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北欧デンマークの暮らしから学ぶ「幸せの秘密」|ヒュッゲ -HYGGE-

最終更新日 2021-03-11

巷で話題になっている「ヒュッゲ(Hygge)」という言葉、

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

デンマーク語で

「心地よさ」また、「心地よい空間を大切にする価値観や、時間の過ごし方、暮らしの形」

などを意味します。

 

なんと、デンマークは国連の「世界幸福度ランキング」で、トップ常連国です。

2013年、2014年、2016年では1位に、最新の2020年版では1位のフィンランドに続いて2位にランクインしました。

 

そんなデンマーク人の幸せの秘密は、「ヒュッゲ」にあります。

 

 

ヒュッゲとは?

「くつろげる空間」「居心地の良さ」「暖かな雰囲気」「安心できるコミュニティ」「丁寧な暮らし」「心が安らぐ瞬間」「和やかなムード」「快適であること」……

 

これだ!と断言できるピッタリな日本語の表現はありませんが、

あなたが「心地よい」と感じる空間や時間が、ヒュッゲです。

 

「大好きな人と一緒に食事すること」

「ひとりで紅茶を飲みながら本を読むこと」

「お気に入りの音楽を聴きながら料理すること」

「浜辺で沈む夕日を眺めること」

全部、ヒュッゲになります。

 

日本の場合、

「コタツで温まり、みかんを食べながら過ごす冬」

なんかも、ヒュッゲではないでしょうか。

 

なんとなく、ヒュッゲが何か掴めてきましたか?

 

それでは、「ヒュッゲを楽しむ8つのヒント」をご紹介したいと思います。

 

 

ヒュッゲを楽しむ8つのヒント

 

1、人との繋がり

デンマーク人に「あなたにとって、ヒュッゲとは?」と尋ねると必ず、

「家族や恋人、友人と過ごす時間」と返ってくるでしょう。

 

もちろん、ひとりでもヒュッゲはできますが、

デンマーク人にとって「大好きな人たちとの繋がり」はとても大切なことです。

特に、デンマーク人は「家族と過ごす時間」に重きを置いています。

 

お互いに理解し合い、信頼を深める……

そんな「居心地のよい関係性」がヒュッゲに繋がっています。

 

「最近、大切な人たちとあまり話せていないな」と感じる方は、

一緒に過ごせる時間を、少しだけ増やしてみてはいかがでしょうか。

 

2、散歩とティータイム

デンマーク語の1つに「kaffen klar」という言葉があります。

英語に直訳すると「the coffee is ready」、日本語では「お茶しようよ」といった意味になります。

 

暖かな飲み物は、特にヒュッゲな気分を高めてくれます。

紅茶、ココア、ホットワインなど様々なホットドリンクがありますが、

その中でも一番デンマーク人に親しまれているのが、コーヒーです。

 

そして、多くのデンマーク人が、

「寒空の下で森を散歩したあとに飲むホットドリンクは、最高にヒュッゲだ!」と言うでしょう。

 

ひんやりとした空気で頭の中がクリアになったあと、

温かい飲み物を身体に流しこんだ瞬間の、心までじんわりと暖まる感覚、

甘いケーキも用意して、コーヒーの苦味との調和を味わうひとときに、

ヒュッゲを感じずにはいられません。

 

散歩後のティータイムなら、日常生活にも取り入れやすいのではないでしょうか。

 

Photo by iStock

 

3、キャンドル

ヒュッゲに欠かせないもの、それは「キャンドル」(Lys)です。

寒い時期には、多くのデンマーク人がほとんど毎日キャンドルを使います。

 

キャンドルを灯すと、優しい橙色の灯りがポッと現れ、心を和やかにしてくれます。

キャンドルの灯りがつくりだす「暖かな雰囲気」が、ヒュッゲに結びついているのです。

 

また、デンマーク人は、テーブルの上に置いたキャンドルを囲んで家族とのディナーを楽しみます。

優しい灯りが家族の中心となり、一体感をもたらしてくれるのかもしれません。

 

本物の火を扱うのは少し怖いと思う方は、LEDキャンドルから始めてみてはいかがでしょうか?

 

Photo by iStock

 

4、照明

デンマーク人の家庭に招待してもらったら、部屋の薄暗さに少し驚いてしまうかもしれません。

でもすぐに、それが「居心地のよい薄暗さ」だと気がつくでしょう。

 

「橙色の薄暗い照明」は、よりヒュッゲな空間づくりを手伝ってくれます。

 

細かい作業をすることには向いていない明るさですが、

「家に仕事を持ち込まず、家族と過ごす時間を大切にする」

とてもデンマーク人らしい空間デザインではないでしょうか。

 

デンマークという国では1年の大半において日照時間が短く、

自然の光を毎日浴びることができる季節は、ほとんど夏の間だけになります。

だからこそ、デンマーク人は「どのようにして空間に明かりを取り入れるか」ということに、こだわりを持っているのです。

 

ちなみに、夏には自然光を部屋に取り込むために、窓にカーテンを付けていない家も多く見られます。

 

デンマークの照明デザインは世界的にも有名です。

近代照明の父と謳われるポール・ヘニングセン(Poul Henningsen)」をはじめとして、

「アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)」や「ヴェルナー・パントン(Verner Panton)」などの様々なインテリアデザイナーが世界的に知られています。

 

以下のデザインランプは、日本でも一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。

 

