入っていない「かるかん」は、もっちりとした食感とほんのりとした甘みによる、上品な味わいになっています。
そこに、優しい甘さの餡が加わった餡入りの「かるかん」は、甘党の方も甘党ではない方もどちらも満足できる甘さで人気が高いです。
「かるかん」のお店は鹿児島県内にいくつかりますが、中でも160年の歴史をもつ老舗「明石屋菓子店とらや」の「かるかん」・「かるかん饅頭」はおすすめです。
CAさんの口コミで人気に!「唐芋レアケーキラブリー」
「唐芋レアケーキラブリー」は、鹿屋市の唐芋菓子専門店「フェスティバロ」が生み出したお菓子です。
鹿児島空港に乗り入れする航空便の客室乗務員の間で口コミにより広まり、鹿児島でも人気のお菓子となりました。
レアケーキの中に、ほんのりとした甘さの「サツマイモ(唐芋)」とさわやかな酸味とコクのある「チーズ」が入っており、一口食べただけで幸せな気分になります。
鹿児島の名産であるサツマイモを生かしたスイーツは、他では味わうことができない一品です。
薩摩の有名な特産品「さつま揚げ」


今や定番のおでんのメニューにもなっている、鹿児島県が誇る定番の練り物「さつまあげ」。
元々は、魚から「かまぼこ」を作るレシピに、琉球から伝来した「揚げる」という調理法を加えて、かまぼこを揚げたことでできたと言われています。
鹿児島県内では「つけ揚げ」とも呼ばれます。
さつま揚げのふるさとである鹿児島県の中でも、老舗「有村屋」のさつま揚げは、味がおいしいことはもちろん、様々な種類があるため、お土産やお祝いのプレゼント、自身のおつまみなど、様々な用途に合わせられるのでおすすめです。
サツマイモの餡がたまらない「薩摩きんつば」
和菓子の一種である「きんつば」ですが、鹿児島の「薩摩きんつば」は、餡に鹿児島県の特産である「さつまいも」を使っていることで有名です。
鹿児島産の本葛を入れたことで、さらに美味しくなったと言われています。
「薩摩きんつば」は、約100年前に屋久島で創業した鹿児島の老舗「馬場製菓」によって作られた和菓子で、現上皇・上皇后陛下より献上銘菓という栄誉をいただいた高級菓子です。
黄金いも、隼人いも、紫いも、安納いもの4種類のサツマイモが使われた「きんつば」がそれぞれあるので、食べ比べしても楽しいでしょう。
インスタ映えするかわいいグルメ「黒ぶた侍」
鹿児島県内で人気のとんかつ専門店「黒かつ亭」による「黒ぶた侍」という肉まんは、一風変わった鹿児島土産として人気が高いです。
鹿児島県名物の黒豚をモチーフにした肉まんで、ジューシーな黒豚の餡がたっぷりと詰まった食べごたえのある肉まんです。
また、竹炭が練り込んである黒い生地は、意外ともっちりとした食感で「ジューシーな黒豚」との相性は最高です。
かわいらしい見た目から、インスタ映えするお土産として人気が高い商品ですので、お土産におすすめです。
■住所:鹿児島県鹿児島市山下町2-2
■営業時間:ランチ 11:00~15:30/ディナー 17:00~23:00(ラストオーダー 22:30)
鹿児島へのアクセス


鹿児島への行き方は、九州以外のエリアの場合は「飛行機」が主流です。
2011年に新八代駅と博多駅間の路線が開業したことで、大阪や東京から新幹線による陸路でも行けるようになりました。
空路で一気に「鹿児島」まで向かっても良いですし、陸路で途中下車しながら、ゆっくりとした旅行にするのもおすすめです。
鹿児島の離島は、離島によって「那覇」経由になる島もあれば、「鹿児島」経由で向かう島もあるので、離島の行き方もそれぞれご紹介します。
東京⇒鹿児島の行き方
東京から鹿児島へ向かうには、飛行機が一番早くおすすめです。
新幹線でも、博多駅や新大阪駅で乗り換えれば、6時間ほどで行くことができます。
飛行機嫌いの方は新幹線を使ってゆっくりと向かっても良いかもしれません。
■飛行機:
「羽田空港」より直行便で「鹿児島空港」約2時間、鹿児島市中心部までバスで最速で38分
■新幹線:
「東京駅」より東海道新幹線より「新大阪駅」か「博多駅」にて山陽新幹線もしくは九州新幹線に乗り換えて「鹿児島中央駅」約6時間~7時間
大阪⇒鹿児島の行き方
大阪から鹿児島へ向かう場合も、飛行機の方が早いのでおすすめです。
しかし、新幹線も東京から向かう場合と比べて4時間もかからないため、時間が有る方は新幹線で向かっても良いでしょう。