「ルイス・ポールセン(Louis Poulsen)」の「PHランプ」

公式HP:https://www.louispoulsen.com/ja-jp/catalog/private/pendants/ph-5?v=90293-5741934294-02&t=about

「レ・クリント(LE KLINT)」の「サイナスライン ペンダントライト モデル 172」

公式HP:https://www.leklint.jp/products/kp172c/

 

少し照明を変えるだけでも、ぐっとヒュッゲな暮らしに近づきます。

デンマーク的な暖かく薄暗い部屋の灯りは、私たちに大切なものだけを見つめさせてくれるでしょう。

 

5、甘いもの

デンマークはお菓子の消費量が多いことで有名です。

 

キャンディーやチョコレートがよく好まれますが、

特に、ケーキ(Kage)はデンマーク人のヒュッゲにとって欠かせません。

 

そんなデンマークで昔から愛されている特に甘いスイーツを、3つご紹介します。

 

デニッシュ・ペストリー(Wienerbrød)

日本でもデニッシュという名前で有名な、甘いパンです。

様々な種類のデニッシュがありますが、その中でも特にシナモンロール(Kanelsnegle)が人気です。

Photo by iStock

なんと、「デンマークのパン」という意味のデニッシュ・ペイストリーですが、

デンマークでは「ウィーンのパン」(Wienerbrød)と呼ばれているんです。

ウィーンへ渡ったシェフ達が、デニッシュ・ペイストリーのレシピを考案したからだそうですよ。

 

ドリームケーキ(Drømmekage)

しっとりとした甘いスポンジの上に、砂糖で固めたココナッツがトッピングされてある、病みつきになること間違い無しの、とっても甘いケーキです。

Photo by Yuzu

「ジュッテ・アンデルセン(Jytte Andersen)」という女性が、1960年にデンマークの小さな町「Hjallerup」で開催されたケーキコンテストにて、このケーキをつくって優勝したことをきっかけに、デンマーク中で人気を博したそうです。

 

フルーボラー(Flødeboller)

直訳すると「生クリームボール」。

その名の通り、チョコレートでコーティングした甘いメレンゲを、マジパンで作られた土台に乗せた、

とっても甘いスイーツです。

ココナッツやドライフルーツを振りかけたり、カラーチョコレートでコーディングしてあったり、

様々な可愛いデザインがあるので、見ているだけでも楽しい気分になれるスイーツです。

Photo by iStock

 

デンマーク人にとって「甘さ」とは、ヒュッゲなひとときを運んでくれる隠し味なのかもしれません。

 

6、ムービーナイト

週末には「お気に入りの映画」「ホットドリンク」「お菓子」を用意してください。

ヒュッゲな「ムービーナイト」(Filmaften)が始まります。

 

金曜の夕方、ムービーナイトのためにスーパーマーケットでのお菓子を大量購入する家族の姿は、

デンマークあるあるです。

 

デンマークでは、映画の内容に集中することだけがムービーナイトではありません。

「編み物を楽しみながらのムービーナイト」が開催されることもあります。

「大切な人たちと、居心地の良い空間を共有すること」に重きを置く、

とてもデンマーク人らしい過ごし方ですよね。

 

7、キャンプファイヤー  

デンマークでは多くの人が「キャンプファイヤー」を楽しみます。

仲間たちと語らいながら暖かな火を囲むひとときは、まさにヒュッゲです。

 

焼きマシュマロとビスケットは日本でも定番ですよね。

デンマークではそれに加えて「スノーブロ(Snobrød)」というツイストパンが大人気です。

森で拾った木の枝をナイフで綺麗にカットし、そこに作った生地を巻きつけて、キャンプファイヤーの火で焼き上げれば「スノーブロ」の完成です。パンの間にソーセージを挟んだりもします。

 

素朴な味ではありますが、スノーブローを作って食べるまでの「過程」を楽しむのが、

ヒュッゲのコツではないでしょうか。

Photo by iStock

8、ハンドメイド

デンマークでは「買うよりもまずは自分で作れないかな?」と考える「手作り」の文化が主流です。

 

「服に穴が空いたら新しいものを買うのではなく、繕う」

「マフラーやセーター、手袋などを贈るために、自分で編む」

「植物の知識を活かし薬草を摘んできて、腰痛を和らげるための漢方を手作りする」

「料理にきのこが必要ならば、森で採集する」

「大好きなビールも自分でつくる」

 

このように、デンマーク人は「何かを自分の手でつくること」を自然にやっています。

 

物価が高いという理由もあるかもしれません。

しかし、ただ節約している訳ではなく、

「自分たちでつくって、それを使うまでの過程」を丸ごと楽しんでいるのです。

 

また、デンマークでは、誕生日ケーキは誕生日の本人がつくります。   

 

「幸せな空間をつくる過程から楽しむこと」がヒュッゲの秘訣ではないでしょうか。

また、自分の手でつくったものだからこそ、より愛着も湧きますよね。

愛着のあるものに囲まれた暮らしは、心地よさをもたらしてくれるでしょう。

 

まずは自分でつくれないかな?という発想に切り替えてみることで、

デンマーク人らしい、丁寧でヒュッゲな暮らし方を実践できるかもしれません。

 

Photo by iStock

 

「ヒュッゲを楽しむ8つのヒント」は、いかがでしたか?

ぜひ、ここで紹介したヒントを日常生活に取り入れて、「ヒュッゲ」を楽しんでみてください。

自分なりのヒュッゲ、新たな幸せの形が見えてくるかもしれません♪

 

 

 

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