■飛行機:
「関西国際空港」または「大阪伊丹空港」より直行便で「鹿児島空港」約1時間10分、鹿児島市中心部までバスで最速で38分
■新幹線:
「新大阪駅」より山陽新幹線で「鹿児島中央駅」約3時間41分
福岡⇒鹿児島の行き方
福岡の場合は、同じ九州本土ということもあり、飛行機でも新幹線でもあまり時間は変わりません。
鹿児島の市街地に行くならむしろ新幹線の方が早いです。
■飛行機:
「福岡空港」より直行便で「鹿児島空港」約50分、鹿児島市中心部までバスで最速で38分
■新幹線:
「博多駅」より九州新幹線にて「鹿児島中央駅」約1時間16分
本土⇒屋久島へのアクセス
屋久島へ向かうには飛行機による空路かフェリーなどの船による海路で向かうことになります。
「屋久島空港」への直行便は大阪、福岡、鹿児島からしか出ていないため、それ以外の都市の人々は、最も多く直行便が飛んでいる鹿児島を経由して向かうことになるでしょう。
■飛行機:
・大阪伊丹空港より屋久島空港まで約1時間35分(1日1便)
・福岡空港より屋久島空港まで約1時間10分(1日1便)
・鹿児島空港より屋久島空港まで約35分(1日5便)
■船
・「鹿児島本港」より高速船で「安房港」や「宮之浦港」約2 時間(1日7便)
・「鹿児島本港」または「谷山港」よりフェリーで「安房港」や「宮之浦港」約4時間または13時間(1日2便)
本土⇒種子島へのアクセス
船でも高速船を乗れば、あまり時間をかけずに種子島へ向かうことができますが、鹿児島本港まで鹿児島空港から1時間程度、移動が必要になるため、基本は飛行機で鹿児島空港を経由して向かうことをおすすめします。
■飛行機
・「鹿児島空港」より直行便で「種子島空港」約30~40分(1日4便)
■船
・「鹿児島本港」より高速船で「西之表港」約1時間30分(1日6便)
・「鹿児島本港」または「谷山港」より高速船で「西之表港」約3時間30分(1日2便)
本土より奄美大島へのアクセス
奄美大島へは羽田空港と成田空港から直行便が出ている他、大阪、福岡からも1日1便の直行便があります。
鹿児島空港からだと1日9便出ているので、あえて鹿児島空港経由にして、鹿児島グルメを堪能するのもおすすめです。
フェリーでも向かうことはできますが、11時間かかるので、船酔いをする方は注意が必要です。
■飛行機:
・「羽田空港」または「成田空港」より直行便で「奄美空港」約2時間10分~2時間40分(各空港から1日1便ずつ)
・「大阪伊丹空港」または「関西空港」より直行便で「奄美空港」約1時間30分(各空港から1日1便ずつ)
※伊丹便は夏休みと年末年始の繁忙期は2便に増便します。
・「福岡空港」より直行便で「奄美空港」約1時間20分(1日1便)
・「鹿児島空港」より直行便で「奄美空港」約55分~1時間20分(1日9便)
■船
・「鹿児島新港」よりフェリーで「名瀬港」約11時間(1日1便)
本土⇒与論島へのアクセス
与論島は鹿児島よりも沖縄に近い場所に位置するため、鹿児島空港から行くこともできれば、那覇空港から向かうこともできます。
実は、与論空港には奄美空港から直行便の飛行機が飛んでいるので、奄美空港経由で離島を経由しながら向かうこともできます。
航空券のとり方によっては、鹿児島⇒奄美諸島⇒与論島⇒沖縄、という旅行の仕方もできるので、長期のお休みがある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
■飛行機
・「鹿児島空港」より直行便で「与論空港」約1時間35分(1日1便)
・「那覇空港」より直行便で「与論空港」約45分(1日1便)
・「奄美空港」より直行便で「与論空港」約45分(1日1便)
■船
「鹿児島新港」よりフェリーで「西之表港」約20時間(1日1便)
まとめ
九州の最南端にある鹿児島県は、「桜島」をはじめとした活火山が多くあり、人気の温泉街や日本書紀や古事記に登場するような有名なパワースポットがある場所です。
また、温暖気候で美しい海や雄大な自然がある土地柄のため、本州では見ることができない景色を見ることができます。
長い独特な歴史によって造り上げられた古来の景観や日本でも屈指の食文化もあり、色々な楽しみ方ができる、何度訪れても飽きない観光地です。
ぜひ、何度か鹿児島を訪れてみて、あなたなりの鹿児島観光コースを作ってみてはいかがでしょうか。